小学校での読み聞かせ活動記録 -19ページ目

こぶじいさま

松居 直, 赤羽 末吉
こぶじいさま

28p/20×27cm/福音館書店/読み聞かせにかかる時間6分程度/季節-山へ柴狩りに行ける季節だから春~秋ですね。


昔あるところに、ひたいにおおきなこぶのあるおじいさんがいました。ふとしたことから、山の中で鬼に出会ってしまい、鬼どもと楽しく踊り明かしてしまいました。鬼はこぶじいさまを大層気に入り、「明日も来い。」と言い「約束を忘れないようにお前のこぶを預かっておく。」と言ってこぶをとられてしまいます。


家に戻ったじいさまを見て、隣のこぶのあるじいさまも、自分のこぶをとってもらおうと、山へ分け入ります。けれども、鬼が恐ろしくて思うように踊れません。上手に踊れないじいさまを見た鬼たちは、怒って「昨日預かったこぶは返す。」と言って、こぶを返されてしまいました。隣のじいさまは、こぶが二つになってしまいましたとさ。 というお話です。


最近は、昔話を聞く機会が少なくなってきたように思います。けれども長い間語り継がれてきた昔話は、初めて聞いても不思議と心に染み入ります。教訓的な内容のものも多いのですが、無理やりな道徳性もなく、さらりと勧善懲悪を推奨しているところも良いですね。

秘密の花園

フランシス・ホジソン バーネット, Frances Hodgson Burnett, 山内 玲子
秘密の花園〈上〉

バーネット作/山内玲子訳/岩波少年文庫/2005


軍人の父親と美しい貴婦人の間に生まれたメアリはとても感じの悪い子でした。インドで生まれたメアリは、誰にも可愛がられず、育ったのです。ある時期、この地方にコレラが流行し、メアリは孤児になってしまいました。そして、イギリスの親戚の叔父の家に引き取られる事になったのです。メアリの父さんがこのアーチボルド・クレイヴンという人の奥さんのお兄さんだったのです。アーチボルト・クレイヴンは、メアリの後見人になっていたので、メアリを引き取らなければならなかったのです。

実際、ムア(荒れ野)のはずれのミスルスウェイト屋敷は陰鬱な屋敷でした。確かに叔父さんはお金持ちでしたが、背中が曲がっていて、ほとんど家にいなくて旅にばかり出てているのです。それというのも、メアリの伯母がこの屋敷の庭で不幸な事故で亡くなってしまったからだったのです。 そんな屋敷で話し相手といえば召使いのマーサだけ。勝手気ままに生活をしていたメアリは、伯母が亡くなったという庭を発見します。外遊びと自由気ままな生活が、ガリガリで病的だったメアリをだんだんと健康にしてゆきました。

好奇心がムクムクと頭をもたげ、ついに、伯母が亡くなった庭を発見します。 益々元気になったメアリは屋敷内にも秘密があるのを発見します。それは、アーチボルト・クレイヴンの息子でした。メアリの従弟コリンの登場です。この少年は、母の命と引き換えに生まれ、生まれつき体が弱く、父親のように背中が曲がってしまうのではないかという恐怖に苛まれながら、屋敷の奥から一歩も外に出ずに暮らしていたのです。 メアリとコリンは仲良しになり、マーサの弟で生き物と友達になれる特技をもっているディコンと共に秘密の花園の手入れを始めます。そして、メアリとコリンも花園の成長と共に心身が健康になり、そんな姿をアーチボルト・クレイヴンに見せたいと思うのでした。

かなり有名な作品だったにも拘わらず、何と私はこの作品を読んだことがなかったのです。同じ作家の作品で『小公子』と『小公女』は読んでいたのですけど、不思議です。小公子と小公女という作品については、はるかかなたの記憶からの印象として、お金持ちできれいな子がいはなり不幸になるところから始まっていたと思います。どん底になっても希望を捨てずに清く正しく生きていくと良いことが起こって、ちゃんと幸福になるという物語だったと思います。


この作品では、冒頭で主人公のメアリは不幸のどん底にたたき落とされてしまいます。不在がちの父親。美しいけれど子どもには興味のない母親。そんな家庭環境で育っている上に、本人はチヒでガリガリでいつも不機嫌そうな顔をした少女でした。さらに追いうちわかけるように、コレラで家族が亡くなってしまうなんて、これ程不幸な始まり方をする物語は、多くはないでしょう。 冒頭がこれ程不幸であるにも拘わらず、それ以上に美しく感性豊かに成長を見せる子どもたちの生命力の強さに、この作品は救われているのです。植物が芽吹き生長するのと時期を同じくして、子どもたちも青白くて気難しい病人から、バラ色の頬を持った明るい健康な姿を見せ始めます。


