押上駅(スカイツリー前)【東京都】(京成押上線、都営浅草線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

 

今回の【駅】コーナーは、
東京都墨田区中央部の、東京スカイツリー前に位置する京成押上線と都営浅草線の境界駅で、特に土休日は東京スカイツリータウンへの行楽客で賑わう
押上駅 (おしあげえき。Oshiage Station (SKYTREE)) です。
 
尚、東京メトロ半蔵門線と東武スカイツリーライン押上支線の押上駅につきましては以前UPしました⇒記事はこちら

また、写真は2019年訪問時のもので、2020年4月1日に増設された東口の写真はありません。ご了承下さい。
 
 
駅名
押上駅 【副駅名:スカイツリー前】
 
所在地
東京都墨田区
 
乗車可能路線
京成電鉄:押上線
都営地下鉄:浅草線【都営浅草線】 
 
隣の駅
京成押上線 (KS 45)
青砥方……京成曳舟駅 
 
都営浅草線 (A 20)
西馬込方……本所吾妻橋駅
 
乗換可能駅
東京メトロ:半蔵門線……押上駅まで徒歩3分
東武鉄道:(※1) 伊勢崎線押上支線【愛称:東武スカイツリーライン】……押上駅まで徒歩3分
東武鉄道:伊勢崎線【東武スカイツリーライン】……(※2) とうきょうスカイツリー駅まで徒歩10分
(※1) 東武スカイツリーラインの押上~曳舟は別線区間(正式には、とうきょうスカイツリー駅~曳舟駅の線増区間扱い)。
(※2) とうきょうスカイツリー駅は押上駅と同一駅扱い。
 
訪問・撮影時
2019年4月、8月
 
 

押上駅の東出入口に相当するA1出入口です。北西方を望む。
正面の突き当たりには東武スカイツリーラインが地平部を横切っておりその手前の地下に東武と並走する形で京成押上線が通っています。そして左前方には駅前広場と東京スカイツリーがあり、その地下に押上駅があります。
1番出入口は階段の出入口と、裏手にエレベーター出入口がありますが、エレベーターは地下通路途中までで、その先に階段のみの段差がある事から結果としてバリアフリー化されていませんのでご注意下さい(後述のB3出入口へお回り下さい)。
また、左手にはホテルや商業施設が入居する「京成押上ビル」がありますが、この場所に以前は京成電鉄の本社がありました(2013年に千葉県市川市の京成八幡駅前へ移転)。
 
 

A1出入口より南東方を望む。背後にA1出入口があります。
突き当たりの押上駅前交番東交差点を左右(南西~北東)に通る道路は四ツ目通りです。
駅周辺は昔からの市街地で商店も多いです。四ツ目通り沿いには押上通り商店街(押上通り商店会)が形成されていますが、近年は沿道に新しいビルや集合住宅が増えてきています。
そして駅東側は昔ながらの下町情緒漂う住宅街になっています。
 
 

A1エレベーター出入口前より西を望む。左手前にA1出入口があります。
バス停留所が併設されている駅前広場が整備されていて、その向こう側は東京スカイツリータウンです。
そして写真左奥には東京メトロ管理のB3出入口(上下方向エスカレーター、エレベーター併設)がありますが、京成・都営の中央口改札からも一番近くにあり、京成・都営の乗降客も利用可能です。
右側には東武スカイツリーラインが通っていて、概ね写真右手前~中央奥にかけて京成・都営の押上駅が、写真中央手前~左奥にかけてメトロ・東武の押上駅があります。
そして駅前広場の左側には「京成押上ビル」があります。
 
 

こちらは東武スカイツリーラインの北側に位置するA3出入口前より北東を望む。A3出入口は北出入口に相当します。
左側にA3出入口があり、エレベーターも併設されています。右手には東武スカイツリーラインの本線と留置線が地平を走っていますが、現在高架化工事中です。
A3出入口の向こう側(北東側)にある大きなビルは東武鉄道本社です。かつての東武本社は現在の東京スカイツリータウンの敷地にありました。
押上駅北側にも住宅街が広がっていますが、元々「駅裏」だったため商店は少ないです。東武スカイツリーラインが高架化されれば南側との往来が便利になり、北側も街並みが変化するかもしれません。
 
 

A3出入口前より南西を望む。
手前を東武スカイツリーラインが走っており、その向こう側に東京スカイツリーがそびえています。左隣の高層ビルは東京スカイツリーイーストタワーです。
また、線路沿いに400m弱西へ進むと東武の「とうきょうスカイツリー駅」へと抜けられます。
 
