寝るとき、あおむけ?うつぶせ?右向き?左向き? ブログネタ:寝るとき、あおむけ?うつぶせ?右向き?左向き? 参加中

これはあおむけですね。いちばん楽な姿勢です。本を読んだりとか、頭痛のときは横向きを繰り返します。右向いたり左向いたり…。本を読むときは左向きが多いかな? 壁が右側だからって理由だけだと思いますが…。

週末はたいていライブ取材で忙殺されるのがほとんどです。まっさらに1日空くというのは凄く貴重。こういうときに部屋片付けしてレコーディングしたり打ち込みしたりいろいろ作業するのです! が、最近はことごとくうまくいきません。体調がよくない。今日も結局寝込んじゃっています(T_T)。

そうなるとラジオしか楽しみがない。

杉 真理「Key Station」
でもラジオは僕にとって最高の友達。そもそも音楽に興味を持ち始めたのもラジオの存在があったから! 小学生のときにモノラルのラジカセを手に入れてからエアチェック人生が続いています。今も部屋を真っ暗にしてラジオだけかけて寝るのが好きです。学生時代のときはラジオをヘッドフォンで聴きながらドリルとかやっていましたね。そしてそんなラジオへの想い、リスペクトっていうのを見事に代弁してくれているのが杉さんの「Key Station」ですね。サウンドの質感やアレンジを含めて本当に愛おしい曲です。この曲は飽きない。伊藤銀次さんや佐野元春さん、浜田省吾さん、竹内まりやさんの客演も素晴らしい。ナイアガラのところで一瞬ウォールオブサウンドになる演出も効いています!

でも日曜日は好きな番組が多くて一苦労。でも各局を梯子した独自のタイムテーブルがありますので疲労します。こんな感じ。ロング番組は時間的に聴いているわけです。

5:00~6:00  FM NACK5「佐藤多恵 SUNDAY SEARCH」→
7:00~12:00 FM NACK5「片桐八千代 SUNDAY NAVIGATION」→
8:00~8:30 文化放送「斉藤慶子ミセスサンデー」→
8:05~8:55 NHK第一「音楽の泉」→
9:00~10:00 NHK第一「日曜討論」→
11:00~12:00 TBS RADIO「安住紳一郎の日曜天国」→
12:00~12:55 FM NACK5「服部幸應WELL TASTE」→
12:55~16:00 FM NACK5「TAKA江川、有宗麻莉子CHANCE TO CHANGE」→
14:00~14:55 TOKYO FM「山下達郎SUNDAY SONGBOOK」→
13:00~17:00 TBS RADIO「爆笑問題 日曜サンデー」→
16:00~20:00 FM NACK5「黒田治、元井美貴ACCESS TO YOU」→
18:00~19:00 TOKYO FM「平原綾香HEALING VENUS」→
20:00~20:55 J-WAVE「土屋圭市、ピストン西沢AUTOMOBILE RADIO」←今ここ

今後の予定
21:00~22:00 FM NACK5「松山千春 ON THE RADIO」→
22:00~22:30 ニッポン放送「長澤まさみSweet Hertz」→
22:30~23:00 FM NACK5「高塚光、ちゃん舞ABBY.」→
23:00~0:30 NHK FM「 サウンドストリート21 ムーンライダーズ」→
0:30~1:00  TBS RADIO「高見沢俊彦のロックばん」→
1:00~5:00  NHK第一「ラジオ深夜便」
Zzz...

この通りラジオファンにとって日曜日は良い番組が多いので忙しいのです。
個人的にはムーンライダーズのサウンドストリートが楽しみなのです!
ビートルズ特集になりそうですよ。

…昨日のクラムボン野音は行くはずだったのに行きそびれた(泣)。
体育祭と文化祭、どっちが好き? ブログネタ:体育祭と文化祭、どっちが好き? 参加中
体育祭と文化祭、どっちが好きですか?
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  • 文化祭
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気になる投票結果は!?


