もう、モノは探さなくていい
イナミネです。
仕事をしている時間のうち、何度も繰り返される作業があります。
タイピングもそうですね。
書類をファイルから取り出すことも、
パソコンのファイルを探すことも、
良くある仕事のひとつです。
モノを探す時間は結構馬鹿になりません。
時間が長いために、業務の効率が下がること。これを繰り返すことで、一日、一週間、一ヶ月、一年でどのくらいの時間を失っているか?
また、無いためにあせる、困るというメンタルな部分のロス
人に問われて探す場合も、その人の期待を裏切るという信用へのマイナスもありますね。
整理術の一番の基本は、捨てることです。
まず、整理する対象を減らす。
無くても困らないもの、替えが利くもの、見るかもしれないと思って1年以上たったもの。
それらは捨てても良いものです(と、断言)。
モノを減らすことは、シンプルに生きるという人生に近づけます。ストレスフリー、管理フリーになります。
捨てて、残ったものを整理します。
これを突き止めていった、人間関係も切り捨てていくという、痛快すぎるコンセプトの本もあります。
- すべては「単純に!」でうまくいく/ローター・J・ザイヴァート
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この話をすると、とまらなくなるので、それはまた今度。
ところで先日、テレビで見た、ジャーナリスの田原総一郎氏の部屋が散らかりまくっていました。にもかかわらず、彼の仕事人としての成果はみんな知っているとおりです。
でも、この人は応用編。
仕事を高いパフォーマンスでこなしたければ、まずは身軽に。
正しい理屈は、仕事の邪魔?
こんにちは、イナミネです。
私が社会に出て間もないころ、強く思っていたことがありました。
正しい論理があり、それを主張することは妥当であり、話は通ると。
ところが、うまくいきません(当たり前です)。
おかげで人と衝突を繰り返しました。
まず、「正しい」論理というのは実は結構あやしい。
売り手のロジックと買い手のロジックは一致しません。買い手はいいものを安く買いたい。売り手はいいものを高く売りたい。
また、「正しい」論理は、本当は「正しいかもしれない」論理に過ぎません。
「AならばBである、BならばCである。」
という論理展開は、数学ならばそうかもしれません。
しかし、世の中一般では、正しく言えば、
「AならばBである可能性が高い。BならばCである可能性が高い。」なので、必ず誤りを含むものです。
だから、見方が変われば、「Aであれば、Cである可能性が高い」と主張する人もでてくるのです。
仕事のなかで、算数で決まることは少なく、「かもしれない」という話こそが議論の対象です。
「今月は100台うれた。来月も100台売れるかもしれない」
「アメリカではベストセラーだった。日本でも売れるかもしれない」
「この証拠をみせればお客さんも納得するかもしれない」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もっと、問題なのは
「正しい論理をつよく突きつけられると、人は反発したくなる」
ということです。
これで何度失敗したことか。。。
でも、自分もやられると腹が立つものです。
感情が高ぶったときに、相手の言うことを飲み込むのは並大抵ではありません。
スキルアップを図りたい、自信家ほどそうなのです。
正しい理屈はもちろん大切。
どう使うかに、賢さ、スキルが現れます。
実は誰でも出来る、速読法
読みたい本がいっぱいあって困っていませんか?
私も速読にはいろいろ関心があって、調べたり、セミナーにも行きました。
最初に行ったセミナーは、目を高速で動かすトレーニング。
でも、これは長続きせず。 ものすごく疲れるためです。
目の悪い私には、近視対策にもよい、ということだったのですが断念。
その後参加したのは、神田昌典さんが広めた「フォトリーディング」。
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これはとてもよかったのですが、個人差もあり、私の場合は本でいっているよ うな10倍にはなりませんでした。
ただ、今でも覚えている重要なポイントは
本で一番言いたいことは全体の2割 も無い。
ということでした。
それならば、まずそのポイントをきちんとつかめばいいということ。
ただ、残りの8割はそのポイントを補完する役目をおっているので、つかんだポイントをさらに具体化、事例などの深堀をするかは、ポイントをつかんだ後でもいいということになります。
フォトリーディングの基本は上で紹介した本に書いてある内容ですが、3日間 の習得用セミナーがあるのは、それを体得するためのものです。
今は、私もフォトリーディングは、必ずしも毎回やっているわけではありません。
最近の私の簡略型の速読術は以下の観点でやっています。
・本には最も訴えたいアピールポイントがある
・本の各章の最初や最後、または前書き、あとがきにそのポイントが書いてある
ことが多い。
・章立てのタイトル、項のタイトルなども重要なヒントである。
・章、項、段落の一番最初に重要なことが書いてあることが多い。
これで、本の概要を知るには5分でも可能です。
本の概要を知って、深く読む価値が無いと判断すればもうその本は読まなくてよいのです。
せっかく買ったからといって、全部読む必要はない。
これもフォトリーディングで気付いたことです。
よくよく考えると、これは書店で誰もがやっている、立ち読みに近いですね。
速読には他にもいろいろありますが、
本で一番言いたいことは全体の2割 も無い。
と考えれば、気楽に飛ばし読みから入ればいいのです。
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