1月のできごとをランニング中心にまとめる。

 

月間走行距離:729km(2023年1月+40km)

 

元旦、「君たちはどう生きるか」を見に映画館へ、総距離40km のロング走にトライしたところ、左足のふくらはぎを傷める。いつもの故障と同じように甘く見てしまい、治す努力をなんにもしなかった結果、状態は徐々に悪化。

21日の取手市新春健康マラソンは大雨で中止になった。かたや強行開催された福生のフロストバイトの阿鼻叫喚ぶりをXで眺めながら、もし雨天決行だったらこの足だとヤバかったと胸撫で下ろす。

が、それから一週間後の勝田マラソンの日を迎えても、むしろ悪くなる始末。

 

【第71回勝田全国マラソン】

シューズ:Nike ZoomX Vaporfly Next%2

それでもまあなんとかなるだろうとスタートしたものの、去年の大会ベスト2時間31分50秒の更新を狙ってキロ3分30秒前後のラップを積んでいくプランが、10km そこらで崩壊。

11km 以降は3分40秒台で踏み留まるつもりでいたが、常磐線をまたぐ17-18km で3分55秒。更に次の1kmで4分06秒。他の選手に抜かされ放題で、これ完走すら危ういのでは……。

その後、3分50秒前後のラップでやや持ち直したものの、ふたたびの陸橋を終えて間もなくの26km でとうとう歩きに。26-27km が5m06sで、残り15km は何とかなってもこのペースだと3時間超えるかもと、にわかに危機感を覚える。

以降、周囲の選手とペースが程良く噛み合い、ラップはキロ4前後に回復。

が、33-35km の悪名高い3連坂にさしかかったさなか、左足裏の違和感がはっきり痛みに変化。あー、これ肉刺(マメ)できてるな……。

意識しだすと走るどころではなくなり、歩道にあがって完全停止。少しでも擦れを抑えられたらと靴紐を結び直す。このおかげで、34-35km が4m59s とリズムを崩してしまったのはもったいなかった。

37km 以降のラスト5km は、全てキロ4をクリア。2時間45分以内フィニッシュを意識しつつ、前の選手をぽつぽつかわせる気持ちのいい展開に持ち込めた。

ラスト2.195km は8分7秒で、2023年と同タイム。最後だけは体裁を整えた。

 

フィニッシュは2時間43分12秒(2023年+11分22秒)。

足の状態の悪さを差っ引いても、30分台で収まるかなと皮算用していただけに、ショックな結果だった。

昨年10月の水戸黄門漫遊から始まった2023-24シーズンも、これで折り返しの7戦目。出る大会出る大会、昨年の記録を下回る負の連鎖から脱出できず。

 

【フルマラソン過去50回の記録】

第1期:初マラソン

2004年つくば:3h57m21s
2005年つくば:3h56m30s

第2期:最初のピーク
2006年荒川市民:4h32m
2006年つくば:4h11m08s
2007年東京:3h48m
2007年荒川市民:3h38m

第3期:低迷期
2007年かすみがうら:3h58m54s
2008年かすみがうら:3h40m24s
2009年荒川市民:4h01m25s
2009年かすみがうら:4h13m25s
2010年かすみがうら:4h07m06s
2011年大阪:4h51m31s

第4期:サブ3.5
2012年板橋:3h30m47s
2012年かすみがうら:3h26m50s

第5期:10分台
2012年つくば:3h15m17s
2013年板橋:3h18m52s
2013年かすみがうら:3h16m42s
2013年つくば:3h12m06s

第6期:00分台
2014年勝田:3h05m16s
2014年板橋:3h22m43s
2014年かすみがうら:3h04m26s
2014年つくば:3h01m21s

第7期:サブスリー
2015年勝田:2h52m43s
2015年東京:3h30m08s(コスプレ)
2015年板橋:2h55m48s
2015年かすみがうら:2h53m01s
2015年つくば:2h51m40s

第8期:サブ50
2016年勝田:2h49m26s
2016年板橋:2h51m41s

2016年かすみがうら:2h55m44s

2016年つくば:2h48m45s

2017年勝田:2h45m02s

 

第8.5期:絶望のシンスプリント

2017年佐倉:4h13m48s

2017年かすみがうら:3h22m14s

 

