概要

認定電気工事従事者」は所定の講習を受けて申請するだけで認定証を取得でき、第二種電気工事士保持者の工事範囲を広げられる国家資格です。電気工事技術講習センターが実施する「認定電気工事従事者認定講習」を受講し、その講習修了証等を添えて、住所地を管轄する産業保安監督部に認定申請することにより、認定証が交付されます。

受講費用:12,500円(税込み)

受講資格:第二種電気工事士免状の交付を受けた方など

講習時間:午前10時~午後5時

 

JR新大久保駅から徒歩10分。東京都電設工業企業年金基金会館で受講しました。

カリキュラム

学科講習
第1編 配線器具並びに電気工事用の材料及び工具 (1時間30分) 
第2編 電気工事の施工方法 (1時間30分)
第3編 自家用電気工作物の検査方法 (2時間)
第4編 自家用電気工作物の保安に関する法令 (1時間)

第二種電気工事士では、自家用電気工作物(高圧で受電するビル等の最大電力500kW未満の需要設備)の電気工事に係る600V以下の簡易電気工事(照明器具や配線器具の取付)はできません。しかし、認定電気工事従事者認定講習を受講、または3年以上の実務経験のいずれかの方法で、申請により認定証を取得すると自家用電気工作物の簡易電気工事の施工ができます。
 

認定証は、一般財団法人 電気工事技術講習センターが実施する「認定電気工事従事者認定講習」を受講し、その講習修了証等を添えて、住所地を所管する産業保安監督部に申請することにより、交付されます。
感想
認定電気工事従事者とは第二種電気工事士ができない簡易電気工事を行うことができる国家資格です。第ニ種電気工事士の資格を持っている人は、一般住宅などの低電圧を使用する電気工事には対応することが出来ますが、 工場やビルなどで使用されている電気工作物の工事には対応することが出来ません。この認定電気工事従事者認定講習は所定の講習を受けて申請するだけで認定証を取得でき、工事の幅を広げることが出来ます。電気工事に携わる上で、必ず持っていなければいけない資格というわけではないですが、作業範囲も広げてくれる認定電気工事従事者は現場で働く電気工事士の方にはぜひ取っておいて欲しい資格です。一度申請したら更新の必要はない認定電気工事従事者の資格。認定を取り、さらなる活躍に役立ててみてはいかがでしょうか。