【名曲リレー1561】kid#2

■Kid / The Pretenders('79)

プリテンダーズのセカンド・シングルでクリス・トーマスがprod。僕はラジオで聞いたこの曲のバリトンgが60'sっぽくてすっかり気に入ってしまった記憶。まだ日本盤も出る前。で日本盤は”愛しのキッズ”となぜか複数になってますが、これは子供の歌ではなく年下の彼氏をこう呼びかけてるのです。

 

 

【名曲リレー1567】kid#3

■New Kid In Town / The Eagles('76)

第1弾シングルとなった”New Kid In Town”。先日も寺田前レココレ編集長のFBで、ホントにNew Kidはホール&オーツ?という興味深い記事がありました。なんでも最初に日本のメディアがこのジョークをまともに取ってそれが通説になったらしいという話。モデルは特定されたものではなく、自分たちを含めみんなだと語ったサウザーのコメントもありますが、なんとブルース・スプリングスティーン説もあったようです。スターダムというtownにやってきた新顔を歌った歌と言われてます。J.D.サウザーがグレンやヘンリーと共にクレジットされてますが、サウザーのインタビューではほとんど「俺の曲」とのこと。曲調としてはエキゾティックなムードで”Lyin' Eyes”の流れを感じるものでしょう。ジョーが珍しくkbに回っています。あと思うのはレコード等でフェードアウトで終わる曲をライヴではちゃんと終えますが、イーグルスの場合、この終わり方があまり上手くないというか、カッコ悪いこと多いです。これも決してほめられた感じじゃない。

 

 

【名曲リレー1568】in#2

■Lady In The Window / Gordon Warller(’69)

ピーター&ゴードンの片割れのゴードン・ウォーラーは、JTやリンダのマネージャーとなって成功したピーター・アッシャーとは裏腹にほとんど話題になることはありませんでした。デュオ解散後ソロとなってBellに何枚かシングルをだし、Vertigoからスワンプ風味のLPが1枚ある程度。Bell時代の”Lady In The Window"('69)は、ソフトロック的な1曲です。

 

 

 

【名曲リレー1569】in#3

■Back In My Arms Again / Flint('78)

GFR解散後マーク・ファーナーはソロになりましたが、メル・サッチャー(ds)、ドン・ブリューアー(b,g)、クレイグ・フロスト(kb)の3人が組んだのがフリントで注目されたのですが、あっさり解散しています。ザッパやトッド・ラングレンといったGFRをprodした2人がgtrとして参加してるのも話題。このスプリームズのカヴァーはニコレット・ラーソンもやったものでハードロックよりもポップ路線を歩んだのが失敗の理由かも。

 

 

【名曲リレー1570】my#2

■My Thoughts / High Mountain Hoedown('70)

ハイ・マウンテン・ホウダウンは、ジェリー・ウィリアムズをフィーチャーしたスワンプ風味のバンドで元々キャニオンと名乗っていましたが、改名しAtcoからデビュー。”My Thoughts”はその1曲目で枯れた味わいのあるルーツロック系。バンドは1枚出して解散しウィリアムズは、Spindizzyにソロがあります。70's後半クラプトンが好んで取り上げたソングライターでした。

 

 

【名曲リレー1561】ain't#3

■I Ain’t Living Long Like This / Emmylou Harris('78)

70'sのエミルー・ハリスはカントリー・ロックというよりもカントリーの範疇で、何枚か聞いたけど結局はなじめませんでした。78年の「Quarter Moon In A 10 Cent Town」に入った"I Ain't Living Long Like This"は、sswのロドニー・クロウェル作品でクロウェルのファーストソロのタイトルにもなりました(そっちにはオーク・リッジ・ボーイズやダート・バンドがカヴァーしたナンバーも収録)。ここでは当時のホット・バンドをバックにしていてアルバート・リーが歯切れのいいソロを聞かせます。

 

【名曲リレー1562】this#2

■This Is It / Kenny Loggins('79)

ロギンズ&メッシーナもある時期からクロスオーヴァー風味がありましたので、解散後ソロになったケニー・ロギンズにも、それまでのカントリーロック的な風味よりも都会的なジャジーなAOR風味が漂ってました。3枚目のソロ「Keep The Fire」ではマイケル・マクドナルドとのコラボがあって(すでに共作曲の”What A Fool Believes”はこの時期のドゥービーを代表する曲となっています)この”This It It”(#11 まで上がったヒットシングルです)もマクドとの共作でコーラスで歌声も聞かれます

 

 

