さよなら2010年代。
須々木です。
あっという間の大晦日ですね。
平成から令和へと切り替わった2019年。
実生活でも個人的に大きな変化があり、それなりの時間と労力を持っていかれました。
その影響もあり、個人的な創作面ではほぼ成果なしという感じですが、これは来年取り返していきたいところです。
新たなモノやサービスが世の中をどんどん変えていった2000年代が終わり、震災による破壊と再生の2010年代もこれにて終了。
間もなく訪れる2020年代は、いったいどんな時代になるのやら。
社会全体としては、AIやロボット技術が実生活とより深く結びつき、広く人々の行動パターンや思考パターンに影響を及ぼしていくのだと思いますが、そのとき、Random Walkは創作サークルとして如何にあるべきか。
変化があれば、何か新たなモノが生まれ、何か古いモノが失われる。
その中で、普遍的な軸は失わず、この変化の時代に居合わせたことを幸運と捉え楽しんで生きていきたいものです。
変化のペースはあまりに早いので、10年後の「子どもがなりたい職業ランキング」などは、まったく予想不可能です。
きっと、いまはまだ存在すらしていない職業がランキング上位に入っているんでしょうね。
とすると、結局のところ求められるのは、「予測不可能なものに備える力」であり、「必ずしも確度の高くない仮説であっても動きだせる行動力」なんだろうと思います。
大海原で鳥が飛んでくるのを見て「あっちに島があるに違いない」と考え目指すような次元の話。
「あるかもしれないし、ないかもしれない」の状況で、アクセルを踏むか、ブレーキを踏むか。
人それぞれだと思いますが、僕はアクセルを踏む生き方が好きだし、そういう人たちと楽しくやっていきたいと思っています。
理想論だけでやっていけないのは事実なので、地に足つけて生きていきたいとは思いますが、それでも、その足に根を生やさないようにしたいです。
さて実は、2020年には、いくつかのアニバーサリーがあります。
具体的な話はまたそのうちという感じですが、いくつかの節目を経て、さらに楽しくやっていけるよう、日々研鑽を積んでいきたいです。
いろいろ助けを借りる機会もあるかと思いますが、そのときは宜しくお願いします。
本年も大変お世話になりました。
来年も宜しくお願いします。
それでは良いお年を!!
sho
運命の女
どうもこんばんは霧島です。
年の瀬ですな…皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は年内にやるべきことは取り敢えず終わった(と思う)ので、あとは明日空港でお土産を買って実家に帰るのみです。(このミッションが中々大変だったりする)

さて、時は遡りますが先日そごう横浜店で行われていた「ミュシャ展 運命の女たち」に行ってきました。
クリスマスまでの開催だったのですがなんやかんや行くタイミングを逃して結局クリスマスイブに行きましたね。←
結果めちゃくちゃ人が少なかったのでかなりゆっくり見ることができました。
展覧会自体はほぼ撮影不可だったのですが、ミュシャの若い頃の素描などもあり大変興味深かったです。
今回のコレクションはミュシャの故郷のチェコに在住する医師、ズデニック・チマル博士の所蔵品から選定されたものだそうで、ミュシャの私生活が垣間見えるような資料の展示も多かったです。いつもミュシャの作品を見る時にサインの文字がかわいいなあと思いながら見ているのですが、今回は彼が送った手紙の展示などもありました。美しくデザインされたかのような文字でした…
副題に「運命の女たち」とあるように、ミュシャと関わった女性たちに焦点をあてた、彼の人生を追うような展示方法も面白かったです。
ミュシャと聞くとやはり一番に浮かぶ女性の名は彼の名を世に広めた舞台女優サラ・ベルナールかと思うのですが、今回の展覧会はまずミュシャの幼馴染から始まります。そして初恋の人、パリ時代の恋人、奥さん、娘、友人の娘、パトロンの娘…特に娘のヤロスラヴァはスラブ叙事詩の中の一つの作品にモデルとして登場するのですが、実際に同じポーズをとっているヤロスラヴァの写真も一緒に展示されており、これを見ながらあの作品を作ったのか…と思うとなんだか感慨深かったです。
また、今回ミュシャがパッケージをデザインし、商品名も「サボン・ミュシャ」という石鹸のパッケージの展示がありました。
ライラック、ビャクダン、ヘリオトロープ…当時もこの香りのする石鹸が作られていたのでしょうか。
それがミュシャのデザインしたパッケージに入って売られている…?めちゃくちゃ羨ましい…なんなら今同じパッケージで石鹸販売してほしいくらいですね。パッケージは額に入れて飾ろう。
有名なタバコのポスターなどもそうですが、ミュシャのデザインは商品を前面に押し出したデザインではなく、あくまでメインに人物がいて、宣伝すべき商品はその人物とうまくマッチする形で描かれています。
人はどうしたって人間の顔に目がいくものですから、同じ商品が並んでいる中にあの美しい人物が描かれた商品が混ざっていたら、そりゃあ手に取ってしまうのではないかと思います。私なら買う。←
そういえば今回ひときわかわいいなと思ったのがミュシャが初恋の人ユリンカ(Julinka)のためにデザインしたものです。
彼が14歳の年に制作したものだそうで、彼女の頭文字「J」に、のちのミュシャのデザインでも頻繁に使用されている草花が装飾的にあしらわれた作品でした。
ミュシャが美術について学び始めたのはまだしばらく後のことですが、この時点で美しい曲線がすでに使われており、なにより大切な人の為に文字を美しくデザインするというその感性が素敵だなと思います。
悲しいことにユリンカは病弱で若くしてこの世を去ってしまったらしいのですが、のちの作品にも深く影響を与えているのではないかと思います。
こういった、若い頃の作品や近しい人々をモデルとしたデッサンも数多く展示されていて、よりミュシャという人物が見える展覧会だったと思います。
さて、というわけで今年も残すところあと一日…来年はもう少し沢山展覧会に行けたらいいなと思います。
もちろん自分の制作も頑張ります!
