Look back Patric COX in London | Ready Steady Go!

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Season Concept
   ~ London Eye ~

彼、 < Patric COX / パトリック・コックス > との出逢いも、私にとって貴重であった。

< John Moore > と同じ コードウェイナーズ出身で、86年に自身のブランドを立ち上げていたが、ロンドンのキングスロードとスローアンストリートが交差するところから1本道を入った Symons street / シモンズストリートに、1991年、初の路面店をオープンさせる。

直接コンタクトして彼のショップ兼オフィース ( アンティックファニチャーも取り扱っていた ) を尋ねるが、ちょうどディフュージョンラインの < Patric COX wannabe > を立ち上げた時で、メインラインより価格がリーズナブルで若者を十二分に引きつけるデザインであった。

イタリア生産でその工場にも私自身数回訪れるほどの熱の入れようで、メインライン < Patric COX > も取り扱い人気ではあったが、当時 < Reday Steady GO ! > では、このモデル < wannabe > がメンズ、レディースどちらも大人気であった。


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彼がメンバーであった ロンドン・メイフェアの < Green street > にあった会員制 レストラン&バー ( ギリシャ料理 ) < GREEN > で数回会食したことも、うちの5階のショールームのテラスで商談したことも、今となれば懐かしい記憶として思い出される。

数年後、日本にエージェントが出来て、残念ながら取り扱いは終了するが、カナダ人で甘いマスクのパトリックはシューズの箱にヨーロッパでは有名なフルール・ドゥ・リス / ユリの花の紋章を使用していて、本人の品の良さもさることながら、シューズにもエレガントさを感じさせてくれた、シューデザイナーとして私のファッションの1ページに多大な影響を与えてくれた人物のひとりである。

その後も、ロンドンファッションウィーク等では顔を合わせたりしていたが、ここ10年くらいは残念ながら、ご無沙汰しております。


cheers