白川付知林道 シデノキ旧廃道とその周辺【1】(岐阜県中津川市加子母) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2020年9月22日、謹慎明け東濃~中濃徘徊の2日目。本日から連載で記事にするのは、この日のメインターゲット。本来は初日に訪ねるつもりだったが、ここが夕暮れにかかるとよろしくないためにこの日の朝イチに回した結果、前日の行動にも影響を及ぼした。

 

この日のもう一つのメインターゲットが飛水峡の飛騨川右岸歩道だが、大ネタ(当社比)のあちらに比べればこちらは小ネタ。ただ、「訪ねたかった度」では同格で、大いに楽しんだ。それなりに、長くなる予感。まずは前説から。

 

 

 

ここのことを最初に知ったのは、いつだったか…。

 

とりあえず、地理院地図を見ていてふと目にとまったこれ。

これは岐阜県中津川市の北端近く、岐阜県道481号王滝加子母付知線の一部だが、矢印のところ…わかりますかね?

 

 

 

 

 

 

 

拡大してみると、

小さな穴表記!その北側には桟橋?的な表記も。

 

 

 

 

 

 

しかもだ。ここをゼンリン地図で見てみると…

ルートが全然違う!

 

どうやらある時期に路線の付け替えが行なわれ、それが地理院地図は修正されないままになっている状況のようだ。そして間違いなく、穴表記はその付け替え区間に含まれている。

今もまだ残されているのか、そもそもいつごろ、どういう理由で路線付け替えに至ったのか?非常~に気になった。その現場確認の機会がようやくやってきた、と。

 

ちなみにこれを見つけた当時、ネット上では記事にしている先人はいなかった…ように思う。

 

 

 

 

 

 

車中泊した「道の駅加子母」を夜明け前に出立、国道257号から岐阜県道481号王滝加子母付知線に入り、いくつかのミチクサを経て時刻は6時42分。

 

まずはこの景から始めよう。

場所はおよそコチラ

 

目指すポイントのすぐ手前の位置だが、ダートからコンクリ舗装に変わるポイントで、ここまでほぼ登り一辺倒だった道が急激に下り始めている。これは…匂うぞ。

ここがたぶん、新旧ルートの切り替え地点じゃないか。上手く隠されてるが、このダートの延長線上に、わずかな登り勾配のまま続いていたのでは?

 

 

 

 

 

で、その路肩にはこんな銘板が。

「平成16年度

白川付知林道災害復旧工事

幅員3.6m 延長646m

東濃森林管理署

施工 中島・付知経常建設共同企業体」

 

延長から考えても、まさに今回のターゲットそのもの。ありがたいことに、いきなり前提での疑問がこれ一枚で解決。平成16年度に発生した災害により路線が付け替えられたと。

 

余談だが、一部区間を放棄せざるを得ないほどの被害をもたらした平成16年の災害ってなんだったのか、ふと気になって調べてみた。確証は得られなかったが、おそらくは同年10月20日の台風23号ではないかと思われる。

「飛騨地方を中心として、国道・県道合わせて349箇所で落石崩土等による道路被害が発生した。特に白川村においては、国道360号をはじめとして大規模な道路損壊が発生した(以下略・岐阜県HPより)」 という状況だったようだ。

 

さらに余談だが、銘板によればこの道は白川付知林道ということで、いつの間にやら県道から林道へと変わっていたようだ。ちなみに、正式な路線名は中津川市道加子母50号線とのこと(中津川市HPによる)。地理院地図だと県道表記になってるけど、どないやねん。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、急激な下り坂を下った先の広場で停車。

これは振り返っての撮影。先ほどの見立てによれば、放棄された旧道は写真右上方向に残されていると思われる。

 

 

 

 

 

チェックしてみると…おおっ!

果たして崖の上には、放棄された旧道のものとおぼしきガードレールが!テンション上昇~!

 

 

 

 

 

 

すぐにでもよじ登りたい…が、まずは目の前のものに注目。そこには、

立派なワーレントラス橋。当然路線付け替えで誕生した、新しい橋である。念のため現在地コチラ

 

 

 

 

 

 

お名前は、

しでのき大橋。

 

 

 

 

 

 

川の名前は

西股本谷。

 

 

 

 

 

この橋の上から上流側を見た時に、

より低い位置に吊り橋が架かっていることに気づき、さらにテンション上昇。

 

 

 

 

 

 

しかし、今はそれより大事なことがある。

 

ここで真っ先にチェックしたかったのは、橋上から見える旧道の状態だ。

とても全貌は見えないものの、大規模な崩壊斜面がチラ見えしていて、路線付け替えにまで至る惨状であったことが頷ける光景。山抜けってヤツですな。

 

そしてあのあたり、ちょうど穴表記があった場所じゃないのか?と目を凝らせば…

うわわ、なんか見える。

 

 

 

 

 

赤マル部分を拡大してみると…

洞門…か?ヤバいなあれは…。

 

思わずすぐさま先ほどの崖をよじ登ってあそこへ急行したい気持ちに駆られたが、あそこには付け替え区間の反対側からの方が距離が近いし、まずは新道を全部辿って見てからにしようと抑えた。どうどう。

 

 

 

 

 

取り急ぎノートさんに戻るが、

アイツの求心力もヤバイし…(笑)。まあ待っておれ。

 

 

いや~、楽しくなりそうだ。

 

 

 

 

【2】に続く。