乾燥剤(除湿剤)について業務用と家庭用との違いを説明すると、業務用は特定の商品の保存、保管を対象として、保存期間、包装形態、保存条件などの細かい条件を基に使用量を試算、場合によっては保管に適する湿度を設定するところまで対応します。
一方、家庭用除湿剤といえば使途に細かな制限を設けることはほとんどありません。
たとえば代表格ともいえる容器に液の溜まる除湿剤の場合、押入れ、洋服ダンス、下駄箱、流し下など、家庭における仕切り空間を幅広く対象としています。
そのため設置箇所、気温により使用条件に様々な違いが生じますが、メーカーは使用数量の増減により対応するよう推奨します。
また、家庭用除湿剤では先の容器タイプのほか、薬剤を袋に包んだシートタイプが販売されています。
こちらは引き出しの中、収納ケース内など設置スペースの限られた場所で効果的に使用できるように薄型に設計されていますが、やはり設置に対する制約の少ない汎用タイプといえます。
しかし、家庭用とはいえ、全く業務用として使用できない訳ではありませんし、また、その逆も同様に言えます。
住環境でも、また工場、倉庫、輸送、包装においても、除湿剤を使用する理由は湿気(水蒸気)を制限することで、
その目的は防カビ、防錆、結露対策です。
湿気(水蒸気)がどこの場所にいても存在する地球上において、文明が発展するごとに除湿のニーズは
高まりました。そして国内外を問わず、多くの除湿剤が発売されるようになりました。
そのため、除湿剤の使用時に業務用と家庭用との厳密な仕分けがつかず、現場サイドで混乱が生じることも少なくありません。
その違いを一般的な解釈でいえば、仕事で使うか、もしくは家庭で使うかの差となります。
しかし、除湿剤についていえば、家庭用的な使用と業務用的な使用と、そのどちらにも属する場合があることも否定できません。
そこで、メーカーが与えた使用制限こそ、その除湿剤が最大効果を発揮する条件に置き換えることができるといえば、理解が進みやすくなります。
個々の条件につき最大の効果を得るには、まずは使用制限のある仕様書(説明書)に目を通して、特別な使用条件とはどこかを判断し、同時に使用後の正しい処理が可能であるとすれば、業務用と家庭用はいずれの選択肢にもなり得るといえます。
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