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穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【4】より続く。

 

 

…ということで番外篇として、

鳩の巣から見えすぎるほど見えていた、あちら。

 

 

 

 

JR青梅線の、

コンクリートアーチ橋。デカいな!場所はここ。写真右方向すぐに鳩ノ巣駅がある。

 

双竜の滝と絡めるには(直線距離では至近とはいえ)ちょっとなあっていう感じだが、もうスルー出来ない存在感を放っていたのでね~。

 

 

 

 

くぐって北側より。

こうした大スパンのコンクリートアーチ鉄道橋梁、関西圏ではほぼ見ない。どっかあったけな?

 

 

 

 

で、おまけで紹介しておきたいのが、

上の写真右下に見切れている、プライベート感満開のこの橋。

 

朽ち果てた床版と、色あせまくったトラロープ…見るからに使われなくなった廃橋そのものだ。渡り口の門扉みたいな鉄板スペースが気になる。

 

 

 

 

下流側から見ると、

方杖の橋脚と、床版下に抱かれたパイプがまたイイ。管橋としてはもしかして現役なのか?

 

 

 

 

さて、本題に戻りまして、

これでお名前が判明した。「鳩の巣拱橋」。この辺の構造物にはすべて「鳩の巣」ってつけないとアカンのか?ってほどに「鳩の巣」まみれ。

 

そういえば、JRの駅名だけが「の」じゃなくて「ノ」なんですな。

 

 

 

 

 

で、大スパンのアーチの下でつい撮りたくなるアングル第1位。

撮るよね~(笑)。

 

 

 

 

最後にこちら、

廃橋と鳩の巣拱橋と鳩の巣橋のスリーショット。で、鳩の巣橋の直下に双竜の滝があると。

 

 

今回、鳩の巣トンネルはチラ見えだけで紹介しなかったが、それ以外にも紹介しなかった物件(双竜の滝と絡めるのは無理あるかなってことで)が2…いや、3件もある。

かなりのホットスポットだったこの周辺、電車で訪れても徒歩圏内でお腹いっぱい楽しめるので、趣味嗜好の合う方にはおススメでございます。

 

 

以上。

 

 

 

【3】より続く。

 

 

双竜の滝遊歩道探索を終え、

国道411号現道へ。

 

実際には先に他の物件を見に行って休憩してからのことだったが、記事構成上こちらにつなげる。

 

 

 

 

はい、最後にご紹介するのは、

国道現道の鳩の巣橋。

 

 

 

 

下の滝見橋(いただいたコメントにより、どうやら「雙龍橋」かもしれない)からの見上げでわかっていたとおり、

RCアーチ橋だ。

 

 

 

 

右の親柱。

「はとのすはし」。

 

 

 

 

そして左の親柱。

「はとのすはし」。…ヲイ!おんなじかい!

 

 

 

 

橋上から望む上流側。

こっからだと、ごく普通の川。とてもこの直下であんな切り立った滝となって落ちているようには見えない。なんか怖いな。

 

ていうか…もうダメですな、「あっち」の主張が激しすぎて。仕方ない、番外篇として次回この流れでやっちまうか。

 

 

 

 

渡って正対。

橋っていうよりも、ほぼい鳩の巣トンネルを撮ってる感じになる。

 

 

 

 

右の親柱。

これまた橋名!今度は漢字!しかし「の」部分がどういう字が充てられているのか、よくわからない。

 

 

 

 

上流側からのサイドアングル。

ギリ見えないが、まさに橋の直下が双竜の滝の落ち口と思われる。

 

 

 

 

左の親柱。

ここでようやく橋名以外の情報であるお誕生日!「昭和六年三月(以下埋没して見えず)」ということで、下の滝見橋と同年だった。

 

しかし…仮名での橋名がふたつ、漢字での橋名がひとつ、そしてお誕生日っていうアンバランスな親柱構成は初めて見たかも。

 

 

 

 

こうして見ると、

鳩の巣トンネルを抜ける現道ができて、上流側に拡幅されたのであろうことがわかる。ちなみに鳩の巣トンネルの完成は1960(昭和35)年と、こちらもすでにそれなりに古い。

 

 

 

 

最後に、橋上から…

おおっ!先ほどの滝見橋(たぶん雙龍橋)が見えた。

 

 

 

 

ズーム。

こうして見下ろすと、クラシカルな橋であることがよくわかる。そして、双竜の滝の高さも。いや、いいもん見つけたな。

 

 

てな感じで、記事タイトルとは裏腹に滝のまともな写真は一枚だけっていう詐欺連載だったが、予期せぬ出逢いで楽しめた探索だった。

 

 

 

 

さて、これで全4回なんだが、とてもスルーは不可なので、次回あと一回だけ【番外篇】として主張の激しかったアイツをやってしまおうかね。

 

 

【2】より続く。

 

 

名称不明橋(と双竜の滝)を堪能したわたくし、

せっかくなので、その先へも進んでみた。

 

 

 

 

先に見えた建物脇の、

狭い隙間へと続いていき…

 

 

 

 

やがて少し広くなった。

立入禁止とある。どうやら、廃物件か?

