いやしんぼ@北海道1日目
6月に鹿児島とベトナムへ行ってきたばかりだってのに、今月は札幌へ。最近、寸暇を惜しんでショートトリップしてるなあ。
札幌で旅の盟友、運び屋さん
と合流。今晩は寿司屋を予約していたんだけど、ちょっと時間があったので、運び屋さんオススメの立ち飲み屋へ。すすきのにある5坪って店っす。厚岸産のカキが1つ105円とな?価格破壊、ここに極まれりである。
焼きカキ1つ105円なんだけど、最初のオーダーは必ず1つおまけしてくれる。なので、なんと1つ52.5円っす。驚異的な安さだよなあ。
初日に喰ったときは塩気が強すぎて、正直味がよくわからなかったが、最終日は最初に汁をすすってみたり、レモン汁をかけて塩気を調整。鮮烈な磯の風味とミルキーなコクを堪能。おいしくいただきましたわ。
いやはや、札幌やってくれるねー!一発目からいい感じじゃないっすかー!
ついついビールも頼んでしまったのでもう一品。糠ぼっけ(500円)を頼んでみた。その名の通り、ホッケの糠漬けっすね。
うーん、これはまあまあかなー。独特のクセがあって、内地の人間には馴染みにくいような。個人的にはフツーのホッケの焼き物の方が断然好みだなあ。
お次は待望のシースーっす。すすきののひでたかって店である。結論から言うと、とてもリーズナブルでウマかった!中山きんにくんにチョイ似の大将も、物腰穏やかな対応ながら、非常に気さくで実に寛げましたわ。また札幌に来ることがあれば、確実に再訪するなー。
一発目はマコガレイ。塩と酢橘(だったかな?)で。ふむふむ、ウマイじゃないの。
キンメダイ。脂乗ってて、旨味もしっかり。ウマイ。
キス。これもウマかった。
キンキの昆布〆。これも脂乗りつつ、締まった食感で馴れた味。ウマイ!
ボタンエビ卵乗せ。甘ーい!
ミソもウマーい!
ツブ貝。コリコリ磯味。
隣の客が食ってたタコがあまりにもウマそ過ぎてオーダー。柔らかすぎて舌の上でとろけるぜ!こういうタコが喰いたかったんだよなー!!
吸盤や皮が剥がれちゃうから40分しか炊いてないみたい。大根で叩いて柔らかくしてるんだって。
何イカだったっけ?細切りで供されます。サクサクした食感と、口の中でのほどけ方が素晴らしい。
新秋刀魚。これはフツーかな。
大トロ。さすがにウマイけど、まだ上がありそうなウマさ。
コハダ。締め方が少しキツかったかな?
バフンウニ。文句なく、メチャクチャウマイ!!
白身のネタを塩と柑橘で喰わせることが多いけど、正直煮切りの方が合うような・・・と思うこともしばしば。しかし、このウニは塩で正解!!
当然ミョウバンなど不使用!ナチュラルかつ濃厚な旨味と甘味が舌の上で溶けていく瞬間は、至福の一言に尽きるぜ!!
卵焼き。香り高くてシットリキメ細やか。甘くてウマイ。
追加で頼んだ赤身。ギュッと鉄っぽい旨味が詰まってて、大トロよりよかった!
おまかせ12貫で5250円。酒飲んで、タコとマグロを追加して全部で8000円しないぐらい。サービスも愛想もすこぶる良いし、非常にリーズナブルでオススメの店である。近いうちに再訪したいぜ!
もうちょっと余韻を大事にすべきだけど、時間も限られているので軽くジンギスカンでも行っておくか。
有名な成吉思汗だるまが満員なので、道産の後輩が勧めるRamという店へ行ってみた。
肉三種盛りを注文。右下から時計回りに、ラム、ラムの肩ロース、マトンと言ってたかな?