この作品は、児童書というよりも、子どもを持つ大人たちの気持ちがとてもよくわかる作品になっている気がします。親の愛情がなければ、子どもは病気になってしまうこと。子どもにとって大切なものは、友達・自然の美しさ・運動・感動する心や信じる心だという事などです。こういうものをふんだんに与えられて育った子どもたちは、皆、美しく健康に育つでしょう。 今の時代の子どもたちは、不審者対応のため外で遊ぶこともままなりません。秘密の場所を持とうにも、大人たちの監視つきで外で遊ぶのです。地面はアスファルトに覆われていて、土というものは、探さなくては見つからないのです。


私たち大人は、便利で豊かな生活を追及する余り、大切なものをたくさん失ってきました。これからは、子どもたちが安心して健全に成長できる場をたくさん提供できるように努力してゆきたいものです。


ところで、この地方の使用人たちは、原作ではヨークシャー訛りを話すという設定らしいのですが、岩波少年文庫の訳者は、どうやら四国地方の方言を充てたようです。関東地方生まれの私は、英語はもとより標準語しか話せませんから、方言が話せるという事に、非常にあこがれを抱いています。関西弁でも東北訛りでもなく、四国地方の方言・・・。楽しませてもらいました。

みなんともだち

中川 ひろたか, 村上 康成
みんなともだち

32P/20.7×22.2cm/1998年初版/読み聞かせにかかる時間2~3分/季節-卒業シーズンだから3月ごろがベストかな。


中川ひろたかのピーマン村の絵本たちシリーズの中の一作。各ページは、イラストチックな絵に簡潔な文章で構成されています。そして、何回も繰り返される「みんなともだち」「ずっとずっとともだち」という言葉。繰り返せば繰り返すほど、ドキドキしてきます。「ともだち」っていう単語って、どうしてこんなに心が温かくなるんでしょうね。

読み聞かせボランティア-立ち上げの経緯-⑩



全国学校図書館協議会制定の図書選定の基準の全文を長々と記事にしたのは、ゆくゆくは各家庭からの寄贈を受け付けたいという計画のためです。寄贈して頂く場合の根拠として利用できると考えているのです。


意外だったのは、漫画についてかなり詳しく描いてある事でした。図書館でみかける漫画といえば、せいぜいが『はだしのゲン』くらいかと思っていましたが、最近はかなり傾向が違っているようです。


一番参考になったのは、最後の項目である対象としない図書のところです。文庫サイズは不可は、ちょっと驚きました。小さすぎて紛失の恐れがあるからでしょうか?それから、キャラクターモノについて言及していないことに少々落胆です。『ぐりとぐら』も『ポケットモンスター』もキャラクターなんですよね。線引きは難しいかもしれないですね。


⑨の記事は、図書選定の基準ですから、選書にはもっと具体的な資料もあると思います。具体的に蔵書にした方が良い資料が明記されている資料もありますが、それこそ一冊の冊子になる程の量です。新規と書購入の業務に携わっているわけでもありませんので、記事にはUPしません。ただ、目を通しておかないといけないな。とは思っています。


立ち上げの経緯として、十回にわたって記事をUPしてきました。途中からは、活動内容の説明や今後の予定といった内容まで盛り込み、立ち上げの経緯とはかけ離れたないようになってしまったようです。ともかく、立ち上げの経緯については、これで終わりにしたいと思います。読んでくださった方に感謝の気持ちをこめて。

読み聞かせボランティア-立ち上げの経緯-⑨



1980年9月15日(沿革)1988年10月1日改訂
全国学校図書館協議会制定

本会の実施する図書選定の基準を次のとおりに定める。
本会は1951年以降、各学校図書館が本来の目的を達成するための蔵書構成を行ううえで必要かつ適切な資料を提供するべく図書選定を実施してきた。この基準は、従来の図書選定基準を長年にわたる選定実務の経験を加味し、検討および整理をほどこし改定したものである。


一 般 基 準
1 内 客
  学校における教育課程の展開に寄与し、児童生徒の学習活動や健全な教養・レクリエーションに役立つものであるか。

 イ 知識をうるための図書
 (1)正しい知識や研究成果が述べられているか。また、新しい知見や方法が紹介されているか。
 (2)主題の取り扱い方は、新鮮で創意や工夫がみられるか。
 (3)一貫した論理で体系づけられ、論旨が明確であるか。
 (4)事実の叙述は、科学的に正確で、かつ具体的であるか。
 (5)取り扱っている範囲は、児童生徒が学習や研究をするのに適切であるか。
 (6)資料は、その主題を解明するのに適切なものであるか。
 (7)異見・異説などのある場合は、必要に応じてこれを紹介し、その原拠が示されているか。
 (8)引用文・さし絵・写真・図表などは、正確かつ適切で、必要に応じて原典が示されているか。統計は、正確で、調査年度および原拠が示されているか。