【名曲リレー1563】this#3

■This Is Not America / David Bowie &Pat Metheny(’85)

映画「コードネームはファルコン」(Falcon & Snowman)は、ティモシー・ハットンとショーン・ペンが情報をソ連に売る話。実話に基づいてるということが枷になってか、サスペンスもあまり盛り上がりませんでした。紅一点のロリ・シンガーは、「フットルース」の人。その主題歌はデイヴィッド・ボウイーとパット・メセニーの共演で”This Is Not America”でした。

 

 

【名曲リレー1564】america#2

■Vouce Of America / Asia('85)

このあたりになると全然聞いてません。プログレ畑のヴェテランが集まって鳴り物入りでデビューしたエイジアは、批判などを巨大なセールスでねじ伏せた感じです。ただやはりメンバーチェンジはつきもので功労者のはずのジョン・ウエットンが解雇されるなど(結局一番力があるのはマネージメントだったりします、巨大産業ロックとなってるそういう時代)トラブルを挟んで出た「Astra」は再度ウェットン復帰しスティーヴ・ハウの代わりにコブラのマンディ・メイヤー(g)が参加したものだとか。この”Voice Of America”は堂々たる壮大なポップ曲。大げさですがまだストリングスでごまかしたりせず力強いです。

 

 

【名曲リレー1565】america#3

■Kids In America / Kim Wilde(’81)

キム・ワイルドは81年にデビューしたイギリスの女性シンガーで、ほぼ同じ時期にデビューしたシーナ・イーストンのライヴァル的に日本では紹介されたような記憶。シーナの正統的なポップスに比べるとこちらはニュー・ウエイヴ~ダンス・ポップ的で、リリースがRAKなこと。デビュー作のバックをプログレのエニッド(当時日本では契約がなかったんでリリースされてませんが「Fools Mate」のスペシャル・ストックの表紙を飾るなどマニアには評価はありました)がやってたことは今回知りました。その後”You Keep Me Hangin’On”のダンスミックスで人気が復活するのですが、アイドル的な人気もあったデビュー曲が印象深いです。

 


 

【名曲リレー1556】again#2

■Jubal Blues Again / Clean Living(’72)

最近始まった小川真一さん主催のFBグループ「カントリーロックの新しい夜明け」でも紹介しましたクリーン・リヴィングはボストン出身のカントリー・ロック。このジャンルは圧倒的に西海岸が有名ですが東部にもちゃんといるのです。メロディやハーモニーにそこはかとないカントリーっぽさを感じさせます。このパッチワークのジャケットはなかなか印象的です。

 

 

【名曲リレー1557】again#3

■ You Again / Alex Richman('70)

上目遣いのポートレイトの「Salty」(Capitol)が近年再評価されている白人女性sswのアレックス・リッチマンです。そのアルバムジャケと名前からてっきり男性だと思ってました。ブルー・アイド・ソウルな作風ですけど、この”You Again”のキャロル・キング風の感じが一番気に入ってます。ジェス・ローデンが抜けた後の第2期バッツ・バンドにも加わっています。

 

 

【名曲リレー1558】you#2

■Everybody Loves You Now / Billy Joel(’71)

ビリー・ジョエルのデビュー作「Cold Spring Harbour」はFamily Productionからリリースされセールス的にはさっぱりで、ブレイク後もしばらくは長らく入手困難だったレアアイテムでした。そのジャケットのムードからして、それ以前にいたアッティラやハッスルズ同様(どちらもジョエルのブレイク後に発掘されました)全然違う音楽なんだろうと思ってたのですが、全然そんなことなくそのままでした。”Everybody Loves You Now”はブレイク後無名の昔の曲ばかりを集めたライヴ盤「Songs In The Attic」にも収録されたもので、テンポいいpianoが軽快なナンバーです。

 


【名曲リレー1559】ain't#2
■I Ain't Got You / The Yardbirds('65)

始めてきいたヤードバーズ曲は「History Of Eric Clapton」の1曲目だったこれでした。オリジナルはジミー・リードのR&B曲で小気味よいビート・ナンバーに焼き直しています。アルバムでは「For Your Love」、シングルでは”Good Morning Little Schoolgirl”のB面に入ったクラプトン時代です。

 

 

【名曲リレー1560】you#3

■You Ain't Goin' Nowhere / The Byrds('68)

