とうきょうスカイツリー駅(旧業平橋)【東京都】(東武スカイツリーライン。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都墨田区中央部の、東京スカイツリー前に位置する東武スカイツリーライン駅で、特に土休日は東京スカイツリータウンへの行楽客で賑わう駅、そして2012年までの駅名は「業平橋 (なりひらばし) 」だった
とうきょうスカイツリー駅 (とうきょうすかいつりーえき。TOKYO SKYTREE Station) です。
 
尚、東京メトロ半蔵門線と東武スカイツリーライン押上支線の押上駅につきましては以前UPしました。記事はこちら
そして京成押上線と都営浅草線の押上駅につきましても以前UPしました。記事はこちら
 
 
駅名
とうきょうスカイツリー駅 【副駅名:旧業平橋】 (TS 02)
 
所在地
東京都墨田区
 
乗車可能路線
東武鉄道:伊勢崎線【愛称:東武スカイツリーライン】
 
隣の駅
浅草方………浅草駅 
伊勢崎方……曳舟駅 
 
乗換可能駅
東武鉄道:(※1)伊勢崎線押上支線【愛称:東武スカイツリーライン】……(※2)押上駅まで徒歩10分
東京メトロ:半蔵門線……(※2)押上駅まで徒歩10分
京成電鉄:押上線……押上駅まで徒歩10分
都営地下鉄:浅草線【都営浅草線】……押上駅まで徒歩10分
(※1)東武スカイツリーラインの押上~曳舟は別線区間(正式には、とうきょうスカイツリー駅~曳舟駅の線増区間扱い)。
(※2)東武・メトロの押上駅は「とうきょうスカイツリー駅」と同一駅扱い。
 
訪問・撮影時
2019年4月
 
 

とうきょうスカイツリー駅の西口に相当する正面口(南側)です。北を望む。
とうきょうスカイツリー駅は高架駅で、南北方向に通るの区道東側(右側)の高架下に正面口駅舎があります。
尚、駅前広場は整備されておらず、路線バスは区道沿いに設けられています。
また、駅南側の区道東側一帯は「東京スカイツリータウン」で、駅前には商業施設「東京ソラマチ」の出入口があります。
「東京スカイツリータウン」内には東京スカイツリー、「東京ソラマチ」の他に「すみだ水族館」「コニカミノルタプラネタリウム"天空" in 東京スカイツリータウン」などがあります。
そして「東京スカイツリータウン」内に路線バス停留所、タクシー乗り場を併設したロータリーや団体バス乗り場があります。
 
 

正面口前(南側)より南を望む。左背後に正面口が、左手に「東京ソラマチ」があります。
交差点の先には北十間川が流れており、区道の橋の名称は「東武橋」です。ちなみに約500m東の四ツ目通りに架かる橋の名称は「京成橋」です。「東武橋」は東武駅近くにあり、「京成橋」は京成駅近くにあります。
正面口の南側の地名は「業平(なりひら)」で、旧駅名の「業平橋」は地名に由来しています。業平地区をはじめ駅南側は下町の住宅街になっています。駅から約500m南には日本たばこ産業(JT)の事業所と「たばこと塩の博物館」があります。
 
 

そして、正面口の南東方一帯は「東京スカイツリータウン」になっていて、中央部に東京スカイツリーがそびえています。
「東京スカイツリータウン」は東武鉄道の業平橋駅貨物駅跡地を再開発して誕生した複合施設で、施設運営は東武グループによって行われています。
貨物駅構内には側線、生コンクリート工場の他に保線基地や10両対応の旅客用行き止まり式地上ホームも設置されていましたが、東武伊勢崎線と営団地下鉄半蔵門線との相互直通運転開始や再開発に伴い全て撤去されました。
そして、「東京スカイツリータウン」の東側には押上駅(東京メトロ半蔵門線・東武スカイツリーライン押上支線、京成押上線・都営浅草線)があり、とうきょうスカイツリー駅との間は「東京スカイツリータウン」の施設外縁部を通って乗換可能です。
 
 

