Ready Steady Go! -20ページ目

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

< Ready Steady GO! >で彼のバッグを取り扱い始めて10年が経った頃、特に2000年からスタートした< JAS-M.B.>は日本の至る所で見かけるようになり、さすがに飽食気味。

これ以上は私のファションに対するスタイルとポリシーに反するよな気がして、ひと先ず幕を下ろす。

が、気軽な間柄と他人と同じが嫌でそこにこだわる性格ゆえ、バッグと同じイタリアンレザーでシューズを造ることの新たな提案を JASに持ちかける。

ふたつ返事で承諾してもらい、急ぎでデザインを依頼、出来上がったその足で英国のシューズの聖地 < Northampton/ノーザンプトン > の工場へ、彼の自慢の愛車ポルシェに便乗して訪れる。

ちまたではレザーの魔術師?との異名を持つほどの、 JASデザインの初めてのシューズのコレクション5スタイル。

自信を持って発表したのが、2004年の秋。

こっそりと心の中ではひとり実りの秋を期待したが、その後も天井知らずのごとく、彼のバッグが絶好調であったことは周知の通りで、残念ながら夢叶うほどの逆転ホームランといかなかった。

それでも当時雑誌には、< スーツにもマッチするスタイリッシュなニューヴィンテージ ・シューズ。またしても英国から伊達男を刺激してやまない靴がやって来た。> と紹介されている。


Ready Steady Go!


これくらいで諦めないのが、私流。

我流好みの私は、すぐに次の策戦に打って出る。

このつづきは、また後ほど。

cheers



この男との出逢いも、私のファッションを語る上で外せない。

94年にロンドンでを設立し、ナイロンやキャンバス素材で人気となった DJ バッグやメッセンジャーバッグなど中心にカジュアルなデザインからスタートしていた。ブランド名は< IBW>と、デザイナー本人が言っているので間違いないかとは思うが、日本人で最初に取り扱ったのが、 < Ready Steady Go ! > らしい ?


Ready Steady Go!



当時はイギリスのマハリシのハーディーやYMCのフレイザーが別注依頼したりしていて、私もRSGO! オリジナルを毎シーズン頼んでいたものだ。

その後、2000年にイタリアンレザーを使用した< JAS.M.B>を発表したが、世に出る前の最初のコレクションを彼のロンドンのSEVEN KINGSのアトリエで見せてもらったことが懐かしく思い出される。

それからは皆さんがご存知のように、世界で認知されるまでのビッグブランドに成長。

ロンドン、パリ、ミラノ、ニューヨーク、東京などの世界の主要都市の展示会で、毎シーズンコレクションを発表し続けている。

東京にはヴァージン航空でやって来るが、成田到着が午前10時頃、常泊している渋谷のホテルのチェックインタイムは午後2時。

知り合いに連絡するそうだが、皆さん仕事中で突然の要求にはなかなか応えられない時もあり、2時まで暇を持て余してしまう時は、連絡なしに代官山まで歩いて突然やってくる。

お前はいつも暇そうだからと安心しているのか、昼ご飯を一緒に食べようと、、、

突然だから、いくら暇な私でも時には困る時もあるが断ったことはないはずだ。

ちょうど6年前の2005年11月、新宿の某?百貨店で顧客に対しての JAS ショップオープン即売会的な催しに、ひとりだと心細いからと同行を求められ、かばん持ち兼ガードマン役までやらされる間柄。

商品を購入していただいたお客さまに握手とサインをしている光景を、私は手持ち無沙汰でただ不思議な気持ちで眺めているだけだった笑える話も存在する。

彼との関係は話せば長くしつこくなるが、このつづきは、また後ほど。


cheers



彼、 < Patric COX / パトリック・コックス > との出逢いも、私にとって貴重であった。

< John Moore > と同じ コードウェイナーズ出身で、86年に自身のブランドを立ち上げていたが、ロンドンのキングスロードとスローアンストリートが交差するところから1本道を入った Symons street / シモンズストリートに、1991年、初の路面店をオープンさせる。

直接コンタクトして彼のショップ兼オフィース ( アンティックファニチャーも取り扱っていた ) を尋ねるが、ちょうどディフュージョンラインの < Patric COX wannabe > を立ち上げた時で、メインラインより価格がリーズナブルで若者を十二分に引きつけるデザインであった。

イタリア生産でその工場にも私自身数回訪れるほどの熱の入れようで、メインライン < Patric COX > も取り扱い人気ではあったが、当時 < Reday Steady GO ! > では、このモデル < wannabe > がメンズ、レディースどちらも大人気であった。


