風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」 -21ページ目

何食べよう。
駅の階段を下りながら僕は考えた。

立ち食いソバでも手繰って帰ろうか。お稲荷さんがあったらラーメンでもいいな。
そう、遅い時間になるとお稲荷さんは売り切れるのだ。

どうしよう。そう思って右にある蕎麦屋を見たとき、ぐわっと人影が近づいてきて声がかかった。

「おっぱいキャバクラ」
その物言いにムッとした僕は、ちょっと険しい顔で首を振った。

その呼び込みが右にいたため、そっちへ進めず、おかげさまで蕎麦屋はパスになった。

以前は呼び込みなんていなかったのに、ここ数年で急増した。駅のコンコースを出るとボードを持った女の子たちがたくさん立っている。夜はどんどん下種(げす)な街になっていく。

いつも通り西友に寄って、豚バラともやしのポン酢炒めを作った。うん、我ながら美味しい。
とはいえ、誰がどう作ったって失敗するようなものじゃないんだけど。

お醤油が切れたのでいつものを買った。塩分1/2だ。


ヤマサ 鮮度生活減塩しょうゆ 600ml
¥ 378


この間見つけて2本目を買ったオリーブオイルでこんなのがある。


デルモンテ エキストラバージンオリーヴオイル 326g
¥ 820


鮮度を保つお醤油と同じ、二重構造の密封ボトルのようです。
デルモンテのオリーブオイル? どうなんだろうと思ったら、案外おいしい。

安いオリーブオイルと比べればコスパは悪いんだけど、僕みたいに生ハムロースにかけたり、明太子にもかけたりとかする人がいたら、この形状は相当便利だ。
テーブルに置いても不自然さがない。

炒め物とかパスタに使うのは不経済かも。


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日曜は公園での読書を終えてからBOOKOFFに行った。

探す作家さんはだいたい限られている。それを見たら100円コーナーに移りザーッと見て行く。

僕がトライするのは100円コーナーに限られる。
というか、100円コーナー以外で買う本はあまりないと言った方がいいかもしれない。

有川浩は、そこでほとんど間に合うぐらいだ。『空飛ぶ広報室』あたりはまだ並ばないけど。

誉田哲也……あ! あったぁ~~~~!
いつの間に文庫化されていたんだ!
僕は迷わず、『武士道ジェネレーション』を手に取った。

宮下奈都……あったぁ~~~~!
『羊と鋼の森』も迷わず手に取った。僕が100円コーナー以外で本を2冊手にするなんて、なかなかないことだ。

一応100円コーナーも見たけど、有頂天で見ているようで見ていなかった。

西友で買い物をして帰り、掃除と洗濯をした。
洗濯なんて出かける前に済ませればすぐに乾くものを、読書を優先する僕は、掃除も洗濯も後回しにする。

ふと思い立って、PCのキーボードも捨てた。なんと4台もあった。
見ると、パソコンサイドのちっちゃい本棚の上の文庫本が、今にも雪崩を起こしそうになっている……。

ダイソーに行こう!
久々に陽が落ちてから自転車をこぎ出したら、ライトの電池が切れていた。

ダイソーに文庫本入れはなかったから、Seriaに行った。
Seriaってほとんど行かないけど、たまに行くとワクワクする。品物がおしゃれな気がするのだ。

4段重ねてあるのがあったから、それを買った。文庫本12冊と書いてある。でも薄い本も多いから実際はもっと入る。

それがあっという間に満タンになった。しかしこれ、蓋が甘いな。これは失敗だったかも。


これがどうやらダイソーの文庫本ケースのようだ。
こっちの方がSeriaのものより蓋がしっかりしてそうだ。
今度また探してみよう。


それまで使っていた文庫本入れはやはり100均で買ったのだけど、その店は今はない。好きな店だったんだけどな。
それを数えたら12個だった。こっちの方が明らかに、作りがしっかりしている。