 体育祭では走る以外で活躍の場はなかったので必然的に文化祭です。文化祭でバンドやりたかった。高校時代はバンドやっていなかったから経験ない。まぁ、あの場でやっても完全に内輪受けのそのまた内輪受けだっただろうから悔いがあるわけじゃないけれど。大学時代は一度出ました。が、これも内輪受けの内輪受けすらしなかった(笑)。

 音楽趣味とかがね…周りと合わない。僕にとっては王道なロックだけれど、周りはそうは取らなかったりとか。やけにパンクやハードロックに走りがちだった。もっともそういう年齢だったってことでもある。僕が当時から今にいたるまでやりたいのはこういう音楽。とりわけ男性voだったらこういうの以外ありえない。

 今聴いてもカッコ良い、THE SHAMROCK「La Pa Pa」。これとその次の「Five」でブレイクすると当時僕は思っていました。でも期待されたほどじゃなかったんだよね。そしてスモーキー高橋さんとジェフ山森さんの方向性の違いが明確に出ちゃった。2人の落ちつきどころのギリギリがこの時期だったと思います。実際EPIC移籍後のシャムロックはその後に高橋さんが始めるSECRET CRUiSE路線だったからね。ただブレイクビーツに生のホーンセクションを被せた『CHEERS』『WAY OUT』も僕は好きなわけです。自分でやるのならばシャムロックはポニーキャニオン時代ではなくて、どうしてもエピック時代になっちゃうなぁ。そしてその変遷上にあるキラーチューンが「La Pa Pa」だった。
$北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
 それにしても「La Pa Pa」はいつかカヴァーしたいねぇ。ちょびっとダブ処理がほどこされたミックスもカッコ良いんですよ。シングルとアルバムではヴァージョンが違うので、今でも僕はシングルCDを探しています。今となってはなかなかない。

 僕らの時代の文化祭でこれをやっても盛り上がらなかったけれど、こういう音楽をクールにやってみたかった! 洗練されているけれど適度に暴れていて、歌詞はやさぐれパンキッシュだけれどインテリジェンスもあって、ビシッとスーツ着ていてオシャレで、でも楽曲はポピュラリティがあってハーモニーも抜群。ダンサブルな16ビート! あぁ、結局僕の音楽趣味って変わらないんですよね。その意味では僕の文化祭はまだまだこれからなのかもしれない。
秋、何する? ブログネタ:秋、何する? 参加中

秋? 秋?? 秋??
何ひとつしていないというのに夏は終わりですか? 何するも何もないよ。夏がしたいよ。
そういや最近涼しくなってきているもんなぁ。何気に気づいてはいたけれど。夏でいたいよ。

詩人の血「Summer」
レコーディング・ヴァージョンもゾクゾクする感じで好きなんですが、ライブ・ヴァージョンももの凄いカッコ良い。このニューウェーヴィなバンドサウンドに僕は未来を観たんだけれど、意外にもこの方向性を発展しているひとはいなかった。若手バンドでエフェクターを無尽蔵に並べて面白いことをやろうとしているのは幾つかいるんだけれど、知的さが足りないというか、どうも夢中になれない。詩人の血~オーペネロープはもの凄いポップだけれど知的でミステリアスで好き。今でも好き。当時僕はEPICからリリースされたものはすべてチェックしていたけれど、『What if....?』は衝撃的だったなぁ。極めて駄作のないバンドです。一風堂/土屋昌巳さんやくじら、近藤等則IMA…なんかみんなプッツリと切れてしまった感がある。その遥か先にエレクトロニカとかがあるのかもしれないけれど、空白は長かった。エレクトロニカ、そんなに夢中にはなれていないし。

とか思っていたら、詩人の血~オーペネロープのヴォーカリスト/ドラマー、辻睦詞さんのソロワークがとても素晴らしい。
http://www.mutsushi.com/
ここ数年、2ndソロアルバムの制作に着手されていて(しかもいくつかの企画も同時進行)、その途中経過がその都度発表されています。
http://www.mutsushi.com/bbs/index.html
正直僕はごくごくたまにチェックするくらいで、熱心なサポーターではないかもしれませんが、でも聴くたびに完成形が待ち遠しくなります。相当な名盤になると思うんですね。
凄く新しくて、ポップスタンダードで、とても良い音。詩人の血~オーペネロープは懐かしさと新しさが入り交じったボーダーレスな世界観が好きでしたが、今制作されている楽曲に関してはもはやそんな理屈なんてどうでも良い。温もりのある音楽を作られています。

