穴と橋とあれやらこれやら -248ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【3】より続く。

 

 

 

行く手に現れたのは、

「ルートB」探索最大の遺構だった。

 

 

 

 

 

そう、先ほどの金属管(鉄管?)は、

この遺構につながっていたのだったが、

 

 

 

 

 

いやっこれまた、

一体全体、何ですの!?またなぞなぞかよ…。

 

 

 

 

 

第一印象は、「祭壇」だった。

 

いや、実際にはそうじゃないと思うのだが、ステージ状になった構造と、

その上にぶっ刺さった、四本の鉄柱。こいつが、どこか儀式めいた雰囲気を発散してるんよねえ…。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、その鉄柱の正体は、

古レールだったりする。

 

 

 

 

 

皆さん、どうお考えだろうか?この雰囲気…。

やっぱ祭壇でしょこれ(笑)。

 

特にその印象を強めるのは、左から二本目の柱後方にある窪みだ。いかにも、何かが祀られてました的なそのサイズ感、背後の岩の感じも、どうにも雰囲気がある。

 

 

 

 

 

そんな想いで見るからか、

たった一輪だけ大きく開いた椿の花も、どこか神秘的な。(上の写真左上に写ってるやつだ)

 

 

 

 

 

「T乃家」まではまだ距離があるこの場所、

無関係なのだろうか。それともやはり何らかの関連施設だったのか?

 

残念ながら、管理者を特定するような手掛かりは、一切見つけられなかった。

 

 

 

 

 

いずれにしてもこの施設、現役ではないのだと思う。

これは川側、正面(と思われる)からの景だが、

 

 

 

 

 

 

やはり目を引くのは、この穴だろう。

ほぼ間違いなく、ここにも金属管が接続されていたと思われるが、切断されているようだ。

 

気になるといえば、穴の周りの凹みだ。単なる凹みというよりは、意匠…なのか?あるいは管の接続に必要な窪み?

 

 

 

 

 

再度あちら側の接続部を見てみると、

凹みはあるようだが、ちょっと形が不ぞろい。そしてその窪みを使うことなく、管はそのまま躯体にぶち込まれている。

 

 

ったく、この「ルートB」、徹底的に謎かけオンリーで答えを一切教える気がないらしい。ここに至るまでの全ての遺構が正体不明とか、なんてクソったれな道なんだ…(笑)。

 

いずれにしろ、公道ではなさそうな香りのする遺構ばかり、というのは共通している。やはりここも私道…なんだろうか。

 

 

 

 

 

一応管の中を照らしてみたが、

右にカーブしており、少しの枯葉が溜まってるだけだった。

 

管の存在を考えれば、やはり躯体の中には水槽だかなんだか、空間があるんだろうが、もう考えるのはやめた(笑)。ワカンネー

 

 

 

 

 

穴の位置から考えれば、

躯体から川に水を流す管が出ていたと考えるのが自然だと思うのだが、はてさて。

 

ああ、思わずまた考えてしまった(笑)。

 

 

 

 

 

ここの独特な雰囲気が素敵で、それを伝えたくて動画を撮ったのでどうぞ。

ここ(だけじゃなくて全域だが)どうにも足元が悪くて、撮りながら移動するのが難しかった。ぎごちない動きになってるのはそのためってことで。

 

 

 

 

 

 

気づけば、ここに18分も滞在していた。

印象的な遺構だった。

 

 

 

 

 

 

満足して、残る道程へと向かう。

まあ、道なんてないんだけどね…(笑)。

 

 

 

【5】に続く。

 

 

【2】より続く。

 

 

 


もうそろそろ「中の段」の終わり…つまりふたつ目の折り返しが近いと思うのだが、

まだ仕掛けてきやがった。…わかるかな?