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彼がメンバーであった ロンドン・メイフェアの < Green street > にあった会員制 レストラン&バー ( ギリシャ料理 ) < GREEN > で数回会食したことも、うちの5階のショールームのテラスで商談したことも、今となれば懐かしい記憶として思い出される。

数年後、日本にエージェントが出来て、残念ながら取り扱いは終了するが、カナダ人で甘いマスクのパトリックはシューズの箱にヨーロッパでは有名なフルール・ドゥ・リス / ユリの花の紋章を使用していて、本人の品の良さもさることながら、シューズにもエレガントさを感じさせてくれた、シューデザイナーとして私のファッションの1ページに多大な影響を与えてくれた人物のひとりである。

その後も、ロンドンファッションウィーク等では顔を合わせたりしていたが、ここ10年くらいは残念ながら、ご無沙汰しております。


cheers




東京の慌ただしい環境から一時離れられるロンドン滞在中には、夜ひとりで考える時間もあり、懐かしく26年間を振り返ることもある。

これまでこの国イギリスでは様々な人たちに関わり、異文化の色んな刺激を私に与えてくれたことには心から感謝している。

私がUKファッションを語る上で、彼の存在も忘れることが出来ない。

同じ1985年に自身のブランドをスタートしていたが、出逢いはパリの合同展示会場で黒人のひとりが履いていたシューズが目に留まり、誰のデザインかを確認するとそれが彼のシューズであった。

ロンドンのショールームには毎シーズン出掛け、ほぼ同世代ということもあり、彼のデザインするコレクションはテイスト的にぴったりとはまっていた気がする。

パンク的な要素も感じさせるが、ベースの部分ではサヴィル・ローでテーラードを学んだこともあり、素材とディテールにこだわったおとなのテイストを表現していたように思う。

90年代、メンズはパリコレで、レディースはロンドン・ファツション・ウィークでシーズン毎にコレクション発表していたが、実は私が初めてコレクションを観たのは、記憶が曖昧ではあるが88年頃 ? ロンドンのローズベリー・ストリートにある < Sadler's Wells Theatre / サドラーズ・ウェルズ ・シアター >で、Duffer ともうひとりデザイナー名は忘れてしまった が ( もしかするとジャスパー・コンラン ) 3つのブランドが合同でミニ・キャット・ウォーク・ショーを行った。

奥さんの Mariaも含めて仲良くしてもらっていたが、日本にエージェントが出来て、< Ready Steady Go! > での取り扱いはその時点で、The end.

しかしながら、その後もロンドンで取り扱っているショップで購入していたほど、デザイン的にリスペクとしていてお気に入りだった。

彼の影響から私も年会費を払いメンバーとなり、ソーホー・DEAN STREETにある会員制クラブ に一時期はよく通っていたし、色々な部分で影響を受けていた。

2005年には彼にリクエストして < John Moore > とのコラボレーションが実現。ホワイトアッパーにレッド&ホワイトのチェッカーパッチ&ストラップ、ホワイトのクレープソールは個人的にも4足も持っているほどのお気に入りマストアイテム。


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< Joe Casely-Hayford / ジョー・ケイスリー・ヘイフォード > 、最近ご無沙汰だが、息子のチャーリーと始めたブランド< Casely- Hayford > でもこの2シーズン、< John Moore > とのコラボレーションモデルを発表している。

こちらが12アイレットの編み上げブーツ。


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海外の記事には下記のように紹介されている。

Casely-Hayford for John Moore on my feet
AUTHOR : STYLE SALVAGE STEVE PUBLISHED: SEPTEMBER 17TH, 2011

Casely-Hayford's Seven Hole boot Just over one year ago, I fell head over heels for Casely-Hayford's Paragon boot. Every once in a while you encounter a collection that encapsulates your dream wardrobe. Now, Casely-Hayford have a habit of producing such a collection and their A Darker Shade of Black for AW10, left me contemplating a life of crime [...]


こちらが2回目のデザインで、パッチとストラップがメダリオン使用となっている。


Ready Steady Go!



cheers



今ももちろん< Ready Steady Go! > が愛してやまない UKファッション。

ロンドン滞在中、夜ひとりでベッドの上で微睡んでいると色々なことが頭をよぎるが、Ready Steady GO ! のこれまでの26年間のUKファッションとの関わりの歴史を思い出し、感慨にふける。

その中で一番影響を受けたこのブランドについて、少し語りたくなった。

1985年にスタートしてからこれまでに数々のUKブランドを先駆けてきたが、その中で彼らの存在は私にとって多大であった。

84年からスタートしていた彼らに85年にロンドンで出逢い、日本で最初に紹介したと自負している。


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12年間の取り扱いの中で、94年には日本だけのフルラインのオリジナルデザインを展開していたほど、相思相愛であったはずだ。


