風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」 -39ページ目

誰も見たことがない山頂の神に、人類は救われるのだろうか、それともゆっくりと滅ぼされてゆくのだろうか。

自衛隊が山を包囲しているが、手を出せずにいる。昨年末送った登山隊も連絡を絶ったからだ。攻撃にGOが出ているわけでもなく、救出に向かうにも同じ結果を生む恐れをはらんでいる。

「すごいタイミングだな」
ご丁寧に2冊置いていった小冊子を見ている時だった。TVが『愛を知る会』が神からのメッセージを発表したことを伝えたのは。

ホームページは開設されているようだが、マスコミを通じての発信は初めてのことになる。


「地は形なく、虚しく、闇が淵のおもてにあり、私の霊が水の表を覆っていた。私が『光あれ』と高く唱えれば光があった。光と闇を分け、光を昼、闇を夜と名付けた。大空を造り水を集めて海を満たし、大空を天と名付けた。
地を覆う草と、花を咲かせる草木と高くそびえる木々を造った。水に生きるもの、地を這うもの、空を飛ぶものを造った。


ミケランジェロ作『創造の初めの日』

やがて時は満ちた。地球に発生させた猿人と我々のDNAを操り人類創造が始まった。試作品である旧人類ネアンデルタール人やデニソワ人は滅んだ。新人類クロマニョン人も滅んだ。けれど血を混ぜる試みは良いデータをくれた。彼らは自由に交わった。これらのすべては、地球の環境に最高の形で適応できるあなた方を造るための実験だった。
ひとつ教えよう。今も地球に生きているあなた方の最初の試作品がいる。それはチンパンジーだ。


ハノーバー動物園の『ネアンデルタール人の葬儀』

私は天地創造の神。あらゆる生き物の父であり母。人類の生みの親。地球上に私が造らなかったものなど存在しない。


骨格から復元されたネアンデルタール人の少女

なぜ私が再び現れたのかを教えよう。
それは、人類が道を誤っているからだ。かつてあなたがたは幾度も過ちを犯した。地球に送った多くの預言者たちの言葉に耳を貸そうとはしなかった。そればかりか迫害すら行った。



今を見よ。神を忘れたこの時代を見よ。悪魔の起こすスパークを見よ。これは他の誰でもない、あなた方が招いたことなのだ。
サタンの領域に足を踏み入れたから、邪悪な彼が愛を破壊し始めたのだ。地球は愛だ。サタンに譲り渡してはならない。

このまま進むのならば、この先に待ち構えているのは滅びしかない。創造神である私は、それを見過ごすことはできない。

私以外を信じてはならない。偶像を崇拝してはならない。私を愛しなさい。新しいページを開く道はそれしかない。それが超新人類への道だ。私の庇護の元で大いに愛し合いなさい。愛こそが未来へのドアを開ける鍵だ。
我が子たちよ忘れてはいけない。私の名はヤハウェ」

読み上げたアナウンサーがこちらを見た。

小冊子を読めばわかる内容だった。あの山にいる神が人類救済に乗り出したことを。かつて彼らが人類を創造したことを。

「さて、どうしようっか智也」詩織は小冊子を弄んでいる。僕は裏表紙を再び確認した。
「明日にでも行ってみよう。セミナー及び説明会は随時行っています。来場希望日の前日、午後3時までにご連絡くださいだって。随分柔軟だな。後で電話しよう。その前にさ、飯を食いに行こう」

「でもさ、でもさ」詩織が立ち上がった僕の二の腕を掴んだ。「天と地と人類と、あらゆる存在を造ったって言っているけど」キュッと眉根を寄せる。
「宇宙を造ったと言わないのはなぜ? 聖書の書かれた時代ならまだしも、今なぜ、宇宙を創造したと言わないの?」
神とは何なのかを模索した、詩織ならではの言葉だった。

あの山に降りたのが神だと喜ぶ人たちがいた。それはもちろん『愛を知る会』だ。
その時から、詩織は聖書を読み始めた。もちろん解説されたものがなければ太刀打ちできないけれど、彼女は根気よく続けた。