本当に欲しいもの、特に音楽はそう簡単に手に入ると思わないでください。テレビで流れている音楽よりも、ラジオでかかる音楽よりも、レコード店で売っている音楽よりも、ずっとずっと自分にとってかけがえのない音楽っていうのは苦労して探せば探すほど出逢う確率が高くなる。そのためのウェブツールだよね。

そして本当に欲しいものにはお金を払え! ダウンロードでも何でもすればいいと思う。でもパッケージになったものはちゃんとお金を払って買おう。それが芸術家に対する支援であり、ギブ&テイクなんだから。その想いはどんなにどす黒い音楽業界にいても忘れたくない。相当染まっちゃっているのかもしれないけれど、それを真摯に考える機会はここ数年で増えていると思う。

ポップミュージックのマーケットに秋が(飽きが)来ないうちに、みんなを目覚めさせたいなんて思う。そういう青さ、ミーハーさでまだまだ僕は走れそうです。
「美人」「可愛い」どっちが好き? ブログネタ:「美人」「可愛い」どっちが好き? 参加中

 「美人」と「可愛い」…これって表裏一体のものだと思う。少なくても僕の中では。普段は可愛い感じでも、ある瞬間に物凄く大人っぽい美しさを魅せてくれたり、あるいはその逆だったり。女性っていろんな顔を持っていると思うのです。その意味で女性はみんな女優だと思います。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
 飯島真理さんは音楽活動とともに演技もされているかただからね。綺麗なのは当然なのかもしれないけれど、いまだに少女のような可憐さと大人の色気との両極端を持っているかたです。歌の世界に関しても同様のイメージがありますね。

 彼女がLAに拠点を置きワールドワイドな活動に着手してかれこれ20年が経ちます。『Echo』はそんな彼女のニューアルバムなんですが、これが素晴らしい。今日はもうちょい内容について書きますね。真理さんのアンテナって物凄い鋭くて、常にその時点での最新の音楽テイストを盛り込み、より進化させたソングライティングとサウンドメイキングを具現化してきています。いろんな先駆者としての顔を持っているひとなんですが、いまいちその辺がポップリスナーに伝わっていないのが悔しい。それにしてもちょっとびっくりな音が詰まっているので驚くんです。

 前作に続きマイケル・シャーヴェスがブギーなギターリフを奏でたロックナンバー「Pursed Lips」、“ありがとう”のキュートなサビメロ/ハーモニーが印象的な「Twinkles」などはいつもながらのポップテイストではありますが、今回まずド肝を抜かれるのはヴァイオリン/チェロをフィーチャーしたストリングスの音世界でしょうね。ギリシャ神話をモチーフにしたタイトル曲を筆頭に、半数以上の曲で聴ける生のヴァイオリン/チェロに彼女のストリングス・シンセ、ピアノが重なる音世界は大きな聴きどころになっています。そして「Imaginary Love」においては、ヴァン・ダイク・パークスとの共演が実現しているのですが、これも何処か必然的な流れに思えるほど、そもそもの楽曲がドラマティックな仕上がりになっていますね。「Imaginary Love」はインスト曲ですが、中盤での真理さんのピアノのブレイクから一転するドラマティックな展開劇はもう鳥肌もの! シンプルながらもエレピとハープシコードがフィーチャーされた、飯島真理流ゴスペル「Hello Goodbye」以後の終盤の流れは必聴です。

 「Twinkles」「Like Never Before」では『KIMONO STEREO』以来の共演となるイアン・ベアンソン(パイロット)がギターをプレイ。マスタリングは英国で行なわれたそうですが、ほのかにブリティッシュな香りが漂う音像も新感覚。過去のアルバムの『○○○○○』っぽい、みたいな言い方ができないほど新境地なのですが、余韻を効果的に散りばめた彼女ならではの繊細な音世界と、裏腹に随所でロックしてみせる相反する要素が聴きどころと言えるでしょう。

 今回、日本語詞曲は「Suki To Ienai」だけですが、、日本のファン向けに作ったというよりも、“むしろ日本語でしか歌うことができなかったんだろう”という気がしています。その辺も邪推しながら聴くとこのバラードは深い。相変わらずの歌声は凛々しさも健在ながらも「Hello Goodbye」はあえてノンリヴァーブで歌っていたりと、随所で真理さんの底力を感じさせてくれます。

