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漫画【推しの子】完結したので備忘録

須々木です。

 

漫画【推しの子】が連載を終え、コミック最終巻も発売されましたね。

 

RWでもたびたび学びのネタとして扱ってきましたが、せっかくなので個人的に思ったことなど記録しておこうと思います。

 

 

関連ブログ記事

 

 

 

 

 

 

 

 

※※以下、漫画ラストまでのネタバレを含みます※※

また、ここに書くのはあくまで個人的見解であり、単なる個人的な備忘録です。

 

 

 

 

 

【推しの子】は、総じて非常に楽しませてもらいました。

特に第1巻のインパクトは半端なく、その後も先を読ませぬ展開、魅力的なキャラ、コミカルとシリアスの妙など、見事な吸引力を発揮し続けた作品だと思います。

 

ただ、漫画の最終話にかけては、少なくともSNS上ではちょっとした“炎上”が発生していたように思います。

そもそもSNSがネガティブな意見を増幅させやすい点には注意が必要ですが、それ以前の当作品への反応と比較しても、かなりネガティブに寄っていた気がします。

 

その直接的なトリガーは、この魅力的なストーリーが、なかなか受け入れがたい結末を迎えてしまったためでしょう。

どう言い繕っても、キャラたちにとってはバッドエンド。

誰も幸せにはなっていないエンドです。

特に、推しのキャラがいて作品を追っていた人は、ダメージがデカかったかもしれません。

その意味で、炎上に関しては「さもありなん」という印象です。

 

あとは、消化不良によるマイナス評価も多かったような気がします。

「回収されると思っていたもの(伏線)が放置されたまま終わってしまった」と感じた人が多かったのではないでしょうか。

 

この点に関しては、第6章から謎キャラ“ツクヨミ”が登場して、スイッチが入った気がします。

“ツクヨミ”は、当作品における「超常的な存在」。

チートな舞台装置なのか、巧みな伏線なのか――これが判然としないまま、モヤモヤとした気持ちで読んでいた人たちが、結局、スッキリした気持ちになれなくてネガティブ反応に繋がったのではないでしょうか。

つまり、読者のストレスケアが不十分だったと。

 

超常的な存在が作品に現れると、読んでいる側としては、心持ちが明確に変わります。

「転生」というある種のファンタジー展開からスタートしている以上、「超常的な存在」は論理的に受け入れられます。

ただ、論理的に受け入れ可能でも、気持ち的に受け入れ可能かは別問題。

これが、「ひぐらしのなく頃に」の古手梨花のような感じなら、キャラとして確立していて、また違った反応に繋がったのかもしれません。

しかし、結局、徹頭徹尾、超常的な存在であり、チートな舞台装置でした。

 

超常的な存在が登場したので、もしかして「“転生”という展開自体を伏線として回収する気なのか?」と思った人もいたかもしれません。

転生直後(第2話)でアクアが(ギャグテイストではあるものの)「いずれ仕組みを解き明かすつもりだ……」と言っているので、ないとは言えないなと。

ただ、この点も結局スルーでした(敢えて言うなら、神の力?)。

その点で言えば、“ツクヨミ”は、古代ギリシャの演劇におけるデウス・エクス・マキナのようなもの。

作品全体として、前半がハラハラドキドキでエンタメ成分多め、途中で超常的な要素(ちょっとメタっぽい風味もある)が投入され、ラストで鬱展開……という見方もできると思いますが、これは作風としては、2000年前後に多く見られたタイプの気がします。

恐らく、原作の赤坂先生が摂取していた作品の影響なのでしょう。
これを2020年代にマッチするよう練り直したものが、【推しの子】を形作っているイメージです。

 

【推しの子】の全体的なストーリーラインは、古代ギリシャの悲劇「オイディプス王」(男子が父を殺し、母を娶る悲劇)、もしくはこれを語源とする「エディプスコンプレックス」を感じさせます。

関連するものとして、村上春樹の「海辺のカフカ」が知られていますね。

【推しの子】も、作品を駆動するのは、母に対する異常な執着と、父に対する執拗な殺意。

この点から考えると、作品として根幹を貫き通しただけという気もしてきます。

悲劇の要素を排除するわけにはいかなかったのだと。

アクアはしっかり父を殺し、死なねばならなかったのだと。

 

