RAKUEN QUES†

最終更新日 2014年3月16日


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旅立ちから 1065 日目  80 ヶ国目で終了!



こそっと北京を再訪してきました。

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いやしんぼ~北京の膨満感2~5日目

貢院蜀楼

本日は北京滞在最終日。北京最後の食事は、2日目の夜も訪れた貢院蜀楼 でいただきマッスル。この店、リーズナブルで本当ウマイっす。



四川料理ということで、「メチャクチャ辛いんちゃうの?汗と鼻水で顔がグチャグチャになっちゃうんじゃないの?」などと心配される方もおられるかもしれない。でもこの店、麻辣に関してはたぶん本場よりもだいぶ控えめ。個人的には辛すぎず痺れすぎず、ちょうど良い塩梅っす。

夫妻肺片

1品目は冷菜の夫妻肺片をチョイス。もともとは牛肉とモツにラー油ダレを和えたものらしいんだけど、ここのは牛肉のみでした。



前回いただいた口水鶏は万人受けしそうな味付けだったけど、この夫妻肺片は花椒がバリバリに効いていて、かなりパンチのある味わい。そこに香菜と、肉の下に仕込まれたセロリがまたぶわんぶわんと香って、まさに香りの三重奏って感じ。これほど香菜と生のセロリがウマイと感じられる料理は初めてだ。こりゃ、面白いっすねー。次第に唇まで痺れてくるような刺激的な味だったけど、文字通り痺れるウマさでしたわ!

大根とダックのスープ

こちらはダックと大根のスープ。しっかりとダックのダシが出ているところに酢の酸味が効いていて、キレのある味わい。こりゃウマイっす。やっぱりこの店に来たらスープも飲まないとねー。

回鍋肉

で、こちらは日本人にお馴染みの回鍋肉。豆鼓や豆板醤で味付けするのは同じだけど、皮つきの豚バラ肉と葉にんにくを使うのがチャイナクオリティ。



これはもう100人中120人がウマイって言うくらいの、反則級のウマさですな。オンザライスすれば昇天必至(ご飯が炊けるまで結構待たされたけど。開店時間に合わせて炊けよなー)。地球に生まれて良かったぜ!


辣子仔鶏

そして、このダイナマイト級の1品が辣子鶏。四川風鶏のから揚げ的な料理かな。見た目は全然から揚げって感じじゃないけど。



奥にある回鍋肉の皿と比べるとよくわかると思うが、大きな皿に真っ赤な唐辛子がてんこ盛り。四川料理の中でも随一のインパクトっすね。



唐辛子の他にピーナッツや花椒もどっさり。その中から鶏肉を探し出してパクつくのが正しい(?)喰べ方。こんなの喰えるのかよーとお思いかもしれんが、ところがどっこいフツーに喰えます。確かに唐辛子や花椒の香りはすごいけど、肉自体はさして麻辣味じゃないっす。



ぶつ切りの鶏からは、カリカリサクサク、クリスピーな食感。骨ごとサクサクいけちゃうぐらいにディープに揚がっとります。ビールがグイグイすすむウマさっすね。

樟茶鶏

この樟茶鴨も面白い。結構手が込んだ料理で、なんとタレに1日漬けてから、クスノキのチップとジャスミン茶葉で燻して、最後に油で揚げているらしい。う~ん、やり過ぎぃっ!ひぎぃっ!!



燻香がかなり強めで、皮は油が抜けてパリパリ。肉はシットリとした食感である。食事としていただくのも悪くはないんだけど、ゆっくり酒を飲みながらつまんだら最高にイケそうな料理だな、こりゃ。今日が最終日じゃなければ、宿にお持ち帰りしたんだけどなあ。

担担面


シメには先日ラストオーダーの壁に阻まれて頼めなかった担担麺をいただいた。



ゴマの風味はほどほど。コクのあるスープに唐辛子の辛味と高菜の酸味が効いて、いい感じにスッキリしてます。



麺は中細ストレートで、日本基準で言えばやや柔らかめなものの、モチッとしたコシがありなかなか良い感じ。いやー、これはナイスヌードルですわ。この店に来たら必食の1杯っすねー。



これだけ喰って、1人あたり約2400円でした。やっぱりコストパフォーマンスいいな、この店は。次回北京を訪問することがあったら、間違いなく再訪するだろう。ブラボー!




