鹿児島市電唐湊線(とそせん。２系統のみ運行)

鹿児島中央駅前電停にて。低床構造の1000形電車です。

今回は、鹿児島市電の内、鹿児島中央駅前から南へ進み、谷山線との合流地点である郡元までを走る
唐湊(とそ)線を簡単に紹介します。

(Yahoo!地図を使用)
緑…第一期線、赤…谷山線、桃…第二期線、水色…唐湊(とそ)線。

路線名	区間	営業キロ	備考
鹿児島市交通局：第二期線	鹿児島中央駅前～郡元	2.8km	全線複線・直流600V電化

 

踏破達成時	2004年９月
撮影時	2011年３月、10月

鹿児島中央駅前電停にて。かつては右側の道路上に駅がありましたが、2004年の九州新幹線部分開業を機に駅前広場に線路ごと移設されました。

鹿児島中央駅前電停南側の信号より郡元方を望む。
鹿児島市電では軌道敷に芝生を植えて緑化している区間があります。
また、鹿児島市電には「芝刈り電車」もあります。

鹿児島中央駅前を発車するとＪＲ鹿児島中央駅の駅前広場を出て、県道24号線・都通りの中央を走ります。市街地を都通、中洲通と進み、かつては日本たばこ産業鹿児島工場が駅前にあった、たばこ産業前に着きます。

中洲通電停付近にて。中洲通りと交差します。この付近は市街地の中を走ります。

たばこ産業前電停付近にて。
日本たばこ産業鹿児島工場の跡地には、鹿児島市交通局の市電車庫や鹿児島市立病院が移転予定です。

たばこ産業前を発車すると左手にたばこ産業の工場跡を見ながら進み、神田を過ぎると左へカーブして路線名にもなっている唐湊(とそ)、そして鹿児島大学の西側を走り工学部前に着きます。この付近、少し西側にはＪＲ指宿枕崎線が並走し、車両基地の鹿児島総合車両所もあります。
工学部前を発車すると緩やかに左へカーブして純心学園前、さらに左カーブして中郡に着きます。

中郡電停付近にて。この辺りまで来るとビルは減り、住宅街の中を走ります。

中郡を発車後、今度は右へカーブして市街地の中を走ります。

そして最後は郡元電停交差点を左折して北を向いて谷山線と合流し、終点の郡元に到着します。

郡元電停にて。
２系統は谷山線上にある相対式ホーム２面２線より発着します。
谷山線は乗換です。

郡元電停にて。
谷山線鹿児島駅前方面ホームで乗客を降ろした２系統の電車は、谷山線の鹿児島駅前方へ引き上げてからスイッチバックします。そして、谷山線谷山方面ホームを兼ねる鹿児島中央駅前方面ホームで乗車扱いを行い発車。右へカーブして唐湊線へと入って行きます。

  
乗り鉄の注意点  

唐湊線では、鹿児島駅前～高見馬場～鹿児島中央駅前～郡元を結ぶ２系統のみが運転されています。
２系統は、日中は７分毎の運転で、朝夕ラッシュ時は増発され、１９時台以降は本数が減少します。

鹿児島中央駅前～郡元の所要時間は、１１分です。

のりかえ  

乗換駅	乗換路線
鹿児島中央駅前電停	鹿児島市電：第二期線(２系統・鹿児島駅前、第一期線方面へ直通運転)
鹿児島中央駅前電停	ＪＲ九州：九州新幹線、鹿児島本線、(日豊本線列車)、指宿枕崎線
郡元駅	鹿児島市電：谷山線(武之橋・第一期線方面、谷山方面)

(参考：Wikipedia)