そのころのダイソーはちっちゃな店舗で、行っても買うものがないぐらいだったけど、今はビル丸ごとダイソーだ。

雪崩を起こしそうだった文庫本の山の下から黄色いBOOKOFFの袋が出てきた。ずいぶん古いものだな。その中にあったのが、
乙一の『ZOO1』と
大崎善生『アジアンタムブルー』だった。

袋に入っているということは読んでいないのかもしれない。
その本が日の目を見るのか見ないのか、今の僕にはわからない。

100均以外だったらこの倍くらい入るものもあるけど、収める場所が限られそうだ。
僕はクローゼットになんて仕舞いたくない。本に囲まれていたいのだ。

文庫本ケースを見ていつも思うのは、どうしてまっすぐじゃないんだ! どうして下が狭くて上が広いんだ。

まっすぐすとんと入るように作っても重ねられるようにできるだろう?
ということだ。

それとも、まっすぐに入ったら抜きにくいと考えているのだろうか。

だったら外側はまっすぐじゃなくて、内だけまっすぐにして、その差異で指の入るスペースを作ればいいんじゃないかなあ。


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厚手の文庫本のちょうど真ん中あたりだ。
公園で『横道世之介』読んでいてこの部分にぶつかった。

火葬場に着くと伯父たちは控え室で持参した酒を飲み始めた。二時間ほどかかるというので清志と外へ出た。

火葬場の煙突から白い煙が上がっており、しばらく二人で見つめていると、「世之介、『焼き場の少年』って写真、見たことあるか?」と清志が訊いてくる。

「『焼き場の少年』?」
「そう、原爆が落とされたあとにアメリカの従軍カメラマンが撮った写真」

清志の話ではその写真には大きな穴で火葬される犠牲者たちを直立不動でじっと見つめている少年の姿が写っているという。

少年はぐっすりと眠り込んだ幼子を背負っている。
しかしこの写真が撮られた後、火葬していた男たちが少年に近寄り、背中からその幼子を下ろして目の前の炎の中に横たえたらしい。

幼子はすでに死んでいたのである。少年は長い間その炎を見つめていた。強く噛み締め過ぎて、少年の唇から真っ赤な血が流れていたという。

『横道世之介』頁244-255

僕はすぐに一枚の写真を思い浮かべた。写真のタイトルなんて知らなかったけど、それは確信だった。


焼き場に立つ少年

佐世保から長崎に入った私は小高い丘の上から下を眺めていました。すると白いマスクをかけた男たちが目に入りました。

彼らは60センチほどの深さに掘った穴のそばで作業をしています。やがて、10歳ぐらいの少年が歩いてくるのが目にとまりました。

おんぶひもをたすきにかけて、幼子を背中に負っています。弟や妹をおんぶしたまま広場で遊んでいる子どもたちの姿は、当時の日本ではよく目にする光景でした。

しかし、この少年の様子ははっきりと違っています。重大な目的をもってこの焼き場にやってきたという強い意志が感じられました。しかも裸足です。

少年は焼き場のふちまで来ると、硬い表情で目を凝らして立ち尽くしています。背中の赤ん坊はぐっすりと眠っているのか、首を後ろにのけぞらせていました。

少年は焼き場のふちに5分か10分も立っていたでしょうか。白いマスクの男たちがおもむろに近づいて赤ん坊を受け取り、ゆっくりと葬るように、焼き場の熱い灰の上に横たえました。

まず幼い肉体が火に焼けるジューという音がしました。それからまばゆいほどの炎がさっと舞い上がり、真っ赤な夕日のような炎が、直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。

その時です。炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいるのに気づいたのは。少年があまりきつくかみ締めているため、血は流れることもなくただ少年の下唇に赤くにじんでいました。

夕日のような炎が鎮まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去っていきました。


坂井貴美子編著、ジョー・オダネル写真『神様のファインダー』(いのちのことば社)より





人の記憶というのは曖昧なものである。
僕の記憶の中では、この少年は反対側を見ていた。

写真の少年は左側を向いている。
けれど僕の記憶の中では右を向いていたのだ。
それももっと撮影者寄りの向きで。

ここで僕が何かを書きたいわけではない。
ただ、無力だと思い知るだけである。


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ふっと目覚めたら起床時間をとっくに過ぎてる。

やべっ!