古く伝統的なカントリー・ミュージックを反逆精神でロック化してやろうという試みを行ったバーズの「Sweetheart Of Rodeo」は今ではカントリーロックの始祖的な1枚と言われています。インターナショナル・サブマリン・バンド出身のグラム・パーソンズ(g,vo)が参加した唯一のバーズ作品。諸事情でGPの単独リードvo曲は2曲に減らされてしまいましたが(その後のボックスで発掘)、GP主導の取り上げられた古いカントリー曲のカヴァーのムードとずいぶんちがうこのディラン曲はロイド・グリーンのsteel-gが心地いいロジャー・マッギン・スタイルのカントリー・ロックです。

【名曲リレー1551】me#3

■Take Me Back To Doomsday / Colosseum('70)

クリス・ファーロウ(vo)、デイヴ・クレムソン(g)を加えて演奏力を強化したコロシアムの「Daughter Of Time」からの”Take Me backTo Doomsday”は、ジャズロックの範疇ですがブルージーな歌声を聞かせるファーローとクレムソンの存在が効いてます。

 

 

【名曲リレー1552】take#2

■Take This Winter Out Of My Mind / Full Moon('72)

ラーセン=フェイトン・バンドの前身フル・ムーンは長らく入手困難でしたが長門さんのドリームズヴィルから00年にCD化されました。もちろん世界初。バジー・フェイトンを始め3人のメンバーがバタフィールド・ブルーズ・バンド出身。AOR臭はまだあまり感じられませんがつながるものはあります。この”Take This Winter Out Of My Mind”はなぜかドトールでよくかかってましたね。voはジーン・ディンウィディ。

 

 

【名曲リレー1553】take#3

■Take A Look Over My Shoulder / Nick Garvey('82)

モーターズのニック・ガーヴェイのソロがあることも知りませんでした。ブラム・チャイコフスキーばかりが目立つ感じだったモーターズですけど、後期ダックス・デラックスでえらくポップな曲を書いてたアンディ・マクマスターやガーヴェイの存在があってこそのパワーポップ。しかしこの”Take A Look Over My Shoulder”ポップでなかなかよろしい。「Blue Skies」から。

 

 

【名曲リレー1554】over#2

■Think It Over / Cheryl Ladd ('78)

「チャーリーズ・エンジェル」人気に乗ってリリースされたシェリル・ラッドのシングルで、当時結構あちこちでかかってた記憶があります。邦題”天使のためいき”。最高位36位でした。

 

 

【名曲リレー1555】over#3

■Love Over And Over Again / Switch('80)

ジャーメイン・ジャクソンのprodでデビューしたオハイオ出身のスウィッチは、80'sに入ってデバージ兄弟が独立したデバージも有名になりました。どこで知ったか忘れましたが「This Is My Dream」('80)から。白人っぽさも感じさせるスウィートソウルでAOR的なムードもあります。

 

 

【名曲リレー1546】with#2

■Hit Me With Your Best Shot / Pat benetar('78)

80'sの全盛期にパット・ベネターが来日できなかったのはやっぱり残念でした。女性ヴォーカルではなく女性ロック・ヴォーカルというと、この人あたりがルーツ(もちろんスージー・クアトロと言う人もおりますが)なのでは?と思います。セカンドは当時結構聞きました。”Hit Me With The Best Shot”はコンパクトにまとまったハードロック・ヴォーカルです。

 

 

【名曲リレー1547】with#3

■If I Could Be With You / Pierce Arrow(’77)

ピアス・アロウは77年にデビューしたポップロックで「マイナー・リーグのスーパーグループ」とローリング・ストーン紙に評されてました。ダラス・テイラーがいたクリアライト出身のダグ・ルーバン(b)、ブレッカー兄弟がいたドリームズのジェフ・ケント(g,vo)、後期カクタスのワーナー・フリッチングス(g)、コンプトン&バトウのロビン・バトウ(mand,vn)、sswのデイヴィッド・バスキン(kb,vo)、ジョナサン・エドワーズのバックを務めたオーファンのボビー・コウイナード(ds)と見事にフツーの人は知らない人ばかり。なのにColumbiaが当時結構プッシュしてたのは西海岸風のポップロックとしてよく出来てたからでしょうか。ヴェテランらしさというよりは意外な若々しさもありました。シングル曲の”If I Could Be With You”はキャッチーなメロディーでした。もう1枚出して解散しています。

 

 

【名曲リレー1548】you#2

■I Feel For You / Barnaby Bye('73)