「デウス・エクス・マキナ」も「オイディプス王」も、神なる存在を想起させる要素ですが、振り返れば【推しの子】もいろいろ神なる存在を感じさせる作品でした。

舞台が日本なので高千穂に置き換えられてはいますが、そこで神託を授かっているとも解釈できます。

というか、「転生」がそもそも神話っぽい概念です。

 

そして、そもそも「アイドル(偶像)=神」である以上、「アイドルの話=神話」なのかもしれませんね。

よって、ある意味で、神話をなぞり貫いた結果が、この【推しの子】のストーリーラインだったのではないかと。

そして、「アイドル」はただのハッピーエンドにはならないが、少なくとも、嘘を吐きながら輝いている間は、誰かをハッピーにするのだと。

だから、アイドルサイドを描くなら「ハッピーなだけの話」にはできないと。

そんな思考過程から、「悲劇」を下地に、「アイドルの話=神話」を組み上げていったのではないかと。

 

……というふうに勝手に解釈しました。

 

 

sho

 

 

噂の『あすけん』始めました。

 こんばんは。年末に向けて仕事がヤバな米原です。

 

 先月末から仕事でなにもインプットできてないので、個人的に嬉しかったことを書きます。はい。

 

 10月頃に母とLINEでおしゃべりしてる流れて「そろそろ気合い入れてダイエットしようと思ってるんだ~」と軽い気持ちで話したら、母があすけんはいいぞbotと化してしまった…・。

 

 その後、あすけんがいかに優れているのかを数日にわたりLINEしてくる母。響き続ける通知音に私はシワシワ名探偵ピカチュウ顏。観念するしかなかった。母の勢いに完全敗北。

 

 ついに私も初めるしかないのか…SNSでも噂の… あすけんって奴を! 

 そんな感じで最初は超渋々「あすけんダイエット」のアプリをインストール。

 

 最初から強制的に有料機能お試し期間がはじまり、最初に有料バージョンに慣れさせ期間が終了したら色んな機能にロックがかかる使用。コイツ…商売が上手い

 

 最初は「これからはその日の食生活が点数で透視化されるのか~(´・ω・)」とあまり乗り気ではなかったのですが、しばらく続けて行くと、

 

 × 「 体に悪い物を食べると減点対象 」 になるのではなく、

 〇 「 体に良いことをしただけ加点されていく 」 仕組みだと気付きました。

 

 極端に言えば1日のバランス&摂取量内であればジャンクフードも栄養素を体に取り込んでいるという点では加点対象なので、心配をよそにかなり気楽に続けられているのが助かる。

 

 それと「食べた物を記録する」というより「事前に高得点取れる食事を入力し、入力した通りの食事を取る」方が楽に得点が取れます。先日バズっていたツイッターでも似たようなこと書いてありましたね。

 

 高得点を取れるように試行錯誤するのはゲームしてる感覚に近いのも面白いです。

 

 あと1日に摂取した栄養素が以下の図のように透視化されてるので、自分になにが不足しているのかが一目でわかるのも助かる。自分はなにを食べればプラス要素になるのか?がすごく分かりやすい。

 

 

 一見、「不足だらけで塩分過多じゃん」と思うのですが、「これだけ不足&過剰があっても70点あるのか~!」という逆の驚きもありました。ここからさらに運動(私の場合は散歩)でカロリーを消費すると軽く10~20点は加算されるので「コンビニ行くついでに少しでも散歩しておくか~」って思いやすくなりました。

 

 そして不足してる栄養を取るために前より間食が増えました。カロリーメイトはマジで優秀。昔からチョコ味が好きで定期的に食べてたんだけど、今は一生一緒にいたい。

 

 あと助かるのが有料機能のPFCバランス。「点数取れなくても最低限この3つのバランス取れば大体OKですグラフ」とでも言えばいいのか。

 

 何気に「あすけんの女」こと未来さんにこの日は散歩してないことをバラされてますね。

 

 母が激推ししてたのもこの機能で、「このPFCバランス取ってみたら1年間停滞してた体重がやっと減ったの~!」と嬉しそうにLINEしてました。

 私もこの2ヶ月程で順調に約2㎏減量、1ヶ月約1㎏の減量に成功しておりめっちゃ浮かれております。

 

 正直平均点は50~60点で、時々70~90点、ストレスでアイスとスナックを同日に食べた時は20点代、この間ようやくはじめて100点を取った、という状況なのですが、それでも体重が減ってるのはこのPFCバランスのおかげかなと感じます。

