☆立ち寄りのみでも受け入れOKの唯一の共同湯☆
場所・ 山形県最上郡大蔵村肘折温泉
電話・ 大蔵村観光協会 0233−75−2324
泉質・ ナトリウム・塩化物泉、炭酸水素塩泉 70度 かけ流し
(低張性・アルカリ性・高温泉)
開湯・ 807年 源翁、弘法大師説も
開業・ 共同湯自体は開湯時からある
竣工・ 平成期に改装
構造・ 鉄筋コンクリートの1階
風呂・ 男女別 内湯1ずつ
料金・ 立ち寄りのみ 200円(当時) 8〜18時
最終宿泊・ 2011・10
これは2011.10に実際に訪れたときのレポートです。
肘折温泉街のメイン通りの中ほどにあり、周りにはお土産店や宿が軒を連ねています
今回は宿に宿泊した人の得点で入浴券をもらって無料で入浴できました
まあ日帰りの場合でも200円なので、そんなに高くはないですが
共同湯の建物は風情ある温泉街の中では鉄筋コンクリートの大きな建物の1階なので風情はあんまりありません
受付の方に入浴券を渡して女性は左、男性は右へ
当日は紅葉の時期の午後17時頃だったので、けっこう混んでいましたが、しばらくすると人が一瞬途切れ写真が撮れました
内部は昭和中期の古い感じで薄暗いですが、湯気がけっこうあります
このときは地元のお土産店の方とご一緒して「毎日温泉に入れて良いですね」と言ったら「毎日だと体が慣れてしまって、うちのおばあさんなんて別の温泉に湯治に行くよ」、「でも温まるから良いかな」とのことでした
でもまあここは平地とは隔離された豪雪地帯で雪が3mも普通に積もる場所なので、それぐらいの楽しみがないとやってられないですよね
浴室は他の地元限定の2つの共同湯とは違って、10人は入れる広めのものです
浴槽が1つあるだけのシンプルなものですが、この浴槽も大きくて手足を伸ばして入れます
湯口からは新鮮な湯がかけ流され、湯口にはお地蔵様が祀ってあり、湯治場の信仰を感じます
浴室は薄暗いしけっこう雰囲気がありますが、1人ではないので、そこまで今回は入れ込みません
湯は無色透明のサラサラしたものであまり特徴はありませんが、わずかに金気臭がします
宿の濁り湯とは別の源泉で毎日入るには癖がなく、飽きの来ない良い湯だと思います
湯も熱めですが、私が入れたということは普通の方には普通の熱さだと思います
浴後はよく温まり、宿への帰り道(葉山館は温泉街からは離れて少し遠い)も温かかったです
帰りの道で人懐こいシャム猫がいて、私たちの持っている、宿で借りた温泉用かごに臭い付けを一生懸命していました
かごの素材が、かゆいところに猫なりに気持ちよかったのかも知れません
この子は次の日の朝も温泉街にいたので、この町のマスコット猫なのでしょう
宿の中では地元の方とは会えませんし、他の宿のお客さんとも会えるので、共同湯に行く楽しみはそこにあると思います
ぜひ共同湯に行って、ふれあいを楽しんでみて下さい
後、宿の湯とは泉質が別なので、同じ温泉街で2つの湯に浸かれるというのも良いところです
共同湯・湯治場・泉質好きの方にもオススメです(^^♪