 ロ 教養のための図書
 (1)児童生徒のたしかな批判力や豊かな情操を育てるものであるか。
 (2)内容は、いきいきした生命力がみなぎっており、深い感動を与えるものであるか。
 (3)こころよく、楽しく読めるものであるか。
 (4)内容や主題に独創性があるか。
 (5)内容の取り扱いが、時流にのった興味本位のものになっていないか。
 (6)正義と真実を愛する精神に支えられているか。
 (7)人権尊重の精神が貫かれているか。

 ハ 教師向けの図書
 (1)教職員の教育活動に資するものであるか。

2 表 現
(1)表現は、児童生徒の発達段階に即しているか。(2)小・中学生を対象とする場合は、当用漢字・現代かなづかいを用いているか。
(3)文章は、わかりやすく、文法にかなっているか。
(4)さし絵・写真・図表などは、本文を理解するのに役立っており、かつ、大きさが適切であるか。

3 構 成
(1)書名は、内容をよく表しているか。
(2)目次・見出しの表現や位置は、内容に適応したものであるか。
(3)必要な索引は完備しており、引きやすいか。
(4)奥付には.必要な事項が記載されているか。
(5)必要な参考文献が掲げられているか。
(6)著者について必要な紹介がされているか。

4 造本・印刷
(1)製本・外観・大きさが適切であり、書誌的な体裁が整っているか。
(2)装ていや表紙のデザインは、美術的で好ましい印象を与えるか。
(3)製本は堅ろうで開きがよく、図書館における長期の使用に耐えるものであるか。
(4)乱丁・落丁などの事故はないか。
(5)ペ一ジ数は、扱っている内容にふさわしいか。
(6)活字の字体や大きさは、児童生徒の発達段階に即して適切であるか。
(7)版の組み方は、行間・字詰めに余裕があり読みやすいか。
(8)誤植はないか。ある場合は正誤表がついているか。
(9)印刷は鮮明で見やすいか。
(10)さし絵・写真・地図などは鮮明で調和がとれ、大ききも適切であるか。
(11)用紙は良質で丈夫であるか。


部 門 別 基 準


1 百科事典・専門事典
(1)項日の選定や解説が適切になされているか。
(2)それぞれの項目について、専門家が執筆し、説明の内容は正しく、かつ新しいか。また、執筆者が示されているか。
(3)見出しが使いやすく、必要な写真・図版が適切に掲げられているか。
(4)参照の指示が適切になされているか。
(5)索引は、調査研究に充分たえられるように作られているか。
(6)統計資料・補遺・年鑑の刊行など、新しい情報を補充するための配慮がなされているか。
(7)必要に応じて、充分な改訂がなされているか。

2 辞  典
(1)編者は、その専門の権威者であり、公平で周到な編集がなされているか。
(2)見出し語の選定は適切であるか。
(3)解説・説明は正確でわかりやすく、客観的になされているか。
(4)索引や参考となる資料が、必要かつ充分につけられているか。
(5)必要に応じて、出典・用例・参照などが適切につけられているか。

 3 年鑑・統計・白書類
(1)編集が責任ある団体または専門家によってなされており、資料の収集や処理が公平で客観的であるか。
(2)統計は正確で新しく、調査年度および原拠が示してあるか。
(3)グラフや図版が適切に使われ、また、必要な解説がつけられているか。
(4)年鑑は.とくに項目の選定や解説が適切になされているか。

4 叢書・全集
(1)編集方針が、全体の構成にいかされているか。
(2)各巻の内容は、相互に均衡がとれているか。
(3)商業主義的見地に立った編集上の不自然さがないか。
(4)全集類については、その標題と内容が一致しているか。
(5)全巻をとおした必要な索引がつけられているか。
(6)本文の異同につき明示し、さらに校訂が行き届いているか。
 (注)必要な場合は、叢書・全集の中の一冊でも対象とする。

5 翻訳書
(1)完訳であるか。
(2)完訳となっていないものについては、翻訳上の態度が明確であるか。
(3)原意をよく伝えるとともに、よくこなれた文章になっているか。
(4)原典についての説明がなされているか。
(5)翻案書については、原作の意を損なわずに書きかえられているか。
 (注)日本古典の現代語訳についても上記に準ずる。

6 実用書・技術書
(1)児童生徒の生活にふさわしく有用なものであるか。
(2)内容が新しく正確であり、技術的な勘どころをおさえて書かれているか。

7 動植物・岩石に関する図鑑
(1)写真や図版は、実物の色彩や形態を正確に伝えているか。
(2)写真や図版は.実物の特徴を正しく表現しているか。
(3)写真や図版には倍率が示してあるか。
(4)写真や図版で表現できない形態上の特徴、類似の種類や近縁の種類についても解説があるか。
(5)主な産地や原産地が示してあるか。
(6)生物については、発生の時期・花期・繁殖の時期・棲息地が示されているか。
(7)飼育動物・有用植物などの図鑑については、目的に応じた記載があるか。
(8)学名や和名など、利用者の発達段階に即した索引があるか。

