私がなぜカウンセラーになりたい!と考えるようになったのか?
心療内科・精神科などを標榜するクリニックは今でこそ増えましたが、20年前は探すのも大変で、私も車で片道40分程かけて通っていました。
そうやって通った心療内科の先生もかなり年配の方で、私のうつ病が一旦は良くなり、通院をやめてから、数年後、再発した時には、お亡くなりになっていました。
そこで、当時近くにできていた新しいクリニックに通い始めました。
心療内科・精神科を標榜するこじんまりとしたクリニックです。
先生は話しやすく、テキパキと色んな判断をしてくれる、信頼できるいい人なんですが、当時どこの病院もそうだったように、患者で溢れていて、一人一人に多くの時間はさけません。
必然的に3分診療となり、本当に相談したい心の中の奥の方の問題は、話す場所がありませんでした。
そんな時、職場でカウンセリングを受ける機会に恵まれます。
当時問題となり始めていた、精神健康不調者の増加をくい止めるための、会社の取組みの一貫でした。
初めてのカウンセリングは、話しても話し足りない感じで、胸に溜め込んでいたものを吐き出しました。
カウンセリングを続けるうちに、心の奥に溜め込んでいた、自分の本当の気持ちに、意識が向くようになりました。
カウンセリングってすごい
私もいつか聞く側になって、同じ様に苦しんでいる人の助けになりたい
そんな気持ちが芽生えました。
もっと言うなら、私は将来カウンセラーとして人を助けるために、今、こうやって色々な苦しみを体験しているんだ
そんな気持ちが、病気を乗り越えるための力になりました。
こうして私の胸に、いつかカウンセラーになるという密かな夢が棲みつきました