『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2015年/オーストラリア映画/120分
監督:ジョージ・ミラー
出演:トム・ハーディ/シャーリーズ・セロン/ニコラス・ホルト/ヒュー・キース=バーン/ロージー・ハンティントン=ホワイトリー/ライリー・キーオ/ゾーイ・クラヴィッツ/アビー・リー/コートニー・イートン/ネイサン・ジョーンズ/ジョシュ・ヘルマン/ジョン・ハワード/リチャード・カーター/iOTA/アンガス・サンプソン/ジェニファー・ヘイガン/メーガン・ゲイル/メリッサ・ジャファー/ジョイ・スミザース/クエンティン・ケニハン

2015年 第31回 やりすぎ限界映画祭
2015年 ベスト10 第4位:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
やりすぎ限界グランプリ/やりすぎ限界女優賞/やりすぎ限界男優賞/やりすぎ限界監督賞/やりすぎ限界脚本賞:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』


[ネタバレ注意!]※見終わった人が読んで下さい。



やりすぎ限界女優賞:シャーリーズ・セロン


やりすぎ限界男優賞:トム・ハーディ


やりすぎ限界女優賞:ロージー・ハンティントン=ホワイトリー


やりすぎ限界女優賞:コートニー・イートン


やりすぎ限界女優賞:アビー・リー


やりすぎ限界女優賞:ライリー・キーオ


やりすぎ限界女優賞:ゾーイ・クラヴィッツ


やりすぎ限界男優賞:ヒュー・キース=バーン


■第5稿 2021年 12月24日 版

[「女性」を「敬意」「賞賛」「崇拝」]






年を取ると「今まで見えなかったものが見える」。「メル・ギブソン」『マッドマックス』「旧3部作」について「最近」まで、「男尊女卑」の映画だと「偏見」「先入観」「思い込み」を抱いてたが、僕の「完全」「勘違い」だったと、「かなり」「反省」「懺悔」「償い」しなければならない。






過去今まで、完全 “本物” の「アル中」+「超てきとう」「超不真面目」「超いい加減」+「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」級「鶏程度」の脳みそで、「思い上がったこと」を書いてきてしまった。「男尊女卑」ではないのに「男尊女卑」などとを書いた「嘘」は、僕自身「人間」としての「信念」「価値観」「倫理観」を問われる。






まず「男尊女卑」だと「偏見」「先入観」「思い込み」で「勘違い」した理由は、「旧3部作」「1作目」の「妻の惨殺」と、「2作目」の「死の谷の女のレイプ殺害」シーンが、あまりに「ショック」「衝撃」過ぎたから。






所詮「鶏」なので「ちゃんと」「見てなかった」。「妻の惨殺」は腕を切られた手下の復讐で、「死の谷の女のレイプ殺害」は「敵の女」だからだった。ヒューマンガスの仲間にも「味方の女」は普通にいて、さらに「3作目」の「バーター・タウン」では女性が普通に大勢いるばかりか、「支配者」アウンティは「女王陛下」や「卑弥呼」のような「女性」。むしろ「ジョージ・ミラー監督」は女性を「敬意」「賞賛」「崇拝」してることを「ちゃんと」「見てなかった」。「今頃」思い知って「ごめんなさい」「本当に申し訳ありませんでした」「心から謝罪致します」。「死ぬほど」「反省」「懺悔」「償い」しなければならなくなった。

[「メル・ギブソン」から「トム・ハーディ」へ]






「2015年」「ジョージ・ミラー監督」が「70歳」の年齢で、「旧3部作」最終章『マッドマックス サンダードーム』から「30年間」の時を経て「4作目」を撮った。恐るべき「執念」「情熱」に「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」+「敬意」「賞賛」「崇拝」で大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」。






誰もが「メル・ギブソン」「復活」を想像した。だが『マッドマックス』「4作目」は「2001年」「911」同時多発テロで延期。その後もあらゆるアクシデントで何度も中断され、噂だけが消えないまま10年以上過ぎた。






その間『007 カジノ・ロワイヤル』『ダイ・ハード4.0』『ランボー最後の戦場』『ダークナイト』………… など、「神への冒涜」「CG」で、かつての大ヒットシリーズを “本物” に撮り直す時代に変化。だがその頃「メル・ギブソン」は「アラ60」でもう出演の話は消えてた。






マックス役が「1代目」「メル・ギブソン」から「2代目」「トム・ハーディ」へ。今までは「世代交代」に「見えてた」。だが「新シリーズ」『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の「2作目」が「フュリオサ」(シャーリーズ・セロン)の話に「決定」。「おかしい」。最近「今まで見えなかったものが見える」のか、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の「主人公」は「完全」「フュリオサ」。その証拠は「マックス」(トム・ハーディ)の存在が「ウルトラマン」とか「仮面ライダー」とか「水戸黄門」とか「ドラえもん」のように、「伝説」の「神」「英雄」のような存在に「神格化」されてしまった。もはや主人公ではない存在に変化してた。

