穴と橋とあれやらこれやら -283ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2012年9月8日、奥様とプチ旅行でやってきた山中温泉。高速を降りて真っ先に向かったのが、今宵ご紹介するこの橋だった。

 

 

ここは地図で見て、何かを感じてやってきたのだが、

まさにビンゴ!だったようで(嬉)。場所はコチラ

 

 

 

 

 

いきなり奥様を車でお待たせして、正対。

当時は、これがなんて型式なのかあやふやだったが。

 

 

 

 

 

親柱に刻まれたお名前は、

「二天橋」。いい名前だ。

 

 

 

 

 

帰ってから確認してわかった。


これは、ボウストリング・トラス橋。

 

 

 

 

 

拙ブログでも過去いくつか紹介してきたが、

なかなかレアな型式である。

 

 

 

 

 

ボウストリング。その名の通り、

「ボウ=弓」と「ストリング=弦」の関係を形にしたようなトラス橋。このカクカクした上弦がたまらんのである。

 

 

 

 

 

渡って、東側より。

さっきもそうだったが、何気に片側しか親柱情報がないのね。

 

 

 

 

 

こちらはかな表記で、

「にてんばし」。

 

探したものの銘板も見つからず、現地ではお名前しかわからなかったこの橋。帰宅後に判明したお誕生日は、昭和6年。そして、土木学会選近代土木遺産Cランク物件であることも判明。

 

余談だが、石川県内には三本のボウストリング・トラス橋が現存しているといい、ここ二天橋がもちろんその中の一つ。奇しくも翌日にはもう一件を訪ねることができ、2014年には残る一件も訪問し、コンプリートすることができた。こういうふうに「総数いくつ」ってはっきりしてると、コンプリート魂に火が点くよね(笑)。

 

 

 

 

鋼橋って、塗装色でけっこう印象が変わったりするものだが、

この二天橋、深そうな大聖寺川の流れとマッチした、なかなかいい色だと思う。

 

 

 

 

 

ボウストリング感、三割増し(謎)。

いや~、好きやな~。

 

 

 

以上。

 

 

先ごろ、AC/DCの新曲“Shot In The Dark”が発表され、26日にはMVが公開された。

 

 

遅ればせながら一聴してみて…思わず笑ってしまった。まるっきりいつも通りやん、って。彼らの70年代のアルバムに入ってた曲だって言われたら、ああ、そうだっけ、てなもんだ。しかしこれが、2020年の最新作なんよね。

 

 

もちろんこれが褒め言葉であることは、ロック好きなら当然わかってもらえるはず。彼らが変わる必要なんてこれっぽっちもないし、そんなことこれっぽっちも求められてない。まさに、「世界最強の需要と供給のマッチング」である。もう、すっかり嬉しくなってしまった。

 

 

70年代から頑固一徹、リフが命のシンプルなタテノリのロックンロールを演り続ける漢たち。激シブ。カッコ良すぎ。

 

 

マルコム・ヤングが亡くなって甥のスティーヴィー・ヤングが後釜に入っているが、その影響も感じさせない。もしかしたら、音源はマルコムが存命中に弾いてるのかもしれない(それはないか…)が、そう思うほどにまるっきり変わらぬサウンドだ。これぞロックンロール界の最高峰、正真正銘の生けるレジェンド。全員がおじいちゃんだが、おじいちゃんだってロックできるのだ。2分17秒~のアンガスを見よ!

 

 

マルコムの死はどうしようもないが、クリフ・ウィリアムズやフィル・ラッドの離脱、ブライアン・ジョンソンの耳の病など近年の良くないニュースを知っていただけに、もう作品を発表することもないんだろうと思っていたのに…なんとヤツら全員が戻っちゃってるじゃないの!こんなに嬉しいことはない(アムロふう)

 

 

 

ワシもまだまだ落ち着くには早いわ(笑)。

 

 

 

これは、11月のアルバムも買わなアカンやつですな…。

 

 

 

 

【2】より続く。

 

 

 

しばしのブレイクを挟み、

今度は7号排水トンネル内部へ。

 

このトンネルを掘削中に、亀ノ瀨隧道が「掘り当て」られた。つまり、いよいよ今からお待ちかねの亀ノ瀨隧道の見学へと向かうわけだ。ヤッター!

