地球 | 風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」

帰宅してNHKにチャンネルを合わせると、ペドロ&カプリシャスの2代目ヴォーカルだった髙橋真梨子が歌っていた。
老けたなあ……って、人のことは言えないけど。

ペドロ&カプリシャスにはわずか2年ほどしか参加しなかったけれど、デビュー曲「別れの朝」をヒットさせた初代ヴォーカル、伝説のディーヴァ前野曜子が恋しくなる。

高橋真梨子(当時高橋まり)も歌ったけれど、前野曜子の「別れの朝」がやはり心に滲みる。彼女はテクニックではなく魂で歌ったから。
1988年(昭和63年)7月31日、心不全のため満40歳で没した。アルコール依存症でもあった。

前野曜子/別れの朝 1971年


生ハムにエキストラVオリーブオイルを回しかけたものつまんで軽く酒を飲み、0時半を回った頃に近所の八雲神社に初詣に行った。自転車でちゃちゃっと、と思ったら鍵が見当たらなくて歩いていった。

軽く頭を下げて鳥居をくぐる。参道の左端を歩くとすぐに行列にぶつかった。手水舎があるけれど、列を抜けることになるからか寒いからか誰も使わないから僕も寄らなかった。
うん、この寒さだと勇気がいる。手袋もしてるし。

お賽銭をそっと入れて鈴を鳴らす。ものすごく大きい神社でお賽銭箱が遠いならまだしも、下手で放る人が目立つのはなぜだろう。二礼二拍手一礼。

お神酒を頂いて、鳥居の近くでお酒の入っていない甘酒を頂く。温かくて美味しくて2杯頂いた。
新年の夜空を、何度も何度も仰ぎ見ながら帰宅した。


傷口をさわさわと撫でて風が吹き過ぎる。
風がやんでもシクシクと痛む。風が吹けばズキズキと痛む。
風はやみ、風は吹く。風は止まり、風は荒れ狂う。

果てることなく、どこまでも上り坂のつづく道がある。ようやく上り詰めたと思った先に、もっときつい坂が空を塞ぐ。もう一度もがけと言わんばかりに。

両手を膝につく。ギュッと目を閉じる。はぁはぁと吐く自分の息に肩が揺れる。

誰が僕を必要としてくれるのだろう。誰が僕を愛してくれるのだろう。誰が、僕を……。

そこはきっと哀しみと苦しみの地球。

僕たちはきっと、移動している。
だから、かつて生きていた喜びや幸せの地球がきっとある。
なにも考えずに手放しで笑っていた地球が、きっと。


新年おめでとうございます。
テクニックというものを知らない、とっ散らかったブログですが、今年もよろしくお願いします。

ポチポチッとクリックお願いします。

短編小説 ブログランキングへ

blogramのブログランキング


にほんブログ村