色々省きまくって猛ダッシュで支度すれば……ん~……ぼんやりとした頭で考える。

20分ぐらいの遅刻で済みそうかな。そんなとき、出勤予定時刻をどう電話するだろう。

「すみません、15分ぐらい遅刻します」
そう連絡する人が多いのではないだろうか。

もっと気の弱い人だったら、
「10分か……ん~ん、15分ぐらい遅れます」
こう口にするかもしれない。

遅刻の電話連絡の傷を浅手で済ませたいのだ。

現実はどうだろう。15分で到着すればいい。
けど、そううまくいくとは限らない。

見込み通り20分の遅刻だった。それはどう考えても印象が悪い、ということに気がついただろうか。

僕ならこう報告する。
「30分ぐらい遅刻します」

15分と30分の差は大きい。なにしろ倍だから。
でも、重要なのは到着予定時間ではなく、現実の到着時刻なのだ。

僕の場合、トイレもシャワーも省かない。
やれやれ、寝過ごしちゃったよ、と豆乳を飲み、煙草に火を点ける。

おいおい、遅刻するんだろう? なに余裕こいてんの?
はい、遅刻です。それはしょうがない。

豆乳を飲んで煙草を吸う時間なんてたかが5分。これがないと、すっきり便通がいかないのです。
普段通りの15分は欲しいところだけど、時間が短いと出ません。その時はあきらめます。

それから時間との闘いが始まるのです。猛烈なスピードでシャワーを浴びながら歯を磨き、髪を洗い、ボディシャンプーを使うのです。

見込み通り20分で到着すると、遅刻の報告時間より10分早いのです。
心証が違います。(お、早いな。頑張って急いだな)と。電車の中で走っても意味はないけど、結構頑張りました。

15分の報告だったらどうでしょう。
(おいおい、5分過ぎてるじゃないか)

それは見込みが甘かったのか、それとも嘘をついたのか。
いずれにせよ、2度目の遅刻をしたことになるのです。

これを僕は、恥の上塗りならぬ、遅刻の上塗りと呼びます。

遅刻の報告は、勇気をもって遅めにいうべし。
最初の電話連絡で肉を切らせるのです。2度目の5分の遅刻は、一度ならまだしも、やがて信用という骨を断たれます。

勇気をもって一見不利な嘘をつこう。

なんでこんな記事を書いてるのかって?
今日はね、5時間遅刻をしてきた大馬鹿者がいたのです。
報告にプラス10分だから5時間10分。

僕は思ったのです。
(やっぱり電話口の報告時間を過ぎちゃったじゃないか。こいつ、何時に来るんだ)