 

 

 

 

 

進入してほどなく、あっけなくそれは現われた。

7号排水トンネルの直進方向を向いて撮影しているが、それを右奥から左手前にぶち抜く横穴。これこそが80年ぶりに「発掘」された亀ノ瀨隧道である。便宜上ここを隧道の「四つ辻」と呼ぶ。

 

写真がブレブレすぎて、顔の修正が要らないっていう…(笑)。

 

 

 

 

さあ!いよいよですぞ。準備はよろしいか?

 

 

 

 

 

 

「四つ辻」から右方向は、かつての王寺、奈良方になる。

それがこちら。

 

最初の10mほどは厚くモルタルで養生されているが

 

 

 

 

 

 

その先には!

キッターー!!

 

なんと、こんなにも美しく、こんなにも完全な姿で残っていたとは。思わず胸が熱くなる瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

天井部は、

このように蒸気機関車の煤煙で真っ黒け。

 

外気にさらされず、80年前の状況を真空パックしたようなもんだったんだから、当時の隧道をリアルタイムで追体験しているようなもの。得難い経験だ。

 

 

 

 

 

 

奥に閉塞点を望むこのあたりで、

解説を傾聴。

 

ちなみにスプリングラインあたりに点々と付いているのは、「発掘」後に付けられたマーキング。

 

 

 

 

 

 

 

解説を聴いた後は、しばし自由観賞。

 

まずは(?)やっぱり、

閉塞点の確認よな。

 

 

 

 

 

 

 

たぶんこの閉塞点にも手が入っているだろうから、「発掘」されたまんまの状態ではないだろうが、

それを踏まえても、そこは典型的な「崩落による閉塞」の様相。

 

地すべりによる圧潰と聞くと、壮絶な状況を想像するけど…そういう「グロい場面」は隠されたのかな?なんにせよ、この数十mの現存区間は、嘘のように美しい

 

 

 

 

 

 

 

側壁は一部がくり抜かれて、

ランタン置き場みたいになっていた。

 

もちろん何らかの調査のためにくり抜かれたんだろうが、いい感じだ。「36」は、先ほど書いたマーキングのひとつ。何をカウントしてるのかは謎(つうかそこまで気が回らなかった)。

 

 

 

 

 

 

こっから4枚、じっくりと隧道を愛でてくだされ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拙い写真ではあるが、少しでも雰囲気が伝われば嬉しい。

 

 

 

 

 

 

最後に、「四つ辻」周辺に触れておこう。

これは今まで観賞していた亀ノ瀨隧道内からの振り返りで、このアングルだと左が7号排水トンネル入口方向、右が奥方向になる。

 

 

 

 

 

 

 

これが右方向、すなわち

7号排水トンネルの奥方向。当然ながら立入禁止である。こっちも行きてえ~。

 

 

 

 

 

 

で、正面のこちらが、

亀ノ瀨隧道の天王寺方。

 

状況を見るに、こっちこそが「グロい」状態だったんじゃないだろうか。こんだけ厚くモルタルで巻かれてるってことは、絶対そうだ(勝手に断定)。

 

 

 

 

 

 

最後の最後、亀ノ瀨隧道天王寺方からの振り返りが、

予告篇で使ったこの写真。これ、気に入ってんですよ~。こんな光景、そうそうないでしょ?

