穴と橋とあれやらこれやら -254ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【4】より続く。

 

 

 

しでのき橋のチェックを済ませ、

いよいよ、見上げる位置に残る旧道へと向かう。

 

 

 

 

 

アプローチは割愛するが、

さほど大変ではなかった。

 

 

 

 

 

チョチョイのチョイ(死語)で、

旧道路盤へ到達~。場所はおおむねこのあたり

 

平成16年に放棄され、現道との取り付きを失った、真正の廃道。この区間がダートだったのか舗装されてたのか、もはやわからないが、ガードレールが健在なこともあって、完全に「道」の体裁を保っている。

 

現道から隔絶した旧道廃道となると、唐尾隧道旧廃道以来になるな~。

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ場所で振り返ると、この景。

これは、このさきで現道によってぶった切られているであろう方向。こっちは後回しにして、進むとしよう。

 

 

 

 

 

 

足元には、

キロポスト。10.8km…か?

 

 

 

 

 

見おろす路外には、

しでのき大橋としでのきばし。

 

 

 

 

 

 

 

進み始めるとすぐに、

何か見えてきた。

 

 

 

 

 

 

 

それは、

ぶっ倒れた「落石注意」看板。

 

 

 

 

 

 

 

その向こうでは、

最初のプチ崩落。

 

 

 

 

 

 

明るすぎる行く手には、

怖さしか感じない…前もってあの惨状を見ているから。

 

 

 

 

 

 

 

やがて、

道が、なくなった。

 

 

 

 

 

【6】に続く。

 

 

 

 

【3】より続く。

 

 

なかなか引っ張ったが、発見から38分後。

ようやく「あの吊り橋」、左岸側主塔の前に立つ。色々気になる点があったが、ようやく間近で確認できるぞ~!

 

 

 

 

 

まずは、お名前が判明。擬態っぷりが見事なので、上からは気付かなかったが、

「しでのきばし」…か?

 

 

 

 

 

その右下に、

上からも見えていたあの看板。

 

割れてるように見えてたんだけど、ここで見ると普通に完全体っぽい不思議(笑)。なんでそう見えたんだろう…。

 

 

 

 

で…その下。

「キケン 通行止め」は想定内ながら、問題なのはこれだ。

「クイズ 1、橋の長さ 2、水面からの高さ」

 

 

・・・。

 

いやいやいやいや、クイズって、ホンマに「問題」やないか(笑)。

 

 

この「問題」を見て思った。やっぱそう古い吊り橋じゃないなと。もっと言えば、この道自体も古くないな。ほぼ間違いなく、平成16年の路線付け替えと同時に整備された遊歩道の類いだと思われる。

 

 

 

ともあれ、クイズの答えはどこよ?

 

 

 

それはもちろん、対岸にあるんだろうな。

渡れないけど。

 

いや、わたくしとて実際は渡る気充分。けれど、しでのき大橋から見下ろしたその状態は決してよろしくなかったしなあ。

 

渡橋を決行するか否かはやはりアレを見てジャッジしないと。

 

 

 

 

 

で、やったのが

下からの観察…で、あー…これはやめとこう。

 

金属の番線がそれなりの密度で存在するタイプ、あるいは真ん中に梁があって釘付けされてるタイプなら、床版がところどころ逝ってようが渡ろうと思っていた。しかるにこれだと、踏み抜かないために足をどこに運べばいいかわからない上に、身体が通過するだけのスペースがあるので踏み抜いた際のリスクも大きい。

 

クイズの答えを確認するまでもなく、それなりに高い吊り橋なのは上から見てわかってるしな。

危ない橋は渡らないんだよキミぃ~。(そのまんま)

 

 

 

 

 

ここは素直に現道から…と振り返って気付いた。

アンカーレイジの右側に…めっちゃステルスな階段がある!?