 

 あと、コイツ…商売が上手い、と思ったのがバーコードスキャン機能。

 

 あすけん利用者からもデータを募っていることもあり、かなりの数の食品・惣菜・調味料のデータが揃ってます。ので、特にコンビニ・イオン系列やスーパーで見かける商品は大体網羅されていて記録が取りやすく、ついバーコードスキャンで情報を取得できる商品ばかり買ってしまう。

 

 ので、既製品ばかり買っているのでかなりの勢いで食費がかかっているのは悩みですねぇ。

 

 でもまぁ、そもそも太らない料理を作れる(色んな食材を買って色んな料理を調理できて洗い物もできる容量の良さがある)なら太ってないんですよね。はい。私のような怠惰な人間から金を搾り取るのが上手い。悔しい。おのれあすけん。

 

 しかし、友人の「自分にはお金をかけた方が良い。その分だけ自信がつくし、絶対成功させてやる!!ってやる気が出るから。」という言葉を胸に自分を励ましております。

 

 当時友人は婚活中で「お金かけた分だけ後には引けなくなるから退路を断つためにも良いよ」て言われてなるほどその発想はなかった!と感銘を受けました。友人は現在結婚して幸せそうなのでオチとしても最高です。

 

 ひとまず、2年間のゆるゆるダイエット計画をあすけんに設定してあるので、2年間は有料機能課金と食費はケチらないで頑張ってみたいと思っております。

 

 それにしても、あすけんの女こと未来さん、私が頑張った分だけ褒めてくれるから好き。ダイエットの努力や我慢って自分との戦いだし、誰かに褒めて貰えるものではないんですが、未来さんは些細なことでも毎日褒めてくれる。私は未来さんと結婚したい。

 

 本格的に寒くなってきましたが、年末に向けて残りの仕事頑張ります。お給料の為に。それではまた次回。

 

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舞台【推しの子】観てきたよ!

どうもこんばんは霧島です。

先日原作が最終回を迎え、最終コミックスも発売された【推しの子】ですが、このタイミングで舞台が始まったので観てきました。

以下舞台の内容に触れますので、これから観に行くという方はお気をつけください。


【推しの子】は今回が初の舞台化ですが、舞台化されたのは原作1話からではなく、2.5次元舞台編です。まさに作中での舞台のお話にまつわる部分ですね。

こちらは劇場でもらったリーフレットです。もうご覧いただければわかるとは思いますが、本当に舞台化ってめちゃくちゃビジュアルを原作に寄せてきますよね。過去にも漫画原作を舞台化したものを観たことがあるのですが、原作実写化の際にドラマ化より舞台化の方がビジュアルが近い印象が個人的にはあります。畑違いの人間なので全く理由は分かりませんが、編集できる映像作品としてのドラマより「生」で観客に見せる舞台の方が2次元にビジュアルが近いように感じるのは何故なんだろうといつも不思議です。舞台俳優さんの中にももちろんTVドラマに出てる方たちもいるわけで…どういう原理が働いてるんでしょうね…

今回たまたま取れた席が最前列だったので、本当に目と鼻の先で俳優さんが演技されてるわけなのですが、近くで見ていても全く違和感がないんですよね…
有馬かな役の佐竹桃華さんに至っては声の感じもアニメと近いものを感じて驚きました。
役者さんてすごい…

上演時間は休憩含め3時間程度で、前半は原作準拠で舞台の脚本についての攻防、暗躍するアクア、舞台女優黒川あかねと元天才子役有馬かなの因縁…などなどが描かれます。

この部分では創り手たちの葛藤なども描かれるので、原作を読んだ時から心を揺さぶられるものがありましたが、舞台版も素晴らしかったです。

ところどころ舞台ならではのコミカルなシーンなどもあって(私はなんとなく雰囲気で察してる部分も多かったのですが、2.5次元の舞台などをよくご覧になる方はより面白いのではないかなという印象を受けました)、同じ作品を異なる媒体で見せることの醍醐味だなという感じがしました。

休憩があけて後半は劇中劇である「東京ブレイド」本編が上演されます。原作漫画の中でも設定などがかいつまんで描かれるのですが、その本編で描かれていない部分も描かれていて、一つの物語として完成していました。前半と後半で全く違う作品を観ているようで、ある意味一粒で二度美味しいというような公演でした。