 

そこに立ってる男性は、隧道の解説をしてくださった方。わたくしが最後まで粘ってたので、お待たせしてしまってるの図(笑)。失礼しました~。

 

 

 

 

 

いやいや、堪能しまくった。

 

 

 

 

 

 

亀の瀨について、及び見学会については、【1】でリンクを貼った。コロナの影響で一時は見学会も中断していたようだが、すでに再開している様子。開催時期などご確認の上、ぜひご参加をお勧めいたしまする。

 

 

以上、完結。

 

 

 

【1】より続く。

 

 

1号排水トンネルの奥に現れたのは、

洞内分岐だった。テンション上がる~。

 

 

 

 

 

直進方面には

「本線」、左へ曲がっていく方には「西支線」と表示されている。

 

 

 

 

 

ぐぐっと勾配を増して登ってゆく「本線」。

しかし、見学会ではこちらには行かないようだ。いかん、引っ張られる~(笑)。

 

 

 

 

 

で、「西支線」を進んでいくと…

柏原市職員の方の解説が(内容全部忘れました、ほんとすんません…)

 

 

 

 

 

よって、ちゃんとした名称はわからないのだが、

ここで洞内断面はいきなり半分以下に。

 

 

 

 

 

この急速な断面変化の先こそが

集水のキモなんだと思う。

 

 

 

 

 

…って、

よととさん、入っとるがな(爆)。

 

いや、もちろん職員の方に許可を頂いて入ってるのでご安心を。しかし奥への突進力が

 

 

 

 

わたくしももちろん入らせていただいたのだが、

すし詰め状態に(笑)。

 

 

 

 

 

振り返れば、

心配そうに見つめる職員の方(笑)。

 

「確かにいいって言ったけど、こんなに入るんかい!」って思ってただろうな~。どうもいろいろすみません。

 

 

 

 

しかしながら、

ここより奥へ突貫したのは、

 

 

 

 

 

我々のグループだけじゃなかっただろうか、確か(笑)。

あれは…誰だっけ(笑)。

 

 

 

 

 

もちろんわたくしも行きましたよ、最奥部まで。

岩盤に付いているのは調査用のなにかだったと思うけど、これまた忘れた~。

 

これ以上職員さんをお待たせするわけにいかんので、速やかに撤収。

 

 

 

 

 

「西支線」へ戻ったところで

行きに気になっていたなんらかのセンサー?を撮ってから脱出~。この背後にはお待たせしてしまった職員さんがいらっしゃいます(笑)。

 

 

 

 

 

現世へ脱出してからは、

しばしのブレイク。

 

 

 

 

次回【3】、いよいよですぞ。

 

 

 

2012年6月2日、某勉強会のために訪れた大阪府柏原市。

 

…みたいな書き出しで、だいぶ昔に記事にした上市北架道橋築留二番樋。今宵から何回かに分けてご紹介するのは、その勉強会…いや、正確にはそれを含んだ「見学会」のこと。

 

その名は、「亀の瀬地すべり見学会」。

 

 

 

 

見学会の集合場所は、

JR関西本線・河内堅上駅。ここの駅前で出欠確認し、現場へ移動…という形。

 

 

改めて説明しよう。柏原市内の大和川、奈良県との府県境に近い一帯を亀の瀬といい、ここを通る「龍田道」は奈良と大阪を結ぶ重要な街道だったにもかかわらず、万葉集にも歌われるほどの昔から地すべり多発の地として恐れられてきた。

 

詳しい参照先は後ほどリンクを貼るのでそちらをご覧いただきたく。以下、今記事に関連することだけ抜粋して書く。

 

ひときわ大きな被害を出した昭和6年~8年の大規模地すべりで、関西鉄道(現・JR関西本線)の亀ノ瀬隧道が圧潰し、これまで右岸を走っていたルートをついに放棄、左岸に新たなルートを敷設する昭和10年の末ごろまでのまる3年以上、不通となった。

 

 

ここで亀の瀬のちょっと広域な地理院地図を。

中央の十字グリッド位置が、見学会の行われるエリア。そのあたりで、関西本線が左岸に移動している部分が先述の大規模地すべりで付け替えられた区間である。

 

 

以後80年が経過した平成20年、完全に圧潰崩落したと思われていた亀ノ瀬隧道が「発見」された。地すべり対策のための水抜きトンネル掘削工事の最中に、文字通り「掘り当てた」のだということで、「幻の隧道発見」ということで当時まあまあの(あくまでまあまあの)ニュースとなり、その頃すでにこの趣味に足を突っ込んでいたわたくしも、大いに興奮したものだった。