 なんかもう国境線を超越したポップアルバムですね。グリーンデイ、ミューズ、スフィアン・スティーヴンスなど、世界的にストーリーアルバム的なトータリティをもった作品の流れが生まれつつありますが、彼女の常に先駆的なアンテナはその辺も見事に捕らえているかのようです。とはいえ、1曲1曲はメロディアスな真理節によるもので、どういう聴き方でも楽しませてくれる1枚。でも何年かして何百回目に聴いたときに突然「あっ!!」って気づくようなミステリアスさも秘めているかも。できればダウンロードではなくて、パッケージまるごとで盤聴きしていただきたい。1ファンとして真摯な想いです。
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昨晩は去年に引き続き白寿ホールにて、愛しの飯島真理さんのライブでした(^^)。白寿ホールはホール設計そのものが楽器というか、ピアノの音の良さはそれまで僕が体験したことないものだったのです。去年はまずそれに驚愕したんですが、声が多少響きすぎてまわる問題点もありました。今年はそれがほぼ改善されていた印象で、今の真理さんの音楽には非常にフィットしたコンサートホールでしょう。

ニューアルバム『Echo』は最新型・飯島真理の境地ともいうべき、ストリングスがフィーチャーされた壮大なサウンドスケイプ、また余韻を重要視し削ぎ落とされた音像という、相反する要素の攻めぎあいが魅力。ロックミュージカルみたいなトータリティも感じます。近年の彼女の作品は名盤続きなのだけれど、そのどれとも違うまた新しい扉を開けているんだな。もう邦楽洋楽とかジャンルを飛び越えた作品。何度聴いてもこれは凄いよ、真理さん。

その新曲を引っ提げつつ、「セシールの雨傘」も聴けたし、ピアノ弾き語り「BROKEN COMPUTER」もゾクゾクしたな。オアシスのカバーはケイト・ブッシュのような崇高さに溢れていたし、ビートルズ「I WANT YOU」のカバーは意外だったんだけれど、ブルージーな真理さんって新感覚だった。♪She′s so heavy~のハイトーン! ああいうのをロックファンにもっと見せられたら、飯島真理のイメージって変わるんじゃなかろうか。開演前にビートルズ表紙のプレイヤーをお渡ししたら、「あ、ビートルズ!」と妙に反応されていた理由はこれだったんだろうなぁ。いやはや素敵なコンサートでした。

今回のコンサートではパンフレットが制作されたんですが、その中で長い長いライナーを書かせていただきました。開演前にお客さんが結構読んでいらっしゃっいましたが、いい時間潰しになったのでは? なにせ3000字以上ありますからね(^^;)。

しかし、お逢いするたびに思いますが、真理さん、本当に相変わらずお美しく…年齢とらないんだよなぁ。僕が追い越しちゃいました…。

真理さんの『Echo』ぜひとも聴いてみてくださいね。心からオススメできるアルバムですよ。

そういえば先日リリースされたEPOさんの久々の新譜も、ちょっと似た緊張感とスケール感がありました。ポップミュージックってやっぱり一生のテーマだなぁ。

真理さん、いろいろとお心遣いありがとうございますm(_ _)m。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
アメブロさんからアメーバぬいぐるみいただきました! ある意味これが今夏最大の想い出になるかもしれないね。
夏一番の思い出は? ブログネタ:夏一番の思い出は? 参加中

ここんところ忙しくてなかなか暇がありません。週末も取材で消えることが多い。「KAELAND」「WORLD HAPPINESS 2009」「JACK IN THE BOX 2009 SUMMER」と、夏フェス的なものも行ったし、夏っぽいこともしているんだけれど、だいたいが仕事だからね。あっという間に8月が終わってしまう。ただ、昨年に引き続きこっそりと白浜に行ってきました。横須賀のほうにも凄い綺麗な海を知っているけれど、白浜の真っ白な砂浜を一度知ると、ちょっとお金かかっても全然こっちがいいと思ってしまいます。飛行機だったら羽田から1時間かからずいけるからね。これから毎年、もう一生避暑は白浜でいいや。でも休みなんてあっという間だなぁ。