後半は特に歌唱パートも増えるのですが、これまた黒川あかね役の内田未来さんの歌唱が素晴らしかったです。よく通る透明感のある歌声で聴き惚れました。

衣装も前半とはガラッと変わり、細部まで作りこまれたキャラクターの装いになるのですが、とても拘って作られていて見ごたえがありました。

メタ的な発言にはなってしまいますが、前半部分で雷田さんや吉祥寺先生を演じられていた方が後半部分でもアクアたちと同じ役者として舞台に立っているのはちょっと混乱しつつも面白かったです。特にオリジナルキャラのおじいちゃんが…コメディ要員としてすごく印象的でした。結構アドリブもあるような感じがしたのですが…こういうのを確認するためにも何回も通うお客さんがいそうだなと思います。お客さんの反応をダイレクトに感じながら演技するというのはやはりエンタメの中でも独特の面白さがありますね。観る側としてはもちろん面白いですが、演じる側はすごく…度胸が要りそうですが…

 

そんなわけで初日の舞台でしたが大変楽しめました。

【推しの子】の実写としては同時にドラマ版もAmazon primeの方で配信が始まっており、本日より劇場版も公開されています。

 

 

追加キャストも公開され…こちらもそのうち劇場に観に行けたらいいなと思います。

とりあえずまずはドラマを完走せねば…原作が最終回を迎えた今、アニメは恐らく原作をそのまま踏襲するだろうと思うのですが、タイミング的に劇場版は違うエンディングの可能性もあるのかな?と思うので…あれ?これ早く観に行かないとネタバレ踏むやつですね。急ご。

 

 

したらば!

 

rin

11月の活動報告

遊木です。

 

2014年も師走に入ったわけですが、みなさま如何お過ごしでしょうか。

私は、「寒いっちゃ寒いが……寒いか……?」ぐらいの気持ちです。

 

 

さて、予告していた通り先月の振り返りです。

 

 

 

□制作関連

〇漫画関連

11月は主に、取材とキャラデザに力を入れていました。

現在制作中の作品は、どうあっても取材必須のジャンルなので、時間があるときは積極的にインプットをしに行きます。

先月の取材で行った場所は、(多分)ややマイナーな場所だったので、人の目を気にせず撮影や観覧が出来ました。

そろそろ、取材に行った場所の情報をまとめ直そうと思うのですが……いざ、データを見返すと結構な量だ。(がむばる)

キャラデザについては、大まかなデザインを決めた後にキャラ同士のバランスや、色味の調整などをしています。

個人的に、メインキャラよりサブキャラの方がデザイン浮かびやすいんだよなぁ~。

 

 

〇絵の練習

11月は「自分風のカラー絵」の研究をしていました。

ネットには様々のイラストメイキングがあるので、私も大変お世話になっています。 それぞれ違った良さがあると思いますし、独自の技を生み出している人なんかは本当にすごい。

ただ、よそ様の作品を参考にすればするほど、やっぱり「しっくりくる塗り方」は自分で見つけないとダメだなぁと実感しています。

故に、やや前からいろいろ塗り方を試していたのですが、ようやく「お、これは良いかも」という塗り方を見つけました。

まだ調整中ですが、今後しばらくの間は、その塗り方をメインに練習してみようと思います。

 

 

途中経過はこちらから。

 

 

□文化の日イベント

〇日本丸 総帆展帆と満船飾

文化の日は、年間でも珍しく、日本丸の総帆展帆と満船飾が重なる日でした。

(今年は9月22日と11月3日の2回だけだったようです)

総帆展帆とは全ての帆を広げること、満船飾とは、船でお祝いのときに国際信号旗を掲揚することをいいます。

完成形になる少し前から、帆の貼り方や船についての説明もあり、天気も良かったことからも沢山の人が集まっていました。

冷静に考えると、街中に帆船がいる風景ってちょっと面白いですよね。

 

 

 

〇馬車道まつり

実は行ったのは初めて。

文明開化時代を連想させるイベントが開催され、鹿鳴館の舞踏会風な装いの人たちが沢山いました。

普段は名前だけの馬車道ですが、このおまつりでは本当に馬車に乗れます。

他にも、日本の在来馬が紹介されていたり、人力車に乗れるイベントもありました。

 

 

〇YOKOHAMA GOGO DOGFES

臨港パークで開催されました。

去年もちょろっと覗きに行きましたが、今年も少しだけお邪魔しました。

犬は連れてないけどな!