 

それは遊歩道仕様な、擬木を使ったちゃんとした階段だった。

 

 

 

 

 

登る途中で、アンカーレイジの上から一枚。

メインケーブルには一切問題なさそうなのにな~。

 

 

 

 

 

で、現道に復帰しての振り返りがこれ。

いや、わからんってこれは。

 

今見てもどっから登ってきたんだったかわからんくらいだし。けれど、確かに存在した。ちゃんとした階段がここに。

 

 

 

 

 

さて、対岸(右岸側)に戻ってきた。

こっちのアプローチは非常にわかりやすく、見落とすことはまずないだろう。

 

 

 

 

 

 

これが、右岸側主塔。

最初に見つけたほうだ。

 

 

 

 

 

 

見たところ、左岸側となんら変わるところはない。

さながら間違い探しレベル(笑)。

 

 

 

 

 

当然ながら違うのは、これ。

「クイズのこたえ 1、橋の長さは46m 2、水面からの高さ19m」 なるへそ~。

 

 

うーん、しかしなあ。

 

クイズの問題が奥地側にあるってことは、奥地側から歩いてくることを想定してたってこと。なんでそう決めつける?普通は里側から奥地側に歩くほうを考えそうなのに。ここの少し奥にある渡合温泉からの徒歩遊覧って想定なのか?

 

いずれにせよ、こっちから渡ろうとする者には、いきなり「こたえ」を突き付けられるという不条理がまかり通っていたのだな~、過去には(笑)。

 

 

 

 

 

もしわたくしの読みどおりであれば、

しでのき大橋と同い年、あるいは少し年少であろうしでのきばし。まだ全然ティーンエイジャーなのに、このクタビレっぷりとは…。

 

 

 

 

 

この階段が、

まるで常世と現世の境のような。ねえ。

 

架けるならちゃんとメンテをしてほしいな。いや、メンテするに足るほどの利用がありそうなのか、ちゃんと見極めてほしかったな。なんか、不憫だ。廃された旧道と同等くらいに。

 

 

 

 

 

そうそう、旧道。

いよいよ、満を持して。

 

 

 

【5】に続く。

 

 

 

【2】より続く。

 

 

 

 

旧道アプローチの前に、アレ。

 

つうわけでもちろん、

この吊り橋でございます。こいつを先にやっつけよう。

 

 

 

 

 

 

流れ上、【1】では大幅に割愛したが、

吊り橋を認識したこの瞬間から、ただならぬ雰囲気を感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

メインターゲットを視認した後には、

けっこうしっかりと観察した。

 

 

 

 

 

 

 

それはむろん、渡るためだが、

あのへんとか、なかなかスパイシーじゃないかね?

 

そのジャッジはいったん保留していた。これから確認せねばならない、行けそうかどうか。

 

 

 

 

 

あと、最初の段階でこれにも気付いていた。

左岸側の木製主塔に…なにやら看板が取り付けられている。

 

 

 

 

 

 

 

ズームしてみると…

「このつり橋を

ゆり動かさないで下さい。

同時に5人以上渡らないで下さい。」

 

看板が割れてしまってるので、もしかしたら最初にもう一文あったのかも?まあこれで完成されてる感はあるけれど。

 

 

 

 

 

ここまでが、【1】で割愛したお話。

 

 

一旦しでのき大橋まで戻ったものの、すぐそこに見えている主塔にどうアプローチしていいのかよくわからない。あの吊り橋へと至る、「ちゃんとした」道があるはずだ。

 

 

 

探しながら少し戻ってみて…

うーん、こっから行けるかな?

 

ちなみに向こうの右カーブのすぐ先がしでのき大橋、という場所。

 

 

 

 

 

 

 

ここもどうやら正規ルートではなかったようだが、

眼下には、明らかな平場が。やはりあった、「ちゃんとした道」が。

 

 

 

 

 

 

 

降り立って、左手を見る。

こっちに進めば、すぐにあの主塔のたもとへ辿りつけるはず。

 

 

 

 

 

 

が、ここはやっぱり、

まず反対方向を探ってみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと進むと、

こんな謎めいた一画が。なんでこんなきれいに刈り払われてる?