これはもう遅刻じゃなくて、半欠勤。

話は変わって、金曜は夜の23時まで働いて、土曜は朝の8時から22時までの14時間労働で休憩が30分。
仕事が終わってから家の目覚ましが鳴るまで7時間しかない。

それでも買い物をして、部屋でくつろいでテレビを点けて、パソコンを立ち上げて、酒を飲む。
それが毎週だから、金曜の夜は絶対ブログが書けません。

これを僕は『金曜はダメよ』と呼ぶ。


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誰かがこれを やらねばならぬ
期待の人が 俺たちならば

この部分を聴くと、今でも涙がじんわりと……。

久々に826askaちゃんで、『宇宙戦艦ヤマト』
あんなにちっちゃかったのに、この子もずいぶんと大物になりました。

最新のものがあったのだけれど、司会のいらぬ喋りが入っていたのでこれにします。




阿久悠作詞 / 宮川泰作曲
『宇宙戦艦ヤマト』

さらば地球よ 旅立つ船は
宇宙戦艦ヤマト

宇宙の彼方(かなた) イスカンダルへ
運命背負い 今とび立つ

必ずここへ 帰って来ると
手をふる人に 笑顔で答え

銀河をはなれ イスカンダルへ
はるばるのぞむ 宇宙戦艦ヤマト

さらば地球よ 愛する人よ
宇宙戦艦ヤマト

地球を救う 使命を帯びて
戦う男 もえるロマン

誰かがこれを やらねばならぬ
期待の人が 俺たちならば

銀河をはなれ イスカンダルへ
はるばるのぞむ 宇宙戦艦ヤマト




俺達は、小さいときから人と争って、勝つことを教えられて育ってきた。

学校に入るときも、社会に出てからも人と競争し、勝つことを要求される。

しかし、勝つ者がいれば負ける者もいるんだ。負けた者はどうなる? 負けた者は幸せになる権利はないというのか。

今日まで俺はそれを考えたことはなかった。俺は悲しい、それが悔しい!

ガミラスの人々は地球に移住したがっていた。この星はいずれにしろお終いだったんだ。

地球の人も、ガミラスの人も、幸せに生きたいという気持ちに変わりはない。

なのに、我々は戦ってしまった。

我々がしなければならなかったのは、戦うことじゃない。愛し合うことだった。

勝利か……。

糞でも喰らえ!

─古代 進─



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僕が小学生の頃、こんなことがあった。

きっと校庭の木を描いたのだと思うけれど、木々の葉の間に少しづつ少しづつ見える青空を薄い青系の水彩絵の具でちまちまと塗っていた。



なぜそこが校庭ではなく教室だったのかは覚えていない。
すると、無心に筆を動かす僕の右後ろに嫌な圧迫感を感じる。

誰かが僕の絵を覗き込んでいるに違いないけど、担任の先生は前にいる。
醸し出すこの存在感は、同級生ではありえない。

だ、誰だ……。

グイグイと押してくるような、あまりにも嫌な気配なので、意を決した僕は右後ろを見上げた。
そこに腰をかがめるようにしていたのは体育の先生だった。

すると先生は、やおら僕の筆を奪って、ガシガシと枝葉の一面を塗り始めたのだ。

どう考えても空の色から塗るべきだが、幼い僕は、色を変え、濃淡を変え、こまごまと葉から色を塗ったようだ。

絵心など欠片もなさそうな筋肉馬鹿は言った。
「直る直る」

時間を掛けた僕の苦心作の葉っぱの色は、乾いても元に戻ることはなかった。
僕は、怒るというより呆気にとられていた。

それからしばらくの間、僕のクラスの合言葉は、直る直る、だった。

こんなこともあった。
雨上がりの校庭の好きな場所で写生だ。

でも、雨上がりの濡れた地面の色がどうにも出ない。
絵具を混ぜ合わせてこねくり回して違う画用紙に塗り、悩みに悩んだ僕は、濡れた土を人差し指ですくって塗った。
「これだ!」

天才だったのか単なる馬鹿だったのか、乾いたら指ではじくと粉と飛んで、薄ッす~い色になり、思惑は見事に外れた。

さらにこんなこともあった。
僕の絵が、NHKのなんちゃらコンクールで賞を取った。
でも、先生が勝手に出したので僕のどの絵がそれだったのか、いまだに知らない。

話は本題に入る。

高塚省吾(たかつか せいご)という絵描きさんがいた。僕はこの人の描く裸婦画が大好きだ。


「遠雷」

高塚 省吾(たかつか せいご、1930年7月26日 - 2007年5月28日)は、日本の洋画家。美人画・裸婦で絶大な人気を誇った。

岡山市出身、東京芸術大学で梅原龍三郎、林武、硲伊之助に師事、1953年卒業。
同年、恩師で日本美術会の委員長を務めた硲伊之助の影響から、第7回日本アンデパンダン展(日本美術会主催)に出品。