 

 

ちなみに、この日の夜にベイスターズの優勝が決まりました。

日中も、そこかしこにユニフォーム来た人がいたよ。

 

 

□磯子区をいろいろ

〇根岸八幡神社

木々が豊かな印象で、裏手の社叢林は「根岸旧海岸線の森」の一部として、「かながわの美林50選」に選定されているようです。

 

 

 

〇旧柳下邸

「旧柳下邸」とは、根岸なつかし公園内にある近代和風住宅です。

 

 

柳下家は、明治初頭に金属の輸入業で栄えた家です。

邸宅は、関東大震災で一部が倒壊したものの、平成になるまで大事に使われていたそう。

横浜市が建物の寄附を受けたあとは、創建当時の様子が復元されました。

現在は、当時の時代を想起させる和風と洋風が混ざり合った建築物として、横浜市指定有形文化財となっており、無料一般公開もされています。

邸宅だけでなく、柳下家の方が残したであろう小物やゴルフクラブ、当時のチケットや料亭の領収書なども綺麗にファイリングされており、見応えがあります。

 

 

 

 

ふらっと立ち寄るのに丁度良い規模感でおススメです。

ただ、なるべく当時の様子を残している関係上、床がだいぶギシギシするので、大人数で行くことは避けた方が良いでしょう。

 

〇市電保存館

横浜市は、ふとした街の片隅に市電が設置されています。(野毛山動物園とか)

それだけ市電と関わりが深い街だったということで、市電保存館は以前から気になっていた場所です。

実際に使用されていた市電が数多く展示されており、もちろん乗ることも出来ます。

車両ごとに上限人数や乗車システムも説明されており、年代による変化がわかりやすかったです。

写真や使われていた道具、ジオラマなどの実物展示はもちろん、パネル展示も充実していました。

 

 

 

実はこの施設、市営住宅の一階に設置されており、外から見ると中に沢山の市電が保存されているとは思いもよらないのだ……。

 

 

〇宝生寺

高野山真言宗の仏教寺院で、「横浜」の地名が出てくる最も古い文書が残されていた場所です。

物見遊山向けの場所ではないですが、上記の理由から一度行っておきたかった。

 

 

 

□Live!横浜2024 &連携イベント

〇Live!横浜2024

今年が初開催のイベントで、11月9、10、16、17日の4日間に行われました。

 

 

音楽を軸に様々なパフォーマンスが披露され、このイベントの間はみなとみらい全体がアミューズメント施設のような賑わいでした。

有料プログラムもありましたが、基本的にほぼ無料で観覧できるイベントです。

横浜はもともとジャズと馴染み深い街で、毎年開催されている横濱ジャズプロムナードも、初開催から30年以上が経っています。

しかし、今回のイベントはジャズだけでなく、ポップスやアニソン、吹奏楽、弾き語り、民族音楽、昭和歌謡、ロック、クラシック、ゴスペル、津軽三味線など、本当に様々な舞台がありました。

他にも、ダンスメインのステージもあり、ヒップホップからチアダンス、フラ、ベリーダンス、よさこい、阿波踊り、日舞、民族舞踏、創作ダンスなど、こちらも幅広いジャンルが披露されていました。

後半の日程では、全国大会で好成績を収めている学生たちのマーチングバンドや、日本中学・高校ダンス部選手権と連携したプログラムもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらが、全部、無料…!!

いや、冷静に考えてすごくないですか?

普段から横浜のイベントは無料が多いですが、これは群を抜いて「ほ……本当にいいんか?」って気持ちになりました。

 

プログラムは、規模がバラバラのものが各地で行われ、同時多発的に進行します。

基本は舞台の規模に合わせた発表が行われ、場所によって立ち見だったり、席が設けられていたり、芝生があったり、本当に千差万別です。

ゆるりと回りながら複数の舞台を見るも良し、一つの場所に留まってじっくり見るも良し、様々な楽しみ方が出来ます。

私の場合は、事前に見たいプログラムに優先順位をつけて分刻みで周りました。

それでもタイムテーブルの関係上、見たくても見られなかったものが沢山あったので(両端のステージは移動で30分近くかかる)来年も是非開催して欲しいです。

 

