こんにちは。

 

瑠璃色の世界へようこそ 管理人Rinkoです。

 

今日は私が大好きな場所、過去世からのご縁を感じている場所、

 

比叡山延暦寺 の記事です。

 

比叡山へは16年程前からお詣りに行っています。

 

最近は、根本中堂、阿弥陀堂等がある東塔の方ではなく、

 

いつも無動寺谷へ。

 

毎年八千枚護摩供の法要のときにお詣りに行ってましたが、

 

今年はそのときに行けなかったので、10月に行ってきました。

 

今日は、その2です。

(八千枚護摩供のことは、その1に書いています。)

 

比叡山にお詣りに行った経緯などはこちら↓

比叡山延暦寺とのご縁

その1 過去世で深い関わりのある場所、夢の中で聞いた場所

その2 阿闍梨様について漆黒の闇(比叡山のお山)の中を歩く行事“三塔巡拝”

その3 阿闍梨様について漆黒の闇(比叡山のお山)の中を歩く行事“三塔巡拝”のあれこれ

その4 阿闍梨様が2日間断水・断食・不眠で護摩を焚く行事“八千枚護摩供法要“

その5 千日回峰行を2回満行された酒井雄哉大阿闍梨と飯室不動堂

 

ケーブル駅の横にある無動寺谷の入口の鳥居をくぐり、

 

15分ほど歩くと明王堂へ着きます。

 

こんな道を歩いて行きます。

 

 

この日は雨で霧が出ていました。

 

幻想的な雰囲氣ですキラキラ

 

行きはずっと下りです。

 

 

帰りは、ずっと上り…。

 

帰りは、いつもこの階段の下でぞっとしますガーン

 

が、行きも帰りも15~20分くらいで、そんなに距離はありません。

 

閼伽井↑(霊水が湧くと言われる井戸)

 

ここでちょっと千日回峰行のことを・・・。

 

千日回峰行とは、

 

7年間に渡って行われる修行で、

 

1000日間で約4万キロ(地球1周分)を歩く行です。

 

満行した人は、「北嶺大行満大阿闍梨」と呼ばれます。

 

この行は、戦後14人しか達成されていません。

 

1~3年目は、年に100日、

 

4~5年目は、年に200日となっています。

 

深夜に無動寺谷を出発し

(お昼ではなく、真っ暗の山道を歩くのですガーン)、

 

ご真言を唱えながら、

 

東塔、西塔、横川、日吉大社等

 

約260個所を礼拝しながら、30km程歩きます。

 

この行を満行された大阿闍梨様について歩く「三塔巡拝」という行事

(千日回峰行を少し体験するようなもの)

 

に参加したことがありますが、

 

深夜1時頃に出発し、漆黒の闇の中、

 

ヘッドライトの灯りで足元を照らしながら山道を歩き、

 

歩いては拝む、歩いては拝むの繰り返しでした。

 

このときは20キロくらい歩きましたよ!

 

 

回峰行者は、独特の形の笠をかぶり、

 

白装束で草履を履いて歩きます。

 

 

明王堂の隣にこんな場所がありますが、

 

右側にある像が回峰行者のお姿です。

 

頭に被る傘は、まだ開いていない蓮華の葉をかたどった形で、

 

白装束は、途中で行が続けられなくなったら自害するという

 

厳しい教えを表しています。

 

 

この教えのため、

 

死出紐と短剣と埋葬料を常に持って歩くそうです。


私は、無動寺谷やここで行われる行にとても興味があり、本を何冊も読みました。

 

 

何があっても・・・、

 

雨が降ろうと、槍が降ろうと

(槍は今降りませんが汗台風や雪の日はあるでしょう。

 猛暑の日も体調不良の日もあることでしょう。)

 

毎日、一人で長距離を歩く行。

 

本当にすごい行だな、と思います。

 

 

ただ、これだけではないのです。

 

1~5年の700日の行が終わると、

 

最も過酷な「堂入り」という行があります。

 

その行が行われるのが、無動寺谷にある、ここ明王堂です。

 

 

堂入りでは、

 

9日間、不眠・不休・断食・断水・不臥(横にならない)

 

でご真言を唱え続けます。

 

毎晩深夜2時にお堂を出て、

 

お不動様にお供えするお水を近くの井戸へ汲みに行きます。

 

その井戸が上に出てきた 閼伽井です。

 

井戸を汲みにお堂を出るとき以外は、

 

9日間ひたすらご真言を唱え続けます(10万回くらい)。

 

 

堂入りを満了すると、

 

行者は生身の不動明王と言われる「阿闍梨」様になります。

 

千日回峰行や堂入りについては、YouTubeに結構動画があります。

 

堂入りを満了されて出てきたときのお姿や、

 

お山を歩いておられる光景も見れますよ。

 

(閼伽井へ続く道)

 

無動寺谷は、千日回峰行の本拠地です。

 

話が長くなりましたが、

 

この無動寺谷の明王堂と弁天堂へ毎年お詣りに行っています。

 

このときも、もちろん明王堂でお詣りさせていただきましたが、

(明王堂は中へ入れます。ぜひ中へ入ってお不動様のお姿を拝しながら、お詣りされて下さいね!)

 

後から入ってきた方が、お寺の方にいろいろ質問されてました。

 

それで、ここでは、お守りも販売されていることを知り、

(16年もの間、ここでお守りを授かったことはなく、

 販売されてることも全く知りませんでした・・・ゲッソリ滝汗

 

見てみると、人間用とペット用がありました。

 

 

愛犬の調子が悪かったので、

 

愛犬用と夫と私のものを買おうとしたら・・・

 

「お守り(見本)」と書いてあるだけで、

 

持って帰るものがないのです・・・。

 

お寺の方に

 

「お守りを買いたいのですが・・・」と言うと、

 

「ここには、見本しか置いてません。お守りをご希望なら、これに書いて下さい。」

 

と紙を渡されました。

 

住所、氏名、願いごとを書く用紙でした。

 

 

お寺の方曰く、

 

「このまま持って帰ってもただのお守りです。

 

 ここでは、大阿闍梨様がお勤めのときにご祈祷してくれます。

 

 ご祈祷が終わったらお送りします。」

 

 

 

びっくり びっくり びっくり

 

なんて有難いことなんだーー!!!!

 

 

と感動し笑い泣き

 

願いごとを書いて代金をお支払いして帰ってきました。

(お守り代だけで、送料もかかりませんでした。有難いことです。)

 

というわけで、

 

愛犬リリィは大阿闍梨様のご祈祷済みのお守りを首に付けています。

 

お不動様のご加護がありますように。

 

 

次回は弁天堂のことを書かせていただきますね。

 

それでは、今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。