これ以上は私のファションに対するスタイルとポリシーに反するよな気がして、ひと先ず幕を下ろす。
が、気軽な間柄と他人と同じが嫌でそこにこだわる性格ゆえ、バッグと同じイタリアンレザーでシューズを造ることの新たな提案を JASに持ちかける。
ふたつ返事で承諾してもらい、急ぎでデザインを依頼、出来上がったその足で英国のシューズの聖地 < Northampton/ノーザンプトン > の工場へ、彼の自慢の愛車ポルシェに便乗して訪れる。
ちまたではレザーの魔術師?との異名を持つほどの、 JASデザインの初めてのシューズのコレクション5スタイル。
自信を持って発表したのが、2004年の秋。
こっそりと心の中ではひとり実りの秋を期待したが、その後も天井知らずのごとく、彼のバッグが絶好調であったことは周知の通りで、残念ながら夢叶うほどの逆転ホームランといかなかった。
それでも当時雑誌には、< スーツにもマッチするスタイリッシュなニューヴィンテージ ・シューズ。またしても英国から伊達男を刺激してやまない靴がやって来た。> と紹介されている。

これくらいで諦めないのが、私流。
我流好みの私は、すぐに次の策戦に打って出る。
このつづきは、また後ほど。
cheers