 

気にはなったが、早く吊り橋と対面したくて、ここで引き返した。


 

この道は、白川付知林道に沿って、数m下に並走するように西股大橋の方へと延びている。それはわかっていたけど…。まあ、後に行かなかったことを後悔することになるんだが、それはまた別の話。

 

ちなみにこの道の幅員は、車道並みにあるような気もするが、吊り橋がアレである以上、あくまで人道なのだろう。どの程度古い道なのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

主塔の直前あたりに、

こんな青い看板(割れてるが)が。

 

内容を撮ってないってことは、大したもんじゃなかったんだろう。つうか、それどころじゃなかっただけかも。

 

 

 

 

 

なぜなら、

あいつはもう、もうすぐそこに…。

 

 

 

 

【4】に続く。

 

 

 

【1】より続く。

 

 

つうわけで、吊り橋に惹かれつつもそれは後回しにして、

もう少し先までノートさんを移動。

 

しでのき大橋からは、またけっこうな登り。ここが、おそらく新道区間のほぼ中間地点くらいかと思われる。ここからはまた徒歩での確認行。

 

 

 

 

 

 

左カーブを立ちあがるとすぐに、

しでのき大橋に瓜二つの新たなる橋が登場。現在地コチラ

 

 

 

 

 

お名前は、

西股大橋。

 

 

 

 

 

この橋からは、より核心に触れる光景を見ることができた。


うわ~…えげつない山抜け。

 

 

 

 

 

が、目標物はハッキリと捉えた。

山抜けで半ば埋没した、コンクリートの洞門。

 

間違いない。旧道が放棄されるに至った理由そのものを、今目撃しているんだろう。

行きたい。あそこに絶対。

 

 

ただ、一見してこっちからのアプローチは断念した。わたくしのスキルではあの崩壊斜面横断にチャレンジすべきでないし、さりとて高巻きでかわせるレベルじゃないのは一目瞭然。やはり最初に見つけた、しでのき大橋南側から攻めるしかないな。

 

 

 

 

 

アプローチルートは確定した。あとは、

こちら側の新旧ルートがどのように交わるのか確かめたいので、さらに進む。

 

 

 

 

 

ここらも、左上には旧道が残っているはず。

見上げてみると…だいぶ上やな…。

 

 

 

 

 

おわかりだろうか、赤マル部分。

ハイいました、ガードレール!

 

 

 

 

 

さらに登ってゆくと(けっこうな勾配、伝わるだろうか?)

そのつもりで見てればすぐに気付く。旧道が接近してきたのを。

 

 

 

数十m上から振り返り。おお、素晴らしいアイテムが旧道に残っておるぞよ。

 

 

 

 

 

 

 

そう、これ。

標識。「路肩注意」か?はたまた「落石注意」か?

 

 

 

 

 

あのあたりから、旧道はガッツリと削られて道の体裁を失っていて、

あそこ、コンクリ舗装とダートの境目、あれが新旧合流点に違いない。場所はおおむねここらへん

 

 

 

 

 

そっから振り返ると、こんな感じ。

旧道は赤線のような線形でこちらへ続いていたに違いない。

 

 

 

 

 

できることなら、ここから西股大橋付近までの旧道を辿りたかったのだが、

わたくしのロースペックな身体能力では、絶妙に取り付く島がない(泣)。

 

ほんの2mほど登れれば済みそうなのに…。標識まで視認しているのに残念ではあったが、断念。今思えば、行ったん西股大橋まで下って、改めて旧道にアプローチすればよかったが…。まあ仕方ない。

 

 

 

それではいよいよ…

 

 

 

 

 

 

 

の前に、アレ。

 

 

 

【3】に続く。

 

 

 

2020年9月22日、謹慎明け東濃~中濃徘徊の2日目。本日から連載で記事にするのは、この日のメインターゲット。本来は初日に訪ねるつもりだったが、ここが夕暮れにかかるとよろしくないためにこの日の朝イチに回した結果、前日の行動にも影響を及ぼした。

 

この日のもう一つのメインターゲットが飛水峡の飛騨川右岸歩道だが、大ネタ(当社比)のあちらに比べればこちらは小ネタ。ただ、「訪ねたかった度」では同格で、大いに楽しんだ。それなりに、長くなる予感。まずは前説から。

 

 

 

ここのことを最初に知ったのは、いつだったか…。

 

とりあえず、地理院地図を見ていてふと目にとまったこれ。

これは岐阜県中津川市の北端近く、岐阜県道481号王滝加子母付知線の一部だが、矢印のところ…わかりますかね?

 

 

 

 

 

 

 

拡大してみると、

小さな穴表記!その北側には桟橋?的な表記も。

 

 

 

 

 

 

しかもだ。ここをゼンリン地図で見てみると…

ルートが全然違う!