 

 

 

 

 

 

 

転がったパイプに続き、現われたのは、

路盤左側に水平な平場(つまり道は下っている)と、それを画するコンクリ擁壁。

 

 

 

 

 

 

 

そしてその平場には、

1.2m四方くらいの四角形のコンクリ構造物が、四つ並んでいた。また出たよ、意味不明な構造物…。

 

第一印象は、ここ全体が何らかの水槽的なものじゃないかというものだった。踏み抜いて落ちたりしたら洒落にならない(てか死ぬ)ので慎重に調べてみたが、特に蓋のようなものは見当たらなかった(と思うが責任は持てない)

 

 

 

 

 

 

 

上の写真の対角線上からの一枚。

何度も書いてるけど、なんだろね?意味不明なものが多すぎて…。

 

 

 

 

 

 

 

何か手掛かりを求め、うざい藪を潜ってこの平場ドンツキまで探ってみたが、

ナッシン・アットオーーール。(言いたいだけ)

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、なぞなぞばっかり出して答えを教えないとか、

嫌がらせですやん、こんなん。ちなみに向こうに転がってるのは、わたくしの探索バッグ。

 

 

 

 

 

謎ときは諦めて、もうすぐそばに迫っているはずの第二の折り返しへと向うが、

 

この一帯の激藪が、今回の最凶クラスだった。

これは最凶区間を突破しての振り返り。

 

ここは気合一発、強行突破でぶち抜いた。ちなみに、中央右側のコンクリ擁壁の上が先ほどの平場ドンツキ、という位置関係である。

 

 

 

 

 

そして、残念なお知らせ。ここ二つめの折り返しも、痕跡皆無だった。

つまり、ここ。

 

 

 

 

 

さきほどの最凶激藪区間を抜けたところで路盤は流されて壊滅。

これは、その流されて崖となった部分を降りてから振り返った景。右中央に路盤の端が見えているが、わかるかなあ…。

 

 

 

 

 

 

降りてしまうと、こんなコンクリ擁壁…のなれの果てがあったが、

「下の段」がこの擁壁の上だったのか下だったのかさえも、もはやわからない。

 

 

 

 

 

 

で、この景をみればおそらくお分かりだと思うが、ようやくN川の川面至近まで降りてきた。

 

振り返ればすぐそこに、

某ダムの威容。

 

そもそもこの「ルートB」入口のある道路はあのダム天端を通っており、完全にダム完成後にできた道である。あのダムの完成は1969年ということなので、状況的にこの「ルートB」もそれ以降につけられた道路だと思われる。

 

ちなみに、今回改めて調べて知ったのだが、この先にあるあの一軒宿「T乃家」は昭和初めの創業とのことで、当初は上流のSヶ原からの川下り舟でしか来ることができなかったという。ならば前回の「ルートA」は、間違いなく「T乃家」への「正」アプローチのためにつけられた道であることが確定。

 

対して今回の「ルートB」は、なんのためにつけられた道だったんだろうか。ここまでのところ、その答えは見つからない。むしろ、謎が増えるばかり。

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここからはいよいよ最終ステージ、「下の段」探索へと移行する。

 

これは先ほどのコンクリ擁壁裏側だが

なにかが立ってた…と思しき支柱っぽいものとか、あとはさっき「中の段」で見たようなケーブルが絡まってたりとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

少し進んで見上げれば、そこには

「中の段」の平場があの位置に。

 

 

 

 

 

 

先ほどのコンクリ擁壁を最後に、道路遺構は見られなくなった。

 

それどころか、

ついに道自体がなくなっちゃったよ。

 

そこには大小の岩で埋め尽くされた斜面が続いているだけ。どうやら度重なる増水ですっかり流されたと見える。いや、めちゃくそ歩きにくいんですけど?

 

なんだこれ。思いっきりガチな廃道じゃないかよ…。改めて、前回行かなくてよかった。

 

 

 

 

 

少し進むと、

上から…つまり「中の段」から下りてくる金属管を見つけた。

 

上を歩いてる時には気付けなかったな。すぐに地中に埋まってしまったが、これどこに続いてたのかなあ。

 

 

 

 

 

…という疑問の答えを、すぐに知ることとなった。

 

 

 

 

歩きにくい足元から、ふと目を上げると…

あ…!?