〇YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL

赤レンガで開催されたアーバンスポーツの大会です。

これも、そろそろ恒例になりつつあるイベントですね。 直接アーバンスポーツを見られる機会はそうないので、ありがたいイベントです。

今回で3回目ですが、今年、何より助かったのが開催時期です。 6月上旬だった一昨年はまだしも、7月末開催の去年は地獄でした。 暑すぎて、定期的に赤レンガの中に避難しないと命の危機を感じたもん。

やっぱりスポーツは秋にやらないと。

今年になって、ようやくダブルダッチをしっかり見られました。

あと、赤レンガの隙間に、ビーチバレー用の大きな砂浜が出来てたのが面白かったです。

 

 

 

〇第4回 横浜ユーラシア スタチュー・ミュージアム

詳細は先月の記事をどうぞ。

 

 

〇Local Green festival

これも赤レンガで開催されたイベントで、2018年より「緑と音楽のカルチャー」を掲げているイベントです。

メインステージは3つで、うち2つは有料エリアになります。

他にも、街中には複数のサテライトステージが設置されていました。 (もちろん、これらは無料)

日中はLive!横浜で、夕方にインターバルを挟んで、夜はLocal Green festivalのサテライトステージにチェンジする、みたいな感じでした。

私は、メインステージの中で唯一無料観覧できる、HARVEST STAGEで『bird』の演奏を聴きました。

実は、このイベントはあまり認識しておらず、赤レンガに行ったのも偶然。

丁度私が通りかかったときに、次ステージのリハーサル兼チューニングが行われていました。 そのときに偶然聞いた歌が良くて(失礼ながら、このときまで『bird』さんを存じなかった)、一緒にいた母と共に急いで近くのコンビニでアルコールを購入。(ぇ)

開始時間にはかなりの人が集まっていて、私たちも酒を片手にライブを楽しみました。

 

 

 

その後は、休憩しようとハンマーヘッドパークへ。

いつもに比べ、妙に人が多いなぁと思ったら、どうやらスパークリングトワイライトが重なっていたよう。

小規模ながら、目の前で花火が上がりました。

 

 

 

□「ポケモン×工芸展 - 美とわざの大発見‐」

以前、金沢の工芸館で開催された展覧会で、ずっと行きたいと思っていたものです。

当時は、本当に石川まで行くか悩んだ……。

そのときは、「いや、きっと東京にくるはず」と信じて我慢したのですが、日本巡回の前にいきなり海外に行っちゃって、「終わった……当分は戻ってこねぇ」とがっくりしたのを覚えています。

それが今回、麻布台ヒルズで開催されました。 (予想より早めに日本に戻ってくれた!)

しかも、ここから新作が追加されたよう。

 

 

詳細は須々木氏が書いているので、私の感想はざっくりと。

 

想像していたより、ポケモンと伝統工芸の相性が良くて驚きました。

ポケモンの存在感は作品によってバラバラですが、どれも「はぁ~なるほどねぇ」という表現です。

質の高さは当然として、アーティストの発想が面白く、「銅は様々な姿に変化する」という視点からブイズを選んだり、「焼き物と切っても切り離せない」という点から炎タイプを選んだり。

あとは、ポケモンの中でも“技”に注目した作品もあり、ゲームをプレイする人間はニヤッとしてしまったのでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポケモン現役世代から、この展覧会に向けて初めてプレイしたアーティストもいたようで、だからこそ様々な視点の作品がありました。

ポケモンは、一体一体独自のモチーフや属性があります。 それが1000匹を超える現状、もはやこの世のあらゆるものとコラボできるといっても過言ではないかもしれません。

今後も、「そんな化学反応が……!?」と思わせるジャンルと、新しい表現に挑んで欲しいです。

ほら、「かがくのちからってすげー!」だから。(意味は違うけど)

 

あと、スマホの性能の問題で上手く撮れなかったけど、螺鈿のアンノーン茶器は流石にめっちゃ欲しかったよ?(日本語)

 

 

□Billboard Live YOKOHAMA NAOTO×鳥山雄司 live authentic vol.2

存在は知っていましたが、初めて中に入りました。

KITANAKA BRICK & WHITEの一階にあります。(BankART KAIKOと同じ並び)

 

 

 

 

高級感がありつつ落ち着いた雰囲気で、リラックスしながら演奏を楽しめました。

お酒を頂きながら聞く音楽は良いですね~。

ハマる人がいるのもわかります。 私も懐が暖かかったら定期的に通っちゃいそう。

写真は私がオーダーしたラムバックです。

 

 

