![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/c6/61/j/o0550041214425255207.jpg?caw=800)
今回は、愛知県は西三河地方を南北に縦断する名鉄三河線のうち、名古屋本線との接続駅である知立から海側(南側)へ延びる区間、
通称海線(三河海線)を紹介します。
通称海線(三河海線)を紹介します。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/8c/fc/p/o0502060014425255217.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ |
名古屋鉄道:三河線 | 猿投~知立~碧南 | 39.8km |
今回紹介の区間
(※1)知立~重原、刈谷~刈谷市は複線区間。
区間 | 営業キロ | 備考 |
知立~碧南 | 18.5km | (※1)単線・複線混在。直流1,500V電化。軌間1,067mm |
踏破達成時 | 2001年1月 |
撮影時 | 2010年4月ほか |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/42/6c/j/o0550041214425255228.jpg?caw=800)
三河線の電車は南側の2~4番線(1番線ホームは存在しない)から発着し、特に海線の電車は名古屋本線下りホームの反対側・4番線より発着するケースが多いです。
知立を発車するとすぐに右へカーブして猿投方面への線路と分かれ、進路を南西に変えます(かつての三河線は現・知立駅を経由しないルートでした⇒廃線跡探訪の簡易記事はこちら)。そして田園の混在した住宅地を南西へと走り、国道23号線と東海道新幹線をアンダーパスすると重原に着きます。重原を発車後は愛知県・知立市から刈谷市へと変わり、築堤へと上がって右カーブしながら東海道本線をオーバーパスします。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/0f/79/j/o0550041214425255234.jpg?caw=800)
そして地平へ下りると市街地へと入り、刈谷に到着します。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/42/f6/j/o0320024014425255241.jpg?caw=800)
刈谷駅にて。北側にはJR駅があります。
近年、碧南方面からの乗客は刈谷駅でJRに乗り換えて名古屋方面へ向かう傾向が強くなっていて、この動きが三河海線電車の名古屋本線直通中止に繋がったかもしれません。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/81/1c/j/o0320024014425255260.jpg?caw=800)
刈谷を発車すると左カーブして東海道本線と分かれ、刈谷市役所を見ながら市街地を高架線で走ると刈谷市駅に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/e1/c4/j/o0550041214425255268.jpg?caw=800)
しかし猿渡川を渡ると住宅地へと変わり、右へカーブして少しだけ複線化された区間を通ると小垣江に着きます。
小垣江を発車後は単線に戻り、住宅地を南下すると高浜市に変わります。その後は車窓右側に工場が見られるようになり、吉浜に着きます。
吉浜を発車後は左へカーブして国道419号線をアンダーパスし、市街地へと入るとある三河高浜に到着します。
小垣江を発車後は単線に戻り、住宅地を南下すると高浜市に変わります。その後は車窓右側に工場が見られるようになり、吉浜に着きます。
吉浜を発車後は左へカーブして国道419号線をアンダーパスし、市街地へと入るとある三河高浜に到着します。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/59/87/j/o0320024014425255278.jpg?caw=800)
三河高浜駅にて。高浜市の中心駅で、橋上駅舎を有しています。
駅前は整備されています。昔からの市街地は駅の西側、衣浦湾沿いに広がっています。
尚、衣浦湾沿いには、JRの武豊線の東浦駅から分岐した衣浦臨海鉄道の路線が碧南市まで延びています。仮にこの路線が旅客化されたら三河線は影響必至でしょうが、あまり旅客化するメリットはなさそうですね…。
三河高浜を発車すると引き続き市街地を南下し高浜港に着きますが、現在、駅近くに港はありません。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/d4/9b/j/o0550041214425255289.jpg?caw=800)
上新川を発車後は市街地を南下して新川町に到着します。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/81/c1/j/o0550041214425255301.jpg?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/0d/f2/j/o0550041214425255312.jpg?caw=800)
碧南中央を発車後は再び昔ながらの市街地へと変わり、やがて列車の速度が落ちると側線が分かれて終点の碧南(へきなん)に到着します。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/45/fa/j/o0550041214425255318.jpg?caw=800)
尚、2004年までは吉良吉田まで線路が延びていました。末期は非電化となり、レールバスによる運行となっていました。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/c7/89/j/o0550041214425255329.jpg?caw=800)
「三河海線」区間の列車はすべて各駅に停車する普通電車で、全列車が知立~碧南の通し運転なので、「三河山線」と直通利用の際は知立駅にて乗換が必要です(一部は折り返さずに、別列車として山線方向と実質直通運転あり)。
早朝・深夜を除き毎時4往復の列車が設定されていて、利便性は高いです。
早朝・深夜を除き毎時4往復の列車が設定されていて、利便性は高いです。
車両は三河線対応を施した6000系の2両編成、4両編成が使用されています。
知立からの所要時間は、刈谷まで6分、三河高浜まで19分、碧南まで35分です。
乗換駅 | 乗換路線 |
知立駅 | 名古屋鉄道:三河線【山線】(豊田市・猿投方面)、名古屋本線 (名古屋方面、豊橋方面) |
刈谷駅 | JR東海:東海道本線 |
碧南駅 | 名古屋鉄道:三河線【海線】(吉良吉田方面。2004年廃止) |
(参考:Wikipedia)