いやしんぼ~北京の膨満感~2日目後半戦 | RAKUEN QUES†

いやしんぼ~北京の膨満感~2日目後半戦


RAKUEN QUES†-野外麻雀

川のほとりで麻雀大会。




たっぷりと羊のモツと肉を喰らった後は、宿でしばらく食休み。そうこうしていると腹具合も落ち着いてきたので、軽くマッサージ(性的なやつではなく硬派なやつ)で体を揉み解してもらって準備も万端。さて、晩飯喰いに出かけるかね。


RAKUEN QUES†-一家一飯堂


今日の晩飯はコチラ!亮馬河駅から亮馬橋路を東に進んで、麦子店街で右折するとすぐ左手に見える一家一飯堂っす。日本の駐在員にも好評の潮州家庭料理のお店らしい。



なんとこのお店のオーナー、驚くべきことに日本語がペラペラ。「昨晩はアントニオ猪木が来店したよー」とスマホで写真を見せてくれる。猪木が舌鼓を打った(かどうかはわからんが)中華料理かぁ。こりゃ楽しみだ・・・って、猪木の食通ぶりが窺えるエピソードなんてまるで聞いたことないのだが。


RAKUEN QUES†-秘制花彫紅焼肉


1品目は秘制花彫紅焼肉!日本語に訳すと、花彫紹興酒を使った秘伝の豚角煮ってとこか?見た目はテラッテラのツヤッツヤで、超うまそう!しかもすんごいいい匂い!こりゃ目隠しされて両手足を縛られていたとしても、間違いなくウマいって断言できるな!



一口喰べるとその予感は確信へと変わった。「んまっ!!」、思わず声が出てしまう。「おっ、コレうまい!」でもなく「うんめー!」でもなく「んまっ!!」である。これこそが本当にウマいものに出会った時に、意識的にではなく無意識に出てしまう、社会性という皮を被ったヒトというケダモノの本能の叫びだ。


皮はネットリ、脂身はトロットロ!肉はしっとりしながらホロリと崩れるような絶妙のバランス!それら三者が舌の上で渾然一体となるのだ!これを口福と呼ばずして何と呼ぶ?



またこのトロミが付けられた煮汁の味付けがヤバいっ!見た目通りコッテリしてて超濃密な旨味が渦巻いてるんだけど、意外とさっぱりっていうかいい意味で後を引かないっていうか、いっくらでも喰えちゃう感じなんだよなー!



いや~、これはマジでウマかった!!暴力的なまでの圧倒的なウマさで、我が人生の豚角煮ランキングトップに堂々と躍り出た1品!運び屋さんも気に入ったようで、重畳重畳。


RAKUEN QUES†-瑶柱走地鶏


続いて運ばれてきたのが瑶柱走地鶏。中国の山野で放し飼いにされている地鶏を、干し貝柱を使ったスープで茹でた料理だ。たぶん。おろしショウガが入ったジンジャーソースでいただきマンモス。



こいつもまたシンプルながら、調理人の気合いを感じさせる料理だった。つるぷるな食感の皮に、肉はしっとりジュースィーで完璧な火の通し具合。うっすら味付けが施されていて、これだけで喰っても結構ウマいし、この鶏肉の素生の良さがハッキリわかるというもの。



ところが鶏の調理の方はすんごく素晴らしいのに、ジンジャーソースが個人的にイマイチ。このソース、油分が多すぎて舌に障るんだよなぁ。それにちょっとパンチが足りないんだよね。鶏肉の味付けはごくごく薄めなんだから、もっとパンチのあるソースの方が合うような気がするんだけど。



もしくは鶏肉の味付けをしっかりめにして、おろしショウガだけでさっぱり喰わせるとか。そういう方がトータル的にバランスが取れて、さっぱりいただけるような気がするが・・・。率直に言って、このヘンテコなジンジャーソースより、ショウガ醤油で喰った方がよっぽどウマいと思う。


RAKUEN QUES†-皮蛋豆腐


続きまして、大好物の皮蛋豆腐!これもうめぇなー!つるっと柔らかな絹ごし豆腐の上に、ピータンがたっぷり!そこにさっぱりした醤油ダレと、揚げにんにくや香菜などの薬味が合わさって、これが得も言われぬウマさ!さっぱりしてていいねー!


RAKUEN QUES†-空芯菜


アジアではド定番の空芯菜もうまい。シンプルににんにくを効かせたものが最高だけど、腐乳の風味を感じさせるこいつも悪くないな。


RAKUEN QUES†-秘制蘿蔔


なんのケレン味もない大根の煮物もうまいっすね。もうちょっと味が染みてた方が好みだけど。煮汁がまた上等なお味で激ウマ。


RAKUEN QUES†-猪油撈飯


シメは猪油撈飯!カリカリに揚げたラードを載せたどんぶり飯に、これまたラードが入ったアツアツの醤油ダレをぶっかけてまじぇまじぇ!


RAKUEN QUES†-まじぇまじぇ


一口目はそれほどの衝撃はなかったんだけど、喰えば喰うほどどんどんクセになって、しまいにはトリコになってしまった。酒飲んでるんで、タレ多めの下品な味付けにするとグッと破壊力が増して、これが最高にウマいっ!まさに豚まっしぐらな最強のシメ料理ですな!




これだけ喰って、ビールもたらふく飲んで、1人178元。日本円に直すと2500円しないくらいだから、そのへんの居酒屋で飲むより安いね。そんで料理の質は段違いなんだから、言うことありませんわ。また北京に来ることがあったら、確実にリピート決定だな、こりゃ。




次回で北京滞在も3日目に突入!本場のラーメンや北京ダックも登場するよ!

ほいじゃまた。