□展覧会関連

〇ミナトノアート

馬車道駅で開催されました。

今までのまとめのような回だということで、久しぶりに見に行きました。

今後、どう進行していくのか気になります。

 

 

 

〇「東京造形大学 写真研究所 —ミクロな視点とマクロな視点—」

BankART KAIKOで開催されました。

偶然通りかかったのでお邪魔しました。

写真は、同じ被写体でも、コンセプトによって全然切り取り方が違いますよね。

ゼロから自分で作るジャンルとは、また違った興味深さがあります。

 

 

 

□金沢区散策

サークルメンバーと行ってきました。

詳細は須々木氏の記事をどうぞ。

 

これだけ横浜にいる上に、八景島には何度も行っているのに、この日の散策スポットはほぼ初めての場所でした。

称名寺の庭園は想像以上に美しく、平日真っ昼間に関わらず多くの人が散歩や写真を撮りに来ていました。

この日はとても天気が良く、高台から見える景色はどれも大変良かったです。

 

 

 

このアングル「海入ってね?」って思うじゃん?

入ってるよ。

 

 

 

猫に会うと構い倒してしまう。

 

 

 

 

実はこのエリアは、北条家関連の古い歴史から、戦時中の掩体壕や旧伊藤博文の邸宅、六大事業関連と、幅広い切り口がある場所です。 もちろん、歌川広重の『金沢八景』から、日本美術という切り口もあります。

今回は金沢文庫にも旧伊藤博文邸にも入れなかったので、改めてもう一度ゆっくり散策し、この土地の理解を深めたいです。

 

 

□生き物たち

〇ズーラシア

久々に行ってきました。

今回は、入場してすぐにサバンナエリアに向かい、所謂逆走ルートで周りました。

いつもと違う生き物たちの様子が新鮮だったので、この周り方はおススメかも。

生き物は時間帯により行動が変わるので、動物写真家さんとかは生き物の知識が豊富そうですよね。

いろんな生き物の生態を把握してそう。

そういえば、今回初めてシロフクロウが目の前まで降りて来ていました。

これだけ行ってようやくだ……いつも高い所にいるからな。

 

 

 

 

 

 

〇アニタッチ

新しくウーパールーパーがやってきましたね。

私はその昔、ウーパールーパーの正式名称がメキシコサラマンダーと知ったとき、「なんでそうなった?」と思ったし、サラマンダーが火を司るトカゲと知ったときは「なんでそうなった…!?」となりました。

生き物の名前って面白い。

 

 

 

またチンチラの赤ちゃんが生まれてた……!

 

 

 

 

 

以上、盛りだくさんの11月でした。

インスタにも写真をあげているので、そちらもどうぞ。

12月はイルミネーションイベントが本格化するので、そちらもお楽しみに!

 

ちなみに、5日からヨルノヨのスタンプラリーが始まりましたが…・…おい、毎年コンプリートを目指すそこの同士よ。

 

今年はハードだぞ。

 

 

aki

金沢に秋を見つけに行ってきました。

須々木です。

 

 

いつの間にか、秋になると紅葉を期待してどこかに出かけるのがサークルの恒例イベントになっていました。

というわけで、今年は金沢に行ってきました。

もちろん石川県の金沢ではなく、横浜の金沢です。

 

横浜市南部の金沢区。

もう少しで横須賀市というエリアを巡りました。
 

 

 

 

 

 

金沢区と言えば、もっとも有名なのは八景島シーパラダイス

次点で横浜市立金沢動物園(コアラとか)でしょうか。

 

しかし、今回それらはスルー。

 

 

軽くルートをご紹介しましょう。

 


横浜駅から電車(京急線)で20分弱。

金沢文庫駅からスタート!
 

10分ほど普通に住宅街を歩くと・・・

 

 

 

称名寺の惣門(赤門)です。

 

ここから参道を少し歩き、仁王門をくぐると・・・

 

 

 

 

 

称名寺の「浄土庭園」です。

イチョウを中心に色づいていて綺麗でした。

周囲が住宅街とは思えない癒し空間。

あと、平日日中なのに、意外と観光客っぽい人がいました。

 

称名寺は、北条氏の一族である金沢(かねさわ)北条氏の祖、北条実時が開基しました。

創建時期不明だが1258年だとか。


称名寺とゆかりの深い金沢文庫(かねさわぶんこ/かねさわのふみくら)は、実時が死没する直前の1275年頃、居館内に文庫を設けたのが起源とされるそうです。
時代とともに衰退し、多くの蔵書が持ち出され、「金沢文庫本」と呼ばれる典籍の多くは散逸したそうですが、1930年、神奈川県立金沢文庫(かなざわぶんこ)として復興。

県立図書館として活動してきました。

1990年に新館が完成し、現在は、中世文化に関する博物館兼図書館の役割を果たしているとのこと。

ただし、今回はスルー!
 