[「女性」「この世で一番価値があるもの」]






「30年間」の時を経ても「4作目」を撮らねばならなかった「ジョージ・ミラー監督」の恐るべき「理由」「執念」「情熱」が、『マッドマックス』シリーズの「警察が消えた世界」「暴力が支配する世界」で、「女性」を描いたことがなかったからに「今」見える。






「4作目」『マッドマックス 怒りのデス・ロード』とは、「石油戦争」「核戦争」を経て「文明」「秩序」が崩壊した「警察が消えた世界」「暴力が支配する世界」で、「女性」がどう生きるべきかを見せたのかもしれない。






「警察が消えた世界」「暴力が支配する世界」での “本物” の「男尊女卑」。「言語道断」な「女性」への「見下し」。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、「子産み女」などと、女を「人間」と思わない「最低男」「イモータン・ジョー」(ヒュー・キース=バーン)に、「死」以外「選択肢」などないという映画に見える。






「ガソリン」「食料」を奪い合う「警察が消えた世界」「暴力が支配する世界」に堕ちても「この世で一番価値があるもの」が、あらゆるどんな「物」より本当は「人間」であること。「4作目」を撮らねばならなかった「ジョージ・ミラー監督」の「理由」「執念」「情熱」が、「この世で一番価値があるもの」が、本当は「子供」「人間」を産み出す「女性」であると「言い切った」、「信念」「価値観」「倫理観」に「今」見える。

[「ジョージ・ミラー監督」の「CG」]






「旧3部作」が「SFX」を使わず「全部本当にやった」のは、「CG」なんかなかったから。「CG」がない時代は「本当にやるしかない」。




だが監督によって「CG」は大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」級の壮絶な「破壊力」を持つ。『チャーリーズ・エンジェル』の「キャメロン・ディアス」の「CG」と『グリーン・デスティニー』の「チャン・ツィイー」の「CG」の「違い」。“本物” の殺陣と融合した「CG」は壮絶な「破壊力」を生み出した。つまり『北斗の拳』の「ジャギ」の「銃」と『蒼天の拳』の「シャルル・ド・ギーズ」の「銃」の「違い」と全く同じ。「ジョージ・ミラー監督」が「CG」を使用したらどうなるのか?






「天才」という言葉の意味を思い知らねばならない。「天才」の「CG」とは何かが、「警察が消えた世界」「暴力が支配する世界」を「圧倒的美術」「狂気の世界観」まで到達させ、火山の噴火のごとく爆発した。






今「迷い」がある。「全部本当にやった」「20世紀最強のカーチェイス」『マッドマックス2』か、「天才」の「CG」「現代最強のカーチェイス」『マッドマックス 怒りのデス・ロード』か、「正直」どちらが「ベスト1」か決められなくなった。

[シリーズ「初」完全「ハッピーエンド」]




■「ウォー・タンクで
  ど真ん中を突破する
  谷でタンクを外して-
  道をふさぐ」





■「いいか
  かなりキツいぞ
  だが160日かけて
  走っても-
  塩しかない
  無事に砦に
  戻ることができれば-
  皆-
  いちから やり直せる」


「旧3部作」の「1作目」、人間の「怖さ」「残虐さ」で観客を撃ちのめした。「2作目」、「正義」は甦るが「太陽の楽園」が本当にあったか解からない。さらに「マックスは どうなったか知らない」という「不安」を残した。「3作目」、「行きつく所は バーター・タウン ここの千倍 ひどい所だ」 “明日の国” などなかった「絶望」。「旧3部作」に「ハッピーエンド」は一度もなかった。






「緑の地」がない現実。だが「ジョージ・ミラー監督」は「絶望」で映画を終わらせなかった。「いいか ここが故郷だ」と現実の生きる「希望」を砦に見出す。シリーズ「初」完全「ハッピーエンド」を「ジョージ・ミラー監督」は、「とうとう」「初めて」観客に見せた。

[「愛の映画」]



「フュリオサ」が「希望」に命を懸け「現代最強のカーチェイス」に挑む。だが「フュリオサ」は「死ななかった」。恐るべき「愛の映画」。「輸血」の「血液型」「バイ菌」など細かいことは気にするな! 「寿命は半分に…」なった説明で極限のくそリアリズム「成立」。




「イモータン・ジョー」を倒した「フュリオサ」の雄姿が「今」、「女性」を「この世で一番価値があるもの」と「敬意」「賞賛」「崇拝」する「ジョージ・ミラー監督」の恐るべき「愛」に見える。「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」+「敬意」「賞賛」「崇拝」で「怖さ」に「泣きながら」ビビって震え上がり大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」。




『マッドマックス』
『マッドマックス2』
『マッドマックス サンダードーム』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

画像 2021年 12月