羽後本荘駅にて。特急『いなほ』で運用されている485系電車です。
今回も、新潟県の新津駅と秋田県の秋田駅を結ぶ幹線で、日本海縦貫線の一部を形成する路線、
羽越本線を紹介します。
今回は第2回目、酒田~秋田です。
羽越本線を紹介します。
今回は第2回目、酒田~秋田です。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
JR東日本:羽越本線 | 新津~秋田(271.7km) | 貨物支線(2.7km)を除く |
今回紹介の区間
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR東日本:羽越本線 | 酒田~秋田 | 101.8km | (※1) 単線・複線混在。交流20,000V(50Hz)電化。 |
踏破達成時 | 2003年4月 |
撮影時 | 2005年~2011年 |
酒田駅にて。(一部は鶴岡~)酒田~秋田間の普通列車には701系電車が使用されています。
酒田を発車すると貨物支線(通称:酒田港線)が左へ分かれ、その後市街地が途切れて田園風景の中を本楯、日向川を渡り南鳥海と走ります。
そして酒田市から遊佐町に入り市街地に入ると遊佐に着きます。
南鳥海~遊佐にて。鳥海山を望みながら庄内平野に広がる田園風景の中を走ります。
遊佐を発車後は正面に迫る山地を避けるように左へカーブし、左側の丘陵(砂丘?)と右側の山地との間を通り抜けると吹浦に着きます。
吹浦を発車後トンネルを抜けると再び日本海沿いを走りますが、前回の村上~鶴岡間と比較して地形は緩やかです。この付近では日本海越しに飛島を望めます。
おそらく吹浦~女鹿にて。日本海の向こう側にはわずかに飛島を望めます。
そして普通列車も大半が通過してしまう女鹿を過ぎてしばらく走ると山形県から秋田県にかほ市に入ります。引き続き海岸近くを小砂川、上浜と北上し、やがて市街地を走るようになると、にかほ市役所最寄りの象潟(きさかた)に着きます。
象潟を発車後は平野部の農村地帯を走り、金浦を過ぎると丘陵の中の農村地帯へと変わり、やがて市街地に入ると仁賀保に着きます。
仁賀保を発車後しばらくすると由利本荘市に入り、出戸信号場を過ぎて海沿いの丘陵地を走った後内陸部に入り西目、トンネルを抜けると田園地帯になり、やがて右側から寄り添ってきた由利高原鉄道鳥海山ろく線と並走します。合流点付近には由利高原鉄道の薬師堂駅があります。そして市街地に入ると間もなく羽後本荘に到着します。
仁賀保を発車後しばらくすると由利本荘市に入り、出戸信号場を過ぎて海沿いの丘陵地を走った後内陸部に入り西目、トンネルを抜けると田園地帯になり、やがて右側から寄り添ってきた由利高原鉄道鳥海山ろく線と並走します。合流点付近には由利高原鉄道の薬師堂駅があります。そして市街地に入ると間もなく羽後本荘に到着します。
羽後本荘駅にて。島式ホーム2面4線の配線です。
当駅を境に秋田方は列車の本数が若干増えます。由利高原鉄道(4番線)は乗り換えです。
当駅を境に秋田方は列車の本数が若干増えます。由利高原鉄道(4番線)は乗り換えです。
羽後本荘を発車し、子吉川を渡ると田園風景の中をしばらく走り、やがて住宅街が見えてくると羽後岩谷、その後は山間部に入り折渡トンネルを抜けて折渡、そして黒川の谷間を下り羽後亀田と進み、国道7号線をアンダーパスすると日本海沿いに出ます。その後は海沿いを二個古信号場、岩城みなと、道川と進み、秋田市に入ると下浜に着きます。
おそらく道川~下浜にて。日本海越しに男鹿半島を望めます。
下浜を発車後も海に近い所を走りますが、桂根を過ぎると内陸の山間部へと進みます。そして山間部を抜けると新興住宅地を見ながら進み新屋に着きます。
新屋を発車後は住宅地や工業団地の中を進みながら築堤を上がり、雄物川を渡ります。その後は住宅街を走り羽後牛島、そして右手に金照寺山を見ながら走ると右側から来た奥羽本線・秋田新幹線と合流し、市街地に入ると程なくして終点の秋田に到着します。
新屋を発車後は住宅地や工業団地の中を進みながら築堤を上がり、雄物川を渡ります。その後は住宅街を走り羽後牛島、そして右手に金照寺山を見ながら走ると右側から来た奥羽本線・秋田新幹線と合流し、市街地に入ると程なくして終点の秋田に到着します。
秋田駅にて。在来線は4面8線の配線です。
青森まで直通する『いなほ』もありますが、2012年3月17日以降は秋田止まりになってしまいます。
青森まで直通する『いなほ』もありますが、2012年3月17日以降は秋田止まりになってしまいます。
秋田駅にて。橋上駅舎で、駅ビルがある立派な駅です。
秋田の玄関口にふさわしい駅です。
秋田の玄関口にふさわしい駅です。
特急は寝台列車の『あけぼの』1往復(『日本海』は臨時列車化)と、『いなほ』(新潟~秋田)が3往復運転されていますが、本数が少ない注意が必要です。
一方の普通列車は、酒田~秋田を通しで運転する列車の他に、酒田~吹浦・羽後本荘、羽後本荘・道川・新屋~秋田の区間運転列車も多数あり、朝には羽後本荘発秋田行の快速列車も運転しています。また、一部の上り列車は奥羽本線の東能代や八郎潟から直通してきます。
閑散区間の酒田~羽後本荘ではデータイムは3時間間隔、朝夕は概ね1時間毎の運転です。
また、羽後本荘~秋田ではデータイムは2時間間隔、朝夕は概ね1時間間隔ですが、朝夕を中心に道川・新屋~秋田の区間列車が数往復設定されています。
また、羽後本荘~秋田ではデータイムは2時間間隔、朝夕は概ね1時間間隔ですが、朝夕を中心に道川・新屋~秋田の区間列車が数往復設定されています。
普通列車の使用車両は701系の独壇場です。一部セミクロスシートに改造された車両もありますが、大半がロングシートのままで車窓の旅はやや困難です。しかし、カーテンが設置されていないので混雑していなければ車窓風景は望めます。
酒田~秋田の所要時間は、特急『いなほ』で概ね1時間半弱、普通列車では概ね2時間弱です。
(参考:Wikipedia)