計画立てないで何事もぶっつけな自分の性分ゆえ仕方ありませんが、いずれにしろタイミングは悪いことばっかり。要領が悪いというか。ただ普段が結構時間にピリピリして(これでもだよ…)やっているから、休みのときとかは何も考えたくなる。そのせいで電車1本乗り過ごしても、バス乗り過ごしてタクシー乗ることになってもね、なんかそれでいい気がしてきます。普段タクシーなんて乗らないんで、それこそ1年に1度か2度だもんな。バス時間気にして空港に2時間以上前に入るよりは、多少タクシー代がかさんでもギリギリまで遊んでいたい。

自分のペースでいいんだよ。そして自分なりの絶好のポイントを持っていればさ。大江千里の「回転違いの夏休み」もそういう歌です。この曲のベースラインは素晴らしい。この頃の大江千里がヴォーカリストとしての黄金期だったかもしれないね。
翌朝仕事!何時まで飲んでいられる? ブログネタ:翌朝仕事!何時まで飲んでいられる? 参加中

いくらでも(笑)。
体質的にアルコールは駄目ですので、僕にとって徹夜飲みっていうのは単なる徹夜に過ぎないですから。昔だとバンドで打ち上げやって、明け方家に帰ってシャワー浴びて出勤...みたいなこともよくやりましたけれど、もう今はないですね。似たような状況でも車で寝たりします。そして職務質問で起こされたり(笑)。だいたい終電までに話せないことは、明け方まで時間をかけても話題に出ないですね。20分あれば大抵のことは深く話せる。今、なかなか熱く議論するっていう機会も少ないですしね。業界のひととあっても愚痴とか昔話が多い(笑)。昔は飲み会からノリで新しい企画が起きたりとか、建設的なことに進むこともたまにはあったものですが。みんなお金も時間もないからなぁ。

そんな僕がちょびっと熱い論戦していたあの頃に戻れるような瞬間がある。
北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
TBSラジオで毎月最終日曜の深夜に放送されている(放送日程は多少動くこともあります)「文化系トークラジオ Life」。
http://www.tbsradio.jp/life/index.html
社会学者/ミュージシャンのチャーリーこと鈴木謙介さんの司会で、毎月様々なテーマでの深夜の討論会が行なわれています。それこそ現代思想から教育問題、インターネットにいたるまで、識者によるトークセッションが実に興味深いのです。

7月26日放送分のテーマはなんと「バンド」でした。現代のバンド事情やら音楽業界の流れなどで討論されたのですが、その模様が上記URLでポッドキャストで聴くことができます。しかも、放送後の外伝まで! Part4のセクションでは僕のメールが紹介されています。音楽専門誌代表としてメッセージお送りさせていただいたんですが、活字でも僕のメールが紹介されていたりもします。
ポッドキャストのほう、相当聴き応えある内容ですので興味のあるかたは是非。

ラジオファンとして「文化系トークラジオ Life」のような番組は貴重です。こういういろんなひとの意見が生で飛び交う番組こそラジオならではだと思うんです。ウェブでも似たようなことはできますが、ラジオでも紙媒体でもやはりその内容度、資料価値っていうのが違う。プロが作っているものだからね。プロとインディの差は縮まりましたが、プロとアマチュアの差は相変わらず歴然としています。

僕、大学生の討論番組的なものが好きで、かつてだとFM NACK5の「近藤等則MIDNIGHT SPECIAL DANCE BEAT ON FRIDAY NIGHT Toshinori Kondo with Canpus Festival」とか、「向井亜紀のキャンパスチャート」とか、あと「私たち的RADIO」とかね。
今だとTBSラジオ「アクセス」とかああいうの好きですね。下手な音楽番組より全然面白いし刺激になる。もっとこの手の番組はニーズがあるはず。NACK5でもやりませんか? オッティこと落合隼亮さんを呼び戻して平澤志帆ちゃんでコンビ組ませるとかさ、地元埼玉目線で討論番組とか面白いのできる自信あるんだけれどなぁ。あとはスポンサーか…。

