芝公園駅【東京都】(都営三田線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都港区東部の、芝公園南東端に位置する都営三田線の単独駅で、都営浅草線都営大江戸線大門駅やJR線・浜松町駅、東京モノレールモノレール浜松町駅、そして東京タワーや都営大江戸線の赤羽橋駅も徒歩圏内にある
芝公園駅 (しばこうえんえき。Shibakoen Station) です。
 
 
駅名
芝公園駅 (I 05)
 
所在地
東京都港区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:三田線【都営三田線】
 
隣の駅
目黒方…………三田駅
西高島平方……御成門駅 (2020年6月7日更新予定)
 
訪問・撮影時
2019年8月
 
 

芝公園駅の南側に位置する芝園橋より南を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は日比谷通り(都道409号線)で、地下を都営三田線が通っており後方(手前側)に芝公園駅があります。
撮影地点は古川を渡る芝園橋です。芝園橋の南側に芝園橋交差点があり、その先の日比谷通り左側歩道上にA1出入口が、日比谷通り右側の建屋1階にA2出入口があります。
芝公園駅南側ですが、日比谷通り沿いはオフィス街になっていて、住友不動産の住友芝公園ビル、セレスティン芝三井ビルディング(ホテル ザ セレスティン東京などが入居)、三井住友信託銀行芝ビル、長谷工コーポレーション本社などが立ち並んでいます。また、戸板女子短期大学や京女子学園中学校・高等学校も沿道に立地しています。その先には(A1、A2出入口から約400m南)には日本電気本社ビル、三田NNビルがありますが、これらのビル敷地内には南隣の三田駅のA10、A9出入口があり、芝公園駅と三田駅は至近距離です。
そして駅から離れると住宅街になりますが、都心部である港区という土地柄もあり一戸建て住宅は少ないです。また、オフィス街ゆえに商店も少ないです。
 
 

A1出入口前より北を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は日比谷通りで、地下を都営三田線が通っており前方(写真奥)に芝公園駅があります。
前方の芝園橋交差点手前右側にA1出入口が、左側にA2出入口があります。
芝園橋交差点の先には古川を渡る芝園橋が架かっていますが、古川の上空は首都高速道路都心環状線(C1)に覆われています。
また芝園橋の左手前には公衆トイレがあります。
そして芝園橋の向こう側にはA3出入口(エレベーター併設)、A4出入口があり、左側一帯には芝公園が広がっています。
左前方には東京タワーも望めます。
 
 

A1出入口前より西を望む。
左(南)~右(北)の道路は日比谷通りで、右側に芝園橋交差点があります。
背後にA1出入口が、日比谷通りの先、交差点の左側に位置する2階建ての建屋1階にA2出入口があります。
交差点西側もオフィス街となっていて、商店は少ないです。
右側には古川が流れていて、左側への路地を入ると住宅街になります。
また、約450m西へ進むと桜田通り(国道1号線)に出ます。さらに100m程北西へ進むと都営大江戸線の赤羽橋駅に到達します。
 
 

芝園橋交差点北西角の公衆トイレ前より東を望む。
左(北)~右(南)の道路は日比谷通りで、交差点の右手前にA2出入口、交差点先の右側にA1出入口があります。左側は芝園橋です。
交差点東側もオフィス街で、長谷工芝二ビルなどがあります。そして長谷工の向こう側(写真奥)には東京グランドホテルがあります。
左側には古川が流れていて、右側への路地を入ると住宅街です。
また、約450m東へ進むと第一京浜(国道15号線)に出ます。地下を都営浅草線が走っていますが近くに駅はありません(さらに450mほど北進すると大門駅にたどり着きます)。
 
 

芝公園駅の南改札口に相当する芝園橋方面改札の様子です。地下1階にあります。北を望む。
背後にA1、A2出入口がありますが、こちらは改札内外ともエレベーター未設置でバリアフリーに対応していません。また、後述の北改札口に相当する芝公園方面改札とは改札外地下では繋がっていませんのでご注意を。交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端の幅広通路は有人改札を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ、だれでもトイレは芝公園方面改札内にしかありません。要注意です。
地下2階にある各ホームとの間には階段しか設置されていません。
尚、芝公園駅構内に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

こちらは芝公園駅の北東側出入口に相当するA3出入口です。北を望む。日比谷通り東側にも広がる芝公園内に設置されています。
左側を手前(南)~奥(北)に通る道路は日比谷通りで、後方にかけての地下に芝公園駅があります。
また、50mほど先(北)にはエレベーター出入口があります。
そして日比谷通りの反対側(写真左外)の芝公園内にはA4出入口があります。
 
 

A3出入口の南側、芝公園グランド前交差点より南を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は日比谷通りで、この付近の地下に芝公園があります。
背後にA3出入口が、日比谷通り西側の後方にはA4出入口があります。
そして交差点の先の左右は芝公園の南端エリアで、右側には芝公園管理所や芝公園軟式野球場があります。
その先には古川を渡る芝園橋が架かっていて、対岸(写真奥)にはA1、A2出入口と芝園橋方面改札があります。
 
 

A3出入口前より北を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は日比谷通りで、右側にA3出入口(エレベーター出入口併設)が、左側にA4出入口があります。
当駅より北、日比谷通りの西側一帯(左側)は芝公園になっていて、北隣の御成門駅前まで続いています。約300m先の公園内に増上寺があります(最寄駅は御成門駅)。
通りの東側はオフィス街になっていて、メルパルクホール東京やホテルメルパルク東京などで構成される「メルパルク東京(旧称・東京郵便貯金会館)」や「芝パークビル」などがあります。そして駅の北東約650mには都営浅草線・都営大江戸線の大門駅があり、徒歩移動可能です。大門駅近くは繁華街になっており、居酒屋など飲食店が多いです。
 
