愛と平和の弾薬庫 -41ページ目

愛と平和の弾薬庫

心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
音源⇨ https://eggs.mu/artist/roughblue

移籍会見での智宏はまるで、玉手箱を開けてしまったあとの浦島太郎だった。

10年前、浩治とともに即戦力新人としてキョジン軍に入ったばかりの頃のアイドル張りの色つやは

すっかり失われていた。

お肌ボロボロ。


しかしそれにしても、と智宏は思う。

なにもこいつと一緒に移籍させなくったって……。


表向きは相手も強力守護神たるストッパーを出すのだから、抑え候補になるような男を、

ということななんだろうが、これじゃあ誰が見たって、


まとめて厄介払い!


以外のなんでもない。

独身をいいことに、みずからの長い手足、くりくりお目々を武器に、

夜の街をブイブイ言わせまくっていたこいつと一緒なんて。


露骨だ。


智宏の歴史的汚名は、この移籍によって決定的になってしまった。


ああ、なんであんなに飲んでしまったのか。


ps. 

 しかしなぜにあの球団は俺がファンだった時代から俺の贔屓にばかり

 痛い目を合わせるのだろう。

 川相といい、仁志といい……。

 最初から相性が悪かったんだな、俺とあそことは。
 頑張れ!二岡、林!

 実力が汚名を上回ればいいのだ!

なぜに俺は勤務日の翌日に朝9時30分なんていう時間に約束してしまったのだ?

とか後悔しつつ、車を南へ南へ11キロ。

おお、あとは最後の橋を渡るのみだ。


あの橋を渡ると君の家……


トイレに行きたい感じを下半身に覚え、目が覚めたのが8時半。

おお、起きられたじゃないか、と体内時計に感謝。

つうか、小便が近いことに感謝か?

起きるしかないべ、と手にすくった水道水で顔をバシャバシャ。

腹が減っては運転ままならぬので塩辛と味道楽(ふりかけ)

&安物どんべえ(日清どん兵衛の廉価版、薄味で我が家では本物よりも好評)でメシを一膳。


君にはいつも借り物ばかりで……


何を隠そう、9時半なんて約束に後悔しつつ、エイヤッと出てきたのは

借りたいものを貸してくれると言うので、変更するのもヒツレーだと生真面目or小心ゆえなのだった。


ドアーズが聴きたくて、ストーンズの古いのも聴きたくて……


数ヶ月前、我が家ではついに古い、もはやアンプの用しか足さなくなったステレオを処分、

小さなコンポっていうやつを買ったんだが、それだと、なんと、これまで使っていたプレーヤーが使えない!

むかし遊んでたミキサーなんぞ引っ張り出してつないでみたんだが、やっぱりダメ。

で、日々、「サージェントペパーズが聴けない!スティッキーフィンガーズが聴けない!」と悶々。

意を決して、というほどじゃないが、ずーずーしーことを頼んだり頼まれたりできる唯一の男に、

「プレーヤー借りられねーべか?」とちゃっかり依頼。

「いいよ」の軽い返事。


帰り道もまだ寝ぼけ顔だけど……


いい!

レコード、いい!

何より、音がいい!

びっくり!

買わねばないねえ、ディジタル系でも使えるレコードプレーヤー。

なんか矛盾してるような言葉の響きだが、

ディジタル用アナログレコードプレーヤー。


ハンドルも心もぶ~らぶら

アクセルもブレーキもぶ~らぶら……


近いうちにまた、あの橋を渡って君の家

あの橋を渡って君の家へ……

会社で毎年やってる安全運転講習会が午後12時から、今年は短めで3時30分ぐらいまであった。

どうせそこで寝られるだろう、と高をくくり、就寝は午前4時だったんだが、8時に目が覚めたままに起床して

洗濯やら、掃除やら、なんやらを済ませて講習会に臨んだら、社長の話でせっかくウトウトしたのに、

ケー○ツからきたおばちゃん(○ーブホだそうだ)がやたらヒステリックで寝かせてくれない。

「仕事山積の中、なんとか来させてもらってますので!」

「顔はちゃんと起こして聞いていただきます!」

「はいそこの緑の服の方、事故に際してまずやらなくてはならない3つ、答えてください!」

まるで小学校。

まあそんな○○程度のおっさんたちしかいないからしゃーないんだろうが。

というわけで寝そびれた。

たまらん。

時給よこせ。


このところ、奥田英朗の本ばかり読んでいる。

「イン・ザ・プール」、「空中ブランコ」、「東京物語」、「サウスバウンド」、「最悪」、等々。

この人の本には、


ガッツ!