以後、第11回まで出品。新東宝撮影所美術課に勤務のかたわら「8人の会」を結成、個展を開くなどしたが作品に恵まれず、1955年には谷桃子バレエ団の美術担当となり台本も書く。

1956年NHK広報室嘱託となり、1968年まで勤める。1957年より小津安二郎監督映画のタイトルを担当するなど多方面に活躍。

禅の修行により自らの作風を見つめなおし、1970年代初めには、春陽堂版江戸川乱歩全集の表紙絵を手がけ、1978年にはジャパン・エンバ美術賞入選。

1979年曹洞宗で受戒。1980年『高塚省吾素描集 おんな』を出版、裸婦美人画家としての名声を確立、その絵はカレンダーやポストカードとなり画集は広く親しまれた。


─Wikipediaより─



「コーヒー」



「絹のスカーフ」



「穏やかな反射」



「夢続き」



「朝のトルソ」

高塚省吾は恐れず輪郭線を描く画家だった。
そこも好きなところのひとつだし、顔も好きだし、おっぱいも程よくて好きだ。

一言でまとめるなら、とてもリアルでとても透明で美しい。

直る直る。


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「世の中で一番怖いのは人間だ」

友人の父親が口にした言葉らしい。

珍しい言葉ではないが、まだ中学生だった僕は初めて耳にしたし、正直ピンとこなかった。でもずっと覚えていたということは、当時としてはインパクトはあったのだろう。


知らぬが仏とは、知れば腹が立ったり悩んだりするようなことでも、知らなければ平静な心でいられるということのたとえ。

また、本人だけが知らずに澄ましているさまを、あざけって言うことば。

─故事ことわざ辞典より─


ご存知の方も多いでしょうが、筒井康隆の小説『家族八景』には、人の心を読めてしまう精神感応能力者(テレパス)である火田七瀬(18歳)という主人公が出てくる。

もしも彼女のような能力を持ってしまったら、人は穏やかには生きられないだろう。

なぜなら、どんなに仲が良くても、人は100%パーフェクトに人を容認することなど少ないと思うから。だから誰しもどこかで、悪口を言われていると思って間違いない。

たとえ話はこの辺にして、他人の悪口を聞いた第三者が、悪口を言われた本人に、それを告げ口することがある。

これは絶対やってはいけないことのひとつだ。知らぬが仏でいられたものを、善人面して地獄に落とすやり方だ。

告げ口をした人は最要注意人物である。

「ここだけの話」と断っていてもいなくても、第三者の情報を伝えてくる人がいる。
それは自分が信頼されているからだと思ったら間違いだ。

その人は、君の情報も流す。
ありのままならいざ知らず、尾ひれがついていたら大変だ。
だから、その人には絶対いらぬことを言ってはいけない。

これも要注意人物である。

だからといって、その人間が悪人だというわけではない。だから余計に見分けにくいのだけれど、必要以上に避けたりすることは危険だ。逆恨みをされたら何を言われるか分かったものではない。

普通に、ごく普通に接して、自分の思いや情報は一切流さないことが肝要だ。

人の心は、見透かすことのできない闇の部分だから。



人が集まれば、誤解や摩擦はつきものだけれど、特に口の軽い人間は怖い、と知るべし。

残念なことに、いま僕の周りに、気を付けている人が少なくとも二人いる。いや、それにプラス1かもしれない。

口の堅い人間を、僕は信じる。


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ようやく授かった子供を流産し、哀しみとともに暮らす中年夫婦のもとに一匹の仔猫が現れた。

モンと名付けられた猫は、飼い主の夫婦や心に闇を抱えた少年に対して、不思議な存在感で寄り添う。

まるで、すべてを見透かしているかのように。そして20年の歳月が過ぎ、モンは最期の日々を迎えていた…。「死」を厳かに受けいれ、命の限り生きる姿に熱いものがこみあげる。