 

 

 

 

振り返って見てみたら、

あー、廃業した旅館か。

 

 

 

 

特段荒らされてはいないように見えたが、

正面ガラス戸に落書きが。バカはどこにでも出没するな…。

 

 

 

 

で、その先ですぐに、

上から降りてきた別の遊歩道?と合流。キリがいいのでここで引き返すことにした。今思えばこのまま次のターゲットに向かえばかなりショートカットだったが、宿題を残してきてるしな~。

 

 

 

 

ここで振り返った景がこれ。

これから、来た道を戻る。

 

 

 

 

で、その際せっかくなんで動画を撮った。

途中、ナニをしたかったのかは忘れたがいきなりわたくしの手が出てきてギョッとする場面がございます。お楽しみに(笑)。

 

ちなみにこの遊歩道、地理院地図にもゼンリン地図にも載っていないんだが、Yahoo!地図や全国地価マップには載っているという、よくわからない存在である。

 

 

 

さて、動画撮影のためにいったん国道旧道まで登ったが、もちろん忘れてはおらんぞ、「宿題」を。

 

またしても階段を降りて、

あとはこっちをチェックだ。

 

 

 

 

やっぱ見た目どおり、

完全に廃道ですな。

 

 

 

 

でもかつては、遊歩道だったのかな?

ここにもまたクラシカルな街燈遺構が。

 

 

 

 

左手を見下ろすと、

これまた廃屋。

 

 

 

 

おそらくあれ、

橋の下流側に見えていた、あの「川またぎ廃屋」に繋がっているのだろう。

 

…と現地で思ってたが、実際改めて調べてみたら、前半でご紹介した廃業旅館がずっと一続きになっているようだ。だったらかなり楽しそうなお宿だっただろうな~。

 

 

 

 

降りることしばし、

あそこが最下部か?

 

 

 

 

ドンツキは、こんな感じになって終わっていた。

かつてこの先に道が続いていたことがあるのか不明だが、そんな感じはしなかった。

 

 

 

 

で、振り返れば、

こんな感じ。

 

 

 

 

かつてはこっちからも

お宿に入れたようだ。勝手口的な感じだったのか。

 

 

 

 

もちろん内部探索は弊社業務範囲外につき、ここで撤収。

 

 

 

 

こんな誘惑もあったけど、

 

まあ基本的に廃墟は得意でもないので、もうお腹いっぱい。こっちは行かなかった。この後は速やかに国道旧道まで登った。

 

 

以上、最初に旧道上で双竜の滝という案内板を見つけてからここまで、しめて35分。予備知識なしでの徘徊、なかなかに楽しめた。でも改めて地図を見直してたら、今回の範囲付近でももうちょい足を延ばしてたら、水神社とか、他にも面白そうなとこあったのにな~、と少し残念だ。

 

 

 

さて、【1】の冒頭で今記事を計4回予定と書いた。これ以上何を書く気かねキミぃ?って感じだが…

まあせっかくなんで、この流れで、ね。

 

 

 

てことで【4】に続く。

 

 

【1】より続く。

 

 

真新しいフェンスに惑わされてはいけない。

あいつ…けっこう古いぞ。

 

 

 

 

てなわけで足取り軽く駆け降りて、正対。

フェンスが主張強すぎ…いや、もはや殺しに来てるが、よーく見よ!その外側に、オリジナルの高欄。小ぶりながらもクラシカルな親柱も!

 

 

 

 

右の親柱。

たぶん「さ」…よね。それ以外読めん!元画像を拡大して穴が開くほどにらみ倒したが、読めん!

 

双竜の滝にちなんで「さ」うりゆう…かな?とか考えたが、旧仮名づかいもあいまって、あんまそうは見えない(笑)。

 

 

 

 

で、左の親柱。

おおお!読める!そこには「昭和六季(以下埋没)」と刻まれていた。この情報は嬉しい!

 

古い橋で「年」を「季」と書くのはままあること。てなわけで、まさかの昭和ひとケタ橋だった。このまさかの立地に!

 

 

 

 

それを踏まえて、改めて高欄をご覧いただきたい。

いや、そりゃもう、いかにも!ですわ。

 

古くから双竜の滝というのは観光の滝だったってことなのか。ならばよくあるパターンで「滝見橋」なんて名前もありそうだったが、「さ」始まりの解釈が成立しないしなあ。

 

 

 

 

その双竜の滝、橋上からバッチリ見えるんだが、敢えて引っ張って下流側の景。

深いゴルジュ!だけじゃなく…いや、我々的にはこっちの景もなかなかですぞ。

 

正体不明の廃屋がそのゴルジュを跨いで、そしてのしかかるように建てられ…そして朽ちている。これはちょっと…いやかなり、廃モノ好きに刺さる景かと思われ。

 

 

 

 

そしてお待たせいたしました、これが!

