☆独自源泉のある木造3階建ての湯治宿に立ち寄り湯☆
場所・ 山形県最上郡大蔵村大字南山490
電話・ 0233−76−2046 HPなし
泉質・ (組合2号泉)(三浦屋独自源泉)ナトリウム・塩化物泉、炭酸水素塩泉
PH7 59〜87度 3235〜4012mg かけ流し 混合泉も
(低張性・中性・高温泉)
開湯・ 807年 源翁、弘法大師説も
創業・ 江戸時代以降
竣工・ 明治時代
構造・ 木造3階建て 45名 和20室
風呂・ 男女別 内湯1ずつ 家族風呂1
料金・ 2食付 10000円ほどか 湯治素
*当時の情報
立ち寄り 300円 貸切500円 12〜16時 要電話
最終訪問・ 2011・10 外観のみ 2021.10入湯
*YOUTUBER「YAKISHIMA TRAVEL」SHINYAさん宿泊
以前に来たときの記事
★2021年10月 立寄り入浴
ここは10年前に初めて肘折温泉へ来た際に見つけ、ずっと気になっていたお宿でした
肘折温泉街のメインロード
宿泊も2食付で10000円くらいからと良心的で、何よりこの明治時代からの素敵な建物
泊まって2階、3階の様子も見て見たかったです
素敵な木造3階建て
今回はコロナ禍でも立寄りを受け入れてくれて、本当に良かったです
泊ってみたいなあ
肘折の中でもここと、松井さんと丸屋さんが一番気になっていたのですが、丸屋さんは断られてしまいました
他の旅館さんも玄関に張り紙があり、「コロナ禍のため、立寄り入浴はしていません」といった趣旨
10年ぶりにやっと来れたのに、本当に残念です(現在は通常に戻っているかも)
まずは肘折について1軒目の宿にここを選びました
もう玄関の前に立っただけでも素敵な風情で、無駄に写真を撮りまくってしまいます
この2階に見える部屋も気になる 個室食だそう
玄関を入るとご主人が出迎えて下さり、女湯だけの利用なら300円とのこと
料金を支払い、玄関周りに見とれて写真を撮っているとご主人が「この建物は明治時代からのものだよ」と教えてくれました
玄関 内側より 明治のままの空間
湯治場の時代のままを残した帳簿にタイルレトロな床、いろんな歴史ある展示物など、独特のつげ世界のような風情を醸し出しています
玄関踏み込みのタイル装飾
ここに泊まれたら素敵だろうなあ
玄関を入ってすぐの浴室の横にある2階へと延びる階段も歴史あるもので、思わず登ってみたい衝動にかられますが我慢
女湯はその奥にあり、脱衣場は3人でいっぱいになる広さで、お風呂場もそんな感じです
もちろん、お風呂場も昭和なレトロな世界です
こちらの男女別内湯の方には、三浦屋さんの独自源泉が使われているとのことで、確かに他の宿の共有源泉とはまるで特徴が違いました
表側の玄関周り
貸切風呂の方は共有源泉だそうなので、入り比べてみても良いですね(貸し切り風呂は宿泊者のみ)
明治のままの湯治場の雰囲気
女湯は組合の2号源泉にぬるい独自源泉を混合させることにより温度調整をしています
湯は、カーキ色に濁り、石油臭と潮臭がするもので、金気ぽい見た目とは違った意外な匂いでした
10年ぶりの肘折の湯ってこんなだったっけと思いましたが、ここは特徴が他と違いますね(以前は今はなき「葉山館」さんに宿泊)
2階への階段 いつか登ってみたい
けっこう組合の共有源泉の他にもう1本、独自源泉を所有しているお宿も周りにあるので、それぞれの独自源泉巡りも楽しそうですが、コロナに邪魔され
「ようこそ!紅花の山形路」
温度はすごく熱くて、水で埋めても数秒しか入れませんでした
もちろん、かけ流しで、わりにさらりとした湯でした
一発でけっこう温まり、外は5度しかなく雨も降っていて寒いですが、その後は寒くなく歩けました
旅館さんなので、300円でもシャワー・カラン・シャンプー・ボディーソープ類は完備で使い勝手が良いです
やっぱりここは内部も素敵な旅館でした
いつか肘折に泊まることがあれば、やっぱりここがいいなあ
女湯 桜の壁画
丸屋さんも気になるけど、自分の身分とは違うし、向こうは和モダンに改装されているし(昔のままがいい)
女湯 カーキ色の湯
こちらは明治のままの風情でタイムトリップできる宿でした
明治築・湯治場・木造3階建て好きの方にもオススメです♪