後に独立するイケメン双子のアレッシー・ブラザーズをフィーチャーしたバーナビー・バイは、とても洗練された音楽をやってたプレAORのグループですが、このヘンテコなジャケットではなかなか売れないでしょう。73年の「Room To Grow」はAtlanticからのリリース。この”I Feel For You”はちょっとプレイヤーの”Baby Come Back”のヒントになった部分があったかも。バンドは兄弟と元ブルーズ・マグースのペピー・カステロとあと一人。

 

 

【名曲リレー1549】you#3

■You 'N' Me / Whitesnake('79)

バーニー・マースデントミッキー・ムーディーをフィーチャーした初期ホワイトスネイクの魅力は、やはりブルーズに根差した音楽が、適度な(あくまでも適度な)ポップさをまとっていた事でしょう。「Lovehunter」('79)に入った”You'N'Me”は、ムーディーのスライドが入った泥くさいロックンロールでカッコイイです。デイヴィッド・カヴァーデイルのvoが破綻してないんで、こじんまりとまとまって聞こえますが、voにアクを加え、演奏を歪ませるとストリートウォーカーズです。

 

 

【名曲リレー1550】me#2

■Book Me For The Flight / Glencoe(’72)

グレンコウは、ウィッシュボーン・アッシュのサポートもやってたkb奏者のグラハム・メイトランドがいたファンキーロックで、Epicに2枚のLPがありました。gのジョン・ターンブルはリンディスファーンのアラン・ハルのソロに加わったり、bのノーマン・ワット・ロイはグレイテスト・ショー・オン・アースからブロックヘッズに加わるなどみな裏街道を歩く人たち。プログレとして紹介されてることも多いけどむしろパブロックでしょう。デビュー作「Glencoe」から。バンド名はスコットランドの地名から取られています。

 

 

【名曲リレー1541】rider#3

■Freedom Rider / Traffic('71)

この曲は”Glad”とのメドレーなので切り離してはあまり考えられません。”Glad”の長いインストパートが終わってそれに導かれるようにスティーヴ・ウィンウッドのvoが切実なvoが始まります。3人でやってるんでクリス・ウッドはsaxとflを持ち替え、ウィンウッドはpianoとorganを使い分けるなど結構忙しい曲ではあります。

 

 

【名曲リレー1542】freedom#2

■Freedom Is Frightening / Stomu Yamash’ta's East Wind('73)

渡英した日本人percのツトム・ヤマシタの一連の作品はプログレの範疇でもっと語られてもいいのに あまり語られません。ヒュー・ホッパー(b)、ゲイリー・ボイル(g)らジャズロックの人たちが参加したイースト・ウィンドの「Freedom Is Frightenig」はIslandからのリリース。マイク・オールドフィールドあたりに通じるものもあります。

 

 

【名曲リレー1543】freedom#3

■Freedom Jazz Dance / Brian Auger‘s Oblivion Express('72)

後にサンタナのアレックス・リガーウッド(vo)が参加したオブリヴィオン・エクスプレスの3枚目「Second Wind」(RCA)はセールス的に芳しくなかったものの、その後の成功の土台となった重要作品です。ブライアン・オーガーのオルガンは縦横無尽で、こうしたジャズロックを聞く層に強烈にアピールしています。彼らなくしては第2期ジェフ・ベック・グループはなかったでしょう。“Freedom Jazz Dance”は曲作りにsax奏者のエディ・ハリスの名前もクレジットされています。

 

 

【名曲リレー1544】dance#2

■Earth Dance / Brand X(’79)

フィル・コリンズが多忙で参加できなかったというブランドXの「Masques」('79)に入った軽快な"Earth Dance"は、米フュージョンにやや近づいたような明るいナンバーで同じころに出たゲイリー・ボイルの「The Dancer」と比べるとちょっと下世話な感じもしました。ジョン・グッドソールのgは超絶ですが。

 

 

【名曲リレー1540】dance#3

■Dance With Me / Peter Brown('77)

ピーター・ブラウンは、マイアミのTKレーベルで活躍したディスコ系アーティストで、”Dance With Me”は,#8 まで上がるヒットとなりました。ベティ・ライトがコーラスで参加したキャッチーな踊れる曲でした。ものすごく久しぶりに聞きました。

 

 

【名曲リレー1536】when#2

■Where Or When / Dave Edmunds('77)

ロジャーズ&ハートが書いたスタンダード曲をSwan Songに移籍したデイヴ・エドモンズが歌います。この人のこうした非ロックへの憧憬もまた80's以降の大瀧詠一にダブるものがあります。こうした曲もたまに聞きたくなるのです。シナトラやペギー・リーでも有名な曲。ちなみにこのシングルのB面が、トレイドウィンズの"New York's Lonely Town"でこれはアルバム未収録。そういえば”London”に置き換えたカヴァーもありました。.