双竜の滝でございます!

 

水量が少なくってちょっと残念だけど、立派な滝だ。東京都内の駅から直線距離100m弱(!)で、こんな険阻な滝があるなんて。驚きだ。

そして、同業者的には滝の上のコンクリートアーチがスルーできないと思われるが、あれが国道411号の鳩の巣橋である。

 

 

 

 

ちなみに滝の写真を撮った位置から、

唯一、サイドアングルに近い写真が撮れた。

 

そして気づく。この橋、ゆるく中央が高くなってる。RCの円弧橋じゃないの!

 

 

 

 

けっこう危険な体勢で、

これが精一杯のローアングル。

 

 

 

 

この橋、双竜の滝、鳩の巣橋の三つを同じ画角に収めようと四苦八苦。

結果、だから何?的な一枚が撮れた(笑)。

 

 

 

 

こちらから正対。左見切れた…。

こちら側は擬宝珠を模した感じで、さっきとは親柱の意匠が違う。もしかしたらてっぺんが取れちゃってただけ?

 

 

 

 

で、左の親柱はまたお誕生日で、この右側…。

これまた絶妙に判読できませんやん…。

 

一番下は「橋」だと思う。その上、「龍」に見えるので「双竜橋」と思いたいところだが、これまた最初の二文字?分を見るにそんな感じじゃない。

あるいはもしかしたら「龍」じゃなくて「瀧」のセンもある。つまり「双竜瀧橋」で、字数的にはなんかありそうだが、やっぱそうは見えない…。

 

お手上げっす。

 

 

 

 

このフェンスがマジで邪魔だが、

なけりゃ怖いな、確かに。遊歩道としてはいささかスパルタンか。

 

 

 

 

こうして名称不明なステキ橋を堪能し、

せっかくなので、もう少し進んでみた。

 

 

 

【3】に続く。

 

 

2023年4月28日、東京出張最後のお出かけ・奥多摩周遊。これまでこの日のネタで記事にしているのは、氷川隧道海沢大橋たもとの謎穴と前半のネタだが、今宵から計4回予定でご紹介するのは、終盤に事前情報なしで訪ねたところ。

これが意外と展開した、っていう感じなんだが、実際4回に分けるほどの大ネタではないので、ひんやりとご覧いただきたい。

 

 

まずはこれ。

ここは奥多摩町棚澤地内、国道411号の旧道上だ。場所こちら

 

向こうに見えているのは鳩の巣トンネルを抜けてきた現道の鳩の巣橋だが、こうしてトンネルが隠れた角度からだと、ここが現道だった時の景として見ることができた。

 

ちなみに右手のよくわからない物置みたいになってる部分、現在では評判のいいカフェになってるようだ。さらに前にはギャラリー&喫茶店だったようだが、わたくしの訪ねたタイミングではこの状態だった。当日ここでカフェがあったなら、たぶん休憩に入ってたと思うな~。

 

 

 

 

このままその鳩の巣橋へ進んでいくつもりで歩いてたんだが、ここでふと右手を見ると…

んん?あれは?

 

 

 

 

そこには下りの階段があり、

「双竜の滝」が見られることを示す、手作り感ある看板があった。

 

けっこう歩いた後で多少疲労感もあったんだが、せっかくなんで行ってみようかな…

 

 

 

 

ってことで見下ろすと、

おおおお、ガンガン降りる感じっすな~。

 

一瞬やめようかとも思ったが、ちょっとニオイを嗅ぎとってしまったので決行。

 

 

 

 

降りていくと、

建物(現カフェ)を支える下部構造に潜り込んでる!行っていいのかちょっとたじろぐ…っていうか、すんごいとこに建ってるんだな旧道沿いの建物。ちょっと怖い…。

 

 

 

 

で、表示も何もないものの、

状況的にこれが双竜の滝への順路のようだったが、

 

 

 

 

そこから手前に進んだ方にも道があった。

うん、あったけどさ…ド廃道ですやん!忘れ去られた街燈が泣かせる~。

 

 

 

 

接近してみたら、

「危険」と書かれた何かが落ちてるし。

 

いやはや、これは危険だ。まあ後で行こう(行くんかい まずは双竜の滝だ。

 

 

 

 

さらに急で細い階段を下り…って、あれ?

なんかあるぞよ。

 

 

 

 

橋、だ。

しかもよく見たら…意外と、古そうな。

 

…もしかして、良質な小ネタ物件引き当てた?

 

 

 

【2】に続く。