8 地図帳
(1)図法は、その地図の目的にかなっているか。また、図法名を示してあるか。
(2)信頼のおける新しい原図をもとにしているか。
(3)位置や地形の表示は正確であり、工夫がみられるか。
(4)縮尺と、必要に応じて方位が、明示されているか。
(5)地図番号などの約束が明示されているか。
(6)色彩は鮮明で、統計地図などの段階差が明確に出るように配色上の工夫をしてあるか。
(7)新しい資料、わかりやすい解説、ひきやすい索引がついているか。
(8)必要に応じて、地名を読みやすくする配慮がなされているか。

9 絵  本
(1)子どもに対する愛情に貫かれており、絵と文が芸術的に調和しているか。
(2)絵は、内容を的確に表現しており、子どもの感覚に合って楽しいものになっているか。
(3)文章は、子どもに理解できる内容や表現になっているか。
(4)用紙・装てい・判型などは、内容にふさわしく作品を充分に生かしているか。
 (注)中学・高校生向きの絵本についても上記に準ずる。

10 趣味・レクリエーションの図書
(1)児童生徒の趣味・能力に合致しているか。
(2)内容が正確であり、健全な活動を促進するものであるか。

11 学習参考書
(1)児童生徒の学習活動に役立ち、その内容が教育課程に合っているか。
(2)内容が精選されており、系統的で児童生徒に理解しやすいか。

12 伝説・民話
(1)採集資料について、採集年代・採集地・採集者・語り手あるいは出典など、必要な事項が記されているか。
(2)伝承された伝説・民話の翻訳は、5翻訳書の項も参照のこと。

13 神  話
(1)古代における人びとの考え方や生活を理解できるものであるか。
(2)必要に応じて、原典または原拠が示されているか。
(3)必要に応じて、注解がつけられているか。

14 地域に関する図書
(1)地域の特質や現状が正確に記述されており、他の地域にも通じる普遍性を有するものであるか。趣味的なものになっていないか。
(2)取り扱っている内容が独断的で恣意的なものになっていないか。
(3)取り扱っている内容について、その原拠を示すなど、調査・研究する場合に役立つものであるか。

15 教師向けの教育図書
(1)内容は教育学の研究と教育活動の成果をもとに書かれているか。
(2)取り扱っている事柄の解釈が、個人的で恣意的なものになっていないか。
(3)教育実践に有効適切な理論、新鮮な問題提起、参考になる事例などを含んだ内容であるか。

16 教師向けの学術研究書
(1)教育課程の編成に役立つもの、または学習指導に関連する専門的な研究を内容としたものであるか。
(2)主題と内容が高度であり、また、特殊すぎないか。

17 宗教に関する図書
(1)宗教の意義、現状、そのあり方を客観的に理解できる内容であるか。
(2)特定宗教の経典、教義、歴史、社寺などの解説は、正確なものであり、児童生徒の学習および教養に役立つものであるか。

18 政党に関する図書
(1)政党の現状、歴史を客観的に理解できる内容であるか。
(2)特定政党の綱領、政策およびその解説は、正確なものであり、児童生徒の学習・教養に役立つものであるか。
(注)政治結社に関する図書についてもこれに準ずる。

19 性に関する図書
(1)主題や内容が、科学的に正確であり、児童生徒の発達段階に即しているか。
(2)倫理的に高い観点を有しているか。

20 S・F
(1)人類あるいは地球の未来について考えさせる内容のものであるか。
(2)自由な発想にもとづき、現状の歪みや人間の夢を語っているか。
(3)日常的・常識的な世界に衝撃を与える視点が提示され、またその解決について示唆されているか。
(4)幻想的な美しさがあるか。

21 まんが
(1)絵の表現は優れているか。
(2)俗悪な言葉を故意に使っていないか。
(3)人間の尊厳性が守られているか。
(4)ストーリーの展開に無理がないか。
(5)俗悪な表現で読者の心情に刺激を与えようとしていないか。
(6)悪や不正が讃えられるような内容になっていないか。
(7)戦争や暴力が、賛美されるような作品になっていないか。
(8)弱者や障害者が差別的に扱われていないか。
(9)学問的な真理や歴史上の事実が故意に歪められたり、無視されたりしていないか。
(10)実在の人物については、公平な視野に立ち、事実に基づき正確に扱われているか。
(11)読者対象にふさわしくない作品となっていないか。
(12)原著のあるものは、原作の意が損なわれていないか。
(13)造本や用紙が多数の読者の利用に耐えられるようになっているか。
(14)完結されていないストーリーまんがは、原則として完結後、全巻を通して評価するものとする。

22 写 真 集
(1)主題は、児童生徒の成長に役立つものであるか。
(2)表現技術に新鮮さがあり、編集・印刷がすぐれているか。
(3)必要に応じて、撮影上のデータ・解説などが適切につけられているか。