こちらは「とうきょうスカイツリー駅」の正面口(北側)です。南を望む。
左側の高架下に駅舎があります。写真左上に見える構造物は東京スカイツリーです。
駅の向こう側は「東京スカイツリータウン」です。
 
 

正面口(北側)前より北を望む。左側に正面口があり、背後に東武スカイツリーラインのガードがあります。
北側の向島地区も下町の住宅街が広がっています。商店は少ないです。駅前にはビルや集合住宅が立ち並んでいます。
 
 

こちらは「とうきょうスカイツリー駅」の東口(南側)です。北を望む。
「東京スカイツリータウン」に直結する形で駅の出入口があります。駅舎・改札口は写真奥、ホーム高架下にあります。
東京スカイツリーへ登る場合や乗換で押上駅へ向かわれる場合はこの東口利用が便利です。
 
 

東口(南側)前より東を望む。背後左側に駅舎・東改札口があります。
左は「とうきょうスカイツリー駅」のホーム、右は「とうきょうスカイツリータウン」です。
押上駅へ向かう場合は写真の道路を東(写真奥)へ400mほど進み、B3出入口から地下へ入るルートが近道です。但し、このルートは雨に濡れますのでご注意下さい。
 
 

こちらは東口(北側)です。東を望む。
右は「とうきょうスカイツリー駅」のホームで、右前方には駅出入口があります。背後(西)へ100mほど進むと正面口です。
東口(北側)は完全に「駅裏」の風景で、商店は見られず、都営住宅(都営押上2丁目アパート)など住宅街が広がっています。
ちなみに、この線路に並行する道路を道なりに東(写真奥)へ約350m進むと押上駅のA3出入口があり、その先に東武鉄道本社があります。
また、右背後の高架側壁には「安全地蔵尊」が祀られています。昭和34年(1959年)に貨物列車の石や砂に混入する形で当駅にやって来て、当駅構内に安置されていましたが、昭和60年12月に姿が見えなくなってしまい(盗難?)、人々の落胆ぶりを見て後に鈴木氏によりご尊体が寄進され、新たに当地で祀られて現在に至ります。
 
 

正面改札口の様子です。
背後(西側)の左右(南北)に出入口があり、南側出入口は「東京スカイツリータウン」に直結しています。
柱が多くて分かりづらいですが、交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が手前方向と右斜め方向からの2方向に設置されていて、右方向の改札機は「東京ソラマチ」の通路に面しています。左端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
そして改札口から少し離れた左手前には特急券発売窓口(営業時間は不明)と自動券売機(ICカードチャージ可能)があります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
高架上にあるホームとの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されています。
尚、とうきょうスカイツリー駅構内には売店、コンビニはありません。正面口すぐ南側の「東京ソラマチ」内にある「ファミリーマート」をご利用下さい。
 
 

こちらは東改札口の様子です。
背後は「東京ソラマチ」で、右に押上駅方面および駅北側への通路があります。
こちらも柱が多くて分かりづらいですが、交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が計4通路されていて、右端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
そして改札口の右手前には特急券発売窓口(営業時間は不明)と自動券売機(ICカードチャージ可能)があります。
改札内コンコースは正面口側と共用です。
 
 

時刻表や路線図をはじめ、構内図や液晶モニターまで備わっている豪華な建植式駅名標ですw 電照式と思われます。
東武標準のデザインで、矢印部分に東武スカイツリーラインのラインカラー(オレンジと青)が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (TS 02)。
駅名の下には英語表記、中国語表記、韓国語表記があり、その隣に(旧業平橋)と旧駅名が小さく書かれています。
そして液晶モニターには東武グループ各社のCMや駅での注意事項(不審物など)が流れています。
 
 