 

押上駅のメインの改札口・中央口の様子です。地下2階にあります。
以前は改札の名称はありませんでしたが、2020年4月1日に東口が増設された事に伴い従来の改札にも名称が付けられました。
右側にA1出入口・東口改札およびA3出入口への地下通路が、背後右に駅前広場へのB3出入口が、背後には半蔵門線・東武線の押上方面改札が、そして背後左側には東京スカイツリータウンへの地下連絡通路があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が多数並んでいて、右端の幅広通路は有人改札口を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
改札階と上層の地下1階にある各ホームとの間には階段、エスカレーター(上りのみ。1,2番線の設備は前日7:00~10:00に下り運転)、エレベーターが設置されています。
そして改札口の左手前にはコンビニ「ファミリーマート」があります。24時間営業ではありません。改札内には店舗がありません。
尚、改札内で半蔵門線・東武スカイツリーライン(本線・支線)とはつながっていません。全て改札外乗換となりますのでご注意下さい。

 

ちなみに、私の訪問時は2019年で、2020年4月1日に開設された東口の写真はありません。ご了承下さい。
 
 

押上駅の南出入口・西出入口に相当するA2出入口前より東を望む。
左側にA2出入口がありますが、階段のみでバリアフリー非対応、そして西口改札にしかアクセスできず(メトロ・東武方面や東京スカイツリータウンへは行けません)、いささか不便な出入口でもあります。
右側の道路は浅草通り(都道453号線)で、沿道には都営バスの停留所があります。
そして前方約100m東には四ツ目通りとの押上駅前交差点があり、交差点を右折して100m弱南下すると半蔵門線・東武スカイツリーラインの押上駅へのB2出入口があります。
浅草通り沿いにはビルが立ち並んでいて、商店も見られます。
 
 

A2出入口前より西を望む。右側にA2出入口があります。
こちら側も浅草通り沿いにはビルが立ち並んでいて、商店や集合住宅も見られます。
右側のビル街の裏手(北側)には北十間川が流れていて、その対岸に東京スカイツリータウンがあります。
そして浅草通りを350mほど西へ進み、業平一丁目交差点を右折して北十間川を渡ると東武の「とうきょうスカイツリー駅」にたどり着きます(A2出入口から約500m)。
また、駅の南側には住宅街が広がっていますが、町工場などの中小企業も多く立地しています。
 
 

押上駅の南西側にある改札口・西口の様子です。地下2階にあります。
左側にA2出入口がありますが、中央口改札、東口改札、メトロ・東武の改札、東京スカイツリータウンへの地下通路は存在しません。があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が2方向に設置されていて、左端の幅広通路は有人通路です。
改札口の左手前には自動券売機があります。通常のトイレのみ改札内にあります。
改札階と上層の地下1階にある各ホームとの間には階段しか設置されておらず、バリアフリー非対応です。
こちらの構内には改札外、改札内とも売店・コンビニがありません。
 
 

京成方面3,4番線側の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
京成・都営の押上駅は京成の管理駅で、デザインは京成仕様となっています。
しかしデザインは京成の旧タイプがベースで、書体が丸ゴシックではなく角ゴシックになっているのが特徴です。
文字やラインカラーは青色がベースですが、都営浅草線に相当する部分のラインカラーと駅ナンバリングを囲む○はオレンジ色になっています。ちなみに都営浅草線のラインカラーはローズです。
また、京成と都営の駅ナンバリングがそれぞれ併記されています (京成…KS 45、都営…A 20)。

 

 

こちらは都営浅草線方面1,2番線側の側壁に設置されている駅名標です。

3,4番線側と同じ仕様です。

隣駅の京成曳舟駅は「京成」を省略して案内されています。
 
 

押上駅は島式ホーム2面4線の地下構造で、北東方向~南西方向にホームが延びています。地下1階の浅い位置にホームがあります。
 
壁の右側のホーム(南東側)の右から1番線、2番線の順で、ともに都営浅草線方面(例外あり)、写真正面の左側のホーム(北西側)の右から3番線、4番線の順で、ともに京成押上線方面です(例外あり)。
都営浅草線からの当駅折り返し列車は2番線と3番線の両方を使用する一方、京成押上線からの当駅折り返し列車は3番線のみを使用するとWikipediaに書かれています。配線上は京成押上線からの折り返し列車は2番線も使用可能ですが、3番線に統一されているのでしょうか。また、当駅で緩急接続も行われ、先発電車が内側の2、3番線に発着し、待避電車が外側の1、4番線に発着します。
 