23 伝  記
(1)著者の被伝者に対する態度は真摯で、資料をよく調べ、正確な記述となっているか。
(2)被伝者は、多面から描かれ魅力ある人物像となっているか。
(3)被伝者の業績や人格が、時代背景とのかかわりの中で描かれているか。
(4)文章は、人物像をいきいきと描き出しているか。

24 手  記
(1)著者の執筆態度が真摯であり、その内容が真実追求の記録となっているか。


対象としない図書

(1)特定地域以外では入手不可能なもの、直接販売方式以外では入手不可能なもの、個人出版物等一般に入手が困難なもの。
(2)限定版、および豪華特装版であるもの。
(3)教科書、副読本、問題集、特定教科書の解説書および自習書。
(4)特定宗教の立場よりする布教宣伝および一方的批判を内容としたもの。
(5)特定政党の立場よりする宣伝および批判のためのもの。政治結社についてもこれに準ずる。
(6)書きこみや切り抜きなど個人で使用することを目的とするもの。
(7)破損しやすい、しかけ絵本。
(8)文庫本およびこれに準ずる大きさのもの。
(9)雑誌の形態をとっているもの。
(10)原則として出版されてから半年以上経過したもの。

読み聞かせボランティア-立ち上げの経緯-⑧


完璧ではなくても、きちんと分類して配架してみると、思った以上に同じような資料がだぶついている事が判りました。例えば、偉人伝とか、世界名作全集とか、世界の国々などという資料も新旧あわせて一つの国に4種類位あり、しかもそれが30年近く前の資料があったりします。一番新しくて痛みの少ないもの(それでも10年以上経ているものも多いのですが)を残して、第二段階の廃棄図書整理の始まりです。


廃棄図書の整理をすすめながらの配架をしていると、いくつかの問題が出てきました。それは、学校の図書室というのは、公立の図書館とは、似て非なる機能を求められているという事が原因だと思われます。本来は、利用者の知的欲求を満たすために、あらゆる資料を提供するのが図書館の基本的機能ですよね。でも、学校・教育・授業と範囲を狭めて行くと図書室=しらべ学習になってしまうんですよ。


例えば、お米について調べようとすると・・・育て方だったら4.理科の本で、産地だったら6.の産業などで、そのルーツを探ると2.歴史のあたりを探さなければなりません。分類基準の順番通りに配架されたら困るという教師が出てきたのです。よく使う資料をまとめて配架して欲しいと言うのです。これには、いささかびっくりさせられました。


確かに、歴史上の人物について学ぶのは、一定の学年のある時期だけです。詩について学びながら図書室を利用するのも、限られた時期の限られた単元だけだったりします。けれども、お米を育てたり産地を調べるという形の授業は、日常茶飯事なのです。最近は、バリアフリーや環境問題などの資料もよく使うようになってきたそうです。ともかく、このような資料を一箇所にまとめて・・・。あまり使わない資料は見えないウラの方に配置して・・・。というご要望です。


一応、「はい。判りました。」という返事をしたものの、お話を伺った時は、途方にくれてしまいました。でも結局、今の図書室の整理や管理をしているのは、事実上ボランティア団体です。少しばかり見易い場所に異動するフリをしつつ、基本的には分類番号をそれ程バラバラにしなくてもいいような配置を考えました。生徒の意識改革以前に、教師の意識改革が必要だったなんて驚きです。本当に今の学校の先生は日常業務に忙殺されていて、こういう部分にまで、考えが及ばないのでしょう。


善くも悪くも、ボランティア団体の裁量権が少しずつ拡がっているという気がしています。ともかく、廃棄図書整理・分類・配架の後は、資料の保全と補修及び資料の充実となります。実は、このあたりの作業になりますと、いまだ未着手の段階です。ですから、これからの内容は、立ち上げの経緯というよりは、今後の計画という形で簡単に記しておきたいと思います。


さて、保全といえば、フィルムカバー(ブッカー)です。これがかかっていると、本の寿命が数倍延びます。しかし、そのフィルムカバー自体がかなり高額なので、すべての蔵書に貼る事は不可能です。大体予算がありません。せめて、ここ数年購入した新着本だけは、カバーをかけたいのですが、こちらは予算次第ということになるでしょう。


もう少し、お金のかからない方法での保全として、蔵書の掃除があります。手に取らない資料には、思いのほか埃がたまっています。これを拭き取るだけで、カビの発生や紙の劣化を防ぐ事ができます。同じ本が何冊かあれば、一番見た目のきれいなモノに手を出してしまいますよね。逆に汚いモノは、いつまでも手にもとらないので、そのまま放置されて、もっと埃まみれになってしまう・・・。ほんのひと拭きすることで、資料は蘇ってくれるし、美しさを維持してくれるものです。


補修について考えると、ごく初期の傷や破損は、治すことも可能でしょう。しかし本格的な補修は、不可能と言っても過言ではありません。専門的知識と高価な道具が必要だからです。補修しなければならなくなる前の保全が大切だと思います。残念ですが、手に余る作業といわざるを得ません。