なぜ部屋に聖書があるかといえば、かつて僕がクリスチャンだったからだ。父母がそうだったように、幼い頃から何疑うことなく教会に通った。
過去形になるのは、疑問を感じたからだ。

詩織は続けてこう言った。「旧約聖書の神って宇宙人じゃないの? たくさん人を殺してるよね。そんな神様って変だよね」
二の腕を掴む力がぐっと強くなる。

ぽんぽんとショートボブの頭を叩いた。「いい考察だよ詩織」
それは僕がクリスチャンをやめたのと同じ見解だった。


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星野仙一さんがお亡くなりになりましたね。
僕は野球を見ない珍しい男なので、彼の足跡(そくせき)を詳しく知るわけではありません。
けれど、彼のことは好きでした。

現役時代は「燃える男」と称され、監督時代は「闘将」と呼ばれました。

星野さんって、野球バカだった僕の死んだ兄に似てるんですよね。
僕と兄は似ていたので、僕と星野さんも似ているはずだけど、それはちっとも思わない。



70歳、まだ若かったです。

「欽どこ」のお母さん役だった真屋順子さん(75歳)もお亡くなりになったのですね。
このお二人の死というのは、かなりショックでした。

もう一つ驚いたのは、「欽どこ」でデビューした、わらべの「かなえ」役、倉沢淳美が50歳になっていたこと。

長女役をやっていたのが高部知子……あの当時、わらべを抜けましたよね。
ニャンニャン事件でしたっけね。

わらべ/もしも明日が
真屋順子さんもまだ若いです。



勤務時間が不規則でブログを書く時間も取れません。
小説も進めたいのだけれど、寝不足で、ぼーっとしています。

スパークル「愛と恋のエチュード」で僕は再び宗教に挑もうとしています。
けれど、骨子が固まっているわけではありません。いつものことですが……。

人はなぜ生きるのか、人はなぜ死ぬのか。神とは何者か。僕達はどこへ向かっているのか。
そして、宗教とは何なのか。

答えのひとつでも導き出せればいいのにな、と思っています。
ま、そこまでは無理でしょうけれど(笑)

でも、短編小説だから長くなってはいけない、とは考えています。


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★訪問者の正体★

二人同時にインターフォンを見た。事前連絡もなく友人が訪ねて来るなどありえないし、セールスがオートロックのインターフォンを鳴らすことなどあるのだろうか。

「押し売り?」詩織が眉をひそめる。
「今どき押し売りもないだろう。見ればわかるさ」
「だよね」詩織が腰を上げた。

「はい」顔を寄せてインターフォンに応える。そのトレーナーの尻がブカブカだ。童顔のせいか若く見えるが、そんな彼女ももう三十路が目前だ。そろそろ結婚と考えてもいたけれど、こんな事態の時に踏み切ることなどできない。

「あなたは神を信じますか」インターフォンからは想像もしなかった声が返ってきた。

「──は?」空気の抜けたような詩織の声と、思いがけずに酸っぱいチョコレートでも口にしたような妙な顔が振り向く。

立ち上がってインターフォンに向かった。エントランスが映る画面の中には、50代ぐらいだろうか、ニット帽をかぶった男と一歩引いたように立つ女がいた。

「どちら様ですか」
「愛を知る会の者です」
来た。目を丸くしてこちらを向いた詩織が囁いた。深みを持つ瞳。初めて見たとき、吸い込まれそうだと思ったその目がパチクリとまばたきを繰り返している。

これが噂の『愛を知る会』か。やはり戸別訪問もしていたのだ。
それにしても、この男の口上はどうだ。愛を知る会と申します、ではなく愛を知る会の者ですだ。世間の認知度と期待値の高さを背に受けてのものだろう。

どうすべきか、ギュッと目を閉じた。
これで本当に助かるものならすがりたい。しかし、それが魂を売るようなことであるなら拒否すべきではないのか。

「ひとつ質問していいですか」インターフォンに顔を寄せた。
「ひとつといわずどうぞ」男は何度も頷いた。
「本当に助かるのですか」

我が意を得たりとばかりに男が一歩進み出た。
「はい、間違いなく助かります。信者の中にスパークで亡くなった人はいません。信者とはいえ普通の人たちです。新婚夫婦もいれば恋人同士もいます」