「BOOK」データベースより

主人公は猫だった。
というか、3章に分かれているのだけれど、共通して出てくるのは同じ猫だった。

沼田まほかるという作家さんはきっと強いんだろう。
周り(読者)を気にせず我が道を行く強さを感じる。

この本もそうだった。
2部は読むのをやめようかとさえ思った。

猫の一生を通して、生と死を描いているような小説だった。
やっぱり、今読む作家さんではないかな。

若い人にはきっと、なにがしかの教えを含んでいると思う。

沼田まほかるって、これまで何を読んだんだろう……。
思い出せない。


大阪府の寺に生まれる。1985年4月より大阪文学学校昼間部に学び、在籍中には小説作品(40枚)で大阪文学学校賞も受賞した。

若くして結婚し主婦をするが、堺の母方祖父の跡継ぎを頼まれ、夫がその住職となる。
その後離婚、得度して自身が僧侶となる。

40代半ばで知人と建設コンサルタント会社を創設するが10年ほどで倒産する。

50代で初めて書いた長編『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞し、56歳で遅咲きのデビューを果たす。デビュー以降も作品を発表し続けるも書評家には評価されながらヒットにはつながらなかった。

しかし2012年、『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞し、本屋大賞にもノミネートされると既存の文庫が一気に売れ出し、『九月が永遠に続けば』の文庫版は半年で60万部が増刷された。

その他、『彼女がその名を知らない鳥たち』、『猫鳴り』、『アミダサマ』の文庫計4冊で発行部数は120万部を超える。

湊かなえや真梨幸子らとともにイヤミス(読んだ後にイヤな後味が残るミステリー)の女王とも呼ばれる。

─Wikipediaより─

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タイトルからして、泉谷しげるかと思ったでしょ?
違うんです。

最近どうも、変な時間に目が覚める。
目覚ましが鳴るまで、あと2時間とか。

すると、厄介なことにすぐに眠りに入れない。
まいったなあ……と寝返りを打っているうちに時間が過ぎて、目覚まし時計が鳴り始めるまで後20分……とかの時間に眠くなる。

疲れが取れない。

YouTubeに安眠の音楽があるはずだから、それを聴いて寝よう、と思ったら、こんなものがあった。ジャンルは違うけど、眠くなりそうな音楽だ。

“神様の奇跡アファメーション” サブリミナル


世界が平和でありますように。
僕も平和でありますように。

奇跡よ起これ。


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時に音高く、時に静かに、強弱を織り交ぜた風が巻き、ざわめく枝葉が心を乱す。それはまるで胸騒ぎの音。

日差しは雲に遮られ、風は一層冷たさを増す。

雲はやがて黒さを広げ、それに伴うように風も強くなる。
風が雲を連れ去るのか、それとも、このまま雨になるのか。

ひとは眉をひそめて空を見上げる。

空には一面の黒雲。
留まるべきか立ち去るべきか。そのとき、ぽつりぽつりと雨が落ちてくる。

まただ。ずぶ濡れの記憶はあっさりと蘇り、ひとは足を速める。

軒(のき)を借りてのいっときの雨宿り、いっそ室内への退避、すべてを振り切っての帰宅。選択はひとそれぞれ。


恋愛という名のホルダーがあるとしよう。いや、あるのだ。

男はひとつひとつを保存していくが、女は上書き保存をする。

だから、男の恋愛ホルダーには保存記憶がずらりと並び、女の恋愛ホルダーにはひとつしか存在しない。

どれがいいとか悪いとか、どれが優れているとか劣っているとかなどではなく、それが特徴だというだけなのだけれど。


AFTER THE LOVE HAS GONE - GENTE STELAR Y LA FILARMONICA DEL ESPACIO CULTURAL METROPOLITANO


アース・ウィンド&ファイアのバラード曲なのだけれど、この曲に関しては、彼らの演奏が実はあまり好きではない。
アップしたこれは、かなり好きです。


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