・・・ということで、今回の北京食べ歩き旅はおしまい。総評としては、高レベルで安定の一家一飯堂に、庶民派の海碗居、ウイグル料理の新疆飯庄やアワビ鍋の銀灘金湯あたりは文句なしでした。もはや鉄板、マストゴーなお店っすね。



今回その鉄板ラインナップにガッチリ食い込んできたのが、北京っ子に大人気の四川料理屋、貢院蜀楼。やや味付けは濃いめなものの、リーズナブルで美味しい四川料理がいただけます。自信を持ってオススメいたしマウス。

ほいじゃまた。

いやしんぼ~北京の膨満感2~4日目

万里の長城へ


この日はちょっと遠出して、万里の長城へ行ってみた。ご存知の方も大勢いると思われるが、万里の長城と一口に言っても、有名な八達嶺長城や募田峪長城、司馬台長城など色々ある。今回訪れたのは、一番有名な八達嶺長城。理由は一番アクセスが良くて、昼飯時に北京へ戻ってこられるから。以上。


八達嶺

前に募田峪長城へ行ったことがあるから、全くやる気のない私。あとで写真を見返してみたが、ロクな写真を撮っていなかった。

熊園

長城からしょぼいコースターで降りたところに、唐突に現れる熊園。エサ欲しさに口を突き出す様は、かわいいと言えばかわいいが、浅ましくみっともない。ふふふ、所詮はケダモノよのう。

新疆飯庄

北京へ戻るやいなや地下鉄に飛び乗り、お目当てのレストランへゴー。エサ欲しさに口を突き出す熊もビックリの貪欲さである。



訪れたのは前回もお邪魔した、ウイグル料理屋の新疆飯庄。 久々に大好物のラグマンをたらふく喰ってやるぜ。


羊肉抓飯

1品目はポロ。ウイグル風炊き込みご飯である。



たぶん、開店時間に合わせて、一度に大量に作ってるんだろう。今回は午後2時ごろに来店したんだけど、作り置きでございって感じですぐ出てきた。当然炊きたてのアツアツではない。



でも、やっぱりウマイわー、ポロ。具はたぶん羊肉とにんじんのみで、味付けも特にスパイスは使われておらず、下手すると塩しか使ってないんじゃないかって感じなんだけど、これがなんとも素朴でいい味出してるんだよなー。



ご飯はアルデンテ気味の炊き加減。恐ろしいほどに大量の油を使っているはずなんだけど、それほど重さを感じさせない。羊肉は臭味もなく、ホロリと崩れるような柔らかさ。そして、にんじんがまた甘くて美味しいんだよね。うーん、たまりませんわ、こりゃ。

饟坑烤羊背

次に登場したのは饟坑烤羊背。羊の背中の肉を、インドのタンドールの様な窯で焼き上げた料理だ。



これはかなり羊の香りがぶわんぶわんの1品だった。特に脂が乗った部分は、ミルキーな羊の風味がたっぷり。基本的にそれほど羊肉は得意でない私には、これはちょっとキツかったな。ただ、クミンや唐辛子主体のスパイスを付けていただくと、結構喰べれてしまうのである。ナイス☆スパイスマジック。

ジャガイモのトマト炒め

野菜も喰べんといかん!ということで注文したのが、こちらのじゃがいもの千切り炒めみたいな料理。すんなり素直なトマト味で、間違いのないウマさだが、量が多すぎ。一体いくつじゃがいもを使っているのやら。

過油肉拌麺

そして、いよいよ真打の登場。過油肉拌面(ラグマン)のお出ましである。若干主食祭りの様相を呈してきたが、致し方なし。だってウイグル料理って、特に主食がウマイんだもん。



きちんと食事時に訪問したのが功を奏したのか、これは前回とは比べものにならないくらいウマかったなー!麺はモチモチシコシコのビヨ~ンで、口の中で跳ね回るようなイキの良さ!具の肉野菜炒めは、ほどよく酸味の効いたトマト味で、これまた麺と最高の相性!グレートですよぉ~、コイツはぁ~っ!!