スパークから人類を救い出す神が現れたのか、はたまた、スパークを起こして人類を恐怖に陥れ、ひれ伏させようとする企みなのか。

「その、なんというか、あの山の上に神がいるのですか」
「はい、おわせます」男の声に同意するように、女は深く何度も頷いている。

「姿は見せるのですか」
「いえ、姿は見せません」こちら側から見えていることを意識しているのか、男は首を振った。
「UFOがいるのですか」

逡巡するかのように顎を引いた男。息を呑むような静かな時が流れる。やがて決心したように顔を上げた。
「残念ですが、それにはお答えできません」
それに応えないことにどんな意味があるのだろう。神がUFOに乗って現れたら対外的にもおかしいと考えているのだろうか。

「興味はあります。2,3日考えさせてもらってもいいですか」
「はい、できれば早く。スパークに遭う前に」
「はい、わかりました」
「ポストに小冊子を入れておきます。どうか神のご加護を」


愛は死のように強く 熱情は陰府(よみ)のように酷い。火花を散らして燃える炎。大水も愛を消すことはできない 洪水もそれを押し流すことはできない。愛を支配しようと 財宝などを差し出す人があれば その人は必ずさげすまれる。
(ソロモンの雅歌(がか)8:6-7)



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帰宅してNHKにチャンネルを合わせると、ペドロ&カプリシャスの2代目ヴォーカルだった髙橋真梨子が歌っていた。
老けたなあ……って、人のことは言えないけど。

ペドロ&カプリシャスにはわずか2年ほどしか参加しなかったけれど、デビュー曲「別れの朝」をヒットさせた初代ヴォーカル、伝説のディーヴァ前野曜子が恋しくなる。

高橋真梨子(当時高橋まり)も歌ったけれど、前野曜子の「別れの朝」がやはり心に滲みる。彼女はテクニックではなく魂で歌ったから。
1988年(昭和63年)7月31日、心不全のため満40歳で没した。アルコール依存症でもあった。

前野曜子/別れの朝 1971年


生ハムにエキストラVオリーブオイルを回しかけたものつまんで軽く酒を飲み、0時半を回った頃に近所の八雲神社に初詣に行った。自転車でちゃちゃっと、と思ったら鍵が見当たらなくて歩いていった。

軽く頭を下げて鳥居をくぐる。参道の左端を歩くとすぐに行列にぶつかった。手水舎があるけれど、列を抜けることになるからか寒いからか誰も使わないから僕も寄らなかった。
うん、この寒さだと勇気がいる。手袋もしてるし。

お賽銭をそっと入れて鈴を鳴らす。ものすごく大きい神社でお賽銭箱が遠いならまだしも、下手で放る人が目立つのはなぜだろう。二礼二拍手一礼。

お神酒を頂いて、鳥居の近くでお酒の入っていない甘酒を頂く。温かくて美味しくて2杯頂いた。
新年の夜空を、何度も何度も仰ぎ見ながら帰宅した。


傷口をさわさわと撫でて風が吹き過ぎる。
風がやんでもシクシクと痛む。風が吹けばズキズキと痛む。
風はやみ、風は吹く。風は止まり、風は荒れ狂う。

果てることなく、どこまでも上り坂のつづく道がある。ようやく上り詰めたと思った先に、もっときつい坂が空を塞ぐ。もう一度もがけと言わんばかりに。

両手を膝につく。ギュッと目を閉じる。はぁはぁと吐く自分の息に肩が揺れる。

誰が僕を必要としてくれるのだろう。誰が僕を愛してくれるのだろう。誰が、僕を……。

そこはきっと哀しみと苦しみの地球。

僕たちはきっと、移動している。
だから、かつて生きていた喜びや幸せの地球がきっとある。
なにも考えずに手放しで笑っていた地球が、きっと。


新年おめでとうございます。
テクニックというものを知らない、とっ散らかったブログですが、今年もよろしくお願いします。

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あれよあれよという間に大晦日になりました。
こんな時はふと、日々が長かった頃を思い出したりします。