を感じる。


Guts!


英語だと「はらわた」という意味だそうだ。

そういや、ガッツポーズのガッツを充分に感じるんだけど、

はらわた、と言われると、なにやらうなずける。


奥田英朗の本には「ガッツ」を感じる。

奥田英朗の本には「はらわた」を感じる。


どっちとも言えてるし。


特に、「最悪」、がっつり読書したい人におすすめ。

「イン・ザ・プール」、「空中ブランコ」はどんなときでも。

「サウスバウンド」は男の子に。

「東京物語」は40代以上に。


明日からは「邪魔」を読みます。

タクシー運転手 I さん談――


タクシーの運転手になったばっかの頃は、とにかく道なんて知らなかったからねえ。

生まれ育った街じゃあるんだけどさ、個人の行動範囲なんて知れてるでしょ。

だからもう、まっすぐってか、そこに行く最短距離、知らないからさあ、

かなり余分に稼がせてもらってたような気がする。

それに輪ぁかけて、お客さんのほうも転勤してきたばっかりだったりすると、もう最悪。

素人もそんな経路とらないだろうってな大回り。

わかりやすい道だけ使って、ベテランっつーか、普通の運転手なら2,500円ぐらいで行けちゃう所、

4,000円も払わせたりしてたっけ。

それから4,000円ちょっとで行ける所、まあこれは単純に○○ヶ丘と××ヶ丘の記憶違いだったんだけど、

6,000円以上メーター上げた時は、さすがに2,000円バックしたけど。

でもよく2,000円で勘弁してくれたよなあ。

まだまだいい時代だったんだ。


そんなある日ね、ポツポツって感じで雨が降ってたのよーく覚えてるんだけど、

かなりいい感じに酔っ払ったおじさんが一人で乗ってくださったのさ。

「はいどーぞー。……どちらまで行きましょう?」

「おぎのぉ……」

「沖野ですね」

「はいぃ……おぎのまでぇ」

今だったら、長崎屋(スーパー)通って?それともマクドナルド?って

4号線バイパス上の目印をお聞きしてから出発、となるんだけど、

当時の俺はそんなの知らなかったから、とにかく沖野に行くバス路線を行きゃあいいんだろうって、

で、どんどんどんどん、まっすぐ道なりぃ~ってな感じで突っ走ったさ。


で、そろそろ沖野。

まあ、訊くよね。

「そろそろ、どこら辺で曲がりますかあ?」

したら、

「ゴーゴー!」

「まだまっすぐですか?」

「ゴーゴー!」

「はい、ゴーゴーですね」

「うんにゃ」

とにかく、どっからどこまでが沖野かなんて知らなかった(つうか今でも曖昧だけど)から言う通りにしたさ。

でもちょっと心配になってくる。

「まだ、まっすぐでいいですか?」

「ゴーゴー!」

「はあ」

もうその頃には、いくら新米だって他の地名の付いた町に入っちゃってるっての、わかってる。

ここはもう六郷小学校だし……。

しかしゴーゴーなのだ。

この人は「沖野の方角へ」というのを「おぎの」と表現したに過ぎないんだって、

そんなふうに勝手に自分に言い聞かせてね、とにかくゴーゴー!