 

 

「掘り当て」られた亀ノ瀬隧道は、最低限の補修を受けた上で、地すべりの生き証人(いや、死んでるか・笑)として、これを目玉とした「亀の瀬地すべり見学会」が催されるようになり、その参加が叶ったのがこの日だったというわけで。

 

 

 

今年2020年7月、ここ亀の瀬は、「龍田古道と亀の瀬」として日本遺産に認定された。柏原市と奈良県三郷町合同による申請タイトルは、「もう、すべらせない!!~龍田古道の心臓部「亀の瀬」を越えてゆけ~」というユニークなもの。記事タイトルもここから流用させていただいた。

 

文化庁による評価コメントは、「古代から続く龍田古道と地すべりをテーマとした興味深い物語で、タイトルも斬新。龍田古道の地理的特徴および地すべりに伴う信仰などが分かりやすくまとまっている」というもの。このあたりのことは、柏原市公式HPのコチラを参照のこと。

 

予告篇で「今だからこそ記事にする」と書いたのは、遅ればせながらこの日本遺産登録を知ったためで、柏原市も力を入れてPRしていくようなので、この見学会もさらに盛んに行われていくのでは?と思ったから。ここは多くの方に見ていただきたい。

 

とりあえず、見学会について詳しくはこの公式ページを参照のこと。見たところ、当時と現在と内容はほぼ同じかとは思われるが、まったく同じかどうかはわからない。でもいずれにせよ、予告篇のあの場所には必ず行けるはずだ。

 

 

当日は、おろろんさん、はみ男さん、ピカさん、よととさん(五十音順)、そしてわたくしの5名で参戦。以下連載にて見学会の模様を記事にしていく。

 

 

 

 

河内堅上駅から移動後、まずは「大和川河川事務所亀の瀬出張所」にて聴講。

これはまだ開始前の写真だが、こういう感じで数十分間見学前の基礎知識的なことを学ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

続いて隣接した「亀の瀬地すべり資料室」展示ブースで

様々な資料を見学。あれ?聴講もここでやったっけ?忘れた。

 

 

 

 

 

…の後は、いよいよお待ちかねの

施設見学!

 

これは地すべり対策として何本も掘られている水抜き用のトンネルで、鉄扉の前で話しているのは、柏原市の担当者の方。

 

 

 

 

 

これは、見学会開始前に撮っておいたものだが、

亀の瀬だけに、亀をあしらったポータルデザインが面白い。当初から見学会を意識してデザインされたんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

銘板もあって、

(見にくいな…亀ノ瀨排水隧道第一号。昭和四十四年三月完成。

 

 

 

 

 

 

 

で、これは入ってすぐのとこにあった銘板。

平成半ばで拡幅補強工事が行われたということなので、ポータルデザインもこの時に化粧直ししたのかな。

 

 

 

 

 

 

では、洞内見学へ。

全然内容を覚えてなくて申し訳ないが、

 

 

 

 

 

 

 

 

唯一撮ってたのはこれだけ。

けっこうインパクトある写真だが、こういう素掘り隧道もいくつか思い当たるな…。

 

 

 

 

 

 

 

このような、

岩盤が見えるように巻立がない部分も。

 

 

 

 

 

 

 

たまたまこの写真だと誰もいないようだが、

こんな引き離されたっけ?いや~記憶がない。

 

 

 

 

 

 

 

1号排水トンネルをどのくらい入ったところだったか。

 

これは頭上を見上げて撮ってる。

巨大な竪坑だが、これを集水工っていうのだっけか。いやもう、マジ記憶が(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

フラッシュ・オンだと、こう。

こんなもん、そうそう見ることはできない。まさに社会見学、貴重な体験だ。

 

 

 

 

 

 

そのさらに奥で…

おおお…

 

 

 

 

 

【2】に続く。