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残念ながらその後、別々の道を歩くこととはなったが、26年前の彼らとの出逢いからReady Steady Go! の歴史が始まったと言っても過言ではない。彼らとともに歩んだ12年間の喜びと哀しみが刻まれた、その思いがしみ込んだ当時のアイテムの数々が、今も私のタンスの中に静かに眠っている。


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< 307 Portbello Road > の の後に、彼らがファースト・ショップを構えたのも不思議な縁ではあった。


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80年代、90年代当時、ロンドンにあった < The Duffer of St. George > はスカしていて、とにかくカッコよかった。


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アイデアと創造力を感じる、個性的で夢( 希望 )があるファッションをこれからも紹介していきたい。


Cheers



5泊のロンドン滞在はやはりあっという間で、これからフラットをチェックアウト後、予約していたミニキャブでヒースロー空港に向かう。

いつもベルリンまでこのBMIの午後2時40分発のフライトに搭乗するが、今回は知り合いのイギリス人ファッション人間に会う事なく静かに離陸。

1時間45分ほどのフライトで無事にベルリンに到着。

タクシーに乗り予約していたホテルに向かいチェックインだが、長旅の後半戦に入り、出来ればゆっくりとバスタブに浸かり疲れを癒したい心境。

バスタブ付きの部屋をリクエストしていたが、残念ながらあいにくシャワーのみとの事でがっくり。

だったが、対応してくれたフロントの男性スタッフが気を利かしてくれて、何とバスタブ付き、更にミニキッチン付きの2ルームある部屋にアップグレードしてくれて、内心思わず万歳したくなるほどの喜びよう。

カードキーを受け取り、いざ大荷物を抱えて部屋へと思うが、フロントマンの説明だとどうもここは通常のホテルの部屋とは入口とフロアが違い、複雑な迷路らしく部屋まで若い女性スタッフが案内してくれることとなったが、何と彼女も迷路に困惑、途中で行き方が分からなくなり、ふたりで一瞬迷子となってしまう。

エレベーターで何度も行き来するが、もらった部屋番号のフロアにたどり着けない。

こんな状況でも日本のような重苦しい空気感にはならず、ホテルのサービス対応として良いか悪いかは別として、若い女性スタッフのスマイル対応だと文句も言えなくなる。

2個の大荷物をカートに乗せて移動している為、途中からは彼女がひとりで部屋を探しまわるが、たどり着けないほど構造が複雑なのか?????

やっと予約されていた部屋番号を見つけて彼女が戻って来る。

お礼を言って部屋のドアを開けた瞬間、その大きさとクゥオリティに思わずにんまり。

3泊の短い滞在だが今回の旅の最終目的地で、そろそろ疲れも出始めている事を考えれば、嬉しい限りだ。

ましてや、アパートメントタイプでほとんどひとに会う事がなさそうな環境は幸運である。

広くて大きなバスタブにお湯をため、持参している入浴剤を入れ、一息付いた後に思わずベッドの上で大の字になり、改めてこの部屋に大満足&自分の好運さを改めて感じる。

キッチン付きなので近所のスーパーに出掛けて食材を買って来て、今晩は寂しいひとり晩ご飯となるが、ここベルリンも初夏の陽気で夜風が気持ち良く最初の1杯めのドイツビールがのど越し良く旨い。

インターネットのアクセススピードも問題なく、別に5☆のホテルに泊まっているわけではないが、私に取っては環境はすべてにおいてAランクのエグゼクティブで、明日からの展示会に向けて体調維持のため早めのご就寝となる。

翌朝は近所のカフェでサンドイッチとカフェオレで朝食を済ませ、地下鉄に乗って3駅先のBread& Butterの展示会場に向かい、まずは2012春夏コレクションの初お目見えとなるmelissa スタンドに直行。


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5月にブラジルで見て以来改めてブースにディスプレイされた2012年春夏コレクションは、壁に貼られたデザイナーロゴのゴールドカラーが新鮮だ。


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外は思いっきりの夏空で蒼さがまぶしい。


Ready Steady Go!


cheers



2011年春夏シーズンを十二分にエンジョイした melissa plastic Dream Amazonista コレクションのビジュアルイメージビデオを、遅くなりましたがご紹介。

早いもので弊社が日本のエージェントとなってあっという間に5年の歳月が経過しておりますが、南米ブラジルから毎シーズン、進化し続けるmelissa / メリッサワールドをご堪能いただければと思います。