のりピー、びっくりしたね。でも生きていてよかったよ。でも自殺するようなタマではないような気がしてきた(笑)。

明日は「WORLD HAPPINESS 2009」行ってきます!
蚊に刺された? ブログネタ:蚊に刺された? 参加中

 昨晩は木村カエラちゃんのデビュー5周年記念ライブに行ってきました。赤レンガ倉庫奥の埠頭スペースに特設されたスペースだったんだけれど、なんと2万人以上のひとがいたんだそうです! オールスタンディングとはいえ、横浜アリーナを超越する動員数があったことには驚かされる。まぁ、凄い光景だったよ。野外ライブで何が嫌って、雨と虫さされ。雨は仕方ないにしろ、虫さされはなかなか困ります。だいたいムヒ系のものを常備していますが昨日はなかったんだよなぁ。やられちゃったよ、左足。短パンで観ていたから覚悟はしていたけれどさ。過去にはヤスデが這い上がってきてきたこともある。はらったものの、ちょっと噛み付かれてひりひりしたなぁ、あのとき。

 ライヴのほうは代表曲ずらりのセットリストで3時間近くの長丁場ライブでした。シングル曲ほか、定番カエラナンバーはすべて演奏されたゴージャスライブ。もう二度とこんな黄金セットリストはないんじゃないかって思うくらい。さすがは時代に見出されしロッククイーン。尖った音楽性と遊び心、ちょっとサディスティックなアプローチが斬新でした。この音楽性でこれだけの老若男女が沸いているという事実は凄いことですよ! バンドメンバーも本当に旬な連中が支えている。「リルハリルラ」でブレイクの契機を作り上げたアイゴンこと會田茂一(FOE、HONESTYetc.../g)、渡邊 忍(ASPARAGUS、CAPTAIN HEDGE HOG/g)、柏倉隆史(toe、the HIATUS/ds)、4106(スキャフルキング/b)、Key:中村圭作(kowloon/key)!! アイゴンと渡邊 忍のツインギターはやはり豪華で良いなぁ。「 Tree Climbers 」「どこ」「YOU」は渡邊 忍のギターリフで聴きたいし、「Samantha」「リルラリルハ」はアイゴンでギターリフで聴きたい。初期カエラのフォーマットを作ったのはアイゴンなら、ここ最近のちょっと大人っぽいスタンダードなカエラ像を確立するに尽くしたのは渡邊 忍。このふたりが5周年記念ライブに立っているというのは当然のことだし、それがちゃんと実現したのは嬉しい。

 最近僕が気に入っている「butterfly」を生で聴くのが今回の大きな楽しみだったんだけれど、カエラちゃん泣いちゃって6割方しか聴けませんでしたね。あの感涙、ひとつの到達点に達せたからこそ流せた涙のはずで、あの瞬間に立ち会えたことはあとで自慢できるなって思った(笑)。

 「Tree Climbers」は凄い曲。こういう曲を聴くともう邦楽とか洋楽とかって判別の意義が本当に無意味だって実感します。渡邊 忍は凄い。あの細やかなアルペジオリフとアグレッシブなカッティングは凄い技術だなぁ。いやはや刺激的なライブでした。
飛行機100円だったらどこに行く? ブログネタ:飛行機100円だったらどこに行く? 参加中

北村和孝 rhythmagic 楽興のとき
野田幹子さんも飯島真理さん、谷村有美さん、児島未散さんらと同様に中学時代からの僕のアイドル。名盤『ヴァカンス ヴァカンス』に収録されて後にシングルカットもされた「Travelin' Heart」は、彼氏にフラレた女の子が地球儀をぐるぐる回して適当に指指した場所に傷心旅行に行くお話。この地球儀回して指指しで決めた場所に旅するっていうのをやってみたいですね(^^)。飛行機代100円だったらできそうだよね?

それにしてもこの『ヴァカンス ヴァカンス』は物凄い名盤で死ぬほど聴き続けているアルバムです。ムーンライダーズがバックアップしたデビュー期から、exポータブルロック鈴木智文さんとの出逢い、そしてこの『ヴァカンス ヴァカンス』までのノダミキが僕にとっては黄金期です。その後、松岡英明さんが歩んだ悲劇と同様、外部ソングライターのものを歌わせられる路線が強いられたことで、MATSU-BOW同様に彼女も失速してしまう。当時その惜しい展開劇に腹が立って気が狂いそうになりました。実際、移籍後の『New Look』は『ヴァカンス ヴァカンス』に直結する名盤になりましたからね。特に高浪敬太郎さんの書いた曲とか物凄く良くてさ。シンガーソングライターソムリエになってからのアルバムはまだ聴いていないんですが、ライヴとかやっているようなのでいつか行きたいなぁ。

