京成八幡駅【千葉県】(京成本線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
千葉県市川市中央部の市街地に位置する京成本線の主要駅で、京成電鉄本社や市川市役所への最寄駅、そして都営新宿線の本八幡駅との乗換駅である、
京成八幡駅 (けいせいやわたえき。Keisei-Yawata Station) です。
 
 
駅名  
京成八幡駅 (KS 16)
 
所在地  
千葉県市川市  
 
乗車可能路線・系統  
京成電鉄:本線  
 
隣の駅  
京成上野方……菅野駅  
成田空港方……鬼越駅  
 
乗換可能駅  
都営地下鉄:新宿線 【都営新宿線】……本八幡駅まで徒歩7分  
(※) JR総武線各駅停車本八幡駅 (徒歩8分) は乗換駅に指定されていません。  
 
訪問・撮影時  
2020年9月
 
 

 

京成八幡駅は地平駅で、中央部に橋上駅舎を有しており、南北に出入口があります。
橋上駅舎は南北自由通路を兼ねていますが、すぐ東西に踏切がありますので、踏切遮断時間は長いものの、わざわざ橋上駅舎を経由して駅の南北を通り抜ける人は少ないと思われます。出入口は南北ともエレベーターが設置されていますので、駅としても南北自由通路としてもバリアフリーに対応しています。
また、駅前広場は整備されていません。駅南側の側道に送迎スペースが設けられているのみです。バス停留所は駅から離れた北東側、県道51号線沿いに設けられています。
 
写真は南口(西側)です。2枚とも南東を望む。
側道を挟んで左の線路沿いに階段出入口が、右の再開発区域内に階段・上下方向エスカレーター・エレベーターの出入口があります。右の出入口手前には都営新宿線・本八幡駅のA6出入口があり、2社局の出入口が連続していて屋根に覆われているため、雨に濡れずに乗換可能です。また、やや迂回気味になりますが、都営地下鉄の本八幡駅を経由してJR総武線の本八幡駅まで雨に濡れずに移動可能です。
線路側の階段下にはカフェなどのテナントが入っており、反対側には後述の東側出入口(階段のみ)があります。
また、右の出入口横にあるビルは京成電鉄本社ビルで、下層階は商業施設になっています。
京成のほかに京急と相鉄も関東の大手私鉄の中で東京都以外に本社を構えています。
 
 

南口(西側)の駅前です。ホームより南を望む。左側に駅出入口があります。
奥に延びる道路の地下に都営新宿線の本八幡駅があります。右手前には踏切があります。
また、手前には不完全なロータリーがあります(南側からのみターン可能)。
駅南西側は再開発が進み、ビル、商業施設、タワーマンションが立ち並んでいます。
駅から離れると戸建住宅も立ち並ぶ住宅街が広がっています。
左前方には商業施設「ターミナルシティ本八幡アイビス」があります。
尚、こちらからですとJRの本八幡駅へは遠回りになります(後述の県道51号経由が近道です)。雨天時は都営駅の地下改札外コンコース経由も有効ですが…。
 
 

こちらは南口(東側)です。北西を望む。
階段のみの出入口です。エレベーターは左前方の京成電鉄本社ビル前にある出入口に設置されています。
県道51号とを結ぶ線路沿いの通路が後方に延びています。
 
 

南口(東側)の40m南東、駅東側の踏切より南を望む。踏切の先の右側に駅出入口があります。
手前(北)~奥(南)に延びる道路は県道51号線で、沿道には商店街が形成されています。こちらは旧来からの市街地で、再開発されていないため道路が狭く雑然としていますが、逆に賑やかさを演出しています。
150mほど進むと国道14号線(千葉街道)と交差し、直進して県道202号に変わってもさらに150mほど南下するとJRの本八幡駅北口に到達します。そちらも雑然としていますが、繁華街になっており、京成八幡駅前よりさらに賑やかです。
また、撮影地点から300mほど南東、本八幡駅前の商店街にはファミリーレストラン「サイゼリヤ」の1号店があります。現在は営業しておらず、教育記念館として半ば保存状態です。
そして、撮影地点から約250m東(左)へ進むと市川市役所です。市役所は市川駅や市川真間駅ではなく京成八幡駅、本八幡駅の近くにあるのは意外でした…。
 
一方、踏切の北側も雑然とした感じで、県道51号沿いには商店が多いです。踏切の少し北側に京成八幡駅バス停があります。
約350m北東には葛飾八幡宮が鎮座しています。
 
駅の南も北も、県道など幹線道路から離れると住宅街が広がっています。北側は戸建住宅も多いです。
 
 

こちらは北口です。南東を望む。どこか駅裏の雰囲気が漂っています。
線路と側道の間に出入口があります。階段出入口の奥にはエレベーター出入口があります。
出入口は幅員の狭い車道に面していますので、飛び出し注意です。
線路沿いに奥(南東)へ進むと前述の県道51号に出ます。駅北側も住宅が多く、バス停もあるのですが、北口はひっそりとしています。北側の人も北口より踏切を渡って賑やかな南口を利用しているのでしょうか?
 
