ルーミア「ねぇりんかぁ…」
カリンカ「ん、ルーミア。どうしたの?」
ルーミア「りんかのテストって、明日で終わりなんだよね?」
カリンカ「ああ、明日でやっと解放されるんだ」
ルーミア「でも、テストが終わっちゃうとりんか帰ってくるの遅くなっちゃうんだよね…」
カリンカ「あー、じゃあ、明日はどっかお散歩でも行ってみる?」
ルーミア「最後だからね、私も早く帰るようにする!」
カリンカ「最後って、土日だってあるんだから」
ルーミア「でも、平日でりんかと一緒におでかけって珍しいもん」
カリンカ「あ、それは確かに。で、だ。どこに行く?」
ルーミア「どこって…、お散歩?」
カリンカ「お散歩。ちょっと遠くの大きな公園でも行ってみる?」
ルーミア「わぁ…、ピクニックだ!」
カリンカ「サンドイッチでも作って食べる?」
ルーミア「そうだね!えへへ、りんかとピクニック~♪」
カリンカ「大分涼しくなってきたし、丁度良いかもね」
ルーミア「あ、だったら明日の服の用意しておかないと!」
カリンカ「気合、入ってるなぁ…」
カリンカ「ルーミア、ちょっと手を出してみて」
ルーミア「ん、こう?」

なんとなくルーミアの手の大きさが気になったので見てみると

カリンカ「うわー、小さいね」
ルーミア「ふたまわり…、とちょっとぐらい違うかも?」
カリンカ「ルーミアって一般的な子供より全体的に小さいよね」
ルーミア「りんか、それは褒めてるの?」
カリンカ「え、当然でしょう」
ルーミア「女の子にいうのは失礼だよ!」
カリンカ「え、あー。ごめんなさい…」
ルーミア「私だって大きくなりたんだからね!?」
カリンカ「はい…。でも、手が小さいのは別に良くない?」
ルーミア「あ、確かにそーなのかー」
カリンカ「はい、もっかい手を出して」
ルーミア「はいっ!」

といって手を繋いでみたり。ルーミアは満足げな顔して、
実はまだ足りていなかったようでだっこされにきました。
ガチャ、と鍵の音がした。ルーミアが帰ってきたのだろう。
扉が開かれると、ルーミアは小さく虚空へと言葉を投げた

ルーミア「ただいま」
カリンカ「おかえり」

筈だった。でも今日は私、テストだったので帰りが早く。

ルーミア「りんか!帰ってきてたの?!」
カリンカ「あぁ、帰りが早かったんだ」

ルーミアは嬉しそうにした後、何かに気付いたようなちょっと悩んだような表情。
首を左右に振って再び嬉しそうにした後に飛んで抱きついてきました。

ルーミア「今日はずっとりんかと一緒にいる!」
カリンカ「何々、そんなに嬉しかったの?」
ルーミア「うん!」

頭を撫でてやると嬉しそうに。この娘本気で離れるつもりないな。
まぁ、一応テスト期間中なのでりんかたんも珍しく勉強していると
ルーミアは教科書やノートを見て、戸惑ったような表情をしていました。
そりゃそうだ。
ルーミア「今日ね、いつものみんなで恋の話をしたの」
カリンカ「へぇ、どんな結論がでた?」
ルーミア「結論は出なかったけど、好きな人の話をしたの!」
カリンカ「みんなは、好きな人いたの?」
ルーミア「え~、言っちゃダメって言われてるからなぁ…」
カリンカ「ふふん、つまり誰か恋をしていると?」
ルーミア「はっ!しまった!!」
カリンカ「まぁ、突き止めるなんて野暮な真似はしないよ」
ルーミア「そーなのかー、良かったぁ…」
カリンカ「恋する乙女の怒りは怖いらしいから、ね」
ルーミア「あ、それでね!私の好きな人の話もしたの!」
カリンカ「…ほう、詳しく聞かせていただこうか」
ルーミア「みんなね、やっぱりそうだろうなーって顔してたよ!」
カリンカ「もはやお馴染みになってるんだ?」
ルーミア「そう!えへへ、何か嬉しいなぁ///」
カリンカ「本当に好きなんだな、すごく嬉しそう」
ルーミア「え、なんでりんか他人事みたいにしてるの?!」
カリンカ「え、ルーミアのことだよね?」
ルーミア「私とりんかのこと!」
ルーミア「すごかった!」
カリンカ「…何が?」
ルーミア「今日のプリキュア!」
カリンカ「ああ、ブライアン?」
ルーミア「そう、ブライアンがいい人で、あかねちゃんが可愛かった!」
カリンカ「なんでも、女の子は恋をすると綺麗になるそうな」
ルーミア「そーなのかー。だからあかねちゃんがいつもより可愛かったんだぁ」
カリンカ「多分そうだと思うよ」
ルーミア「…私はいつも通りなんだね」
カリンカ「?」
ルーミア「りんか!私も綺麗になってるんだよね?!」
カリンカ「え?当然、すごく可愛いけど?」
ルーミア「もっと可愛くなる方法、ないの?」
カリンカ「んー、もういっかい恋してみる?」
ルーミア「やだ!私が好きな人は一人だけだもん!」
カリンカ「だから、その人にもう一度恋をする」
ルーミア「もう一度?」
カリンカ「惚れ直すっていうでしょ?そんな感じで」
ルーミア「そっか!じゃあ、どうすれば惚れ直すかなぁ…♪」
カリンカ「例えば?」
ルーミア「そうだ!あかねちゃんとブライアンみたいな感じだ!」

