【名曲リレー1546】with#2

■Hit Me With Your Best Shot / Pat benetar('78)

80'sの全盛期にパット・ベネターが来日できなかったのはやっぱり残念でした。女性ヴォーカルではなく女性ロック・ヴォーカルというと、この人あたりがルーツ(もちろんスージー・クアトロと言う人もおりますが)なのでは?と思います。セカンドは当時結構聞きました。”Hit Me With The Best Shot”はコンパクトにまとまったハードロック・ヴォーカルです。

 

 

【名曲リレー1547】with#3

■If I Could Be With You / Pierce Arrow(’77)

ピアス・アロウは77年にデビューしたポップロックで「マイナー・リーグのスーパーグループ」とローリング・ストーン紙に評されてました。ダラス・テイラーがいたクリアライト出身のダグ・ルーバン(b)、ブレッカー兄弟がいたドリームズのジェフ・ケント(g,vo)、後期カクタスのワーナー・フリッチングス(g)、コンプトン&バトウのロビン・バトウ(mand,vn)、sswのデイヴィッド・バスキン(kb,vo)、ジョナサン・エドワーズのバックを務めたオーファンのボビー・コウイナード(ds)と見事にフツーの人は知らない人ばかり。なのにColumbiaが当時結構プッシュしてたのは西海岸風のポップロックとしてよく出来てたからでしょうか。ヴェテランらしさというよりは意外な若々しさもありました。シングル曲の”If I Could Be With You”はキャッチーなメロディーでした。もう1枚出して解散しています。

 

 

【名曲リレー1548】you#2

■I Feel For You / Barnaby Bye('73)

後に独立するイケメン双子のアレッシー・ブラザーズをフィーチャーしたバーナビー・バイは、とても洗練された音楽をやってたプレAORのグループですが、このヘンテコなジャケットではなかなか売れないでしょう。73年の「Room To Grow」はAtlanticからのリリース。この”I Feel For You”はちょっとプレイヤーの”Baby Come Back”のヒントになった部分があったかも。バンドは兄弟と元ブルーズ・マグースのペピー・カステロとあと一人。

 

 

【名曲リレー1549】you#3

■You 'N' Me / Whitesnake('79)

バーニー・マースデントミッキー・ムーディーをフィーチャーした初期ホワイトスネイクの魅力は、やはりブルーズに根差した音楽が、適度な(あくまでも適度な)ポップさをまとっていた事でしょう。「Lovehunter」('79)に入った”You'N'Me”は、ムーディーのスライドが入った泥くさいロックンロールでカッコイイです。デイヴィッド・カヴァーデイルのvoが破綻してないんで、こじんまりとまとまって聞こえますが、voにアクを加え、演奏を歪ませるとストリートウォーカーズです。

 

 

【名曲リレー1550】me#2

■Book Me For The Flight / Glencoe(’72)

グレンコウは、ウィッシュボーン・アッシュのサポートもやってたkb奏者のグラハム・メイトランドがいたファンキーロックで、Epicに2枚のLPがありました。gのジョン・ターンブルはリンディスファーンのアラン・ハルのソロに加わったり、bのノーマン・ワット・ロイはグレイテスト・ショー・オン・アースからブロックヘッズに加わるなどみな裏街道を歩く人たち。プログレとして紹介されてることも多いけどむしろパブロックでしょう。デビュー作「Glencoe」から。バンド名はスコットランドの地名から取られています。