 

北口駅前です。北西を望む。後方に北口の階段出入口があります。
商店も見られますが、駅北側、駅北西側は基本的に住宅街となっています。
再開発はされておらず、駅前を含めて一帯は狭い道路ばかりです。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。東を望む。
左後方には南口(西側)の線路側出入口(階段のみ)と北口(階段・EV)が、右後方には南口(西側)の京成本社ビル側出入口(階段・上下ES・EV。都営新宿線方面)が、そして右前方にはJR線方面に通じる階段のみの南口(東側)が、それぞれ設置されています。
また、改札口は他の多くの橋上駅とは違い、線路と直角に配置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が7通路あり、左端が幅広通路です。右端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードへのチャージが可能です。
トイレ・多機能トイレは改札を入って左側にあります。
そして1階にあるホームとの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されています。
また、改札口の左手前(改札外)にはミニコンビニ「ファミリーマート」があります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

下り2番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
京成電鉄の新デザインで、駅ナンバリングも併記されています (KS 16)。
駅名標の真下には建植式の時刻表、路線図、出口案内が掲示されています。「
 
 

 

京成八幡駅は主要駅ながら島式ホーム1面2線のみと小規模です。地平構造で、北西~南東方向にホームが延びています。
右(南)が1番線で上り京成上野方面、左(北)が2番線で下り成田空港方面です。
ホーム有効長は8両分で、ホームドアは未設置です。ホーム幅は乗降人員の多さを考えると全体的に狭く、両端部は特に狭いので注意が必要です。
上屋は成田空港方(奥側)の7両分に設置されています。8両編成の場合、京成上野方(手前側)の1両分が上屋からはみ出すので雨天時の乗降は要注意です。
また、ホーム中ほどから成田空港寄りの上空に橋上駅舎が設置されています。
各ホームにはベンチと飲料・カロリーメイトの自動販売機が設置されています。
右側に見えるのが南口(西側)、左側に見えるのが北口です。
写真は2枚とも下り2番線側より成田空港方を望む。
 
 

京成上野方を望む。
ホーム端のすぐ先に踏切があります。
この先、左へカーブしてから一戸建て住宅中心の住宅街の中を一直線に西北西へ走ると、菅野駅へと至ります。
 
 

成田空港方を望む。
こちらもすぐ先に県道51号の踏切があります。駅前なので踏切遮断時間が長くなり、県道はしばしば渋滞が発生します。
この先、右へカーブして市街地の中を南東へ走ります。左に葛飾八幡宮を見て、右に市川市役所が見えてくると左へカーブして住宅街の中を東へ走ります。そして右へカーブして進路を南東へ戻すとニッケコルトンプラザ通りをオーバーパスして真間川を渡ります。その後も住宅街の中を南東へ走ると鬼越駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が京成八幡駅で下車(乗車)したのは2006年と2020年の計2度です。2006年は普通から後続の特急に乗り換えるため下車しましたが、駅の外に出ていません。そして2020年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。駅も駅前も京成の市川市内駅で最も賑やかでしたが、本社所在地にある駅にしては1面2線でホームも狭く、コンパクトな印象でした。駅前ですが、南口側は再開発が進み高層ビルや大きなビルが林立していますが、北口側は再開発されておらず、昭和の街並みが残っていました。
 
新宿駅からですと山手線外回り電車(池袋方面)に乗車して日暮里駅まで行き、京成本線の特急系一般列車または快速に乗り換えて当駅下車です。成田スカイアクセス線直通電車にご乗車の際は京成高砂駅で本線の電車にお乗り換え下さい。あるいは都営新宿線~都営浅草線~京成押上線~京成本線のルートでもOKです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅へ。山手線内回り(上野方面)に乗り換えて日暮里駅まで行きます。以降は上記のルートで到達可能です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内および駅前にコンビニがあります。飲食店は意外と駅前に少なく、南側のJR本八幡駅や都営地下鉄本八幡駅まで足を延ばせば多くの飲食店にありつけます。チェーン店も多く立地しています。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。京成本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は京成八幡駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:京成電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)