結局、話はそこに帰結すると。
カリンカ「ねぇ、ルーミア」
ルーミア「ん、なぁに?」
カリンカ「黒百合の花言葉、知ってる?」
ルーミア「花言葉? えーっと、わかんない」
カリンカ「恋、呪い」
ルーミア「何か、怖い花言葉だね」
カリンカ「わかりやすくていいと思うけど」
ルーミア「えー、だって呪いだよ?」
カリンカ「恋だってひとつの呪いなんだから、そんなにおかしくはないよ」
ルーミア「恋って、呪いなの?」
カリンカ「そうだよ」

ルーミアはよくわからない、といった表情で

ルーミア「呪いっていうほど、恋って怖くないよ?」
カリンカ「そうかな、ボクは今だって怖いよ」
ルーミア「ええ!?どこが怖いの?」
カリンカ「相手が自分をどう思っているか」
ルーミア「もう、大好きだって何回も言ってるでしょ!」

証拠のある肯定より、根拠のない否定の方が信じやすいものなんです。
ルーミアと夕ご飯、のときに。
カリンカ「ルーミア、どんぶりにご飯よそって~」
ルーミア「は~い!ごっはん~♪」
カリンカ「ふ、ルーミアは大盛りか…」
ルーミア「りんかはどのくらいにする?」
カリンカ「えっと、ルーミアにとってちょっとだけ少なめで」
ルーミア「わかった~!」

そしてルーミアに渡されたどんぶりふたつに野菜を肉を乗せる。
そしてそれを両手にを持ってテーブルへ。
と同時に食器棚を開けるルーミア。そしてコップを手に。
冷蔵庫から冷えた水を取り出し、二人分の水を用意するルーミア。

ルーミア「はい、りんか♪」
カリンカ「…ルーミアって、気が利くよね」
ルーミア「ふぇ、そうかな…///」
カリンカ「ありがと、じゃルーミア。食べようか」

   「「いただきます!!」」

ルーミア「ねぇりんか、りんかは気が利く人って好き…?///」
カリンカ「そりゃあ好きだよ。ありがたい」

ルーミアが小さい声で「やった♪」と言うのが聞こえました。
時期的にはまだ早いんですけどね。
まぁ実際の意味は温度とか関係なく

カリンカ「動くな」

私は、その手に握った銃(おもちゃ)のバレルをルーミアの背中に押し付ける。
ルーミアはメタルギアで知ったホールドアップのされ方の通りに両手をあげる。

ルーミア「りんか…?」
カリンカ「そのまま動くな」

ルーミアの背中に一度強く銃身を感じさせ、その存在を主張しながら
私はルーミアの前方へとまわる。そしてルーミアをうつ伏せホールドアップへ移行。
ルーミアは混乱したままだが私は銃を捨てルーミアの頭をなでなで。

ルーミア「? …?」
カリンカ「全てはルーミアをうつ伏せにするためだったんだよ!」
ルーミア「そ、そーなのかー!!」
カリンカ「それで、ついでに一発」

捨てた銃を拾ってルーミアにどーん。弾は入っていませんが。
ルーミアはそのタイミングにあわせ身体をのけぞらせると

ルーミア「な、なんで…」ガクッ

ルーミアは演技派でした。
ルーミア「りんか、めがね貸して!」
カリンカ「ん、いいけど、かけるの?」
ルーミア「うん!」
カリンカ「眼回すかもしれないから気を付けなよ?」
ルーミア「えへへ、わかった~!」

そうして私の眼鏡をかけるルーミア。直後ふらっと。

カリンカ「ぅ危なっ?!」
ルーミア「あ、りんか、ありがと~」クルクル
カリンカ「やっぱり眼が回るでしょ?」
ルーミア「なんかすごく、視界が変になっちゃった~」クルクル
カリンカ「いいからはずしなさい」スチャ
ルーミア「あー! …あ、よく見える」
カリンカ「でしょ?ルーミアは眼鏡かけたら危ないの!」
ルーミア「は~い…」
カリンカ「まぁ、度が入ってないおもちゃなら」
ルーミア「そんなのあるの?!」
カリンカ「欲しい?」
ルーミア「…うん!」

と、いうわけで外出の準備をば
寝転がって絵を描いていたルーミアは、突然そわそわしだした。
そして立ち上がり私の隣へ。でも何かそわそわ。

カリンカ「ルーミア、…どうしたの?」
ルーミア「な、なんだか居心地が悪くて…」
カリンカ「ん、ルーミアの場所かぁ…」
ルーミア「りんかの隣も…、違うみたい」
カリンカ「そっか…、よし。じゃあこうだ」

ルーミアを抱き上げて私のお膝の上に。ルーミアは私と同じ方向を向いています。

ルーミア「あ! …あれ?」
カリンカ「うそ、これでも違う?」
ルーミア「なんか、ちょっと、…あ!」
カリンカ「え、どうしたの?」
ルーミア「こっちだった!」

そういってルーミアはこっちを向いて、互いに向き合う形に。
それでやっと落ち着いたらしく、ルーミアは安心しきった顔でした。