 

 

 

 

【4】に続く。

 

 

 

【1】より続く。

 

 

結果から言うと、最初の折り返しは判然としなかった。

念のため、現在地ココね。

 

 

 

 

 

 

 

折り返しのヘアピンカーブを迎える前に道が無くなってしまったので、

やむをえず無理やり「中の段」に降りた。

 

これは降りてからヘアピンカーブのあるべき方向を見ている、の景。すぐ上にさっきまでいた「上の段」の平場があるのがわかると思う。

 

 

 

 

 

 

 

そこから進んで、

上の写真でも遠くに見えている大きめの落石のところへ。

 

おそらくこの先の激藪付近がヘアピンカーブになっていたはずの位置だと思うのだが、その前にここで重要な発見があった。

 

 

 

 

 

 

 

この付近の路面、

コンクリート舗装されている!

 

結果的に、路面に舗装が確認できたのは、後にも先にもここだけだった。路盤が全面的に埋もれてしまったためか、実際にこの付近だけが舗装されていたのかは不明だ。

しかし、現役の道路でも勾配のあるヘアピンカーブ付近にコンクリート舗装が施されているのはよくあること。もしかしたら、そういうことだったのかもしれない。

 

 

 

 

 

冒頭に書いたように、結局ヘアピン部分は激藪と土砂崩れ?に阻まれて判然としなかった。

 

が、ヘアピンの頂点付近と思われるところから先にさらに伸びる踏跡があり、

そこにはこのような、正体不明のパイプが。が、それもこの見えている範囲だけ。その先は踏跡ごと忽然と消えうせてしまった。

 

 

 

 

 

 

消滅地点から振り返り。

深追いするのはやめてここから元に戻ったが、どうも謎が多い…。もしかしたら例の一軒宿の上部付近に抜ける近道だったのかも(位置的に見て)。

 

 

 

 

 

 

 

引き返しながら撮った、

これが外側からヘアピンカーブ部分を見た…つもりの一枚。ご覧のように、もはや地形が変わってしまってる。

 

 

 

 

 

 

 

さて、先ほどの落石のところまで戻ってきた。

ここからは、「中の段」を辿り、二つめの折り返しを目指す。

 

 

 

 

 

 

 

 

この「中の段」、比較的快適だった「上の段」に比べて

明らかに状態が悪くなっていて、ヘンな表現だが絶妙に歩きにくい。藪を漕いだり、枝をくぐったり跨いだりなぎ倒したり。

 

 

 

 

 

 

 

 

その上にこのような、

土砂崩れパートもあったりで。

 

 

これをクリアしたところで、なんかイヤな予感がしてボディチェックしてみると…

ヤッケの上にでっかいダニが這っているのを発見(瀧汗)。

これぞまさに虫の知らせ(爆)。

 

 

2年前のトラウマがまだまだ残っているわたくし、あれ以来こういう局面ではまめにボディチェックをしているのだが、実際見つけちゃったからにはもうイカン。ここで小休止して、服を脱いで全部きれいに払った。


 

 

 

この場所から路外を見下ろすと、

だいぶ近づいてきたN川の川面。「中の段」の真ん中あたりになるのかな?

 

休憩を含め、ここで7分ほどストップ。

 

 

 

 

 

 

 

 

進軍再開して間もなく、

「中の段」で初めての人工物に出会った。

 

 

 

 

 

 

 

 

川側の路肩にあったこれ、

コンクリートの塊から、このように金属を撚り合わせたケーブル(吊り橋のメインケーブルでよく見るやつだ)が飛び出している。

 

パッと思いつくのは索道系の遺構だが、ケーブルはまっすぐ川を渡る西の方向ではなくって、南西方向に延びている。それって、何を意味している?