 

 

【名曲リレー1537】when#3

■It Ain’t Easy When You Fall / Ian Hunter('75)

モット・ザ・フープル解散後、イアン・ハンターがミック・ロンソンと組んだ最初のソロ。「双子座伝説」という邦題がなんかCBSソニーの力の入れ具合が分かって面白いです。dsはフォーリナー直前のデニス・エリオット(元イフ)が叩いてたのですね。

この曲もじわじわ盛り上げます。

 

 

【名曲リレー1538】easy#2

■My Love Don’tDie Easy / Peter Anders('72)

このアルバムは事あるごとに挙げてる気がします。60'sの有名なソングライター・チーム、アンダーズ&ポンシアのピート・アンダースのソロ。こってりとしたイタロ・アメリカ風のメロディとアレンジが素晴らしい。

 

 

【名曲リレー1539】easy#3

■Easy Rider / Colin Linden(’97)

これはムーターさん向けかなあ。

コリン・リンデンはカナダのルーツロッカーで再結成ザ・バンド周辺の人だったと記憶しています。このむせ返る様なスワンプ臭の”Easy Rider”は97年の「Raised By Wolves」から。長門さんの通販ビリーヴ・イン・マジックで買いました。

 

 

【名曲リレー1540】rider#2

■Low Rider / War('75)

リー・オスカーのハーモニカをフィーチャーしたウォーの75年の金歯ジャケ「仲間よ目を覚ませ!」に入ったヒット曲(#7)です。思わず体が動くようなコミカルな表情をもった曲ですね。

 

 

【名曲リレー1531】bad#3

■Need Your Love So Bad / Sting('83)

リトル・ウィリー・ジョンの有名なブルーズをスティングがカヴァーした映画「パーティ・パーティ」のサントラから。ここではスティングは”Tutti Frutti”もカヴァーしてますがこのアルバム自体が結構マニアックなカヴァーが集まってます。

 

 

【名曲リレー1532】need#2

■No Need To Run / Highway('74)

ハイウェイはEMIに2枚LPを出してるバンドで、レイ・ミニット(g)は後にフランキー・ミラーの「Full House」に参加して名前を知りました。スワンプというよりはストレートなカントリー・ロックでライナーで「イギリスのイーグルス」と評したくなる気持ちは十分わかるけどちょっとちがう。ほとんど無名ですがなかなか気持ちいい。数年前Big PinkからCD化されました。75年のセカンド「Smoking At The Edge」はジャケがグラムロック関連で有名なミック・ロックなのが意外です。ゲストのPP・アーノルド(vo)を大きくフィーチャーしたルーズな”No Need To Run”です。

 

 

【名曲リレー1533】need#3

■All I Need / Jack Wagner('84)

なんとなく男性アイドルのような位置にあった人(その後俳優に)にもいい曲はあるのですが、好きとは昔はなかなか公言できなかった。今はそんなことないけど。この曲はいいメロディーなんです。レーベルはクインシー・ジョーンズのQwest。最高位#2まで上がった大ヒットです。

 

 

【名曲リレー1534】all#2

■All Around My Hat / Steeleye Span('75)

エレクトリック・トラッド(昔の言い方です)御三家の中で、スティーライ・スパンは一番なじみがないのですけど、75年のこの曲あたりはずいぶんポップでびっくり。アカペラで始まり途中からポップロックな演奏となります。これも有名なトラッドですがシングルとなって#5まで上がるヒットとなりました。マディ・プライアの名前はマイク・オールドフィールドの「呪文」で知りました。

 

 

【名曲リレー1535】all#3

■When All's Well / Everything But The Girl('83)

「Love Not Money」あたりまでのEBTGは大好きでした。このシングルの12"も買いました(多分シスコ)。ただ初期にあった研ぎ澄まされた感じがだんだんマイルドに感じるようになってきたのも事実。wellは井戸なんでこういうクリップなんです。しかし今見るとすごいメイクと髪型だ!