 

称名寺境内には小高い山があり、そこをめぐるコースは「称名寺市民の森」として整備されています。

 

 

 

八角堂広場より。

良い眺め!

最高地点の金沢山は標高76メートル(ちなみに野毛山は47メートル)。

 

左の方のピラミッド的なやつはシーパラダイスの水族館です。

右のほうに、このあと向かう野島が見えます。

あとは追浜(横須賀市)の日産の工場が広く見えています。

RWで以前上陸した猿島も見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

称名寺のあとは、海の公園へ。

 

 

人がまばらな砂浜もまた良し。

正面に八景島が見えます。

「サーフコースター リヴァイアサン」が海に突き出ています。


「海の公園」は、横浜市六大事業の一つ「金沢地先埋立事業」の一環で1971年から1988年にかけて造成されました。
横浜市に残る最後の自然海岸を埋め立てることから、その代替として進められた「海の公園計画」のうち、砂浜のある陸側を「海の公園」、島を「八景島」としたようです。
海の公園は、計画段階から砂浜とすることになっていて、潮干狩りができる浜を目指していたので、生物学的な検討も重ねられたそうです。

 

 

海の公園を南下して、シーサイドライン沿いに進みます。

 

 

そして、野島橋から野島に上陸。

 

野島の東半分くらいは、野島公園として整備されています。

本当は公園内にある旧伊藤博文金沢別邸(横浜指定有形文化財。入館無料)にも行きたかったのですが、茅葺屋根修繕工事に伴う臨時休館とのことで残念。

 

 

海岸沿いに進み、途中、野島掩体壕の入り口も見ました。

 

 

 

第二次大戦中に旧日本海軍が建設した掩体壕(えんたいごう。軍用格納庫)の遺構です。

横須賀海軍航空隊基地(現在の日産自動車追浜工場あたり)の航空機群を退避させるために造られたもので、野島山の山体を貫通し、現存する遺構としては日本最大級。

使用されずに終戦とのこと。

 

 

その後、しばし猫を愛でてから野島山へ。

 

 

 


野島山は標高57メートル。

山頂に特徴的な形状をした展望台があります。

 

 

 

称名寺や海の公園も見えました。

他にもランドマークタワーやベイブリッジの橋脚など。

そして、富士山も。

 

 

 

 

 

 

野島のあとは、平潟湾プロムナードを進みます。

 

海岸線に沿ってシーサイドラインの橋脚が続きますが、その下のあたりが「ぼっち・ざ・ろっく」でもたくさん登場します。

物凄く忠実です。

 

ちなみに、「ぼっち・ざ・ろっく」と関係が深いASIAN KUNG-FU GENERATIONは、近くにある関東学院大学で結成されました。

 

 

米原は直前に見たようだ。予習は大事。

 

 

 

 

二人でゲリラライブやれそうな場所を横目にテクテク。

 

 

 

 

 

平潟湾の一番奥の方から野島方面を。

左側に小さく琵琶島、右の橋脚がシーサイドラインです。

 

今回の散策のラストは、瀬戸神社琵琶島神社

瀬戸神社は1180年に源頼朝が創建。

もうすぐ壇ノ浦、もうすぐ鎌倉時代。






ベースをどこかにおいてきた酔っぱらいのお姉さんが現れそうな場所。

琵琶島と瀬戸神社の間です。

コンビニはなくなりました。


瀬戸神社の目の前は金沢八景駅。

これにて終了~。




ところで、今更ですが今回の散策のコンセプトは以下のような感じでした。

 

・秋の爽やかな空気を感じながら散策する。健康になる。できれば紅葉を愛でる。
・歴史的スポットを巡りながら学びを深める。北条氏とか源氏に思いを馳せる。
・このエリアは複数作品(アニメ等)で舞台となっている。なぜなのだろう。
・八景島は見えるが八景島は敢えてスルーする。八景島以外の金沢区の面白さを知る。

 

 

以上。

良い散策でした!

 

 

 

 

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sho