最後に金銭的負担についてですが、読み聞かせそののもには、お金はかかりません。ただ、より高度な勉強をするために著名な先生を呼ぶための謝礼が必要かもしれません。活動内容輪報告するための配布物を印刷する費用が必要でしょう。それよりも、やはり大金が必要なのは、フィルムコートの購入や貸し出しシステム充実化のための電算化費用でしょう。さらに資料の充実は、国や地方から与えられるだけでは足りません。各家庭から、現物資料の寄贈や寄付を募ったらどうでしょう。

創設130年以上を誇る上青木小学校は、何度も立替が行われています。それでも、最終的な立替が行われたのは数十年前です。床はめくれているし、壁も天井もすすけた色です。図書室は、入る事をためらう古色蒼然とした雰囲気をかもし出しています。清潔で、いつまでもいたくなるような教室も必要です。どこも予算は喉から手が出るほど欲しいのです。このあたりの事になると夢物語のようですね。

読み聞かせボランティア-立ち上げの経緯-⑦



ともかく、片端から廃棄した方が良いと思う資料を抜き出し、図書室の隅に積み上げてゆく作業から始めました。積み上げる場所にも限度がありますから、一気に全部は廃棄できない事も判りました。ともかく、積み上げた「廃棄予備軍」となった資料の山を図書担当の先生に確認してもらう事になりました。公金で購入した立派な公共財ですから、念入りにチェックをお願いしました。数週間を経て、廃棄してよいかどうかの検討をして頂き、GOサインがでたところで、いよいよ廃棄処理の開始です。

その作業とは、図書資料原簿からの抹消作業です。資料の裏表紙に押してあるスタンプ番号と原簿とを照合して、合致しているのを確認し、赤線で原簿の消しこみをするのです。これで、帳簿上、この資料は廃棄された事になります。処理済みの資料は古紙回収に出せるようにまとめておく事にしました。ところが、この原簿の消しこみ作業に意外な落とし穴があったのです。

何と、原簿と資料が一致しないものが出てきたのです。とにかく原簿そのものが昭和40年代あたりからしかありませんし、寄贈本用の原簿や低学年用の原簿もあります。仕方がないので、この三種類を調べて一致しなかったものは、不明の廃棄処理済の資料として処分することにしました。 その後も、既に赤線が引いてある資料があったり、同じ番号なのに原簿は全く違う書籍の題名が書かれていたりして、混乱をしたり、時間がかかったりしてしまいました。

図書整理を始めたのは、2005年5月からです。そろそろ一年を迎えようとしています。けれども、まだまだ廃棄予定の資料は山積みです。しかも、上青木小学校には、高学年用図書室と低学年用図書室の二教室があって、手をつけているのは高学年用図書室だけなのです。そう。低学年用図書室は、未知の存在なのです。

廃棄処理をする作業にこれ程時間がかかるとは思いもしませんでした。けれども、私たちが行っているのはボランティアなのです。本来ならば、学校が司書教諭を配属し、学校がしなければならない作業の一つなのです。小さいお子さんがいる方や仕事をしている登録会員の時間の許す範囲での協力なのです。これからも、自分の生活に支障のない範囲で、ボランティア活動を続けてゆきましょう。少なくとも、やめなければ少しずつでも改善されるのです。


廃棄図書の整理がある程度まで揃ったら、今ある資料の効果的な分類・配架です。同じ分類の資料を近くに集めて、判り易い配架をする事は、図書館サービス中でも大切な事と書かれています。利用者の立場に経って考えれば、時間の節約はもとより、近くに同じような資料が揃っている事で、利用者の知りたい事に幅が広がるからです。


不要図書の廃棄をしたお陰で、少しばかり書架に余裕が出来たので、完全てはありませんが、少し蔵書の分類をして配架法を変更する事にしました。分類方法も、当然のことながら基準があります。小学校では、日本十進法分類(NDC)ほど厳密ではありません。


0 辞書(じしょ)・辞典(じてん)
1 心(こころ)の本(ほん)
2 歴 史(れきし)
3 社会科学
4理科(りか)の本(ほん)
5工業(こうぎょう)の本
6 産 業(さんぎょう)の本(ほん)
7 図工(ずこう)・音楽(おんがく)などの本(ほん)
8 言葉(ことば)の本(ほん)
9 物語(ものがたり)の本(ほん)

読み聞かせボランティア-立ち上げの経緯-⑥


せっかく図書室の整理をする許可を学校側から頂いたのです。途方にくれてばかりはいられません。幸いなことに、現職の図書館司書をされている方が会員の中にいらっしゃいました。彼女にざっと図書室を見回してもらったところ、本音で言えば、ここ二~三年以内に購入した図書資料以外は、痛みがひどくて図書室に置くべきではないとの事でした。それ位、資料の状態が良くないって事ですよね。