ではではまた2020年でお会いしましょう。したらば!
rin
ヨコハマ・ウィンター・ナイトウォーク 2019
須々木です。
この時期は各地でイルミネーションが宵闇を華やかなものにしてくれます。
横浜駅~みなとみらい~山下公園にかけてのエリアもなかなか見事なもので、いつも以上に夜景が見事です。
そんなわけで、ふらふら散歩して撮ってきた画像とあわせて適当にご紹介します。
11月2日(土)~12月25日(水)
横浜駅きた東口からすぐの横浜ベイクォーター。
特徴的なデザインの建物が海辺にあるため、少し離れたところから眺めてもなかなか良いのですが、クリスマスシーズンはやはり少し気合いが入っています。
屋上のクリスマスライトガーデンと、3F広場のクリスマスツリーが見所。
ツリーの足元。
11月14日(木)~翌2月16日(日)
横浜駅東口からみなとみらいのさくら通り(ランドマークタワーからインターコンチネンタルホテルのあたり)にかけてのエリアで展開される全長約1.5キロメートルのイルミネーション。
複数イベントを連結した感じですが、横浜エリア最大と銘打っています。
「ヨコハマミライト」としてはクリスマスを超えても当分やっていますが、各地のクリスマスツリーはクリスマスまでのはず。
星降るテラス(横浜駅東口から日産グローバル本社への動線)。
桟橋の広場(スタバの前あたり)。
グランモール公園(MARK ISみなとみらいと横浜美術館の間)のストリートピアノ。
演奏するとイルミネーションが連動。
グランモール公園からMARK ISの正面入り口方向。
MARK ISのクリスマスツリー。
中に入れる。
ドックヤードガーデン。
後ろはランドマークタワーの根元。
ランドマークタワーの中のクリスマスツリー。
クイーンモール(クイーンズスクエア横浜の2F)のクリスマスツリー。
タイミングが良いと、音楽と光のショータイムを見れます。
11月9日(土)~12月25日(水)
MARINE & WALK YOKOHAMAのクリスマスイベント。
最近オープンした横浜ハンマーヘッドといつでも賑わっている赤レンガ倉庫の間にあるちょっとした穴場。
雰囲気が良い。
クリスマスツリーは、他の大型商業施設にあるものと比べてサイズはありませんが、センスとしてはこれが結構良い気がしました。
ツリーのズーム。
JUNK & POPをテーマにした廃材アートです。
11月22日(金)~12月25日(水)
イベントをやればいつでも大盛況の横浜赤レンガ倉庫。
何をやっても赤レンガ倉庫の隣だととりあえず映える。
恒例のアートリンクも相変わらず大盛況。
今回紹介したエリアにはたくさんのツリーがありましたが、たぶんこれが最大サイズ。
人が多い。どれもお高いのによく売れる。
11月22日(金)~翌3月31日(火)
横浜港大さん橋国際客船ターミナルの屋上でやっているイルミネーション。
対岸の赤レンガ倉庫とは打って変わって、人は少なく、落ち着いて夜景を楽しめるスポット。
屋内と屋上をつなぐスロープ。
ブルーのライトが良い感じ。
11月21日(木)~12月27日(金)
山下公園内の沈床花壇(氷川丸の前のあたり)で初開催のイルミネーションイベント。
他とは一味違うバラをイメージした色合いが綺麗です。
奥にマリンタワー。
他にも、以前のブログで紹介した「スマートイルミネーション横浜」「NIGHT SYNC YOKOHAMA」など、このあたりはイルミネーション系だけでもかなりの数のイベントが展開されています。
というか、年々パワーアップしている気がします。
横浜市としては、夜間の賑わいを創出したいそうで。
観光客は多いのですが、日帰り客ばかりなので、宿泊客を増やしたいようです。
※ インスタにも写真をアップしています。こちらにない写真もあげています。
sho
浅草観光に行ったよ
どうも遊木です。
じわじわ制作を進めています。
12月上旬にサークルメンバーで浅草観光に行きました。
浅草は久しぶりです。高校、大学と一二回ずつ見て回っているものの、スカイツリーが出来てからは初めて行きました。(多分)
最初から予定に組み込まれていたわけではありませんが、ついでに紅葉狩りもできました。特に地面に落ちた銀杏が一面絨毯のようで大変美しかったです。
春の花見、夏のビアガーデン(ぇ)に続き、紅葉狩りもサークルの恒例行事になりつつあります。サークルも自分も、そんなに季節行事を大切にする雰囲気ではないのですが、やはり四季の美しさを愛でる心は忘れたくないなぁと思いますね。せっかく日本に生まれたわけですし。
春は桜、夏は星、秋は月に冬は雪。それさえあれば酒は充分美味いと比古清十郎も言っていたので、そういう自然との触れ合いは今後も大切にしていきたいです。
さて、恒例ですがパパっと議事録漫画を描きました。
漫画に起こしてないところでも色々あったのですが、私の制作スケジュール的に4本が限界だった…。
Pixivに更新したので、よろしければどうぞ。(私のツイッターにもあがっていますが)
エッセイ漫画も何気に溜まってきたので、そのうち何らかの形にしても面白いかもなぁと思っていたりいなかったり。
ついでに写真もどうぞ。
歩くだけで創作意欲が掻き立てられる街って、やっぱり良いなぁと思います。
雷門の提灯の下はこうなっていたのか…
ではでは、私はネームの修正をしますよ!