ホーム有効長は8両分で、2019年8月現在ホームドアは設置されていません。ホームにはベンチと冷水器が設置されています。
また、ホーム西馬込方の端(背後)に西口改札への下り階段が、中ほどより青砥方(写真奥)には中央口改札への下り階段・EVが、そしてホーム青砥方の端には1・2番線ホームと3・4番線ホームを繋ぐ改札内地下連絡通路が設置されていますが、2020年4月1日にはこの通路に東口改札開設されました。ちなみに東口の場所にはかつて改札口がありましたが、中央口の位置に移設されてから東口が開設されるまで、青砥方ホーム端の階段・通路は乗換通路として残されていて、改札口の跡は壁で塞がれ、非常口が設置されていました。東口の向こう側は京成寄り方面改札とA1、A3出入口を繋ぐ地下通路です。
 
そして、かつては1番線のホーム中央付近から青砥方に保線用の側線が分岐していて、砂利受け取り用のホッパーが存在していました。現在、側線の分岐跡は壁で塞がれ(分岐跡の壁の形状が異なっているのはこのため)、ホッパーの跡は駅冷房用の換気ダクトに転用されています(Wikipediaの本文を引用)。
 
写真は京成押上線・青砥方を望む。
 
 

2番線ホーム端より都営浅草線・西馬込方を望む。
2番線と3番線の間には両渡り線があり、その先で外側から1、4番線が合流します。この配線のため当駅折り返し列車は2、3番線からしか発着できません。
この先、東京スカイツリータウンの地下を南西に走り、北十間川をくぐると右へカーブして浅草通りの地下を西へ進むと三ツ目通りとの交差点にある本所吾妻橋駅へと至ります。
 
 

2番線ホーム端より京成押上線・青砥方を望む。
西馬込方と同じく2番線、3番線間には両渡り線があり、その先で外側から1、4番線が合流します。この配線のためこちらも当駅折り返し列車は2、3番線からしか発着できません。
また、すぐ地上に出るため、外の明かりがホームからも確認できます。
この先、すぐに左へカーブして上り勾配となり、地上に出てからは左を走る東武スカイツリーラインとしばし並走します。その後は踏切を渡り、高架区間になると東武スカイツリーラインが左へ分かれ、その直後に東武亀戸線をオーバークロスします。そして左手に再開発で誕生したタワーマンションやイトーヨーカドーを見ながら真新しい高架区間を北東へ走ると右へカーブして京成曳舟駅へと至ります。
 
尚、京成曳舟駅西改札口の改札外コンコースには、2019年8月よりアニメ「からかい上手の高木さん2」のコラボエリアが設置されています(約1年間の期間限定)。
 
 
あとがき
私が京成押上線・都営浅草線の押上駅で下車(乗車)したのは少なくとも2002年、2009年、2011年、2019年2回の5度はあります。2002年は押上線と浅草線の乗りつぶしのため、境界駅のため地上に出てみました。2009年以降は他線との乗換と東京スカイツリー見物(外からですが…)のために何度か下車しています。そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。春に訪問しましたが、1度目に撮影不十分な点があったため夏にリベンジ訪問しました。駅は地下構造ながら2面4線と規模が大きかったです。また、駅前には東京スカイツリーが鎮座しており、下から見上げると首が痛くなりましたww そして訪問日は全て休日だったので人だらけでした。
 
新宿からですとJR新宿駅から中央・総武緩行線東行(千葉方面)に乗り、浅草橋駅で下車します(御茶ノ水駅までは中央線快速にも乗車可能)。そして都営浅草線の押上方面(京成押上線直通の普通のみ)に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。山手線内回りor京浜東北線北行に乗り換えて秋葉原駅まで行き、中央・総武緩行線東行(千葉方面)に乗り換えて浅草橋駅で下車します。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅に売店があり、駅前にはコンビニが複数あります。飲食店も駅前や「東京スカイツリータウン」内にチェーン店を含めて多数ありますが、土休日は混雑も予想されますので時間に余裕を持ってお食事される方が良いでしょう。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。京成押上線or都営浅草線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は押上駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:京成電鉄のHP、東京都交通局のHP、Google地図、Wikipedia)