こんな感じでてっぺんに脂身を置いて肉や野菜を焼いていく。
タレはなんか一本調子な感じがしたが、肉はなかなかウマイ。臭味もほとんどなく、これならジンギスカン嫌いの人も喰えるんじゃないかなと思う。羊の脂で焼いたたまねぎなどの野菜もウマイ。うんうん、思ってたよりいいじゃないっすか。
ラストはベタにラーメン。深夜でもやってる有名店のすみれで。
スープの表面をラードの層が覆っていて、いつまでもアツアツの典型的札幌味噌ラーメン。それはそれでいいのだけれど、コレが尋常じゃなく化調まみれののっぺり味で、結構マズイ・・・。思わず運び屋さんと顔を見合わせる程のマズさであった・・・。
これで1杯900円はヒドすぎ。なんで、こんなマズイラーメン屋がやっていけるのか理解不能。全国的に知名度だけはあるから、観光客の生き血を啜りながら生きながらえてんのかな?
ほいじゃまた。
いやしんぼ~サイゴンの膨満感~5日目
安宿街の有名店フォー・クイン。写真撮り忘れたので、夜に改めて撮影してみた。
ホーチミン滞在ももう5日目。翌朝の便でベトナムを発つので、事実上今日が最終日みたいなもんである。
本場のベトナム料理を喰えるのも今日でおしまいってことで、朝からガッツリ行きたいところなんだけど、今日は朝から体調が思わしくないんだよなあ・・・。
あまり食欲も湧かないので、宿のすぐ近くのフォー・クインで軽くフォーを喰ってから、風邪薬でも飲むとするか。
フォー・ボー・チン 50000ドン
何を隠そう、ベトナムで一番お世話になってるのが、ここのフォーである。安宿街にあって24時間営業。しかもウマイということで、たぶん10回以上は喰ってると思う。
相変わらず、どんぶりの底まで覗けそうな、スッキリと澄んだスープである。ったく、いいルックスしてやがるぜ。早速スプーンでずびりと飲ってみるか。
・・・ん?
・・・・・・むむむ?
あれれ、こんなにインスタントっぽい味だったっけ・・・?
うーん、やっぱり自分の味覚が変わったのかなあ?フォー・ホアでもそうだったけど、ハッキリ味が落ちたように感じられるんだよなあ・・・。
肉はたまたまだろうが、いつものトロトロ柔らかなやつじゃなくて、若干パサついていた。残念至極。
麺は太さ・厚さが揃っているので、機械打ちかな。下手な手切りの麺よりウマイから、別にいいと思うよ。
そんなことよりも、スープの劣化っぷりがショックすぎるわあ・・・。
さらばフォー・クイン。安宿街で酒飲んでシメに麺類を喰いたくなったりしない限り、再訪することはないだろうな・・・。いや、決してマズくないんだけどね・・・。
100円=約21250ドン
PHO QUYNH
323 Pham Ngu Lao , Dist.1
フォーを喰って、薬を飲んで休んでいたら、ほんの数時間でメキメキ体調が回復してきた。つーことで、行ってきましたよ。高級シーフードレストラン、ゴックスーンへ!
