伊奈駅【愛知県】(名鉄名古屋本線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県豊川市南部の住宅地にある名鉄名古屋本線の駅で、豊橋駅へはJR東海との協定により毎時6往復しか乗り入れできないため、毎時2往復の普通列車が折り返す駅、そして豊橋駅が1面1線しか使用できないため、留置線も設置され運転上の主要駅でもある、
伊奈駅 (いなえき。INA Station) です。
 
 
駅名
伊奈駅 (NH 02)
 
所在地
愛知県豊川市(旧:宝飯郡小坂井町)
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:名古屋本線 
 
隣の駅
豊橋方…………豊橋駅 
名鉄岐阜方……小田渕駅 
 
訪問・撮影時
2018年7月
 
 

伊奈駅の西口です。1996年に橋上駅舎化され、自転車も通行可能な自由通路も設置されました。
エレベーターも設置されています。
乗用車やタクシーが転回できる程度の広さの駅前広場が整備されています。
 
 

西口駅前の様子です。
駅周辺は住宅地で、商店はありません。左側の飲料自動販売機の場所は元商店だったと思われます。
正面奥に日本トレクスの工場があります。市街地へは集合住宅手前の交差点を左折して300mほどです。
また、JR東海道本線の西小坂井駅は徒歩圏内で、こちらも集合住宅手前の交差点を左折して700mほどです。
 
 

こちらは東口です。
線路に並行して道路があります。スペースの関係で駅前広場は設置されていません。
 
 

東口駅前の様子です。道路の右側は豊川市立小坂井中学校です。
こちらも駅周辺は住宅地で商店は少ないです。写真の道路を奥へ進むと500m弱で旧東海道(県道496号線)に出ます。
また、JR飯田線小坂井駅も徒歩圏内で、写真手前の交差点から右へ進み、約1.2kmです。
 
 

橋上駅舎にある伊奈駅の改札口です。伊奈駅は運転上重要な駅でもあり、有人駅となっています。
交通系ICカード『manaca』などに対応した自動改札機が2通路のみ設置されていて、左側の通路は有人改札口です。
改札口の左には窓口と自動券売機が設置されています。
橋上階に売店などの店舗はありません。トイレは改札内にあります。
 
 

伊奈駅の駅名標です。名鉄標準タイプで、駅ナンバリングも表示されています(NH02)。
尚、駅ナンバリングの「NH」ですが、名古屋本線を意味しています。「N」は名古屋、「H」は本線です。
 
 

伊奈駅は単式ホームと島式ホームが各1面の計2面3線の構造で、島式ホームの東側(左側)には留置線があります。
ホームは8両対応で、上屋は豊橋方の4両分に設置されています。
豊橋方の端に橋上駅舎があり、階段とエレベーターで結ばれています。
右から下り2番線(岐阜方面)、上り3番線(豊橋方面)、4番線(主に当駅折り返しの普通列車が使用)の順です。
1番線は欠番となっています。2番線の単式ホームの反対側に下り副本線を設置できるようにしたためですが、ホーム上屋の形状が島式ホームと同様であったり、架線柱のスパンが広かったり、準備工事はなされています。また、線路敷設の用地は現在、駐車場として使用されていますが、1番線が設置されるのは果たしていつになるでしょうか…。
写真は豊橋方を望む。
 
 

こちらは自由通路より撮影した留置線の様子です。左が3番線で、その右側に留置線が広がっています。
留置線が5本あり、3番線の隣の線路は下り本線にの岐阜方に繋がっています。
夜間滞泊も設定されています。この伊奈駅が車両運用上において、制約だらけの豊橋駅を補完しています。
写真は名鉄岐阜方を望む。
 
 

豊橋方を望む。ホーム端の真上に橋上駅舎があります。
左側の車両が停車している線路は留置線ですが、元々はかつて飯田線小坂井駅とを結んでいた小坂井支線の遺構でもあります。
この先、しばらく走ると平井信号場に差し掛かり、飯田線との共用区間に入ります。下地駅、そして豊川を渡って船町駅と、飯田線の一部列車しか停車しない駅を通過して市街地へと入り、終点の豊橋駅へと至ります。
 
 

名鉄岐阜方を望む。右側には留置線と留置車両が見えます。
この先、私鉄最長クラスの直線区間(計7.8km)が平井信号場の岐阜方から伊奈駅を経由して名電赤坂駅の手前まで続き、優等列車は高速走行します。
住宅地の中を北西へ走り、佐奈川を渡ると小田渕駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が伊奈駅で下車したのは2018年と2019年の計2度です。ともに実現できるかどうかは不透明ですが、名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました。しかし2018年訪問時は夕暮れ時で、駅滞在中に暗くなってしまい、翌2019年にリベンジしました。駅の規模の大きさの割には駅前には商店もなく、閑散としていました。
 
東京からですと東海道新幹線『のぞみ』で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅の4番線(豊橋・中部国際空港方面)から、急行・豊橋行きに乗り当駅下車、または特急・豊橋行きに乗り、国府駅で普通・伊奈行きに乗り換えて終点下車です。もしくは東海道新幹線『こだま』『ひかり(一部)』に乗り豊橋駅で下車、名鉄名古屋本線の急行に乗り換えて1駅目で下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄特急で近鉄名古屋駅まで行き、名鉄名古屋駅からは上記のルートで到達できます。こちらもじゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニ、気軽に入れる商店や飲食店はありません。最寄りは西口から南へ約400mの場所にあるスーパーで、最寄りのコンビニは東口から東へ約800mの場所になり、近くありません。必ず事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名古屋本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は伊奈駅でも途中下車されてみて下さい! 
 
(参考:名鉄のHP、Google地図、Wikipedia)