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ADHD(注意欠陥多動性障害)

ボーダー息子の育児日記

 

 

 

息子が知能検査を受け

数値的には診断名はつかなかったものの

 

「ADHDの傾向が強いので

 そのように対処したほうがいい」

 

と児童精神科の先生に言われたことで

私は近所の方や息子の友達のママ達に

説明と協力を仰ぐ手紙を書きました。

 

 

「応援するよ」

 

とたくさんの方から

あたたかいお返事をいただきましたが

今日はその中の1通をご紹介したいと思います。

 

 

この手紙を書いてくれたのは

同じ道を通ったママでした。

 


 

 

お手紙ありがとう。

 

同じタイプの子を持つ親として

とても勉強になりました。

 

うちのMもそうでしたが 

Rくん(息子)も「助けて!」

というサインを出していたんですよね。

 

ママはつらかったと思うけど 

Rくんもうちの子も 

自分の苦しみを外に出すことの出来る子で良かったですね。

 


外に出せず 

そのため 親も気づいてやれず

本当に学校に行けなくなってしまう子

結構いるのですから…

 

私たちはラッキーだったんだと思いましょう。

 

何でもプラスに考えていけば道は拓けます。

 

いっぱい失敗して 

そのたび勉強して

子供たちは大きくなっていきます。


 

えりこさんの手紙の中に

「低い能力も成長と共に高まっていくでしょう」

とありましたが本当にその通り。

 

Mも友達とのトラブルや親に叱られ

何度も泣く思いをして 今があります。

 

自分なりに友達との付き合い方

考えたみたいですよ。

 


私も えりこさんも きっと自分の子より

他の子を先に考えてしまう所があるのでは?

 

友達や他の人と上手に付き合えるようにと

相手の気持ちばかり 

自分の子に伝えようと…

 

あのころ

私はそうだったような気がします。

 

 

Rくんが誰かに頭にくるようなことがあったら

一緒に「ムカつくー!!」って言ってあげましょう。

 

 

変えようとしなくていいんだよ。

 

ママが気づいてあげられたんだから。

 


Rくんは自分で変わって行きます。

 

親が思っている以上に子は強い!

 

そこを信じてあげましょう。

 

自分のことをより良い場所へ行かせようと

もがいて がんばっている時期なのですから。

 


大変だけど

今回のことがあって良かったのではないでしょうか?

 

 

子供と今まで以上に近くなれたこと

気持ちがわかってあげられたこと

 

後から思えば

「あの時ありがとう。気づかせてくれて…」

と私はそう思いました。

 


これが この子の個性なんだと受け止められた時

 

「他の子と同じように どうして出来ないの?」

 

といつもイライラしていた自分が

バカだったような気がします。

 


いいんですよ。

 

良いところも 悪いところも 

みんなRくんなんです。

 

カンペキな人なんていないんですから 

大人でも。

 


Mがそんなこんなで

挙句の果てに入院した時 

行き着く所は

 

いつも  元気で 笑顔で 

生きていてくれればOK! 

 

ということでした。

 


この間 話を聞かせてもらった時から 

Rくんは大丈夫と思っていました。 

 

必ず良くなると。

 


それはまず

母がしっかり子供を見ている ということ。

 

それと Rくんの目が生きている

ということです。

 

ダメになってしまう人って

目が死んでいるものですよ。

 


ママ 本当にがんばったね。

 

辛いこともいっぱいあったでしょう。

よくわかります。

 

自分のことより ずっとずっと辛いよね。

 

私からも

「がんばったね。ありがとう。」

と言わせてください。

 


子育てって難しいよね。

 

でも 仕方ないよ。

親だって初めてなんだから。

 

親も何度でも失敗して

子供と一緒に大きくなればいいのだから…

 

 

母は強し!だね。

 

また お茶でもしましょうね。

 

 

 

 

今 この手紙を文字で打っていて

また 涙が出てきました。

 

毎回 読むたびに泣いてしまいます。

 

 


何かトラブルがあったり 

気持ちが落ち込んだりした時 

この手紙を開いて


いつも 元気で 笑顔で 

生きていてくれればOK!


