ＪＲバス関東・碓氷線(群馬県横川駅～長野県軽井沢駅)

2006年、軽井沢停留所にて撮影。

今回は、長野新幹線の開業により廃止となった信越本線の横川駅～軽井沢駅を結ぶ代替バス路線、
ジェイアールバス関東(小諸営業所)の碓氷(うすい)線を簡単に紹介します。
横川駅～軽井沢駅の廃線跡につきましては記事にしています(こちらへ)。
さらに、ラックレールを使用していた旧線跡(アプトの道)の記事はこちらです。

(Yahoo!地図を使用)  
(通常便は下側の碓氷バイパス・入山峠経由、めがね橋経由の臨時便は上側の旧中山道を通ります。)  

路線名	区間	営業キロ	備考
JRバス関東：碓氷線	横川駅～軽井沢駅	JR時代は11.2km	バス路線

  

  

初乗車時	2006年8月
撮影時	2008年8月ほか

2006年撮影。横川駅停留所はＪＲ横川駅の西側、駅と体験型鉄道テーマパークの『碓氷峠鉄道文化むら』との間にあります。
停留所の位置は1997年まで信越本線の本線がこの場所を通っていました。したがって、停留所は廃線跡に位置していることになります。

横川駅停留所を発車すると交差点を右折して、右手に碓氷峠鉄道文化むらを眺めながら国道18号線を走ります。

そしてめがね橋などを経由する旧道は進まずに、トンネルをくぐり碓氷峠より南側を通る碓氷バイパスへ入ります。

  

途中から大きなカーブを描きながら高度を上げ、景色も良くなります。

入山峠を越えると群馬県安中市から長野県軽井沢町へと入り、下り坂になります。そして山間部が終わり平地を走るようになります。

南軽井沢の交差点を右折し、プリンス通りと呼ばれる広い通りを北上します。

沿道にゴルフ場やプリンスホテル、プリンスショッピングプラザを見ながら走った後に北陸新幹線(長野新幹線)としなの鉄道線をアンダーパスし、新軽井沢の交差点を右折し軽井沢駅前を通り、駅東側にバスターミナルがある終点の軽井沢駅停留所に到着します。

軽井沢停留所にて2008年撮影。碓氷線専用の乗り場があります。

軽井沢停留所にて2008年撮影。バスターミナルは軽井沢駅の北東側にあります。
この先、長野方面へは長野新幹線または、しなの鉄道線を利用することになります。

また、ＧＷや夏休みなどのピーク期や、碓氷バイパスの渋滞・通行止時には、
旧道(碓氷湖、めがね橋)経由で運転される便があります。
以下に概況を簡単に紹介します。

横川駅停留所を発車すると交差点を右折して、右手に碓氷峠鉄道文化むらを眺めながら国道18号線を走ります。そして碓氷バイパスの方へは行かずにそのまま旧道を走ります。しばらくすると山間部へと入り、左手に碓氷湖を見ながらカーブの連続で坂を上ります。そして右手にめがね橋を見た後はさらに山深くなり、熊ノ平を過ぎてしばらく走ると碓氷峠を越えます。そして軽井沢町へ入るとすぐに山間部は途切れ、途中の交差点から線路沿いに左へ分岐する道路をしばらく進むと軽井沢駅停留所に到着します。

 

めがね橋停留所にて。「めがね橋」のほぼ真下を通ります。  

(つづく)  

  
乗車における注意点  

当バス路線はＪＲ信越本線の横川～軽井沢の廃止を受けて設定されている路線ですが、
ＪＲの乗車券類や『青春１８きっぷ』などは使用できませんのでご注意下さい。

運行本数は８往復のみと少ないです。横川駅での信越本線電車との接続は良好ですが、軽井沢駅でのしなの鉄道線との接続は30分以上開くことや逆に６分しかないケースもありますので要注意です。
また、混雑時はバス２台で運行する場合がありますが、満員の場合は乗れない場合もありますのでご注意を。
道路の渋滞などで到着が遅れた場合、接続列車が既に発車している場合があります。

所要時間は碓氷バイパス経由で34分程度、めがね橋(旧道)経由で42分程度で、鉄道廃止前の時代より大幅に時間が延びてしまっています。

  
のりかえ  

乗換駅	乗換路線
横川駅	JR東日本：信越本線(高崎方面)
軽井沢駅	JR東日本：北陸新幹線【長野新幹線】。しなの鉄道：しなの鉄道線(長野方面)
軽井沢駅	軽井沢ﾌﾟﾘﾝｽﾎﾃﾙｽｷｰ場の第6ﾛﾏﾝｽﾘﾌﾄ (山麓駅まで徒歩約10分)

  

(参考：Wikipedia)