斎藤茂吉も湯治したというレトロな

  風情の残る玄関も見もの

場所・ 山形県最上郡大蔵村大字南山491

電話・ 0233−76−2016

開湯・ 大同2年(807年) 明和年間(1764から1780年)

泉質・ (組合2・3・5源泉)ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉 
     66度 PH6 2935mg かけ流し
      貸切風呂は自家源泉 (低張性・中性・高温泉)


創業・ 明治時代

竣工・ 明治時代

構造・ 木造3階建て 外観は鉄筋に見える 15室 45名

風呂・ 男女別内湯・露天1ずつ 内湯1 貸切1 全部で3

料金・ 2食付宿泊 9000円から 立寄り 13〜16時 400円

          *当時の情報

最終訪問・ 2021.10

肘折温泉街の入口近く、三浦屋旅館さんの前にあり2軒とも古い風情を残すエリアにありますラブラブ
 

玄関 外観は鉄筋 

 

きっとこの辺や「丸屋」さん付近が明治時代の肘折温泉街の雰囲気を留めるエリアなのでしょうねハート
 

玄関タイル 

 

ここは今回、三浦屋さんとともに絶対中に入ってみたい、古い建物のままの旅館さんでしたハート

玄関内側タイル 


事前の電話では、14時以降なら良いとのことだったので、1日目の予定に入れましたラブラブ

 

 

で、他の2湯を入り終わって最後に14時を過ぎてから窺ったら、13時から16時という札が玄関に目
 

玄関の戸の感じがレトロでいい

 

きっと余裕をもって言ってくれたのでしょうが、13時からでも良いみたいですもやもや

玄関ホール 明治の湯治場の世界 


玄関を入るとそこはもう明治の世界義理チョコ
思わず「わー」となってしまう別世界ですラブラブ

 

 

写真を撮りまくりたいですが、とりあえずお風呂と料金を払ってからアセアセ

 


 

料金は湯巡り手形があると300円、ないと400円だそうです(当時の御値段)びっくり



お風呂は1階の奥にあり、
立寄りでも貸切OKだそうですチョコがけハート
「貸切中」という札があるので、それを出たら「開き」にしておいてほしいとのこと乙女のトキメキ

 

 

1人でも立寄りでも貸切にしてくれるなんて、コロナ的にも安心だし、写真も撮れますねウインク
 

ガラスも素敵

 

本当はHPを見るとタイルレトロの自家源泉の貸切風呂があるそうですが、これは宿泊のみでしょうねもやもや

 

建具も職人技 



HPでも女湯となっている内湯は、脱衣場もお風呂も現代的な造りできれいです乙女のトキメキ
玄関周りが古いですが、お風呂は新しく使い勝手が良いですウインク

 

時代をさかのぼるように奥に続く廊下 


 

なんと400円で露天もつくのでお得ですが、ぬるすぎて入れませんでしたガーン
 

 

温かい季節なら適温かと思いますが、気温5度だと冷めてしまいますねもやもや

昔は何かが出ていたような意匠


脱衣場もお風呂も5人くらいでいっぱいになる広さを1人で独占して入りますウインク

 

 

浴槽も5人が横に並べるくらいの大きさで、シンプルな長方形のもので現代的です乙女のトキメキ

 


 

奥にはシャワー・カランも完備、女湯にはシャンプーバーもありサービスが良いですチョコがけハート

 



湯は
カーキ色にわずかに濁るもので、わりに透明度が高いです乙女のトキメキ
 

女湯 内湯 現代的な風呂 

 

共有源泉の特徴なのでそんな感じですが、この前に入った伝蔵さんとの源泉の違いはよくわかりません、私にはもやもや
 

 

臭いはやはり塩臭、温度が一番湯口から遠いところでも熱くてあまり長湯はできませんもやもや
どうにか湯もみして入りましたアセアセ

 



浴感はわりにさらりとしたもので、温まりが良いですチョコがけハート
かけ流しとは思うのですが、どこから湯が出て行っているのかはわかりませんでしたもやもや

 

湯口 染まりや析出も良い 


 

床は乾いているし、塩素臭もないし循環ではないと思うのですが乙女のトキメキ
 

洗い場 

 

HPには源泉かけ流しの湯、とはっきりあるので大丈夫だと思いますチョコがけハート
逆に肘折で循環の宿ってあるのかな(ないと思う)?

露天 石も赤茶色の染まり


帰りには、さっそく1階の玄関周りの見学ハート

あちこちにタイルレトロ意匠があって、ほんとに嬉しかったですチョコがけハート
 

露天 温かい時期なら入れそう 

 

廊下の壁には謎の元湯口のような場所もあるし、洗濯機などもあり、湯治場の雰囲気ですニコニコ

 


 

素敵だったのがWCのタイルレトロで、これはWCを借りなければ気が付かなかったので借りて良かったですハート

玄関周りも
湯治場のお部屋の障子の雰囲気や、帳簿の様子も残り、斎藤茂吉が目にした風景がそのまま残っているのでしょうねラブラブ

 

wc 男女兼用なのは時代的ですね


 

私も旅の詩人気分で肘折の詩を書いてみようかなはてなマーク
とても風情のある温泉なので、書きやすいと思いますウインク

(実際に書いてみた)

接客も良かったですし、山形牛グレードアッププランなどお料理も期待できそうですし、お部屋も
明治のままの風情を残した部屋もHPで見るとありますラブラブ
 

ガラス戸もタイルもかわいい

 

お値段も良いですし、タイルレトロな自家源泉の貸切風呂目当てに泊まってみても良いと思いますチョコがけハート
自家源泉はわりに黄金温泉に近いようなカーキに濁るものとHPの画像では見えますね目

 

床の意匠 



これで10年ぶりの肘折の湯は〆でしたラブラブ
家からは高速が70キロ分しかなく、全部で200キロあるので4時間かかりましたが、満足チョコがけハート
この後は上山の宿泊の宿へと向かいました(肘折記事は続きます)上矢印

 


湯治場・明治の風情・タイルレトロ好きの方にもオススメです♪