一日は永遠に長くて、疲れて眠ってしまっても日はまだ高くて、一週間はもっと長くて、一年後なんて遠い未来だった子供の頃のこと。
紅白歌合戦なんて無謀に長くて、最後まで見ることなくいつも寝てしまっていたっけ。

特別なことはいつか当たり前になって、当たり前はいつか過去の記憶になる。
そんなことなど思いもしなかったあの頃。

けれどみんなおとなになった。

それぞれの境遇、それぞれの課題、それぞれの思い、それぞれの問題を抱えながら生きている、そんな大晦日が明けます。

また、明日。というか、また新年に。
というか、仕事をして帰ってきて、またブログを書くだけなんだけれどね。

今年も一年ありがとうございました。
皆様良いお年を。

あなた / 宇多田ヒカル



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広さはどうだろう。8畳程度のものだろうか。僕の前で、ノートパソコンに向かって供述調書を取る警察官がいる。

A4の用紙を持って度々出入りをする警察官がいる。その警察官が訊いてきた。

「なんで通報するのがこんなに遅れたんですか」
「いや、それは……」
僕は思い出しながら言葉を重ねたと思う。それが40分にも及ぶ遅れだという指摘とは露知らず。
それが長引いてしまった最初の小石だった。

そして一睡もしていない僕は、こんな時間にブログを書いている。

つづく


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粉雪/レミオロメン



思い切り吸い込んだ冷たい空気は、深いところで眠っていたはずの傷の部分にふれて、ズキッと胸が痛くて、少し寂しくて、かなり切なくて、僕はしかめっ面をする。

重大なことは、ほんの些細なきっかけから始まって、昨日と今日を決定的に変えてしまうことを僕は知っている。

すべてを受け止めて、すべてを受け入れて、空気が澄むように心まで透き通っていけばいいのに。

何も塗らず、何も消さず、何も悔やまず、何も望まず、僕は僕の色であればいいのに。

悲しまない、心痛めない僕であればいいのに。



作詞/作曲:藤巻亮太

粉雪舞う季節は いつもすれ違い
人混みに紛れても 同じ空見てるのに
風に吹かれて 似たように凍えるのに

僕は君の全てなど 知ってはいないだろう
それでも一億人から 君を見つけたよ
根拠はないけど 本気で思ってるんだ

些細な言い合いもなくて
同じ時間を 生きてなどいけない
素直になれないなら 喜びも悲しみも虚しいだけ

粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら
二人の 孤独を分け合う事が 出来たのかい

僕は君の心に 耳を押し当てて
その声のする方へ すっと深くまで
下りてゆきたい そこでもう一度会おう

分かり合いたいなんて
上辺を撫でていたのは僕の方
君のかじかんだ手も
握りしめることだけで 繋がってたのに

粉雪 ねえ 永遠を前にあまりに脆く
ざらつくアスファルトの上 シミになってゆくよ

粉雪 ねえ 時に頼りなく心は揺れる
それでも 僕は君のこと 守り続けたい

粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら
二人の 孤独を包んで 空にかえすから

著作権法違反で捕まりませんように。南無南無(><;)

最高気温が10℃を下回る気温の低さもそうだけど、風が吹いたせいで今日はすごく寒かった。

指なし手袋に続き、最後の切り札のマフラーを出してしまったので、僕はこれ以上寒さを防ぐ術を知らない。

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グラムの水増しのためだろうか、ゴミを減らすためだろうか、西友のタコの足にはボディも入っているし頭も入っている。

その点、ダイエーのタコの足は余計なものが入っていなくて美しい。
でも、ダイエーはめったに行かないので西友で我慢して、タコのガーリックオイル漬けを作る。
西友に行く理由は、これが好きだから。
      ↓↓↓↓↓



ところで、8本あるタコの足の内、一本は生殖器だ、ということを知らなかった人はいるだろうか。

正確には交接腕(こうせつわん)と呼びます。その交接腕をメスの体内に挿入することで受精になるんですね。

妙に長いぞ、と思ったら疑ったほうがいいですね。先っぽを見ればわかるのだけど、吸盤がありません。

ちなみに、オスメスもわかるのです。
吸盤の大きさが殆ど変わらずきれいに並んでいるのがメスです。おっきいのとちっちゃいのが雑に並んでいるのがオスです。
どこの世界でも、オスが雑なのは一緒なのでしょうか。

