回顧録「いつか見た映画 1991」57『グリフターズ 詐欺師たち』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

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■『グリフターズ 詐欺師たち』
☆☆☆☆★★[90]

1990年/アメリカ映画/109分
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ジョン・キューザック/アンジェリカ・ヒューストン/アネット・ベニング/パット・ヒングル/J・T・ウォルシュ/チャールズ・ネイピア/ヘンリー・ジョーンズ/ゲイラード・サーテイン/ザンダー・バークレイ

■1991年 劇場公開作品 57本目

1991年の『スクリーン』「映画評論家選出ベスト作品」で「10位」。「スティーヴン・フリアーズ監督」は2017年 第74回 ベネチア国際映画祭 第11回「監督・ばんざい!賞」を受賞した監督。当時淀川長治先生が『グリフターズ 詐欺師たち』を大絶賛してたが、見ないで「逃げた」。当時の僕に、「アネット・ベニング」が恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” に見えなかったからだろう。この頃「鶏」くらいしか脳みそがなく、「ど派手」な「SFX」映画の「虚仮威し」に踊らされてたから、「話」で魅せる映画に興味が行かなかった。約「30年間」の時を超え、「初めて」『グリフターズ 詐欺師たち』を見た。

ずっと「先入観」「思い込み」で、「詐欺師」のタイトルに『スティング』や『オーシャンズ11』のような映画だと勝手にイメージを描いてた。見てびっくり。最後ど派手な詐欺が大成功でハッピーエンドな映画かと思ってたら「大間違い」。極限のくそリアリズム人間ドラマだった。

『グリフターズ 詐欺師たち』は、「女」の「怖さ」におしっこ漏らすほど震え上がる映画。「二人」の恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「アンジェリカ・ヒューストン」「アネット・ベニング」の「怖さ」に「震撼」「驚愕」「絶句」。勝手にイメージを描いて『スティング』か『オーシャンズ11』だと思ってたから、あまりの違いに、見終わってすぐ冷静に話を受け止められなかった。見終わって思い出してビビった。

約「30年間」の時を超え、当時の『おしゃべりな映画館③』「淀川長治」「杉浦孝昭」の「評論」を読んだ。「女」の「怖さ」が徹底的に書かれてた。「先入観」「思い込み」に踊らされ、見ないで「逃げた」ことをまた「反省」。「アネット・ベニング」の「全裸」にもビビった。


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画像 2020年 1月