中途半端な時間に来店したからか、私の他は客は誰もおらず。私のためだけに店内のエアコンが作動し、BGMが流れ始める・・・。
ベトナムはやっぱりシーフードがオススメかな。ローカル店で海鮮や貝料理をガッツリいただけば、生来陰気なアナタもニッコリえびす顔間違いなし。
いやしんぼ~サイゴンの膨満感~4日目その2
前回の続き。繁華街で極上ベトナミーズ・ランチを喰らった後は・・・
階下の有名アイス店、ファニーへ侵入。
コレはアイスというかシャーベットだな。ライムはともかく、マンゴー味はもっと濃厚なのが食べたかったなあ。
早めの晩飯を喰いに、またぞろローカルな場所へ。
たいして腹が減らんので、カフェで休憩。カフェ・ダーうまし。チャー・ダー(アイスティー)のグラスが空になると、すぐ補充してくれるのもうれP。
さーて、やって参りましたのは、ベトナム風ビーフシチュー「ボーコー」を喰わせる店、PHO BO KHO UT NHUNG。午前はフォー、午後にボーコーを提供するローカル店。UT NHUNGって、一体どう読むのかよくわからんが、強力オススメ店である。
夜は軽めに、初日に行ったOC DAOの支店、OC DAO2でちょい飲み。本店と比べると、安宿街のすぐ東側のグエンタイホック通りに面していて、すんごいアクセスは楽。でも席がせせこましくて窮屈なんで、本店の方が好きだなあ。
これは超定番のハマグリのレモングラス蒸し(NGHEU HAP XA)。ふっくらプリプリしてて、間違いのないウマさ。
いやしんぼ~サイゴンの膨満感~4日目その1
本日も元気にチョロン(中華街)へ出勤。チョロンって実はかなり広くて、今までは東側ばかり行ってたんだけど、今日は旅行者がバリバリ観光に来るエリア、西側あたりを攻めてみましたわ。
まずは腹ごしらえしないとね。タイやマレーシア、シンガポールでお馴染みのチキンライスで有名な東源鶏飯へ行ってきましたよ。
やっぱりこのルックスがいいよなあ。シンプルなんだけど、なぜかものすごく食欲をそそられるんだよね。絶妙な火入れを施された鶏肉の、艶めかしさのなせる業か?
本場のチキンライスと比べると全体的に非常に味付けが薄いので、ショウガが入ったヌックチャムや、塩や唐辛子、ライムは必須。個人的には本場の喰い方の方が好きだなあ。
いやしんぼ~サイゴンの膨満感~3日目その2
ホーチミンの安宿街といえばファングーラオ通りが有名だが、現在では南にあるブイビエン通りや、2つの通りをつなぐデタム通りまでエリアが拡大している。
本日の昼飯はドンコイ通りというホーチミン一の繁華街の近くにある、ホアンイエンという人気レストランへ行ってみた。残念ながら写真を撮り忘れたので、店構えについては想像で補ってほしい。
高級感あふれる店内には、金持ってそうなベトナム人客がいっぱいである。当然のようにエアコンがガンガンに効いているのがうれP。さっそくポロサツのルービーをぐびり。汗をかかないで食事ができるというのはなんと素晴らしいことか。
まずは名物のハマグリの土鍋煮をいただきマンモス。鍋はぐつぐつと煮えたぎっており、にんにくとヌックマムの香りがぶわっと立ち昇ってくる。
ぷりっとしたハマグリのむき身は、またまた王道の甘辛しょっぱめの味付け。ベトナム風佃煮みたいな感じでイケてます。
ハマグリを頼むと、てんこもりのご飯も降臨。サラッとしていながら、一粒一粒がふっくら炊けていて、美味しいご飯である。ったく、わかってんじゃないの。
必然のオン・ザ・ライス。ご飯よ、オレとオマエは一心同体・・・。
にんにくとヌックマムの風味がガツンと効いたぷりぷりのハマグリを、ほかほかご飯の上に優しくエスコート。純白のライスが煮汁の色に染まっていくのを、しばし穏やかな眼差しで見守る。それからおもむろに、箸でハマグリの乗っかったご飯を掴み取り、エイヤッと口内に投入。にんにくのパンチが効いた甘辛味のハマグリがご飯と睦まじく手を取り合い、ぐびりぐびりと喉を通っていく。
あっさり味のお漬物(土鍋の奥に写ってたやつね)も箸休めによし。こいつをバリバリボリボリ、またハマグリをぷりぷりっとやれば、もはやご飯は飲み物と化す。
パヒーに言われるまでもなく、私もカニやエビを食べに行きたい!
しかし、カニ食べるのって大変ね。誰かカニの解体のうまい人と再訪したいわー。
おまけ。夜のブイビエン通り。道が路上居酒屋に浸食されて、交通事情がさらに悪化・・・。