ともかく、第一にすべき事は廃棄図書の整理と決まりました。ただ、本来の廃棄基準にのっとって、処理を進めると蔵書がほとんどなくなってしまうことから、多少の配慮が必要だろうということにもなりました。例えば、辞典などは一番新しいシリーズは一セット残す(それさえも三十年近く昔に発行された辞典なんですけど・・・)とか、同名作者の全集は一セットにするとかです。また、表紙が壊れていて、ガムテープで補修してマジックで題を書き直してあるものや、天の部分に埃が溜まっていたり、カビが生えているものはできるだけ処分することにしました。更に、かなり昔に学校で資料として使ったと思われる何十冊もの同じ絵本や資料なども、学校側に相談の上、処分の方向を考えることにしました。


少し古くなりますし、長くもなりますが、1993年学校図書館協議会で公表された「学校図書館図書廃棄基準」を紹介しておきましょう。


Ⅰ、一般基準
次の各項のいずれかに該当する図書は廃棄の対象とする。
1、形態的にはまだ使用に耐えうるが、記述されている内容、資料、表記等が古くなり利用価値が失われた図書。
2、新しい学説や理論が採用されていない図書で、史的資料としても利用価値が失われた図書。
3、刊行後時間の経過とともにカラー版資料の変色が著しいため、誤った情報を提供することが明白になった図書。
4、利用頻度が著しく低い複本で保存分を除いた図書。

Ⅱ、種別基準
次の種別に属する図書は、一般基準に加えてそれぞれの種別ごとの各項目ごとの各項に該当する場合、廃棄の対象とする。
1,百科事典
刊行後10年を経ているもので、補遺が刊行されていない図書。
2、ハンドブック・要覧
新版が刊行され利用価値が失われた図書
3,伝記
新資料の発見等により被伝者について評価が著しく変わった図書。
4、地図帳
・刊行後5年を経ている物で、記載地名等に変化が生じた図書。
・歴史地図帳は、刊行後10年を経ている物で、歴史学研究の成果がとりいられていない図書。
5、旅行案内書
刊行後、3年を経ている物で、現状にそぐわなくなった図書。
6、地誌
刊行後5年を経ている物で、現状にそぐわなくなった図書。
7、法律書・法令集
刊行後3年を経ている物で、主要な法律・法令の改正により現状にそぐわなくなった図書
8、人権関係書
記述内容に人権擁護上問題であることが明らかとなった図書。
9、政党関係書
刊行後3年を経ている物で、政党の現状を理解するのにそぐわなくなった図書。
10,時事問題関係書
刊行後3年を経ている物で、現状にそぐわなくなった図書。
11.学習参考書
・刊行後3年を経ている物で学習の現状にそぐわなくなった図書。
・「学習指導要領」準拠図書で「学習指導要領」の改訂により学習事項やその取り扱いが変わった図書。
12,就職・受験案内書
刊行後2年を経ている物で、現状にそぐわなくなった図書。
13、技術書・実験書
・刊行後3年を経ている物で、技術・実験についての説明が古くなった図書。
・記述内容に安全上問題であることが明らかとなった図書。
14,公害・環境問題関係書
刊行後5年を経ている物で、最近の研究成果がとりいれられていない図書。
15,料理・服飾関係書
刊行後3年を経ている物で、新しい素材・技術・デザイン・流行等がとりいれられていない図書。
16、スポーツ関係書
刊行後5年を経ている物で、新しい種目・ルール・技術・用具等がとりいれられていない図書。
17,辞典
語義・語源・用例等の記述に重大な誤りが発見された図書。
18,翻訳書・翻案書・抄訳書
・刊行後に優れた翻訳書が出版された場合の旧翻訳書。
・より完全な翻訳書が出版された場合の旧翻案書・旧抄訳書。
Ⅲ 廃棄の対象としない図書
次の図書は原則として廃棄の対象としない。
・年鑑 ・白書 ・郷土資料 ・貴重書
なお運用上の留意点として次のような事がある。
・図書の廃棄にあたっては、校内で「図書廃棄委員会」を設置し、組織的に対処する。各教科担当教員に協力を求めるなどして、廃棄図書リストを作成して検討するなど慎重に行うことが望ましい。
・備品図書は、学校設置者が定める条例・規則等に従って行う。

読み聞かせボランティア-立ち上げの経緯-⑤




さて、何ヶ月か活動を進めてゆくうちにある事に気づきました。それは次のような事です。つまり、子ども達は、絵本を読んでもらうのが好きになりました。けれども、読んでもらったその後は、どうなるのでしょう?聞きっ放しではなく、面白かったから、もう一回読みたいと思った時は、どうするでしょう?市内の公立図書館は、学区外なのです。一番身近なのは学校の図書室です。図書室に行けば、読みたい本はあるのでしょうか?私の子ども達が通う小学校の図書室の実態は、どうなっているのでしょう?そんな疑問が頭をよぎり始めたのです。