タンパク質も炭水化物もビタミンもガッツリ取れるラグマンは、やっぱり完全栄養食やで!!


新疆紅柳烤串

追加で串焼きの新疆紅柳烤肉(カワプ)も注文。饟坑烤羊背と同じ味付けだけど、こちらの方が臭い控えめで喰べやすい。臭味を旨味へと昇華する、このスパイス使いがたまらんぜ。ああ、ウイグル自治区へ行って、ビール飲みながらひたすらカワプを喰いたいなあ・・・。



ウイグル料理、バリエーション豊かとは言い難いが、やっぱりウマイよねぇ。また北京へ来たら、こちらも再訪間違いなし。ちなみにこれだけ喰ってビールも飲んで、1人あたり約2000円でした。


煙袋斜街

食後はお土産を買いに、南鑼鼓巷や煙袋斜街をぶらぶら。腹ごなしに歩き回ったが、新疆飯庄でたらふく喰い過ぎて、あまり腹が減らない・・・。

天山麻辣牦牛腱

今晩は一家一飯堂を再訪しようかと思ってたんだけど、あまり腹が減らないので、サクッとラーメンでも喰うことに。前回もお邪魔した飛天大廈 へ行ってみた。



こちらは前菜の天山麻辣牦牛腱。ヤクの足肉の煮込みっす。



タレは麻辣味で、おまけに生のにんにくの辛味が効いてますな。個人的にはこのにんにく味は余計だと思う。タレをつけない方がウマイ。



ともあれ、うっすら味付けがほどこされたヤク肉は、全く臭味がなくなかなか美味しいっす。

シーフールの炒め煮

こちらは西胡芦(シーフール)の炒め煮。シーフールは中国版ズッキーニみたいな感じかな。ちょっと味付けが強いような気がするが、これも悪くないっす。

清湯牛肉面

そしてメインの清湯牛肉面の登場っす。注文した際、麺の太さを聞かれたような気がしたので適当に指で示してみたのだが、運ばれてきたのは平打麺であった。本当はやや細めぐらいの麺が良かったんだけどなあ。



スープはしっかりとコクがあってウマイっす。高級店だけあって、ケミカル感も皆無。香菜やスパイス(?)のせいで素のスープの表情は捉えづらいけど、美味しいスープであることは間違いない。



麺は高加水のつるぷる麺。ぴろぴろと舌の上をそよぐような優しい口当たりで、小麦の風味も感じられてとても美味しい。コシという名の固さ、食感ばかりを重視する日本人には、物足りなく感じられる可能性が高いけどね。



ここの牛肉面、相変わらずナイスヌードルでした。しかしお値段がお高いのが玉に瑕。つまみ2品と牛肉面とビールをいただいて、1人あたり約2000円はちょっと高いよなあ。

ほいじゃまた。

いやしんぼ~北京の膨満感2~3日目後半戦

Slow Boat Brewery

故宮を観光した後は、ビールを飲みながら休憩。向かったのは張自忠路から南下して、確か東四十八条という胡堂(路地)に入ったところにある隠れ家的なブルワリー、Slow Boat Breweryだ。

クラフトビール

手前が私の頼んだMonkey's Fist IPA。奥が友人の頼んだSea Anchor Vanilla Stout。どちらもハイレベルのクラフトビールでした。もっと時間があれば、ここでハンブァーグァーやフライドポテイトゥをつまみながら、腰を据えて飲むのになあ。残念無念。



ところでこれらのビールであるが、てっきりここで作っているのかと思ってたんだけど、実はアメリカで作って運んでいるらしいっす。それなら価格が日本並なのも致し方ないっすね。

