氷川隧道 (東京都西多摩郡奥多摩町氷川) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2023年4月28日、東京出張最後のお出かけ・奥多摩周遊。この日のネタで記事にしているのは海沢大橋たもとの謎穴だが、今宵ご紹介するのはその前に訪ねた隧道。

 

 

 

いきなりだが、現在地はここ。じゃっかん期待外れだった吊り橋を渡り、

国道411号の旧道へと上がってきたところだ。

 

より正確には、新氷川トンネルの旧道ということで、そこには旧隧道がある。

 

 

 

 

 

ちょうどここからも見えているのでもちろん立ち寄るのだが…

あららら…作業中?

 

正直、ほんの…ほんの一瞬だけ「チッ」と思ったが(笑)、すぐに思い直した。こういう場に巡り合わせるのもご縁だし、しかもあれはどうやら点検作業。この趣味をやっていれば感謝こそすれ「チッ」はあり得ないと猛省した。この間約2秒(笑)。

 

 

 

 

 

「チッ」どころかむしろ作業中に申し訳ない感じだが、通行止ではなさそうなので、

写真もそこそこにお邪魔~。

 

ちなみにこんな時にポータル脇にあるものを見つけてしまったが、ここはまた折り返して戻ってくる場所(いや、作業の方にはほんとご迷惑だけど…)、後でチェックしようと。

 

 

 

 

 

当然、ゆっくり写真を撮ってる雰囲気ではなかったので、

歩きながら適当に撮影。ここは天井のコンクリをめくってますな。

 

 

 

 

 

上の一枚だけ撮って、

あとは鉄板の構図を撮りながら脱出。せわしなく撮ったので、あやうく上が切れる寸前。

 

 

 

 

 

出て左側にあった看板。

点検じゃなくて補修だったようだ。ありがとうございます。こちらこそご迷惑をおかけしまして…(笑)。

 

 

 

 

 

先にも看板が見えたので見に行ってみたら、

「この先青梅街道へお車での通り抜けはできません」ってことで、小さな文字で書かれているように、車ではこの先の「もえぎの湯」が終点となる。この後歩いたが、「もえぎの湯」から先は二輪車であれば通り抜け可能だった(バイクが通っていいのかは未確認)。

 

 

 

 

 

でー。

ご迷惑にもまた戻る(笑)。

 

 

 

 

 

こういう地道な補修作業で、

全国の隧道たちは長寿命化されているわけだ。

 

 

 

 

 

さてさて、先ほどポータル脇に見つけたやつについてだが…

こちら、小高いところにお地蔵様。

 

 

 

 

 

すぐ背後に交通整理の方がいらっしゃる状況では登って見るのも憚られ、

ズームにて。

 

記事を書くにあたって改めて確認したところ、「宝暦四年二月」の文字が確認できた。西暦だと1754年、思ってたよりもだいぶ古いものだった。てっきり江戸末期~明治初期ごろのお地蔵様かと。270年前か~…。

 

 

 

 

 

最後に、振り返りズーム。

考えてみれば、こういうトンネル補修現場、車で脇を通過することはあっても、歩きで間近に見たのは実は初めてだったかも。

 

改めて感謝するとともに、これはこれで記録写真になるかな~。

 

 

 

 

以上。