世界のハイエンドファッションマーケットで認知され、有名デザイナーとのコラボレーションも毎シーズン絶大なる評価をいただき、ビジュアル的にも注目度は群を抜いております。

カンパーナ・ブラザース、ジュディ・ブレイム、カリム・ラシッド、アレキサンドラ・ヘルコヴィッチ、ザハ・ハデッド、ガエタノ.ペッシ、イザベラ・カペト,ジャンポール・ゴルチェ、ジェイ・マスクリーなど、


次2012年春夏コレクションは、オフレコ?フライング気味にご紹介すると、ロンドンファッションデザイナー『 Gareth Pugh/ ガレシュ・ピュ 』& NYコレクションデザイナー『 Jaison Wu / ジェイソン・ウゥ』も9月の12春夏コレクション時にすでにで話題となっているそうです。


ブラジルの静かな海岸をロケ地にこの映像の色感は、個性を感じないファストファッションばかりが話題となり閉塞感漂う日本のファッション業界にも、まだ夢を語れる可能性を感じさせてくれているはずです。


それでは僅か5分22秒の映像ではありますが、バックグラウンドミュージックとともにご堪能下さい。





Obrigado




2011秋冬シーズンから取り扱いを始めたイギリスのシューデザイナーKAT MACONIE/ キャット・マッコニーと2012春夏コレクション&販売促進戦略のミーティングを彼女がメンバーのロンドン・ソーホーにあるSOHO HOUSE LONDONで行う。

ここを訪れるのは3回目、他のブランドのパーティーでワンフロア貸し切りで1回目、KATと昨年の12月に2回目、そして今回とメンバーシップ制で雰囲気良くおとなの社交場。


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予約していた席はトップフロアのROOF DECK & TERRACEで、7月初夏の心地いい風と柔らかな陽射しを感じる夕方のディナータイムは、贅沢な雰囲気で気持ちいい。


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乾いた喉にキーンと冷えたグラスに注がれたビールのひと口目が何ともうまい。

何を食べるか随分と迷ったが、結局フィッシュ&チップスという英国料理の定番中の定番だが、ビールとの相性は抜群でここの味に期待して出来上がるのを待つ。

得てしてそうだが写真を撮ることに気がつくのはいつも食べ終わった後。

折角だからと1枚くらいは記念撮影とシャッターをきるが、お隣のテーブルの殿方の図体がアメリカ人?サイズ並に大きくて、出来れば被写体参加はご遠慮頂きたかったが希望かなわず、このようなメインポジションでのご参加ショット。


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KATとの仕事の話は特別公にする事ではないので、ここでは未公開。


しかしながら、フィッシュ&チップスの味に酔ったわけではないが、彼女のデザインするシューズはエレガンスな中にもイギリス魂のパンキッシュなディテール要素も取り入れ、おしゃれでたまらないほどお気に入りのブランド。

本国イギリスをはじめヨーロッパでは徐々に人気が高まりつつある。

日本でも人気が出る事をふたり一緒に祈願して、ハグでお別れ。

8月、9月、10月の3ヶ月間、ラスベガス、デュセルドルフ、ロンドン、ミラノ、パリの展示会でご披露するため、彼女は大忙しの日々が続くらしい。


内容濃く気持ちいい2時間半を過ごし、ソーホーに来た時には必ず立ち寄る1949年に誕生して60年以上の歴史を持つ老舗カフェ『 Bar Italia 』にて、食後の一杯のカフェラテで締めくくる。


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どこに出掛けても自分なりのこだわりを大事にして、その国、その都市、その街、その土地の空気感を思う存分吸収する。


cheers



あれほど愛してやまなかった年に最低6回、1回の滞在で2週間から3週間ほど訪れていたロンドンも、ここ数年は他国に行く機会が増えたこともあり、年に数回ほどの訪英に限られ滞在日数もマックスで1週間ほどと寂しい限りではある。

イギリスブランドの取り扱い数が減ってしまったのも事実だが、実際に胸厚くなるブランドが見つからないのも事実である。

今回のロンドン滞在も5泊のみと、その後ベルリンに向かうスケジュールで何とも慌ただしい。

パリ、バルセロナ、エルチェと天候には恵まれ初夏の陽気だったが、ここロンドンもほどよく暖かく初夏の匂いが感じ取れる。

当然陽は長く20時過ぎまで明るく、おのずと夜の行動も活発になってしまう。

滞在中の土曜日の夜、久々に元ロンドンブランド BURROのTIM/ティムとイーストロンドンのビストロレストラン『BRUNO LOUBET』で会食の約束で待ち合わせ。


