ガチャ、と鍵の音がした。ルーミアが帰ってきたのだろう。
扉が開かれると、ルーミアは小さく虚空へと言葉を投げた

ルーミア「ただいま」
カリンカ「おかえり」

筈だった。でも今日は私、テストだったので帰りが早く。

ルーミア「りんか!帰ってきてたの?!」
カリンカ「あぁ、帰りが早かったんだ」

ルーミアは嬉しそうにした後、何かに気付いたようなちょっと悩んだような表情。
首を左右に振って再び嬉しそうにした後に飛んで抱きついてきました。

ルーミア「今日はずっとりんかと一緒にいる!」
カリンカ「何々、そんなに嬉しかったの?」
ルーミア「うん!」

頭を撫でてやると嬉しそうに。この娘本気で離れるつもりないな。
まぁ、一応テスト期間中なのでりんかたんも珍しく勉強していると
ルーミアは教科書やノートを見て、戸惑ったような表情をしていました。
そりゃそうだ。