奥羽本線(その4・大曲~秋田) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回は、秋田新幹線のルートになっている奥羽本線大曲~秋田間を簡単に紹介します。
なお、この区間は【山形線】区間と違い、狭軌(1,067mm)の線路と標準軌(1,435mm)の線路が単線並列の形で並べられていて、普通列車はすべて狭軌の車両によって運転されています。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間・営業キロ   備考  
JR東日本:奥羽本線  福島~青森(484.5km)  支線は含めず  
  
  
今回紹介の区間  
路線名   区間   営業キロ  備考  
奥羽本線  大曲~秋田  51.7km   全区間単線(※1)    
交流20,000V電化、軌間1,067mm(狭軌)。   
(※1)全区間狭軌と標準軌(1,435mm)の単線並列。神宮寺~峰吉川の狭軌線は三線軌条。  

  

  

踏破達成時   2002年1月  
撮影時   2007年7月ほか  

  

  

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大曲駅にて。奥羽本線は西側の2面2線を使用します。
東側は田沢湖線のりば、そしてさらに向こう側には中間改札を経て秋田新幹線のりばです。

  

大曲~秋田間では、狭軌の線路は左側(西側)に敷かれています。
大曲を発車するとすぐに標準軌の田沢湖線(秋田新幹線:盛岡方面)が右へ分かれます。市街地が途切れてローカル風景になり、雄物川支流の玉川を渡り左へカーブしてしばらくすると神宮寺に着きます。ここから2駅先の峰吉川までこちらの狭軌の線路は、標準軌の秋田新幹線『こまち』(下り・秋田行き)も走ることが可能な三線軌になります。

  
  

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神宮寺を発車すると田園地帯を駆け抜けます。この付近は線形が良いです。

  
  

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刈和野駅です。3線軌ですが意外にポイント構造は単純に見えます。

  

刈和野を過ぎると右手から山地が接近してきて、三線軌区間が終わる峰吉川では右へ急カーブして山岳区間へ入ります。この区間はカーブが連続します。一旦山地を抜け、住宅地に入ると羽後境に着きます。

  
  

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羽後境を発車すると再び山中を走り、トンネルを抜けると大仙市から秋田市に入ります。大張野を過ぎて国道13号線が近付いてくる頃には周囲が開けてきて再び田園地帯を走ります。

  

駅の北側にのみ住宅が密集している和田を発車し、引き続き農村部を走りますが、右手の丘陵地帯には大規模な工業団地や御所野ニュータウンがあります。そして御所野ニュータウン最寄りの四ツ小屋駅に着きますが、ニュータウンとは少々距離があります。

  
  

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(車窓右側を撮影)四ツ小屋駅を発車し、相変わらず田んぼの中を駆け抜けますが、車窓左手には住宅街が見えます。

  

車両基地の秋田車両センター付近を走る頃から沿線にも民家が増え始め、左手から羽越本線の線路が寄り添うと間もなく秋田駅に到着します。

  
  

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秋田駅は在来線のみで4面8線を持つ大きな地上駅です。
また、秋田新幹線の1面2線のホームも併設されていますが、改札は別々です。

  
  

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秋田駅は橋上駅舎で、自由通路によって駅の東西を往来できます。
秋田市の中心部は駅西側の離れた所にありますが、駅前も商業施設が多く発展しています。

  

(つづく)  

  

  

乗り鉄の注意点   

奥羽本線の大曲~秋田は普通列車のみの運転で、ばらつきは多少ありますが概ね1時間に1本の割合で運転されています。また、大曲~秋田間を走る列車はすべて横手方面へ運転されます。更に朝には下り1本のみ湯沢発秋田行きの快速列車が設定されています。

  

なお、大曲~秋田の所要時間は約50分です。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
大曲駅   JR東日本:(秋田新幹線)、奥羽本線(横手・新庄方面)田沢湖線  
秋田駅   JR東日本:(秋田新幹線)、奥羽本線(青森方面)羽越本線、(男鹿線列車)  
  
(参考:Wikipedia)