第9期:サブ40

2017年つくば:2h39m27s(グロス58s)

2018年東京:2h36m05s(グロス14s)

2018年かすみがうら:2h42m37s(グロス40s)

 

第10期:サブ35…からの頭打ち

2018年つくば:2h34m36s(ネット34m33s)

2019年勝田:2h36m01s(ネット35m59s)

2019年東京:2h57m17s(ネット57m03s)

2019年かすみがうら:2h43m36s(ネット43m27s)

2019年水戸漫遊:2h39m38s(ネット39m34s)

2019年つくば:2h41m07s(ネット41m05s)

 

第11期:サブ35 with ヴェイパー/コロナ

2020年勝田:2h31m55s(ネット31m52s)

 

第12期:ポストコロナ+最終目標サブ30

2022年水戸漫遊:2h37m02s(ネット2h36m53s)

2023年勝田:2h31m50s

2023年東京:2h29m55s 

 

第13期:ピークアウト

2023年かすみがうら:2h38m01s

2023年水戸漫遊:2h38m44s

2024年勝田:2h43m12s

 

祝・フルマラソン50回到達。ほとんどの人は一度もやらずに人生を終えるものを50ぺんも、まあ……。

ここまで足かけ20年を費やしたが、100回も届かぬ夢ではないかもしれない。

 

 

その他、月間の文系活動は以下。

【映画】

「君たちはどう生きるか」(USシネマ千葉ニュータウン宮﨑駿監督2023年124min.★2.5)

「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」(Indiana Jones and the Dial of Destinyジェームズ・マンゴールド監督2023年154min.★3 Disney+)

「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」(白石晃士監督2023年122min.★2.5 U-NEXT)

「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」(白石晃士監督2023年77min.★2.5 U-NEXT)

 

4本しか見なかったとはいえ、どれもこれもこう、いまひとつな感じ……。

 

 モキュメンタリー「コワすぎ!」は8年ぶりの新作となったが、撮影場所が「カメラを止めるな!」と同じ廃墟なのには何らかの理由をつけるものと予想していたら、なんにもなかった。

今回の怪異「赤い女」。中盤までは現れた女から逃げ回っていたが、後半は利害が一致するからと女とまさかの共闘。「少年ジャンプ」システムは、メディアもジャンルの垣根も意に介さずといったところか。

 

【本】

宮部みゆき「ソロモンの偽証 第Ⅰ部:事件」(2012年新潮社741p)

村上龍「オールド・テロリスト」(2015年文藝春秋社565p)

叶井俊太郎「エンドロール! 末期がんになった叶井俊太郎と文化人15人の"余命半年"論」(2023年サイゾー310p)

小野一光「昭和の凶悪殺人事件」(2022年幻冬舎文庫dブック)

宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」(2023年新潮社200p)

筒井康隆「カーテンコール」(2023年新潮社247p)

梨「かわいそ笑」(2022年イースト・プレス190p)

梨「6」(2023年玄光社239p)

 

 「成瀬は天下を取りにいく」

帯「かつてなく最高の主人公現る!」、ほか著名人コメントの熱に浮かされたような絶賛ぶり。電車広告によく見るサンマーク出版とかの自己啓発系本の「読者からのコメント」に通じるものがある。例:孫にもプレゼントした(65歳 女性)

続編がちょうど今月リリースされ、水面下では実写ドラマ化が進んでいると想像。

「これハルヒじゃん」「アシリパさんじゃん」と言われるだろうから、アニメはないと思う。

 

「エンドロール!」

本のなかでは余命宣告を乗り越えてピンピンぶりをアピールしていたが、Xの本人アカウントは年末からツイートが途絶え、そして翌2月に氏の訃報を聞いてしんみりすることになる。

 

ただただポイ活のためだけにダウンロードしたスマホ腐女子ゲー「イケメン戦国 時をかける恋」。

ヒロインが雷が落ちたショックで戦国時代にタイムスリップ。織田信長はじめイケメン武将からなぜか気に入られ、よりどりみどり……なゲームらしい。

ポイント獲得条件なチュートリアルまで死んだ魚の目でプレイ、即アンインストール。

が、その後、ポイ活の再生広告に↑が何度も何度も。こわい!

スマホゲーにストーカーされる時代が来ようとは、これが令和か。