銀灘金湯

宿でしばらく休んだら、もう晩飯の時間。本日は前回も訪問したアワビ鍋の名店、銀灘金湯 を襲撃。昼の一家一飯堂といい、今日は間違いのない高級店尽くしである。

開胃粥


今回は開胃粥からスタート。鶏ベースのアワビ鍋のスープで作った粥は、まったり濃厚な口当たりながら、思いのほか軽くどこまでも優しい味わい。セロリのみじん切りがベストマッチすぎるぜ。



初っ端のジャブ的な1品からウマくて、食道も胃も全開ウェルカム状態っす!


お通し

お通しも地味にウマイんだよな、ここは。右から高菜の漬物(?)と押し豆腐の和え物と、一番左は謎のピリ辛和え。どれも美味しい。

タレと薬味


タレと薬味一式。タレは深みのある甘辛味。今回は焼肉のタレ的な下世話なニュアンスがちょっと気になったが悪くないっす。


ダック煮


なんかつまみも頼めと言われたので、強力にプッシュされたコイツをチョイス。ダックの醤油煮五香風味みたいな感じか?鍋で手一杯で正直あまり箸が進まなかったんだけど、打包(持ち帰り)してワインと一緒につまむとまた格別なウマさでした。


スープ

アワビ鍋といいつつも、やっぱりベースは鶏だよね。スープにはクコの実や棗、ネギなどが入っていて、素人には細かいことはよくわからんが上品で相当ウマイスープっす。I'm Lovin'it。

アワビ

前回たくさん写真をアップしたので今回は割愛するが、アワビを始めキヌガサダケや肉団子、白菜、鶏毛菜など、モリモリッといただきました。

白酒

白酒もイッちゃう。だいぶ慣れてきて、フツーに飲めるようになってきた。

手工面


シメはホウレンソウを練りこんだ手工面。グイ~ンと手で引っ張ってから、鍋に投入してくれます。小麦とホウレンソウの自然な風味が感じられる麺は、想像以上にしっかりとしたコシがあり、スープをずびずび吸い上げてこれがウマイのなんの!きしめんのような形状がまた、名古屋人の琴線にビンビン触れてくれよりますわ!ここの鍋のシメは、もうこれで決まりっしょ!?



ビール以外の酒(ちょっと高い)やつまみなども頼んだせいか、1人あたり5000円ぐらいの勘定になってしまったけど、やっぱりこの店もやめられまへん。次に北京に来た時も、間違いなく来てしまうだろうな~。

ほいじゃまた。

いやしんぼ~北京の膨満感2~3日目前半戦

一家一飯堂


前日は色々あって疲れたので、本日は遅めの起床。朝食は抜いて、万全の状態で昼食をいただきマッスル。



伺ったのは前回もお邪魔した一家一飯堂。 過去にはアントニオ猪木や猪木や猪木が来店するなど、著名人の客も多い(?)ハイソ系潮州家庭料理のお店っす。


涼拌青瓜

まずは冷菜の1品。涼拌青瓜という、きゅうりの和え物である。



酢醤油とごまラー油に、にんにく、ショウガ、香菜のみじん切りで和えてあるのかな。きゅうりが瑞々しくてなかなか美味しい。でも、冷菜としては前にいただいた皮蛋豆腐の方が好みだな。


瑶柱走地鶏

続いてこちらも冷菜の瑶柱走地鶏。瑶柱(干し貝柱)のスープで茹でた地鶏肉をジンジャーソースにつけていただきマンモス。



今回はこの料理が白眉だったなー。相変わらず火の通し方は絶妙で、前回とは違い鶏肉にしっかりと下味がついているのが良かった。



ジンジャーソースがまた非常に風味良く、こちらも秀逸なデキ。これをちょろっとつけていただくと、最高にウマイ。産んでくれた母にあらためて感謝するレベルである。



いやはや、こいつはウマかったなー。同じ鶏を使った冷菜として、前日の四川料理屋の口水鶏よりも、素材、調理技術、センスともに一段上の味わいですな。別に比べる必要もないんだけど。ともあれ、この店に来たら必食の1品っすね。

レンコンのXO醤炒め

こちらはレンコンのXO醤炒め。これもウマかったな~。レンコンが結構土臭い味で、シャクシャホクホクした食感が面白かった。



友人は漢方臭い酒を飲みながら、この料理と最高のマリアージュだぜと言っていたが、土臭いというか根っこっぽい味が共通しているからかな?