とうきょうスカイツリー駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、東西方向にホームが延びていてホームはカーブしています。
左(南)が1番線で上り浅草行き、右(北)が2番線で下り北千住方面・伊勢崎方面です。
ホーム有効長は10両分ありますが、現状は最長で8両編成の電車までしか発着しません。ホームドアは未設置です。
上屋は伊勢崎方(手前側)の7両強に設置されていますが、現在、曳舟方で高架化工事が行われており、伊勢崎方の2両分が立入禁止になっています。その関係で8両編成の列車は勿論、6両編成の列車も浅草方の車両は上屋外の雨ざらしの場所に停車しますので、雨の日に当駅で下車される場合はご注意下さい。
また、ホーム上には冷水器と特急券売機(本日分のみ発売)が設置されています。
写真は浅草方を望む。左側(南)は「東京スカイツリータウン」です。
 
 

浅草方を望む。終点の浅草駅まで高架区間が続きます。
この先、右へカーブして左側を流れる北十間川に沿って下町住宅街の中を西北西へ走ります。そして右手に隅田公園を見て右へカーブすると首都高速6号向島線をアンダーパスして隅田川を渡り、台東区に入ると左へ急カーブをして江戸通り(国道6号)を越えて駅ビル「浅草エキミセ」内にホームのある終点・浅草駅へと至ります。
尚、浅草駅は用地や配線の関係で最大8両編成までしか発着できず、この制約が輸送力増強の大きな障壁となっています。
 
 

北千住方・伊勢崎方を望む。現在、ホーム端2両分は立入禁止になっています。駅の先、左側には留置線があり、浅草駅発着列車が回送されて特急列車の整備や通勤形車両の留置が行われています。
また、当駅~曳舟駅の間は高架化工事が行われており、その過程で「とうきょうスカイツリー駅」が約150m東へ移転し、上り線ホームが単式、下り線ホームが島式の計2面3線に増強され、留置線2線も高架化されます。2024年に事業を完了する予定です。
 
2019年4月時点ではこの先、左手に「東京スカイツリータウン」を見ながら右へカーブして地平に下り、今度は左手に留置線を見て左へカーブします。そして留置線が途切れると入れ替わる形で右側に地下から出てきた京成押上線が姿を現し、少しだけ並走します。並走段階でこちらは高架橋へと上がり、さらに左へカーブして京成押上線と分かれると北へ針路を取って上下線の間隔が開き、その間に地下から顔を出した半蔵門線直通の押上支線が並走するようになります。続いて右から来た東武亀戸線が寄り添うと、主要駅である曳舟駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が「とうきょうスカイツリー駅」で下車(乗車)したのは少なくとも2002年の業平橋駅時代から何度もあります。業平橋駅時代は京成や都営浅草線、営団地下鉄(→東京メトロ)半蔵門線との乗換や建設中の東京スカイツリーを眺めるために下車していました。とうきょうスカイツリー駅に改称以降も各線との乗換や東京スカイツリーを眺めるために何度か下車していますが、まだ東京スカイツリーに登った事はありませんw そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。業平橋駅時代は下町にあるレトロな感じな駅でしたが、現駅名に改称後は全く別の駅のようになりました。
 
新宿からですとJR新宿駅から中央・総武緩行線東行(千葉方面)に乗り、浅草橋駅または錦糸町駅で下車します(御茶ノ水駅までは中央線快速にも乗車可能)。そして浅草橋駅下車の場合は都営浅草線の押上方面(京成押上線直通の普通のみ)に乗り換えて、錦糸町駅下車の場合は東京メトロ半蔵門線の押上方面に乗り換えて、それぞれ押上駅で下車して徒歩10分弱です。東武で当駅入りされる際は都営浅草線で浅草駅下車後に東武スカイツリーラインへと乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車。横須賀線~総武快速線の千葉方面電車に乗り換えて錦糸町駅で下車。そして半蔵門線の押上方面に乗り換えて押上駅下車。徒歩10分弱で到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にはコンビニが複数あります。飲食店も駅前や「東京スカイツリータウン」内にチェーン店を含めて多数ありますが、土休日は混雑も予想されますので時間に余裕を持ってお食事される方が良いでしょう。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
東武スカイツリーラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は「とうきょうスカイツリー駅」でも途中下車されてみて下さい!
そして東京スカイツリーを観光される際は東武スカイツリーラインをご利用になり、「とうきょうスカイツリー駅」も観察されてみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)