で、沖野の町を過ぎて走ること数キロ、海沿いの「塩釜亘理線」っていう縦貫道路にぶち当たっちゃった。

目の前には赤い矢印が左右を指してるだけの黄色のでかい看板。

その向こうは松林。――そしてそのまた向こうは太平洋。

まぬけだねえ、「ここはどちらにぃ……?」なんて訊いた俺。

はたして、おじさんの答えは、


「バック!バック!」


沖野小学校に戻った時、メーターは6,000円。

普通なら2,000円で来れる所。

青くなったりはしなかったけど、さすがに気が引けて、

「すいませ~ん、私のまずいところもあったんでぇ……」

って金額こそすぐに出さなかったものの、値引きを匂わせたのさ。

そしたら、

「いんや、6,000円でいいのかな」

と鷹揚。


おじさんはしっかり千円札六枚を俺に握らせて、雨の夜空を仰ぐようにのんびりと歩いてたっけ。

ルームミラーに映ったその姿が見えなくなるまで、俺ものんびりその場に佇んでたってわけ。

ずいぶん前。

まだ、一日走ってちょっと頑張れば五万も稼げるような時代。

いや、時代なんていうと大げさだけど。


午後10時ぐらいかなあ、街なかから南西のほうへ2500円ぐらいのお客さんを乗せてって、その帰り、

平行してバイパスが走ってる国道の旧道、片側一車線の古い道路を走ってたの。

ぽつぽつと店が並んでるような町並みだけど、そんな時間になると真っ暗な道でね、

客なんかいないって思い込んで少々飛ばし気味で走ってたらさ、いたの、お客さん。


ジャージのズボンにタンクトップの、おじさん一歩手前って感じの男の人が手を上げてる。

近づいていくと、ちょっと髪の毛が危ない感じ。

いや危ないって言うのは、ほれ、薄いってほうの。

はいはいってドアを開けたよ。


「はいどーぞー。で、どちらまで……?」


すると、行き先をまだ決めてない様子。

いや、いるのよ、そういう人、タクシー止めといて、実は行き先はまだ決めてないって人。

ちょっとイラついて何て言うのか待ってたら、

「う~ん、食事したいんだけどさあ、どこかいいとこ知らない?」

そんなこと言われたってねえ。

「食事ですかあ?」

こんな言葉しか、こっちとしちゃ浮かばないさ。

でもそれじゃ先に進まないんで、

「街場のほうに向かいますか?」

って聞いたら、こうきた。

「ねえねえ、一緒に食事してよ」

は? だよねえ。もいっちょ。は?

でも「は?」なんていってる場合じゃないって、すぐに気づいちゃった。

お、おれは誘われてるのか?

その通り。

「ねえ、ちょっとぐらいいいさ?ね、一緒に食事、いいでしょ?」

タンクトップに下はジャージ、ちらっと見れば胸板はガッチリ。で、ハゲ。

や、やば!

よく見りゃ、何気に典型的なゲイ・オヤジじゃん!


「いやあ、仕事中ですから、それはぁ」

でも曖昧に言葉を濁したぐらいじゃ全然ダメ。

「ねえ、行こうよぉ。いいじゃな~い。ねえ」


なんだか、お尻のあたりがムズムズしてきた。

なんつったって、筋肉モリモリのおにいさんに、ねぇ~、なんて言われるの生まれて初めてだし。

むずむずむずむず。

体の奥のほうから、いや、体の下のほうから、むずむずむずむず。

こ、これは貞操の危機じゃ!

体がそう叫んでる。


「すいません!忙しいんで、すいませんけど、付き合えませんので、降りてください!」


降りてくださいなんて、自分でもよく言ったと思うよ。客に、降りてください、だからねえ。中々言わない。


はじめは、

「え~!?」

とか言ってたけど、俺に脈がないと悟ってくださったんだろうね、

「そうお~……」

って言いながら降りてくださいました。


飛ぶようにその場を走り去ったのは言うまでもありません。

体の、おへその下の、後ろのほうからブルブル震えがきて、なかなか収まらなかったよねえ、

あん時ばかりは。


でも、男も一生に一度はああいう、いわゆる「貞操の危機」っての、味わったほうがいいかもね。

いや、今だからこんなに落ち着いて言えるんだけどさ。

こないだ、そうそう、楽天Xソフトバンクの最終戦、つまりは王監督の最後の試合があった日です。

ホテルの前で待ち伏せ、じゃなくて客待ちをしてたら、待つこと数十分、

やっとホテルの人がお客さんと一緒に玄関前に現れて、おいでおいでをしてくださった。

はいよはいよ、とウンちゃんは車を前進。パコン、とドアオープン。

しかしおねえさんとおばちゃんの二人組みは依然ホテルの人と話をしてる。

「アーケード街ってぇ……」

「ああ、それでしたら歩いて2・3分で……」

我、ああ、と思う。これは乗らないなぁ。

思った次の瞬間、案の定、

「あ、そうなんですか!?……すいませ~ん」

最後の、すいませ~んはこっちに向けて言われた言葉。

あ、そうですか、はいはい、いいんですよ、という顔を俺はおねえさんに向けました。


??????