『ヴァカンス ヴァカンス』は物後にBlue Eyes Of Fortuneに発展する鈴木智文さんとのパートナーシップがいちばん発揮されたアルバムだと思います。渚十吾&ムーンライダーズ人脈路線からの脱却って難しかっただろうけれど、exポータブルロックという人脈で発展させていったところも、ライダーズファンにとって付いていきやすかったポイント。ちなみに先行シングル「八月の砂時計」は杉真理さんの作曲、編曲でこれがまた素晴らしい曲。アコギカッティングのギターサウンドがまたシビレたんです。僕のネオアコ趣味と直結する要素でもありました。

それにしてもこのTV番組映像のノダミキ、『ヴァカンス ヴァカンス』のイメージ通りのホワイトの衣装で胸がキュンキュンしてしまいます。そうそう、あの美しいロングヘアを切ってしまい、なんか妙に若返ってかわいらしくなった頃でもありました。TOKYO FM「アフタヌーンブリーズ」も懐かしい(もうちょっと後だけれど)。

何故かロッキングオンジャパンに気に入られて(市川哲史さん効果?)、ロッキングオンが手がけた日曜昼からの音楽番組「HITS」で泉谷しげるさんとMCをやったり、泉谷さんにキスされたりしていました(笑)。世の男性諸君が憧れるお嬢様像をストレートに受け継いだ可愛いシンガーソングライター。こういうタイプのひとはなかなか出てきませんね。やっぱり時代性なのかな?
個性って何? ブログネタ:個性って何? 参加中

シンプルだけれど凄く難しい問題。一際目立つことをやれば個性ってわけじゃないからね。なんかよくわからないけれどたしかに独特の色があるんだよなぁ~みたいな感じが一番目指すところじゃないかな? 音楽でもオリジナリティの有無っていうのは常に語られることであるけれど、なんのかんの言って、個性っていうのは磨かれるものではあっても、人為的に作れるものではないんじゃないかって気もする。頑張れば頑張るほど何かに寄っていってしまう場合もある。バランスを測るのは難しいことだよね。結局いかに「素」になるかって勝負って考え方もあるしね。

明らかに個性はあるけれど、それがなんだかよくわからないバンドっていうのがいます。くるりもそのひとつ。日本武道館公演に行ってきました。ステージ真横の席まで開放するくらいに超満員でした。10,000人ちょっと入っていたと思うんですが、相変わらずの人気っぷりを再認識しましたね。

僕にとってくるりは不思議なバンドです。バンド名もよくわからないし、曲作りも何処まで正気で何処から適当なのかってくらい、凄い波があるように感じる。でもたしかに名曲はあるんだ。ただおおかたの曲は「なんとなく良い」というレベル。それでもフレーズでもメロディでもたまに頭をぐるぐる回るし気になる。変なバンドだよな。1枚おきにロックバンド回帰して、1枚おきに実験的なアルバムを作る。捕らえ所がない。でも10,000人にとっては捕らえ所のあるバンドであるはずでね。岸田君のギターの音色は素晴らしい。佐藤君はある意味で僕にとって理想のベーシストです。こういうひとがいるからバンドを続けていく気になるというようなね。

「さよならリグレット」もなんとなく良い曲。サビよりもAメロの末尾が妙に心に残る。

去年のオーケストラ演奏のライブ以来だったんだけれど、トリオかサポートギター入りで4人編成というソリッドな演奏は興味深かった。凄い本気だけれど、何処か肩の力が抜けている。彼らもまた奥田民生の音脈であることは間違いない。 こういう力の抜き方で胸をわしづかみにするエモーショナルさは技術なんだよね。

それにしても、こういう素朴なようでひねくれたロックを10,000人が支持しているって構図は凄い。本当に凄い。奇蹟にも思える。どうでもいいことがどうでもよくなくなってくるようなポップマジック。

そしていつも最後に思うのは、僕にとってストライクゾーンのカーネーションなんかが莫大な支持を受けず、同じ3ピース+αで何でこれだけ人気の差がつくんだろう?っていうこと。そこが凄く不思議だったりする。何で?