★肘折温泉街の最奥、銅山川に面した素朴な湯治民宿★
場所・ 山形県最上郡大蔵村大字南山535
電話・ 0233−76−2425
開湯・ 大同2年(807年)から明和年間(1764から1780年)
泉質・ (組合2・3・4号源泉)ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉
(低張性・中性・高温泉)65度 PH7 3586mg かけ流し
創業・
竣工・ 昭和中期くらい
構造・ 木造3階建て 鉄筋コンクリート3階建て 7室 20名
風呂・ 内湯1 貸切1
料金・ 2食付宿泊 8500円〜10000円 *当時の情報
立寄り 10〜15時 300円
湯治コース 6000円〜、3泊以上 5500円から
最終訪問・ 2021.10
肘折温泉街の最奥、ダムに向かってメイン道路を歩いて行くと右手にあります
宿の裏には大きな銅山川が流れ、水は茶色に濁り、水量は多く迫力があります
外観 昭和な湯治宿
この温泉の源泉も濁り湯だし、なんだか共通点がありそう
温泉の歴史自体は、地蔵権現系の高僧が1200年前に発見した歴史あるものだそうです
玄関
事前に電話で立寄りを問い合わせたところ、「うーん」と言っていたのですが、「休憩室を使わないならいい」とのことで、「10分で済みますから」と言ってOKして頂きました
コロナもあり、立寄りを断る宿が多いところ、受け入れて下さり感謝しております
玄関は昭和のままで時が止まったような外観と同じく懐かしい風景
当日、玄関で呼んでも誰も出てこないので、ここは必殺玄関で電話作戦
そうすると奥からおばあさんが出て来て下さり、200円とのこと
確かに温泉街のHPには立寄り200円とありましたが、2018年に行かれた方の記事だと300円
玄関のレトロな天井
よくわからないので500円を出すと「やっぱり300円だった」とおつりが200円来ました
まあ、湯巡りでも充分安いのでなんでもいいですけど
玄関 展示品
風呂は、玄関から正面の階段を上り、左に曲がって直進、よくわからなかったので、廊下にいた工事作業員ぽいおじさんに「風呂はどこでしょうか」と聞いたら、「あっち」と教えてもらいました
2階 風呂場前
風呂は、玄関のある木造の棟からそのまま後ろの鉄筋の棟につながっている方にあるようです
なので、館内の雰囲気は昭和の鉄筋コンの雰囲気にかわります
女湯の赤いのれんのかかっている方の奥の戸を開けると、大きな方の浴室で、手前の方には小さな貸切風呂があります
今回は、赤いのれんの女湯を貸切で使用させて頂きました
手前の貸し切り風呂 立ち寄りでも入れそう
しかし、2018年に行かれた男性の記事でも、こちらに案内され女性が先に入っていたとのことで、混浴なのか貸切なのかよくわかりません
運よく他に男性も誰も来ませんでした
今回の女湯入口
脱衣場は5人くらいは使えるような広めなもので、昭和なレトロな造りです
お風呂もガラス戸の青いラインがなんとも昭和、鉄筋の柱も丸くてタイル張りで素敵です
浴槽は横に細長いもので5人は楽に入れる大きさ
もちろん、かけ流しでお湯は熱め適温、私のちょうど良い温度なのでぬるめでなかなか出られませんでした
女湯 男湯との仕切りが甘すぎる
そのときの源泉の状態によるものと思いますが、2018年に行かれた方の記事だとわりに茶色に濁るものだったそうですが、私が入った時はカーキ色に見える透明度の高いものでした
女湯 湯口 鮮度は良し
そのときの源泉温度や、人が入った後かどうかの鮮度にもよると思います
臭いはやはり意外に塩臭で、浴感はさらりとしたものです
ポールのタイルレトロ
他の方の記事だと炭酸臭と金気臭とあることが多いのですが、この日の源泉の状態か、私が素人だからかな
一応、旅館なのでカラン・シャワーは完備、シャンプー・ボディーソープ類もしっかりとあるので、カルデラ館などよりも50円安くて貸切状態で入れるので、かなりお得な宿だと思います(当時の御値段)
男湯側の仕切りより女湯側 うーん
帰りに鍵のかけられる貸切風呂の方も見てみましたが、こちらはより浴槽が小さく1〜2人用といった感じで、宿泊の際に同行者と一緒に入るなどして楽しめそうですね
浴槽が小さい方が鮮度も良いですし、コロナ的にも貸切が安心ですね
女湯 シャンプー類
お風呂に一番近いお部屋の戸が開いていたので見てみたら、内部は10畳ほどの和室で広く、すでに布団が置いてあり、きれいなお部屋で冷蔵庫・TVもありました
ここできっとのんびり湯治をするのだろうなあ、と想像できました
湯治場風の部屋
HPを見ると、2泊以上のお客さんには当館所有の山でわらびの収穫体験もできるそうです(季節が5〜6月に限られるとは思うが)
肘折の湯巡りの一環にもいかがでしょう
湯治場・レトロ・昭和好きの方にもオススメです♪