その言葉に深くうなづいたものです。


 

 

また 息子はADHDボーダーで

症状もそれほど激しくなかったので

周囲の方々に説明しても

 

(心の内をなかなかうまく伝えられないな)

 

という思いが正直ありました。

 

 

「Rくんはそんなことないよ。」

「子どもはみんな そういうことあるよ。」

 

そういった励ましの言葉も

息子を普通と変わらない子供と見てくださる

という点ではとても嬉しかったです。

 

 

でも 息子のそのままを受け入れられていないな

 

と感じる淋しさもありました。

 

 


Mちゃんのお母さんは

自分もその道を通ったからこそ言える言葉で 

手紙を書いてくれました。

 

 

その時の息子の現状を

そのまま受け入れ 認め 

その上で

 

「ラッキーだったね」 

「良かったね」 

「がんばったね」 

「ありがとう」

 

と言ってくれたことがとても嬉しかった。

 

 

ああ 息子も 私も 

今のままでいいんだ

 

これでいいんだ

 

と気持ちがふ~っと緩みました。

 


 

息子の担当医の田中康雄先生に初めてお会いした時も

 

「お母さん 遅くないですよ。

 今 気づけてよかったですね。

 大丈夫ですよ。」

 

その言葉にどれだけ救われたことか。


 

 

応援や励ましの言葉は

どんな言葉でも もちろん嬉しいのですが

一度 当事者の気持ちをそのまま受け止める

「共感」があると さらに癒されます。

 


Mちゃんのお母さんのお手紙にもあるように 

私はずっと 子供を何とか”良い子”にしたくて

いつも 息子に

注意や指導の言葉を繰り返し言っていました。

 

 

子供の気持ちになって

 

「ムカつくー!」

 

なんて言ったことはありませんでした。

 

 

 

そのまま受けとめることや

「共感すること」の大切さ

を息子のADHDを通して 

私自身 つくづく感じています。

 


もし 今 

苦しい思いをしている人が身近にいたら

出来ることなら その方の思いをそのまま

まず「そうなんだね」と受けとめて

共感してあげてほしいです。

 


そして

「今苦しい」と感じているお母さんは

1人で苦しまず

誰かに思いを伝えてみませんか。

 

 

仲良しの友達でもいいし 

近くの人に知られたくないなら

コミュニティ団体に参加してみるのもいいし。

 

 

Mちゃんのお母さんのような方 

きっと いますよ。

 

 

同じ思いを分かち合うと 

とても楽になれますよ。

 

 

 

踏み出すには勇気がいるけれど…

 

 

応援しています!!

 

 

 

(20)子どもの自信をつける言葉 傷つける言葉

 

 

 

【追記】

 


 

(青)エンジェリックウィスパーカード 

Love Who You Are 

ありのままのあなたを愛する

 

矛盾 まるごと そのまま ○

 

自分の中で相反する気持ちがあり

葛藤しているところかもしれませんね

 

AかBか 

今までのようにどちらか一方でなく

AもBもある 

矛盾した気持ちでも良いのです

 

AもBも紛れもない

あなたの大切な思いなのですから

 

今まで自分に×をつけ 

責めたり後悔していたのなら

もうそれは終わりにして 

○つけをする時

 

ありのままのそのままの自分を

まるっと○しましょう

 

 

 

 

 

 

 

(赤)ジプシーカード 2 Child 子供

 

元々の純粋さを大切にする 見守る

 

初めてのことに取り組んだり

今までしたことがないような出来事があって

時にはイラつくこともあるかもしれません

 

ですが 長い目で 全体的に見れば

それは嬉しいこと 幸せなことのはず

 

かかる手間や時間もそのひとつと受け止め

大らかに見守る気持ちを持ちつつ

大切に育んでいきましょう

 

 

 

 

 

 


 

(緑)パワーオブフラワーカード 11 

Bleeding Heart ケマンソウ

 

Bleeding Heart=血を流す心臓 芸術性 癒し

 

あなたはこれまでの経験の中で

辛さや悲しみを深く感じ それらを糧として 

今後 人々に共感しシェアする方

 

今までの経験を

「傷」として悲しみ続けるのではなく

「自分にとって大切なものだった」と受け容れ

分かち合うことが出来ます

 

ですが まずは自分の傷を治しましょう

 

あなたは多くのサポートの中で癒すことが出来ますよ



 

(う)まれたよ さあみんな ぼくをあいしてね