 

 

 

【名曲リレー1526】sun#2

■Paper Sun / Murmaids('68)

63年の”恋のドライブイン”の一発屋ガール・グループのマーメイズは、キャロル、テリー、サリーからなるガール・グループですが、68年ごろまで活動。このサイケ時代のトラフィックのカヴァー曲は意外とよく出来ています。prodはキム・フォーリー。

 

 

【名曲リレー1527】sun#3

■Out In The Sun / Patrick Moraz(’77)

イエスを辞めたパトリック・モラーツの2枚目のソロはブラジルのリオで録音されたもので、ラテン風味のkbロックになっています。といってもレイ・ゴメス(g)、アンディ・ニューマーク(ds)らNYのセッション・メンがバックなのですが。voは元ジャクソン・ハイツのジョン・マクバーニーです。タイトル曲の”Out In The Sun”です。

 

【名曲リレー1528】in#2

■In These Cackling Cafe I Play / Dan Jenks('81)

インディアナポリス出身のssw、ダン・ジェンクスの「Say No More」('81)からのナンバーです。ユニオンのサイトによると、韓国Riverman MusicがCD化したこのアルバムは、Natural Actというインディーからリリースされた知る人ぞ知る1枚だったといいます。シンプルで都会的な演奏に花を添えているのはジェンクスの吹くfluteとfretless-bassです。ジャズとフォークが混在したような”In These Cackling Cafe I Play”はアダルト・コンテンポラリー本来の意味する音楽に感じます。

 

 

【名曲リレー1529】in#3

■Bad Luck Streak In Dancing School / Warren Zevon('80)

ウォーレン・ジヴォンの「ダンシング・スクールの悲劇」は最初に買ったジヴォンのアルバムだったかな。タイトル曲は奇妙なストリングスに続いて粘り気のある演奏が始まるのですが、リズムは重いし(リー・スクラーとリック・マロッタのリズム隊)、デイヴィッド・リンドレーのlap steelはうねりがあってなかなか素晴らしい。ぶっきらぼうに突き放したようなジヴォンの歌声もね。

 

 

【名曲リレー1530】bad#2

■Bad Misunderstanding / The Critters('66)

ドン・シコーネ率いるクリッターズは、ソフトロックという言葉がなかった頃は、アメリカン・ポップスという非常にあいまいな表現ですまされてました。ボサノヴァ的な”Mr.Dieingly Sad”を始め甘いメロディーの名曲が多いです。口先で歌う感じのvoに好み分かれるのかも。アンダーズ&ポンシアらしい芳醇なメロディーの”Bad Misunderstanding”は”Mr”に続くシングルとしてKappからリリースされました。

 

 

 

【名曲リレー1521】midnight#3

■Midnight On Mars / Ashra('77)

マニュエル・ゴッチング(g)のアシュ・ラ・テンペルがアシュラと改名しての2枚目「Blackouts」に入った浮遊感たっぷりのナンバー。ほとんどの楽器をゴッチングが担当したものですが、スティーヴ・ヒレッジにも通じる酩酊感あります。

 

 

【名曲リレー1522】on#2

■On The Loose / Saga('83)

プログレっぽいハードロックなのか、ハードロックっぽいプログレなのか、プログレハードと言われる北米のバンドの多くは、どっちかのジャンルに重きを置きながら、もう片方のジャンルにから歩み寄った形を取ってますね。オンタリオ出身のサーガは、どっちでしょうね?。トリプルkbとか言われてますが、kbを弾く(弾ける)メンバーが3人いる、ということです。この”On The Loose”はラジオで当時よくかかっていたような記憶。シンセのイントロからしてワクワク感が止まりません。後半のトリッキーなkb(何とリード・キーボードと言うクレジットがある)も楽しい。voはマイケル・サドラー。

 

 

【名曲リレー1523】on#3

■Waiting On A Friend / The Rolling Stones('81)

81年の「Tattoo You」に入った曲ではかなり好きなもの。よく知られてるように純然たる新作ではなく、過去のベーシックトラックに手を加えたものが多いあるアルバム。この”Waiting On Friend”は、「Gpats Head Soup」の頃の録音に加えたもの。saxはソニー・ロリンズでこれがまた渋い。PVもいい感じです。

 

 

 

【名曲リレー1524】waiting#2

■The Waiting / Tom Petty &The Heartbreakers(’81)

トム・ペティが本格的にフォークロックの方面に舵を取った「Hard Promise」('81)に入ったバーズっぽい曲が"The Waiting"でした。イントロからしてもろ。Shelterからデビューしたてのころはもっとストイックな暗いロックンロールのイメージありましたが。

 

 

【名曲リレー1525】waiting#3

■Waiting For The Sun / The Doors('70)

ドアーズの「Waiting For The Sun」というアルバムには入っていない”Waiting For The Sun”は次の「Morrison Hotel」に収録されています。ロビー・クリーガーのスライドが控えめながら大きくフィーチャーされています。