今回は、福井県の嶺南に位置する北陸本線と小浜線の分岐駅ある敦賀駅から分岐して、臨海部の敦賀港駅(つるがみなと)まで延びていた北陸本線の貨物支線で、2009年に休止となった
通称・敦賀港線について超簡単にレポートします。
通称・敦賀港線について超簡単にレポートします。
元々は貨物の他に旅客営業もしていて敦賀港より出航する船舶に接続する旅客列車も設定されていましたが、第二次世界大戦の影響で1940年頃に旅客列車の設定が廃止されて、以後は貨物列車のみの設定となりましたが、2009年4月1日をもって貨物列車が廃止となり、休止線となりました。
尚、今回の区間は休止線なので、いつもの廃線跡探訪とは少し違った視点で観察しています。
⇒2019年に、正式に廃線となってしまいました。
また、2010年訪問時のレポートです。現在は色々と変化しているかもしれません。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 実質休止日 |
JR貨物:北陸本線貨物支線【通称:敦賀港線】 | 敦賀~敦賀港 | 2.7km | 2009年4月1日 |
探訪・撮影時 | 2010年11月 |
(1)敦賀駅から直江津方へ少し進むと、北陸本線から敦賀港線が分岐します。
写真中央の非電化の線路が敦賀港線です。
写真中央の非電化の線路が敦賀港線です。
(2)分岐地点の先にある踏切より分岐地点を撮影。
線路は草に埋もれています。また、踏切には線路側に柵が設置されています。
線路は草に埋もれています。また、踏切には線路側に柵が設置されています。
(2)敦賀港線は北陸本線と分かれると、左へカーブしながら住宅地を北へ進みます。
(3)しばらく進むと、北陸本線の旧線跡(今庄方面)へ続く市道と交差します。
踏切の警報器は撤去されましたが、レールは残っています。
踏切の警報器は撤去されましたが、レールは残っています。
(4)その後は右側に山を見ながら住宅地を北北西へ進みます。
線路には草が生えています。
線路には草が生えています。
(5)さらに進むと、国道476号をアンダーパスします。
(6)その後も引き続き住宅地を走りますが、再び右側に山が迫ってきます。
(7)しばらく北へ進むと、今度は国道8号をアンダーパスします。
この地点に2kmポストがあります。「2k」の表示は反対側にあり、写っていません…。
この地点に2kmポストがあります。「2k」の表示は反対側にあり、写っていません…。
(8)もう少し進んだ所にある踏切では、警報機が撤去されてその場に置かれていました。
(8)同じ地点にある踏切にて。敦賀港駅が近づいてきました。
(9)さらに進むと、線路が2線になり敦賀港駅へ続いています。
(9)同じ地点にて敦賀方を望む。
(10)敦賀港駅にて。線路右側の建物が駅舎です。
敦賀港駅は現在、「敦賀港オフレールステーション」として、トラック便が出入りしています。
敦賀港駅は現在、「敦賀港オフレールステーション」として、トラック便が出入りしています。
(11)敦賀港駅の駅舎です(敷地外より撮影)。
駅舎というより事務所といった感じです。
また、駅舎の反対側には煉瓦造りの「ランプ小屋」が保存されています。
駅舎というより事務所といった感じです。
また、駅舎の反対側には煉瓦造りの「ランプ小屋」が保存されています。
今回のの休止線は距離がさほど長くないので、徒歩での探訪も可能です。また、敦賀駅と敦賀港駅周辺を結ぶ路線バスが走っているので、片道訪問も可能です。
また、敦賀港駅の近くには旧敦賀港駅舎が保存されています。敦賀港周辺を少し散策するのも面白いかもしれません。
乗換駅 | 乗換路線 |
敦賀駅 | JR西日本:北陸本線(米原方面、直江津方面)、小浜線 |
敦賀駅 | 日本国有鉄道:北陸本線【柳ヶ瀬線】の旧線跡(木ノ本方面) |
敦賀駅 | 日本国有鉄道:北陸本線の旧線跡(今庄方面) |
(参考:Yahoo!地図、Wikipedia)