 

 

 

 

 

 

で、道をはさんでコイツの向かい側にも、

対となる(かどうか知らんけど)コンクリ構造物がもうひとつ。

 

 

 

 

 

 

 

こちらはもうちょい背が高くって、

集水枡のようなビジュアル。ケーブルなどは見当たらない。これまたなんなのか、さっぱりだ。

 

 

 

 

 

 

 

振り返って、二つのコンクリ構造物をまとめて。…わかりにくいな。

これ、なんだろうなあ。普通に考えれば二つに相関はあるんだろうが、果たしてどういうものだったのか…。

 

 

 

 

 

 

 

さて、向き直れば

左側路肩にパイプが転がっていて、その先に…何か新たな人工物が見えている。

 

 

「中の段」、いろいろ仕掛けてきやがるな。

 

 

 

 

【3】に続く。

 

 

 

 

えー、予習はお済みになった?「記事タイトルの「禁断」の意味、デリケートな雰囲気は感じていただけた?

 

 

 

本日から何回かに分けて記事にするのは、

ズバリ、前回はスルーした「ルートB」を辿った記録である。

 

ルートAに比べて半分程度の距離で目的地に到達できるルートながら、激藪に辟易して突入をやめた前回だったが、結果的には正規ルートである「A」をチョイスして良かったと思う。初訪問はやっぱり正面からお伺いしないと。で今回は、そのシバキ残しをやっつけに来た。というわけ。

 

 

最初に書いておく。この連載は前回ほどデリケートな内容にはならないが、引き続き場所は伏せて進める(調べれば簡単にわかるとは思うが、それはそれ)。

ウチのお客様はオトナばかりだと思うので信用するが、くれぐれも具体的な場所や地名や名称など、もしわかったとしても知らんふり(笑)しといていただきたい。そこんとこ宜しく。

 

 

では、始める。

 

 

 

 

 

2021年4月11日、2年半ぶりの再訪。

「B」の入口がもう見えている。

 

 

 

 

 

 

 

前回の9月に対し、今回は4月。大して変わらんだろう、と覚悟していたが、

おおっ!今回は小マシだ。「道の入口ですよ」と言われて、そうかも、と一応は思えるレベル。

 

 

 

 

 

ちなみに前回はこんな感じだった。

見比べると、今回だいぶマシよねえ。これくらいなら楽勝だ。

 

 

 

 

 

 

 

ここで大事なことを書いとかないと。

ここは、決して立入禁止ではない、ということ。

 

(前回と違って)「禁」に触れなければ、誰に咎められる筋合もなく歩いていい道である。これ、強調しておく(笑)。では、レッツゴー。

 

 

 

 

 

だいぶマシとはいえ、

背丈は優に超えるんだけどね。まあ10mもない間だけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

それをクリアした先には、

果たして「ちゃんとした道」が延びていた。出だし快調だ。

 

 

 

 

 

進入して2分で、

三つ鳥居みたいな電信柱が現われた。まだ新しそうに見えるが、架線されていない。なんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

この先が、

この日最高コンディションの道路風景だった。幅員的には完全に車道…ですな。

 

写真からは伝わりにくいと思うが、進入してから一貫して下っている。地図によれば、二回の折り返しだけで川面近くまで降りないといけないのだから、当然だ。

 

 

 

 

 

 

残念ながら、こんな良コンディションの道は、ここまでだった。

にわかに道幅が広がり、路肩が曖昧になり、

 

 

 

 

 

 

 

そして、

左下に新たな平場が現われた。これは、最初の折り返しがもう間もなくか。

 

 

 

 

 

 

 

んが!

さっきまでの極上なコンディションがウソのように、文字通り道が消失。どうなってんだ!?

 

 

前途多難の予感…。

 

 

 

【2】に続く。

 

 

 

さっそくに、記事にしておこうっと。

 

 

面白い記事になるかは疑問だけど(予防線)。

 

 

予習しといてもらう方がいろいろ伝わるかと思うので、ご面倒だがこの連載を読んどいていただければ。そしてデリケートさを共有しといていただければ(笑)。

 

 

 

【1】に続く。