 

芝公園内にあるA4出入口前より西を望む。
背後にA4出入口があり、さらに後方には日比谷通りが通っています。
駅の北西側一帯は芝公園の敷地になっています。左側にはホテル「ザ・プリンス パークタワー東京」が、右前方には東京タワーが見えます。
東京タワーも徒歩圏内ですが(北西へ約800m)、都営三田線では御成門駅からの方が近いです(南西へ約500m)。
また、北(写真右外)へ約300mには増上寺がありますが、こちらも御成門駅が最寄りとなります(南方へ約250m)。
 
 

芝公園駅の北改札口に相当する芝公園方面改札の様子です。地下1階にあります。こちらも北を望む。
右背後にA3出入口(エレベーター併設)が、左背後にA4出入口があります。また、前述の南改札口に相当する芝公園方面改札とは改札外地下では繋がっていませんのでご注意を。交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端の幅広通路は有人改札を兼ねています。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ、だれでもトイレは改札内にあります。
地下2階にある各ホームとの間には階段、エレベーターが設置されています。
 
 

2番線のホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。バックライトは蛍光灯と思われます。
都営地下鉄の新デザインで、上下部分に都営三田線のラインカラーであるブルーが使用されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (I 05)。
 
 

芝公園駅は相対式ホーム2面2線の構造で、南北方向にホームが延びています。地下2階にあります。
左ホームが1番線で目黒方面、右ホームが2番線で西高島平方面です。
ホーム有効長は8両分ありますが、現状使用されているのは中央の6両分です。各番線とも6両分のみホームドアが設置されていて、両端1両分はホームドアと一体のデザインの落下防止用側壁が設置されていますが、今後、都営三田線の全列車が8両化される予定で、それに伴い、壁の部分がホームドア化される予定です。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、「東京水」が飲める冷水器が設置されています。
そして各ホームとも西高島平方のホーム端(背後)には芝公園方面改札に通じる階段、その手前に芝公園方面改札に通じるエレベーターが、目黒方のホーム端(写真奥)には上下方向エスカレーターが、中ほどには西新橋方面改札に通じる階段、上下方向エスカレーターが、そして目黒寄りホーム端には芝園橋方面改札に通じる階段が、それぞれ設置されています。ホーム両端に階段が設置されている関係で当駅は電車が発着しない両端各1両分のスペースが通路として利用されており、結果として現在の都営三田線の駅では珍しくホームの端から端まで立入・通行可能になっています。
 
また、当駅の直下を都営大江戸線が北北東~南南西方向に横切っていますが、この地に都営大江戸線の駅は設置されませんでした。理由は定かではありませんが、大門駅や赤羽橋駅から至近距離にある事、前後に急カーブがありホーム有効長を確保できない、などが理由と思われますが…。
 
写真は目黒方を望む。
 
目黒方はすぐ先に両渡り線があります。これは1973年~2000年の間、長らく南隣の三田駅が終着駅で、しかも三田駅ホームが用地の関係で二層構造のため(各階とも単式ホーム1面1線)、本来三田駅手前に設置したい両渡り線が当駅のすぐ先に設置せざるを得ず、両渡り線~三田駅の間は単線並列区間として使用されていました(当時の三田駅では列車を各番線に振り分けていました)。2000年に目黒駅まで延伸されると本来の複線としての使用を開始し、普段は全列車が白金高輪駅または東急目黒線方面へ直通するためこの両渡り線は使用されなくなりましたが、撤去はされず、2014年以降は年末~年始の終夜運転で1本の電車のみが使用しています。
この先、日比谷通りの地下を南へ進むとあっという間に三田駅へと至ります。三田駅は前述の通り上下二層式で、目黒方面3番線が上層の地下2階、西高島平方面4番線が下層の地下3階にそれぞれホームが設置されています。また三田駅は都営浅草線、JR線田町駅(山手線・京浜東北線)と乗換可能です。
 
一方、西高島平方はこの先、芝公園内を通る日比谷通りの地下を北へ進み、増上寺東側の地下を横切ると程なくして御成門駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が芝公園駅で下車(乗車)したのは2019年の一度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前はオフィス街で、私が訪問したお盆休み期間は駅前が閑散としていて、かつ非常に暑かったので芝公園内も人がまばらでした。
 
新宿駅からですと都営新宿線に乗り神保町駅で下車(急行も停車します)。そして都営三田線の目黒方面電車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅へ。山手線内回りまたは京浜東北線北行に乗り換えて田町駅で下車します。さらに都営三田線の西高島平方面行きに乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前が公園や公共施設で占められている関係でコンビニ、飲食店とも駅前には存在せず、最寄りのコンビニは駅南側、古川の橋(芝園橋)の先となります。また、駅北側の増上寺前や駅北東側の芝パークビル内にもあります。一方、飲食店は駅周辺に気軽に入れる店舗が少なく、チェーン店は古川対岸の「ドトールコーヒーショップ」「ジョナサン」、芝パークビル内の「タリーズコーヒー」くらいでしょうか。また、北東へ約500mの大門駅周辺まで行けばチェーン店をはじめ多数の飲食店があります。都心部の駅ですが、事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営三田線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は芝公園駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)