秘制花彫紅焼肉

おまっとさんでした。こちらが前回感銘を受けた、メインの秘制花彫紅焼肉っす。花彫紹興酒を使った秘伝の豚角煮っすね。再食するのが楽しみで仕方なかったぜ。



ところがどっこい、こいつが前回と比べるとそれほどでもなかったんだな。開店後すぐだったからかなあ?煮込みが足りてなくて、皮はぷるん、脂身はトロリ、肉はホロリといかず。また、煮込みが足りないせいか、あまり脂も抜けておらず重たい味であった。残念無念。こりゃ次回は夜に再訪せねばな。


瑶柱高湯春菜煲

意識して野菜も摂らんとね、ということで注文したのが瑶柱高湯春菜煲。春菜という菜っ葉と豚バラ肉のスープ煮である。



味付けは控えめで、ファーストインパクトは全くないんだけど、これが喰べるほどにしみじみウマく感じられる逸品。スープのベースはたぶん豚、もしくは豚+鶏。そこに瑶柱(干し貝柱)がゴロゴロ入ってます。こりゃマズイはずがないわな。

欖菜松籽炒飯

主食は欖菜松籽炒飯。松の実とオリーブの葉の漬物(?)の炒飯である。旨味とコクを足すために、細かく切った豚肉も入ってます。



たっぷり入った松の実の香りがたまらんね。でも味付けが薄すぎて、かなり物足りない・・・。

オンザチャーハン

ちゅーことで、必然のオンザライス。しかし豚角煮もいいけど、さっきの春菜と豚バラ肉のスープ煮のスープをかけたら、これがメチャクチャウマかった!もう腹一杯だけど、こりゃたまらんぜよ!



いやー、この店やっぱりいいね!!何喰ってもウマイもんな~。今のところ北京で一番好きな店かもしれない。元高のせいもあって、勘定は1人あたり3500円となってしまったが、いやいや問題ナッスィングでゲス。

天安門広場

食後は観光にいそしみましたわ。もやもやの中の天安門広場っす。PM2.5のせいか、写真に謎のラインが・・・。

故宮


それにしても、ホントに空気が悪いな・・・。次回は比較的マシな夏に来ようかな・・・。

ほいじゃまた。

いやしんぼ~北京の膨満感2~2日目後半戦

奶酪魏

北京ダックをぺろりとたいらげた後、すぐ側の奶酪魏で食後のデザートをいただきマウス。

宮廷奶酪

前回、北京のイスラーム街、牛街の本店でいただいたもの と同じ、一番ベーシックな宮廷奶酪をいただいた。せっかくだから別の味を頼めばいいような気もするが、前回味見したブルーベリー味が香料バリバリの安っぽい味だったので、ついつい無難な選択に落ち着いてしまったのだ。



宮廷奶酪、やっぱりウマイなー!記憶の中の味より気持ち薄くさっぱりしているように感じたけど、このミルクとチーズとヨーグルトが混じったような風味は大好きな味っす。



たぶん日本人に作らせたら絶対ものすごい濃厚バージョンを作ると思うんだけど、このくらいのさっぱり具合の方が食べ飽きしないし、後引く感じでいいのかもしれない。なんて言いつつも、超濃厚バージョンがあったら一度喰べてみたいもんである。揺れるおっさん心。1つ約210円でした。

南鑼鼓巷

それから地下鉄6号線に乗って南鑼鼓巷へ。おっさんには不釣り合いな、若者に人気のナウなスポットっす。そこはかとなくチープさが漂っていて、思わず北京の竹下通りとでも名付けたくなってしまう町だ。