おねえさん、どっかで見た顔。

いわゆる芸能人でありました。

数年前まではバラドルとか言われて、ちょいちょいテレビでも見られた顔。

いえいえ、今でもたまぁに見るんですがね。


しっかし、いやあ、げーのーじんさんってやっぱしキレーだねー。

じっさい見るとテレビで見るより、ずっとほっそーいしねー。


心の中でしっかりおんつぁんウンちゃんになっちゃった俺。

確かあの人は博多出身。

王さんの最後の晴れ姿(って言うのかな)を見に来たのでしょう。


というわけで約一名のげーのーじんを乗せっぱぐれた俺なのですが、

こっちから降りてもらった客ってのが過去にひとり、います。


ああ、あん時はほんとに怖かった!

からだの奥底から湧き上がってくる恐怖、ってのを生まれて初めて味わいました。


というところで、前置きだけで字数が増えすぎちゃったので……つづく

 アメリカがとんだバカをやって、世界が大不況に突入しつつあるってことだけど、そしたら、もはやすでにとっくに大不況の真っ只中であえいでるタクシー業界はどうなるのだろう。

 10年ぐらい前なら午前中に1万円、夕方六次までに2万円、真夜中3時ぐらいに営業を終了させるまで、ちょっと頑張れば5万円稼げていたのが、今は、午前中、よくて7千円、油断したらゼロなんて日もある、正午~6時は最悪で、よくて3・4千円、これまたへたしたらゼロもありうる、一日終わって平均2万円、よほど運がよくなけりゃ3万円なんて望むべくもない、というのが平均的なパターンなのだから。少なくとも、仙台市に関しては。

 会社としては、一人一日3万やってくれてペイ、それ以上やってくれたら健全、4万やってくれたら御の字ということらしく、10年ほど前まではタクシー業界の社長さんなんて遊んでてもやってられたんだが、今じゃ一人ひとりがこんな状態だから焦りまくって、歩合率は下げるわ、ボーナスはやめた!だわ、そしたらまともに稼ぐやつはよそに行くだろう、って言っても辞めたきゃ辞めれば?残った人員だけでやってきますよ、ときたもんで、もう開き直りというよりは、アンタ心神耗弱でないの?だいじょうぶ?本当に稼がないやつしか残らなくってアンタの会社潰れるよ、って感じなのだが、考えてみれば、どこも同じなんだから、っつーか、お前ら(社長連中)足踏みそろえて同じことやろうとしてる?

 今、タクシー運転手に求められているのは、10代の「先輩」の下でコンビニのバイトが務まるか、どうか、そんな「生きていく覚悟」なのかなあ。

 きのう、久しぶりに「公募ガイド」を買ってきました。○○県森林課のキャラクターのネーミング、一日考えてました。

岩隈久志が球団創設時から念願としていた、背番号と同じ数だけの勝ち――「21勝」を達成!

いつもなら、こんなの獲れないよう!なバックも、きょうはこんなのも獲っちゃうもんね!しっかり投げれちゃうし!こんなのはダブルプレーだもんね!で、守りに守り、試合前までダルビッシュの手中にあって、岩隈自身も「あきらめようかなと思っていた」防御率トップの座も奪取!なおかつ、この21勝目でオリックスの金子だか小松だかも上回って勝率もトップ!いわゆる「投手の三冠王」!

8点取った打線も、こんな日に打つんだなあ、この人たちは!という人たちが打った打った!まずは女房役の藤井(先制タイムリー)!山崎のおんつぁん(中押しソロ&ダメ押しツーラン)!草野(一発)!今年のイーグルスのハイライト的存在・内村(ダメダメ押し2点タイムリー)!

いやはや、しっかり投げりゃあ、しっかり守る、打つべき人が打つ、パーフェクトな展開でラジオのこっちも気持ちいいのなんの!