 

どうやらある時期に路線の付け替えが行なわれ、それが地理院地図は修正されないままになっている状況のようだ。そして間違いなく、穴表記はその付け替え区間に含まれている。

今もまだ残されているのか、そもそもいつごろ、どういう理由で路線付け替えに至ったのか?非常~に気になった。その現場確認の機会がようやくやってきた、と。

 

ちなみにこれを見つけた当時、ネット上では記事にしている先人はいなかった…ように思う。

 

 

 

 

 

 

車中泊した「道の駅加子母」を夜明け前に出立、国道257号から岐阜県道481号王滝加子母付知線に入り、いくつかのミチクサを経て時刻は6時42分。

 

まずはこの景から始めよう。

場所はおよそコチラ

 

目指すポイントのすぐ手前の位置だが、ダートからコンクリ舗装に変わるポイントで、ここまでほぼ登り一辺倒だった道が急激に下り始めている。これは…匂うぞ。

ここがたぶん、新旧ルートの切り替え地点じゃないか。上手く隠されてるが、このダートの延長線上に、わずかな登り勾配のまま続いていたのでは?

 

 

 

 

 

で、その路肩にはこんな銘板が。

「平成16年度

白川付知林道災害復旧工事

幅員3.6m 延長646m

東濃森林管理署

施工 中島・付知経常建設共同企業体」

 

延長から考えても、まさに今回のターゲットそのもの。ありがたいことに、いきなり前提での疑問がこれ一枚で解決。平成16年度に発生した災害により路線が付け替えられたと。

 

余談だが、一部区間を放棄せざるを得ないほどの被害をもたらした平成16年の災害ってなんだったのか、ふと気になって調べてみた。確証は得られなかったが、おそらくは同年10月20日の台風23号ではないかと思われる。

「飛騨地方を中心として、国道・県道合わせて349箇所で落石崩土等による道路被害が発生した。特に白川村においては、国道360号をはじめとして大規模な道路損壊が発生した(以下略・岐阜県HPより)」 という状況だったようだ。

 

さらに余談だが、銘板によればこの道は白川付知林道ということで、いつの間にやら県道から林道へと変わっていたようだ。ちなみに、正式な路線名は中津川市道加子母50号線とのこと(中津川市HPによる)。地理院地図だと県道表記になってるけど、どないやねん。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、急激な下り坂を下った先の広場で停車。

これは振り返っての撮影。先ほどの見立てによれば、放棄された旧道は写真右上方向に残されていると思われる。

 

 

 

 

 

チェックしてみると…おおっ!

果たして崖の上には、放棄された旧道のものとおぼしきガードレールが!テンション上昇~!

 

 

 

 

 

 

すぐにでもよじ登りたい…が、まずは目の前のものに注目。そこには、

立派なワーレントラス橋。当然路線付け替えで誕生した、新しい橋である。念のため現在地コチラ

 

 

 

 

 

 

お名前は、

しでのき大橋。

 

 

 

 

 

 

川の名前は

西股本谷。

 

 

 

 

 

この橋の上から上流側を見た時に、

より低い位置に吊り橋が架かっていることに気づき、さらにテンション上昇。

 

 

 

 

 

 

しかし、今はそれより大事なことがある。

 

ここで真っ先にチェックしたかったのは、橋上から見える旧道の状態だ。

とても全貌は見えないものの、大規模な崩壊斜面がチラ見えしていて、路線付け替えにまで至る惨状であったことが頷ける光景。山抜けってヤツですな。

 

そしてあのあたり、ちょうど穴表記があった場所じゃないのか?と目を凝らせば…

うわわ、なんか見える。

 

 

 

 

 

赤マル部分を拡大してみると…

洞門…か?ヤバいなあれは…。

 

思わずすぐさま先ほどの崖をよじ登ってあそこへ急行したい気持ちに駆られたが、あそこには付け替え区間の反対側からの方が距離が近いし、まずは新道を全部辿って見てからにしようと抑えた。どうどう。

 

 

 

 

 

取り急ぎノートさんに戻るが、

アイツの求心力もヤバイし…(笑)。まあ待っておれ。

 

 

いや~、楽しくなりそうだ。

 

 

 

 

【2】に続く。