過客

あまりの人の多さに疲れてしまって、過客というシャレオツ系キャッフェーで休憩。店内は日が差し込み明るい雰囲気。ビールの品揃えが豊富で、なかなかいい感じのお店でした。ただ、価格は日本並みっす。ショボーン。

文宇奶酪店

ここにも奶酪の有名店がある。文宇奶酪店という店である。

原味奶酪

ここの奶酪は、ほのかに酸味が感じられる薄めのミルクプリンといった趣き。奶酪魏のやつと比べると、発酵浅めでお子ちゃまな味だな。1つ約210円。



この後、宿に帰ってしばし休憩。ベッドで寝転んでいたところ、突然フロントから電話がかかってきた。



「スマホが見つかりましたよー」



な、なんだってー!!



紛失したスマホにメッセージを表示させる機能を使い、至急ホテルまで連絡が欲しい旨メールを送ったところ、なんとなんと返事がきたらしい。正直まさか戻ってくるとは思わなかったので、かなりびっくりした。その知らせを聞いて、いまだ落ち込み気味だった友人も完全復活。さーて、これでいっそう美味しく晩飯が喰えるってもんですな。

口水鶏

連絡をしてくれた方のオフィスまで行ってスマホを回収した後(謝々!)、北京っ子に人気の本格的かつリーズナブルな四川料理屋、貢院蜀楼を襲撃してみた。



このお店、四川省駐京弁(四川省の駐北京事務所)の敷地内にあるんだけど、日本のお役所の残念な食堂とは完全に様相を異にしている。食に貪欲な中国らしいというのか、はたまた四川人の意地のなせる業か、かなり気合入ってます。首都北京における四川料理のフラッグシップ的な店なのかもしれないっすね。



噂に違わぬ人気店で、夜8時ごろ伺ったにも関わらず店内は満席だった(北京っ子の夕食は、一般的にもうちょい早め)。と言っても、わずか10分程で席を確保することができた。よーし、バリバリ喰うぞー!



1品目は冷菜の口水鶏。日本語に訳すとよだれ鶏という料理である。茹で鶏を香り高いごまラー油ソースに浸したもので、辛さは見た目ほどではなくちょうど良いピリ辛加減。確か花椒もほとんど入っておらず、素材を活かしたシンプルな味付けで、いかにも日本人好みの味だった。四川料理の中でも、たぶん一番間違いのない冷菜っすね。こりゃウマイっすわ。

麻婆豆腐

お次は、やっぱりコレはイッておかないとの麻婆豆腐。こいつもウマイぜ。



ホールの花椒だけでは飽き足らず、上からさらにワサ~ッと花椒粉がかけてあるが、こちらも見た目ほどではなく、ほどよい辛さと痺れ具合。そこに豆鼓が旨味とコクを与えている。オンザライスしても約束されたウマさですわ。



日本式の麻婆豆腐と比べると、とにかく抜群に香り豊かな1品。日本の麻婆豆腐は旨味で喰わせるが、本場の麻婆豆腐は香りで喰わせるって感じかな。

スープ

冬虫夏草(人工)と老鶏のスープも頼んでみた。冬虫夏草のダシはわからんが、白濁したスープは鶏のダシがよく出ていてウマイ。しっかりとした味わいながら、特にケミカルさも感じさせない美味しいスープである。この店に来たら、是非スープを注文することをオススメする。

魚香茄子


何か野菜物もということで、魚香茄子も頼んでみた。今まで喰べたことのある魚香茄子 は、どちらかというと日本の麻婆茄子に近いようなものだったけど、ここの魚香茄子は結構はっきり甘酸っぱい味付け。正直ちょっと苦手でした。



これだけ喰って、当然ビールも飲んで、1人あたり約1500円だった。うーん、リーズナブルですなあ。こりゃ確実にリピートしますわ!



次回は3日目。ハイソ系潮州料理やアワビ鍋が登場しまする。

ほいじゃまた。

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