年内に!必ず!終わらせる!
aki
藤田和日郎原画展に行ってきたぞ!
どうもこんばんは霧島です。寒くなったかと思えば暖かかったりしてなんだか気の抜けない今日この頃ですね。
Random Walkは先日ミーティング後に恒例の忘年会を終え、もうあとは新年を迎える準備をするだけという感じです。(大嘘)
忘年会では例年本部で鍋パーティーをし翌日まで飲んだくれることもあるのですが、今回私は翌日にタイトルの藤田和日郎先生の原画展に行きたかったので適当なところで切り上げました。
全国7都市を巡り横浜での開催が最後だそうで、藤田先生が横浜開催初日にライブドローイングをされることを数日前に知りました。
そんなん絶対行きたいでしょ…!
ここしばらく仕事が立て込んでいたのですが、その日はラッキーなことに丁度空いていたので、遊木氏と一緒に行って参りました。
そごう横浜店で今月23日まで開催されており、入場料は大人800円です。安くない!?
ライブドローイングは15時からだったのですが、再入場ができないということでチケットだけ先に買ってよき時間になったところで会場に向かいました。
展示総数は実に200点以上…!外を黒い壁で囲い、中が迷路の様に入り組んだ作りになっていました。
一番最初の原稿は1990年に連載開始した「うしおととら」で、約30年も前のもの。当時はもちろんすべてアナログ原稿なのでその紙を見ただけで時間の経過が伺えました。漫画原稿には作家さんが手書きでセリフを書いて入れておき、その上から写植といってセリフが印刷された紙を貼るのですが、それが剥がれ落ちてノリがついていたであろう部分が黄色く変色していたり。それに藤田先生の原稿に残っているのはそういう時間経過だけではもちろんなくて、見ただけで勢いというか熱量というかが伝わってきました。
アナログの難しいところでもあり良いところでもあるうちの一つに同じ線が二度と引けないことがあります。
ともすればそれは怖れにもなってしまいかねないんですが、藤田先生の原稿見てるとそんなもん知るかー!と聞こえてきそうです。
ホワイトという修正に使ういわゆる修正液があるのですが、あ、修正液って画材なんだなと思いました。
失敗を恐れてこじんまりとした線より、そんなもの恐れず大胆に豪快に引かれる線のなんと魅力的なことか。
あんな線が描けたらどんな気持ちになるのか、想像するだけでワクワクします。
会場はライブドローイング以外全て撮影OKだったのでかたっぱしから写真を撮ってきました。
可能であれば是非生で見てほしいなと思いつつ少しだけおすそ分け。
反射とかでうまく撮れてないけどご勘弁を…
さて、会場内を歩いて一時間程経過したところでライブドローイングが始まるとのアナウンスがあったので、専用の列に並びました。
展示会場内にどんどんできる長蛇の列。2、30人ずつくらいで10分交代制でスペースへ案内されます。
そこでは一畳ほどの大きさの紙を床に広げた状態で、先生は筆でイラストを描いておられました。
普段の原稿作業中も職場は無言厳禁だそうで、絵を描いている間はどんどん話しかけてくれとのこと。
長年のファンの方も多く来場されていたようで、最初は静かだった会場の空気が段々暖かくなっていくのを感じました。
キャラクターの話や、どういうことを考えながら創作しているか、いまだから言うけど…というようなお話も聞けたりして大変興味深かったです。先生ご自身が楽しそうに話してらっしゃるのもとても印象的でした。
そんなこんなであっと言う間の10分間でしたが貴重な体験ができたと思います。
ライブドローイングまでにすべての展示を見終えることができなかったので、再度戻って続きを鑑賞しました。
会場には各作品の第一話の原稿も展示されているので、ファンの方はもちろん初見の作品も雰囲気が掴みやすいと思います。
開催期間は短いですが、週末にでも横浜に足をのばしてみてはいかがでしょうか。
したらば!
rin










