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25年以上ノッティングヒル.ウエストボーン近辺のウエストロンドンを拠点として来たため地理に詳しくなく、ロンドンマップ < AtoZ >が手放せない。

待ち合わせは20時だが少し時間に余裕があったので、レストランに向かうまでの途中、路地裏の光景を写真におさめる。


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ひと気のないちょっとした路地裏のたたずまいも、ロンドンらしくてやっぱり落ち着く。


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歴史を感じさせる古びた建物も伝統と古きを重んじるイギリスならではの光景で、近代化されたビルばかりが目立つ東京やニューヨークとは空気感がまったく違う。


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東京にもこんな ST.JOHN`S SQUARE/ストリートサインがあると、我々日本人にも海外からきた外国人にも分かりやすくていいと思うが、ネコの額ほどの面積に複雑な路線の配置だとそれもかなわぬことかもしれない。


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待ち合わせの時間がせまり中には入らなかったが、小さな美術館『 MUSEUM OF THE ORDER OF ST JOHN 』もローカル色に包まれた温かそうな雰囲気。

http://www.museumstjohn.org.uk/index.html


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3時間ほどの会食で料理に舌鼓して、レッドワインでほどよく酔っぱらい、ひんやりとした夜風を感じながら地下鉄の駅バービカンまで歩いて向かう途中、何枚かシャッターをきる。



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1980年に初めてロンドンの土を踏んでから31年という年月か経過したわけだが、この風景は場所は違えどおそらく昔のままである。


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こんなに年季の入ったクラシックなカフェは希少な感じで、世界の至る所で見かけるアメリカナイズされたチェーンカフェが随分と無味乾燥に感じてしまう。


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土曜日の夜、時計の針が午後11時を過ぎた頃、ロンドナー ・若者たちの長い夜は興奮した話し声や覗いたバー店内の様子から始まったばかりのようだ。


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時代の流れとともにセンターから市外へ移転する施設が多い中で、数世紀に渡ってこの場所に存在するヨーロッパ最古で最大の規模と言われる食肉市場 Smithfield Market / スミスフィールド・マーケットの静まりかえった無人のライティングされた重厚な建物が目に焼きつく。


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ワインで酔っぱらっているせいではなく、改めて昔恋したロンドンの街町の空気感に心酔し、我ながら通い続けている31年の己の歴史に見事に己惚れている。


Cheers




何をご冗談を?、と言われるかもしれないが、ハーフイギリス人DNAを自認しているだけに勝手分かるロンドンに到着するとやっぱりホッとする。

夕方のラッシュアワーも何とかクリアして、空港到着から随分と時間は経過したが無事に予約していたフラットに到着する。

東京を出発してから11日目、最後に取った休日から2週間ぶりに少し朝寝坊が可能な日曜日を迎え、午後からの市場調査の前に海外で撮った写真の整理に時間を割く。

5月に訪れたフォルタレザは、ブラジルの北東赤道直下に位置する海岸沿いの都市で、日本人にはその存在はあまり知られていないはず。

ここで過ごした5日間中、滞在したホテルの窓から見える海岸も含めた景色は、すべてが新鮮でサンパウロやリオの大都市と違った空気感を体感出来た。

陽が昇り始める早朝5時頃からビーチから騒がしい気配が聞こえてくる。

窓を開けて下を覗き込むと眼下に見えるは黒山のひとだかり?、は一体何をする人たちかと、ずっと眺めているとカラフルな色目のTシャツ集団は徐々に沖に向かって小さな船を漕いでいく。

1年中温暖なここフォルタレザは、新鮮な魚介類が豊富に穫れるらしい。



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可能な限りズームインして撮った漁師さんたちの色は日本では絶対にありえないほど多彩で、海の碧さとこんなにもマッチしているかと見とれてしまう。



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翌朝もほぼ同じ時間に同じ光景を飽きる事なく眺める。



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そして同じくズームインもしてみる。



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この眺めはまさにリオのリトル・コパカバーナビーチ


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漁師たちの小舟がきらきらと輝く海面に浮かぶ夕方近く

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複雑なデザインのこの船は一体何用か、とても気になる。


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何を獲っているかは分からないが、豊富な魚介類がいることは間違いなく、ずーとずーと長い間、海面で日没近くまで漁をしている。


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ズームして撮った不安定そうな船上の彼らの表情は真剣そのもの。



Ready Steady Go!


最後に沖に停泊している無人の小舟をご覧いただきながら、今年5月のマイバースデーも兼ねたフォルタレザ滞在回想編をお届けしました。


Ready Steady Go!

随分と刺激的で記憶に残る滞在であったことは言うまでもありません。


cheers