明治時代から昭和初期築のレトロな湯町の

  旅館でしたが立寄りのみー1

場所・ 山形県上山市湯町4−1

電話・ 023−672−0102

開湯・ 室町時代 元禄2年(1458)

泉質・ (鶴脛の湯 上山地区1・2・3号泉)(低張性・アルカリ性・高温泉)

    ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉 
     64度 PH8 2529mg かけ流し


創業・ 明治時代前後か

竣工・ 明治棟 昭和初期棟あり

構造・ 木造2から3階建て

風呂・ 貸切内湯大・小

料金・ 素泊まり 4400円(終了) 立寄り 300円 10~21時くらいか

最終宿泊・ 2021.10

*残念ながらほぼ宿泊は廃業状態です

 

・館内 明治棟 昭和初期棟 木造2〜3階建て

 

明治棟 玄関 こちらで呼んでも今は出てこない


どれだけの時間を刻んできたのか


明治棟は、現在では裏側の玄関のベージュ色の木造2階建ての棟になりますが、使用していません注意

 

建具のガラスも当時のままで素敵

 


 

こちらの棟にも客室や大広間があります乙女のトキメキ
こちらの玄関へは、朝におじいさんが案内して下さいましたおじいちゃん

 

素晴らしい浴室棟の廊下 天井の曲線がたまらないキラキラ


これぞ明治の洋館と数寄屋の融合的な


どうも、そのおじいさんのお話によると、
明治時代に、おじいさんの祖父の方が大工さんで、それでこんな素晴らしいデザインの建築になったかと思います(技術がないとまずできない)チョコがけハート

 

段差のある渡り廊下は最近の好物 夜・朝


洋風のアーチと和風の船底天井の融合

 

材も良い材を使用していて、大工さんだけに良い材が少し安く手に入る状況にあったのでは?

 

宿泊棟から浴室棟への廊下


昭和初期の宿泊棟の玄関のお手洗い


明治棟と昭和初期棟の間にあるのが浴室棟で、この
浴室棟の廊下が数寄屋と洋館が融合したような、まさに明治時代を表したような素晴らしいデザインなんですチョコがけハート

 

昭和初期の宿泊棟 1階 玄関脇の手洗い場


こちらも昭和タイルレトロチョコがけハート

 

この廊下が見たくて、宿泊を決めたのもあります(立寄りでも見れますが)チョコがけハート

登録文化財でもおかしくないような、見惚れるようなデザインですキラキラ

 


WC内部も昭和タイルレトロの宝庫

 

でも、多分この建物は、今後は取り壊されてなくなってしまいそうなので、残念ですねえーん
はかない
明治時代から令和に生き延びた旅館建築でした乙女のトキメキ




 

そして、昭和初期棟は、この真裏に当たる場所にあり、こちらにはPもあります乙女のトキメキ

 

フォントが素敵な看板キラキラ

昭和のままの看板がたまらない 夜は光りますキラキラ

 

この入口にある昭和な看板もフォントが素敵で最高なんですチョコがけハート
隣はお寺なので、静かな環境です拍手

 

昭和初期の宿泊棟 木造3階建て


現在の玄関を入ると、
天井は格天井、階段方面には太い銘木、階段は昭和の木造校舎のような造り、左手のWC周辺はタイルレトロ、と私の大好物が詰まっていましたルンルン

 

昭和初期棟 宿泊棟 1階 玄関 立寄りもこちらから

年季の入ったカウンターも今は閉じられている

 

その階段を上ると2階の部屋があるのですが、3階への階段は鎖で行けないようになっており、今は消防法で3階は使えないようですガーン

昭和初期棟 玄関より2階への階段

階段途中の手洗い場 


この
昭和初期棟の2階には4部屋あり、私たちが奥の2部屋の6畳、反対側に10畳ほどの広い部屋、階段の横の部屋はなぜか使わないのに電気がつけっぱなしだったので、消しておきましたアセアセ
こちらの部屋も6畳くらいで、数寄屋の意匠ですキラキラ

 

階段 木造の学校風 左の扉2つはWC

 

今回、この旅館に決めたいきさつは、他に候補だった宿は、自分の条件に合わない宿だったから、急きょ探したというのもありますし、建築と風呂が良かったのもありますラブラブ

 

2階 廊下 夜

 

あと、コロナ対策で、他にお客さんが少ない旅館が良くて、普通の人は知らないような、かなりマニアックな宿にしたら、この通りでしたダッシュ

 

2階 昭和初期棟 宿泊棟 奥の左右の6畳を使用

 

他の宿泊した方の記事も上がってこないので、かなり前から宿泊はやめていたと思いますバツブルー

かえって情報がない方がわくわくするタチなのでウインク

 

2階 夜 右手が寝室、左手が居間に使用


               *

以上で、宿泊レポートになりますzzz
今はもう泊まれない旅館なので、貴重な体験となりました乙女のトキメキ

このことがあってから、小さな旅館でちゃんと時間に夕飯や朝食が出て来ることのありがたさがわかり、感謝の想いが今はあります拍手

 

 

小さな旅館は、宿泊者が自分たちだけだったり、数組のために部屋や布団を用意し、風呂や館内も掃除してアセアセ

それがほぼ全部今回はなかったので(しかも突然)、いかに普段、他の旅館はきちんとしているかがわかりましたびっくり

それは当たり前じゃないお願い

 

3階への階段 なぜか窓の外に冷蔵庫がある


 

湯町で営業している旅館はあと2館のみ(伊勢屋さんも休業状態)、多分私たちが、この旅館の最後の宿泊客となりましたショボーン
お世話になり、ありがとうございました乙女のトキメキ
最後に泊まれて良かったですキラキラ

 

 

お見送りは、おじいさん・女将さん・息子さん・お孫さんと家族総出で見送りして頂きましたパー

最終的なお値段は、2名素泊まりで、入湯税込みで、8800円と上山最安くらいの御値段でした(息子さんが悪がってお安くしてくれた、館内貸切でこのお値段ならね)キラキラ

 

3階への階段は鎖で行けないようになってて少し怖い(OBK)アセアセ



ほんとに旅をしているといろんなことが起こり、出会いもありますね乙女のトキメキ
特に個人経営のレトロな旅館巡りはより濃いような気がしますハート

昭和初期・明治築・レトロ好きの方にもオススメです♪