一般的には、繊維が細く柔らかで食べやすいのがメスで、身が締まって硬いのがオスだそうです。
メスが美味しいと言われますけど、好みによるでしょうね。産卵期や産卵後のメスは身が細るので美味しくないでしょうし。

この美しい吸盤の並びは明らかにメスですね。
ダイエーのタコってこんな感じです。


愛犬家の方はご存知でしょうね。消化が悪いからタコは食べさせないほうがいいということぐらい。
チョコレートやネギ類は、中毒を起こしてしまって最悪の場合は死に至ることもある食材です。

よく知らずに犬を飼う方、ご用心です。

あ! もうこんな時間だ!
本日の自由時間1時間半、ブログなんて書かなければいいのに……。


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小学生の男の子に、お母さんが縄跳びを教えている。
手取り足取りというのではなく腕組みをして見守っている。その顔には、やれやれ、といった色を浮かべながら──。

サンタの服を着た小さい女の子が、うんしょこうんしょこと自転車を押していく。姉妹だろうか、それとも友だちだろうか、もう一人の女の子と、そばにはお母さんと思われる人。

どの人とどの人がどうつながっているのか判然としない昼下がりの公園。

その向こうには、もみの木にも劣らない、クリスマス然としたヒマラヤ杉。
冬枯れの木立の上には雲ひとつない空。時折吹く強い風。

僕達が受け継いできたもの。僕達が伝えなければならないこと。
僕達が、抱いて歩いて、背負ってきた荷。

雲が風にちぎり飛ばされるように、流れゆく時が曖昧にしてゆくものたち。

魅せられて / ジュディ・オング


台湾出身の有名人はたくさんいる。
「チキンラーメン」と「カップヌードル」を開発した日清の創業者安藤百福。ハーフだけれど世界の王貞治。金美齢。蓮舫議員。若い人は絶対読めない欧陽菲菲。テレサ・テン。インリン・オブ・ジョイトイ。ビビアン・スー。

でも僕はジュディ・オングを思い浮かべる。

この人のことを随分と年上の人だと思っていた。子供の頃などは、失礼なことを言えばおばさんに見えた。
若さというものから遠ざかって驚く。年齢なんてそれほど離れてはいなかったのだと。

若さを武器に、僕はきっと誰かを傷つけたに違いない。

若さは好奇心。若さは輝き。若さは可能性。みなぎる力、果てる底のない怠惰。

時として若さは罪。
真昼の蜃気楼──。


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これはきっと、当時の声なんだろうな。
初めて聴いたと思います。



『東京ラプソディ』(とうきょうラプソディ)は、1936年(昭和11年)6月にテイチクから藤山一郎の歌唱によって発売された昭和歌謡である。
作詞は門田ゆたか、作曲は古賀政男。昭和モダン末期の東京を歌ったフォックストロット調の作品で、35万枚を売り上げヒットした。藤山主演による同名の映画も制作されている。

─Wikipediaより─


僕が知っているのは、マイクを持った左手に右手とポンポンと当てながら歌う藤山一郎だ。
おそらくは大晦日の懐メロ番組。

これこれ、もうお亡くなりになったけど御年79歳とは思えない声の艶だ。



ちなみに僕のブログタイトル『夜更けのラプソディ』はこの歌から取ったものではありません。書いてる最中に、あ……って思いました。

イブが終わりました。
夜になってもさほど気温が下がらなかったようです。
月曜はクリスマスだけれど、世間ではその雰囲気も消し飛ぶでしょう。
今年は曜日の巡りが良くなかったですね。
飲食店も小売店も振るわなかったんじゃないかな?


TVでは「明石家サンタ」をやっている。
何年かぶりに見た。パソコンに向かっているので、声だけ聞いている。
内容は頭に入ってこない。

八木亜希子、老けちゃったなあ。52歳だって、番組見てて今わかった。

中山秀征&松本明子&飯島直子の「DAISUKI!」メンバーのクリスマス番組なんて、とっくの昔に終わっちゃってるよね?

時は流れていくんだなあ。
悪いものもいっぱい流れていくといいなあ。


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