防御率の記録を作った回で御役御免になっても、「最後まで投げるのが本当のエースじゃ!」なんて事は誰も言わない。ホームラン2本の山崎は九回最後のアウト(マウンドはドミンゴ)を前にして岩隈の肩を揉んでるぐらいで誰もがご機嫌!

ひとつひとつのアウトをしっかり重ねてきての23年ぶりの21勝投手・岩隈久志。

彼が積み重ねきたのは、低め低めのゴロアウトや肝心かなめの三振アウトだけじゃなさそうです。

初めてその人の姿に触れたのは「スティング」においてだったと思う。

今調べたらその映画に出た時にはすでに、その人は48才だったらしい。

役者の世界に入るのがかなり遅かったようだ。


その後、名画座で「明日に向かって撃て」を見た。

「明日に向かって撃て」と「スティング」、どちらもロバート・レッドフォードとの共演ではあったけれど、

レッドフォードがどちらも若さに任せて先走る、というような若干似たような性格設定だったの対して、

どちらの映画でも渋さを売りにはするものの、

「明日に向かって撃て」では無骨さと落ち着きを併せ持ったおっさん、

「スティング」では知的さを備えたおっさん、としっかり演じ分け、

レッドフォードとの格の違いを印象づけた彼は、

1959年生まれの少年にとって最初で最後の「銀幕の大スター第一号」となったのだった。

(デニーロもパチーノも大好きだけど、「銀幕の……」と言うよりは、名優の域を出ないのは時代のせいだろう)


その後、少年が青年に、そしておっさんになるにつれ、世の中にはレンタルビデオなどというものが浸透し、

青年やおっさんは「ハスラー」や「長く暑い夜」で、その人の若い日々の姿に触れ、ぶっ飛んだ。


かっくいいぃぃぃ~~。


体じゅうから若さの、骨太な躍動感のオーラを発散しまくるその人は大スターそのものだった。


そして「評決」、「ハスラー2」。

老境の渋さ、賢明さを併せ持つ自信と確信に満ちた男をひたすら演じていた。


そんな彼が、最後にしっかりと両足で着地したところ、

それが「ノーバディーズ・フール」という映画だった。

(映画の中の彼は足に古傷を持つ男で、中々しっかり着地できてなかったけれど)


「Nobody’s Fool」


この映画の魅力は見た人だけがわかっていればいい。

見ていない人には一言たりとも説明したくない。

その人の魅力がぎっしり、隙間なくつまった映画だから。


Newman1

Newman2

1025.1.26-2008.9.26、享年83。


伴侶はいつも「ロックンローラーはやせてなきゃ」と言っていて、俺は別にそれほどそこんところにこだわったりしてないんだが、NHKの「SONGS」で見た沢田研二には実にそう思ってしまった。ダメだ!見るのが辛い!キツイ!やはり無様だ!昔とすっかり同じアクションを再現するコロコロジュリー、100%ギャグだ!

というわけで少々何かを(何をだ!?)期待して録画、拝見した沢田研二は約2曲の新曲は素晴らしい!かも知れない!というぐらいのものだったんだけど、そのバックバンドに驚いた。


julie2

この写真はそんなに太って見えないね。もちろん、「君だけに愛を」を歌ってるところです。


↓バック、その1。


jun shimoyama


ex.The Roosters(z)。なにやら目がうつろ。


↓バック、その2。


grace


ex.ジャコウネコ。陶酔(かつ統帥)している。


このバックバンドにはもうひとり、リードギターを弾きまくるギタリストがいて、下山淳はひたすらセカンドギターに徹していて、どこか侘しい風情だったが、Graceはハードへヴィーパンクだったジャコウネコ(カルメン・マキの「私は風」もカバーしていた女3人のバンド)時代とまったく変わらないド派手なプレーでバンド全体を(ある意味必要以上に)引っ張っていた。ほとんど「Grace Band」。


julie1


沢田研二、還暦を記念して(?)近々東京ドームでやると言う。

Graceはこの番組で見たままに、下山淳のギターも空間が広ければ広いほど威力を発揮するはず。

「あの人は今」的な存在として俺の目に飛び込んできた二人だったけれど、東京ドームでその存在感をふたたび見事に解き放つことでありましょう。

コロコロジュリー、果報者です。