第223回 只見線を乗りつぶして会津若松へ | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2003年8月9日~8月13日、4泊5日の日程で東日本・北陸方面を乗り鉄しました。
今回は2日目(8月10日)の後半、高崎から只見線経由で会津若松まで移動しました。
今回の日程 2003年8月10日(日) 【後半】

高崎1044(上越新幹線・Maxとき387号)1113越後湯沢1130(上越線・8733M)1212小出1312(只見線・432D)1659会津若松

【宿泊】
この日は午前中に吾妻線を往復した後、只見線の列車に乗るために小出駅まで移動しました。しかし、時間の関係で高崎から越後湯沢までは上越新幹線でワープすることにしました。『とき387号』の車両は初代『Max』のE1系12連で、私は自由席の2階席に座りました。私は窓側のF席に座りましたが、自由席車両の2階席は3列×3列シートでリクライニングのない座席です。ちなみに1階席は2列×3列シートでリクライニングシートです。



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高崎駅にて撮影。E1系新幹線電車です。

私は眺望の良い2階席で車窓風景を楽しもうとしましたが、高崎を発車して間もなく長野新幹線が分岐すると、すぐにトンネルへ吸い込まれました…しかも長大トンネルが連続し、残念ながら車窓風景を満足に望めませんでした…。しかし、長大トンネルのおかげで越後湯沢まではわずか29分の道のりで、出費に見合った俊足ぶりを発揮してくれました。名残を惜しみつつ、私は越後湯沢で下車しました。

越後湯沢駅では一度改札を出て、駅弁を買ってから『青春18きっぷ』で再入場しました。そしてホームに停車していた土休日運転の長岡行き8733M(115系3連)に乗車しました。水上方面とは接続していない列車だからか車内はガラガラで、越後湯沢発車時点では1両に2~3人という有様でした。私はボックスシートを独占して、先ほど買った駅弁「まいたけ弁当」を車内で食べました。



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越後湯沢駅にて2011年撮影。115系近郊形電車です。

8733Mは定刻に越後湯沢を発車しました。スキー場などを眺めながら車内でのひとときを過ごしました。そして12時12分に小出到着。私は下車して一度改札を抜けて駅の外へ出てみました。

駅前を少し散策した後は改札内に戻り、只見線ホームへ向かいました。キハ40形の2両編成が停車していましたが、まだ扉は開いていませんでした。10分ほど待っているとドアが開き、私は後方車両に乗車し、ボックスシートの窓側席に座りました。ちなみに前方車両はロングシートで、5~6人の乗客は全員後方車両のボックスシートに座っていました。普段の只見線ならこれくらいの乗車率なのでしょうが、この日は夏休み、やはり後続の上越線列車(上下線とも)から計20人ほどがこちらの会津若松行き・432Dに乗り換えてきました。しかし、先着の数人を除いて残りの客はボックスシートの相席を嫌ってか前方のロングシート車へ移動していきました。結局、2連の列車に25~26人の乗客で小出を発車することになりました。



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小出駅にて撮影。

432Dは定刻に小出駅を発車し、魚野川を渡るとしばらくは田園風景の中を走ります。非冷房車だったので皆、窓を開けています。風が心地よかったです。この付近で魚沼産コシヒカリを作っているのでしょうか? しかし上条からは山間部に入り、入広瀬からは峡谷区間を走ります。また、新潟県内最後の駅である大白川までで下車客は数人で、殆どの乗客が「乗り鉄」か旅行目的であると思えました。大白川からは山深くなり、長大トンネルである六十里越えトンネルを抜けると福島県に入りました。そして冬季はすべての列車が通過する田子倉ではダム湖の田子倉湖を望み、再びトンネルを通過すると盆地へ出て、只見線内の拠点駅である只見に着きました。下車客が数人いましたが、乗車客も同じだけいました。ここまで結構長旅でしたが、まだ只見線の半分も走っていません。只見線の旅は長くて楽しいです。
只見で窓から外をのぞいて「自分撮り」をしようとしていると、私の向かいのボックスシートに座っていた世話好きそうなファンの若い男性が私に「撮影しましょうか」とたずねてきたので、私はお言葉に甘えて撮影してもらうことにしました。

只見を発車後は只見川の谷を少しずつ下って行きます。会津蒲生、会津塩沢、会津大塩、会津横田、会津越川と5駅連続で「会津」が駅名の頭に付いています。そして深い谷にある会津川口では高校生が数人乗車してきました。



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会津川口駅にて撮影。通票の交換風景を見られました。

会津川口からも引き続き只見川の谷を下り、山と川の風景が続きましたが、途中の郷戸からは少し山が開けてきて、会津柳津でも数名の乗車がありました。その後も山間部を走りましたが、塔寺を過ぎて勾配を下ると一気に会津盆地の田園の中に出て会津坂下に到着しました。ここでは地元客の下車と乗車がありましたが、相変わらずファンや旅行客の大半は微動だにしませんでした…。

会津坂下からは会津盆地の南側を回り込む形で走り、会津高田を過ぎて阿賀川を渡ると住宅地に入り会津鉄道との接続駅である西若松に着きました。この時点で1両目のロングシート車はほぼ座席が埋まりましたが、私の乗る2両目は地元客がファンを嫌っているのか、小出発車時とほとんど変化がありませんでした。
西若松からは市街地をラストスパートして、定刻の16時59分、小出から3時間47分かかって終点の会津若松駅に到着しました。長旅でしたが、この頃は私もまだ若かったので苦痛ではなくさほど疲れませんでした。只見線の旅は楽しかったですが、もっと写真を撮っておけば良かった…orz



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会津若松駅にて撮影。キハ40系気動車です。
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会津若松駅にて翌日に撮影。観光地の玄関口にふさわしい駅舎です。


会津若松では鶴ヶ城公園などを観光したかったのですが、時間の関係で断念しました。結局、いまだに会津若松観光は実現できていません…。
下車後は改札を出て駅前のスーパーマーケット「サティ」で夕食と翌日の朝食などを購入。その後、旅行前にネットで予約していた駅前の「ホテルアルファーワン会津若松」へチェックイン。夕食と入浴の後はテレビを観ながら過ごし、翌朝も出発が早いので22時頃に就寝しました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR東日本:只見線小出→会津若松135.2km踏破達成!
(参考:Wikipedia)