実際、読み聞かせボランティアと図書室整理は、表裏一体だとは気づいていました。けれども、読み聞かせを立ち上げることに精一杯でした。図書室の状態に気持ちが回せるようになったという事は、読み聞かせボンティアの活動が軌道に乗っきたという事なのでしょう。本好きになるには、読みたいときにすぐに読める環境が必要なのです。創立130年という長い歴史は、図書室にとっては不要な年月でした。ワインならまだしも五十年物でしかも一部が欠損している百科事典。綿埃とシミとカビの生えた全集。建設省や厚生省について書かれた資料やソビエト連邦について詳しく書かれた本。教育的配慮を考えたら、あってはならない本や健康を害してしまいそうな本のある図書室って、いかがなものでしょう?


法律上は学校図書館法というのがあって、司書教諭を置かなければならない事になっています。勿論、上青木小学校は法律を遵守しています。ただ、予算の関係で、担任を持った教諭が司書教諭を兼務しているのです。朝から夕方まで通常業務をこなした上で、図書館の管理運営が出来よう筈もありません。新刊の発注や受入作業だけで精一杯、それどころかサービス残業さえしているのです。それでも、マスクと軍手がなければ、触れるのに躊躇するような書籍がそこここに見られます。これが、ごく普通の小学校の図書室の実態と言ったら、どこからかクレームがついてしまうでしょうか?


早速、校長先生・図書室担当の先生と話し合いが行われました。廃棄図書整理のお手伝いをしたい旨を伝えると、是非にお願いしたいという事になりました。図書室整理の活動についてもトントン拍子に話が進んだのは、喜ばしい事でした。しかし、今回のお手伝いはどこから手をつけたら良いのか、読み聞かせボランティアの立ち上げ以上に悩みました。何をどうしたら良いのか、専門的な知識が皆無なものですから、お手上げ状態なのです。何かしたいという気持ちがあっても出来ない事もあるものなのです。

読み聞かせボランティア-立ち上げの経緯-④



校長先生の提案のお陰で「読み聞かせは朝自習の時間」という活動の柱が出来上がりました。次に日程です。今にして思うと、「毎月5のつく日」なんて活動日をよくぞ設置できたものです。小学校だって、いろいろな予定があるのですから、学校側としては、「毎週○○曜日」というのが都合がいいんですよね。事実、市内で活動しているほとんどの小学校は、学校からの要望で△△曜日にしてい欲しいと先に提案があるのだそうです。


「多くの人が活動に参加できるので」と言うそれだけの理由で、上青木小学校では、5のつく日の読み聞かせが定着しています。この方法の利点は、ともかく多くのお母さんが活動に参加してくださるという事です。活動を呼びかけだ時点(2004年9月)でも20名以上の参加希望者がいました。2006年2月現在、会員に登録しているのは40名以上です。元々生徒数が900名以上のマンモス校で世帯数も300以上なのですが、それを割り引いてもこの参加人数は破格だと自負しています。強制的な参加できなく、自由意志での参加なのですから。月曜日は無理でも、水曜日だけというパートの方は結構多いものなのです。


もう一つの利点は、図書館との関係です。立ち上げたばかりの頃は、貸し出しをお願いする絵本の冊数も15冊程度だったのですが、気がつけば毎回30冊以上を貸していただくほどになってしまいました。しかも、毎回同じタイトルの絵本を5冊とか6冊・・・。これが図書館司書の負担にならないわけがありません。十日に一回で良かったと思っています。実は、借りに行くのも帰しに行くのも、だんだんと重労働になってきてもいます。筋トレにはもってこいでしょうが、か弱い(笑)私としては、十日に一回は有難い設定です。


さて、不便な点と言えば、これは学校行事との連携です。毎週○○曜日に全校生徒を相手にすれば、校内放送を入れることが出来ます。学校行事として、先生方に宣伝もできます。ところが、はじめた当初は2年生までが対象でした。3年生以上の先生方には実感がなかったのです。日常の伝達事項に埋没してしまって、読み聞かせの日を忘れてしまう担任が出てきました。


教室に行くと、担任が朝自習の間にしておくことを黒板にきっちりと書いてあるのです。すると、子ども達は絵本なんて聞いていられません。時間内に課題を終わらせるために必死で、お話を聞くどころではないのです。結果、教室がざわついて落ち着かなかったという事が何回もありました。


色々と思案の末、「明日は読み聞かせがあります」という札をクラス分作って、前日に各クラスの配布物BOXにその札を入れることにしました。ついでに読み聞かせのお当番に入っている人が、絵本を持ち帰っていないかどうかの最終チェックをするようになりました。この方法をはじめてから、読み聞かせの準備に積極的に配慮してくださる先生方が増えました。お当番を忘れる方も少なくなりました。ひと手間増えたものの、このようなきめ細かい配慮が、長くきちんと活動を続けるコツなんだと思います。